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トラウマ注意報
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哀れ、ラボの隅に追い詰められたエテルノは、げしげしとルンバの連続タックルを食らっていた。
やれやれと肩をすくめながら、ルンバをひょいと持ち上げる。
「気をつけるがよい千草! これは恐らく精霊殺しの超兵器じゃ!」
随分と家庭的な超兵器だな。
「安心しろって、持ち上げちまえば何もしてこねーよ」
「……ぬ、確かにそうじゃな。ふっはっは、ざまーみるのじゃ! 手も足も出まい!」
「そりゃ、元から無いものを出すことはできねーだろうよ」
もう一度地面に置いたらどうなるんだ?
またエテルノを追いかけ回したらおもしれーなと思っていると、
「む? これは……」
机においてあった写真立てを手に取った。
「ああ、それはミシルの家族の写真ですよ。十年以上前のヤツですけどね」
俺とエテルノもつられてのぞき込む。
やや古ぼけた写真に写っていたのは、両親とおぼしき男女と、今より少し幼く見えるミシル。
そしてそれを取り囲むようにはしゃいでいる、四人の子供達。
「それはミシルの妹達でしてね。本当にやんちゃさんで、手がかかりましたとも」
ミシルは懐かしそうに目を細めた。
こうして見るとちゃんとお姉さんしてたんだな。
本当に幸せそうな家族写真だ。
けど、これ以上踏み込むのはやめておいた方がいい気がする。
自他共に認めるデリカシーゼロ男である俺でも、それくらいの線引きは心得ているのさ。
「して、そなたの家族は今どうしているのじゃ?」
が、心得ていないバカがいた。
そのバカの名は、もちろんエテルノである。
「あ、死にましたよ」
さらりと言うミシルに、ビシリとエテルノは固まった。
ったく、いわんこっちゃねえ。
「ご、ごめんなのじゃ。そんなことがあったなんて……」
あわあわと狼狽しながらも謝罪の言葉を口にするエテルノだが、ミシルは手をヒラヒラさせて、
「別にかまいませんよ。もう十三年前のことですから!」
「そう言う問題なのか?」
「時間は一番の傷薬ですからね。ま、気にしないでくださいよ」
「むうう……」
エテルノは完全に気落ちしてしまっている。
「ったく、こういう所は繊細なんだからな」
普段からその物わかりの良さを発揮して欲しいもんだぜ。
やれやれと肩をすくめた瞬間、ラボが激しく揺れた。
「な!?」
「じゃあ!?」
「げっ、来ましたか」
「ふむ……」
よろめくエテルノを支える。
「おいミシル! なんだこの音は!」
「どうやら嗅ぎつけられたみたいですとも!」
「だから、何の!」
「最強の防犯システム、『ミシルデストロイ』ですとも!」
防犯システムっつーより対ミシル殲滅兵器みたいな名前だな。
「あはは、あながち間違ってないんですよねこれが! CPUがイカれてミシルを殲滅対象に設定しているみたいですから!」
「笑ってる場合か! 俺達完全にとばっちりじゃねーか!」
まだその姿を見てはいないが、ミシルだけをピンポイントで抹殺するのでは無く、周囲を容赦なく巻き
込むタイプのヤツだってことは本能的に分かった。
「ラボに籠もっていればやり過ごせはするんですが、そうなると外に出られなくなっちゃうんですよねー」
「ふむ、籠城戦と言う訳か……食料は何日分ある?」
さすがシャイタ、こんな時でも平静さを失っていない。
「ゼロですとも!」
さすがミシル、こんな時でも容赦なく希望を潰していきやがる。
「そもそもミシルが千草さん達の宿に転がりこんだのだって、食料が無くなったからですしねー。さてどうしましょうか。ミシル一人では逃げることはできるでしょうが、根本的な解決にはなり得ません。この場で倒すのがベストですとも」
「倒すって、誰が」
「ミシル達がですとも!」
「俺も頭数に入ってるんじゃ無いだろうな」
「頭数どころか筆頭ですとも!」
荷が重すぎて肩が外れそうだぜ。
そもそもこれ、ミシルの自業自得だよな。
ほうじ茶オレを制御コンピュータにぶっかけるなんてアホな失態を犯さなけりゃ、こんなことにはなら
なかった訳で。
「もし倒してくれたら、追加報酬として十万マニー上乗せしますけど……」
「オーケイ任せな。勇者の力を見せてやんよ」
「おお、千草もやる気になってくれたか!」
「千草最低じゃ」
「何とでも言え。俺は報酬によってモチベが変動するタイプの人間なんだよ。それに、だ」
エテルノの耳元にこうささやく。
「……多額の報酬がもらえりゃ、おまえも沢山の本が買えるんだぜ?」
「はーっはっはっは! 大精霊の力、存分にふるってやるわい!」
清々しいまでの手の平返しだ。
俺としては大歓迎なのだが、そろそろエテルノのプライド(笑)も風前の灯火のようだ。
ミシルデストロイの外見を一言で言うのならば、『陸生になって触手が発達したクラゲ』と言ったところだった。
コアが透けている半透明のボディからは、金属製の触手が何本もうねうねしていやがる。
『ん、どしたのじゃ千草。顔色が悪いぞ?』
「触手が嫌いなんだよ! チクショーなんつーデザインにしてくれたんだバカミシル!」
全ての元凶たる黒幕に、無線越しに怒鳴りつけた。
『おや、その手のジャンルは苦手でしたか?』
苦手も苦手、見た瞬間に鳥肌が立つレベルだ。
全ての元凶は、幼稚園の頃に見た往年の特撮番組。
アホみたいに触手を生やした怪獣が、防衛隊の戦闘機を隊員達の断末魔ごと丸呑みにする様は、幼き千草少年の脳に『触手=マジで怖い』と言う方程式を刻み込んだのだ。
この世界に来て、多くの地獄を味わった後でもその触手の恐怖がトラウマランキング一位を不動のものにしている程だ。
「あ、そう言えば溶解液を組み込んでいませんでしたとも。二号機はちゃんと搭載しないとですね!」
「絶対にやめろ!」
ビコーン、とミシルデストロイのコアが紅く輝いた。
どうやら気付かれたようだ。
殺到する触手に魂が抜けかけるが、なんとか現世にとどまり氷竜でそれらを切断する。
触手であることを除けば、対処できないスピードでは無い。
だが量が多い。
俺一人で対処するには限界があるぜ。
とは言え、俺は陽動。
倒すのは俺である必要なんざどこにもないのさ。
「つーわけで、シャイタ頼んだ!」
「任せろ!」
俺とは正反対の方向からシャイタが飛び出した。
ミシルデストロイも気付いたようだが、もう遅い。
「ハァッ!」
シャイタの剛拳は外装を砕きコアをぶち抜――
ぼよん
「ぬ?」
「あ?」
『じゃ?』
「あちゃー」
――けなかった。
シャイタに殴られた外装はゼリーのように震えた。
だがそれだけだった。
ヒビの一つも入ってねえ。
「……ミシル、どういうことだコレ」
『ミシルデストロイの外装は、スライムからヒントを得てましてね。堅さではなく柔軟さを前面に押し出しているんですとも! 打撃には滅法強いのです! いやあ、シャイタの打撃まで防げるとは、さすがミシルですとも!』
本気でぶっ飛ばしてやろうかこいつ。
シャイタに触手が絡みつく。
「やべっ……!」
止める間もなく、シャイタの体は無機質なダンジョンの壁に叩き付けられた。
やれやれと肩をすくめながら、ルンバをひょいと持ち上げる。
「気をつけるがよい千草! これは恐らく精霊殺しの超兵器じゃ!」
随分と家庭的な超兵器だな。
「安心しろって、持ち上げちまえば何もしてこねーよ」
「……ぬ、確かにそうじゃな。ふっはっは、ざまーみるのじゃ! 手も足も出まい!」
「そりゃ、元から無いものを出すことはできねーだろうよ」
もう一度地面に置いたらどうなるんだ?
またエテルノを追いかけ回したらおもしれーなと思っていると、
「む? これは……」
机においてあった写真立てを手に取った。
「ああ、それはミシルの家族の写真ですよ。十年以上前のヤツですけどね」
俺とエテルノもつられてのぞき込む。
やや古ぼけた写真に写っていたのは、両親とおぼしき男女と、今より少し幼く見えるミシル。
そしてそれを取り囲むようにはしゃいでいる、四人の子供達。
「それはミシルの妹達でしてね。本当にやんちゃさんで、手がかかりましたとも」
ミシルは懐かしそうに目を細めた。
こうして見るとちゃんとお姉さんしてたんだな。
本当に幸せそうな家族写真だ。
けど、これ以上踏み込むのはやめておいた方がいい気がする。
自他共に認めるデリカシーゼロ男である俺でも、それくらいの線引きは心得ているのさ。
「して、そなたの家族は今どうしているのじゃ?」
が、心得ていないバカがいた。
そのバカの名は、もちろんエテルノである。
「あ、死にましたよ」
さらりと言うミシルに、ビシリとエテルノは固まった。
ったく、いわんこっちゃねえ。
「ご、ごめんなのじゃ。そんなことがあったなんて……」
あわあわと狼狽しながらも謝罪の言葉を口にするエテルノだが、ミシルは手をヒラヒラさせて、
「別にかまいませんよ。もう十三年前のことですから!」
「そう言う問題なのか?」
「時間は一番の傷薬ですからね。ま、気にしないでくださいよ」
「むうう……」
エテルノは完全に気落ちしてしまっている。
「ったく、こういう所は繊細なんだからな」
普段からその物わかりの良さを発揮して欲しいもんだぜ。
やれやれと肩をすくめた瞬間、ラボが激しく揺れた。
「な!?」
「じゃあ!?」
「げっ、来ましたか」
「ふむ……」
よろめくエテルノを支える。
「おいミシル! なんだこの音は!」
「どうやら嗅ぎつけられたみたいですとも!」
「だから、何の!」
「最強の防犯システム、『ミシルデストロイ』ですとも!」
防犯システムっつーより対ミシル殲滅兵器みたいな名前だな。
「あはは、あながち間違ってないんですよねこれが! CPUがイカれてミシルを殲滅対象に設定しているみたいですから!」
「笑ってる場合か! 俺達完全にとばっちりじゃねーか!」
まだその姿を見てはいないが、ミシルだけをピンポイントで抹殺するのでは無く、周囲を容赦なく巻き
込むタイプのヤツだってことは本能的に分かった。
「ラボに籠もっていればやり過ごせはするんですが、そうなると外に出られなくなっちゃうんですよねー」
「ふむ、籠城戦と言う訳か……食料は何日分ある?」
さすがシャイタ、こんな時でも平静さを失っていない。
「ゼロですとも!」
さすがミシル、こんな時でも容赦なく希望を潰していきやがる。
「そもそもミシルが千草さん達の宿に転がりこんだのだって、食料が無くなったからですしねー。さてどうしましょうか。ミシル一人では逃げることはできるでしょうが、根本的な解決にはなり得ません。この場で倒すのがベストですとも」
「倒すって、誰が」
「ミシル達がですとも!」
「俺も頭数に入ってるんじゃ無いだろうな」
「頭数どころか筆頭ですとも!」
荷が重すぎて肩が外れそうだぜ。
そもそもこれ、ミシルの自業自得だよな。
ほうじ茶オレを制御コンピュータにぶっかけるなんてアホな失態を犯さなけりゃ、こんなことにはなら
なかった訳で。
「もし倒してくれたら、追加報酬として十万マニー上乗せしますけど……」
「オーケイ任せな。勇者の力を見せてやんよ」
「おお、千草もやる気になってくれたか!」
「千草最低じゃ」
「何とでも言え。俺は報酬によってモチベが変動するタイプの人間なんだよ。それに、だ」
エテルノの耳元にこうささやく。
「……多額の報酬がもらえりゃ、おまえも沢山の本が買えるんだぜ?」
「はーっはっはっは! 大精霊の力、存分にふるってやるわい!」
清々しいまでの手の平返しだ。
俺としては大歓迎なのだが、そろそろエテルノのプライド(笑)も風前の灯火のようだ。
ミシルデストロイの外見を一言で言うのならば、『陸生になって触手が発達したクラゲ』と言ったところだった。
コアが透けている半透明のボディからは、金属製の触手が何本もうねうねしていやがる。
『ん、どしたのじゃ千草。顔色が悪いぞ?』
「触手が嫌いなんだよ! チクショーなんつーデザインにしてくれたんだバカミシル!」
全ての元凶たる黒幕に、無線越しに怒鳴りつけた。
『おや、その手のジャンルは苦手でしたか?』
苦手も苦手、見た瞬間に鳥肌が立つレベルだ。
全ての元凶は、幼稚園の頃に見た往年の特撮番組。
アホみたいに触手を生やした怪獣が、防衛隊の戦闘機を隊員達の断末魔ごと丸呑みにする様は、幼き千草少年の脳に『触手=マジで怖い』と言う方程式を刻み込んだのだ。
この世界に来て、多くの地獄を味わった後でもその触手の恐怖がトラウマランキング一位を不動のものにしている程だ。
「あ、そう言えば溶解液を組み込んでいませんでしたとも。二号機はちゃんと搭載しないとですね!」
「絶対にやめろ!」
ビコーン、とミシルデストロイのコアが紅く輝いた。
どうやら気付かれたようだ。
殺到する触手に魂が抜けかけるが、なんとか現世にとどまり氷竜でそれらを切断する。
触手であることを除けば、対処できないスピードでは無い。
だが量が多い。
俺一人で対処するには限界があるぜ。
とは言え、俺は陽動。
倒すのは俺である必要なんざどこにもないのさ。
「つーわけで、シャイタ頼んだ!」
「任せろ!」
俺とは正反対の方向からシャイタが飛び出した。
ミシルデストロイも気付いたようだが、もう遅い。
「ハァッ!」
シャイタの剛拳は外装を砕きコアをぶち抜――
ぼよん
「ぬ?」
「あ?」
『じゃ?』
「あちゃー」
――けなかった。
シャイタに殴られた外装はゼリーのように震えた。
だがそれだけだった。
ヒビの一つも入ってねえ。
「……ミシル、どういうことだコレ」
『ミシルデストロイの外装は、スライムからヒントを得てましてね。堅さではなく柔軟さを前面に押し出しているんですとも! 打撃には滅法強いのです! いやあ、シャイタの打撃まで防げるとは、さすがミシルですとも!』
本気でぶっ飛ばしてやろうかこいつ。
シャイタに触手が絡みつく。
「やべっ……!」
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