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特訓開始
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次の日から、シャイタによる地獄の特訓が幕を開けた。
基礎的な筋トレから走り込みさらに模擬戦という、字面だけではごく普通の特訓に聞こえる。
が、その実体は精神と時の間で修行した方がまだマシなんじゃねえかとつくづく思うレベルの物だ。
いや、筋トレははそこまででは無いのだ。
むしろ筋トレはシャイタが手取り足取りサポートしてくれるので(意味浅)ご褒美の範疇に入る。(もっともエテルノはそれをゴミを見るような目で見ていたけどな)
たとえ全身が悲鳴を上げようとそれはご褒美だ。
そう自分に言い聞かせないとやってらんないんだ、分かってくれ。
続いての走り込みは、タイヤ引きの要領で丸太を引きずらなければいけないが、これがまたキツい。
調子に乗って丸太に乗っかっているエテルノを、思いっきりはったおしてやりたいと思うくらいキツい。
ちなみにシャイタは丸太どころか木を一本引きずっているので文句は言えなかったりする。
んで、問題は最後にしてメインの組み手。
ぶっちゃけ手も足も出なかった。
組み手なのに全然組めてない。
氷竜《エテルノ》を使っているのでリーチでは勝っている。
が、すぐに拳の間合いに入られぶっ飛ばされると言うのがお決まりのパターンだった。
さすがに頭部を吹き飛ばされることを無くなったものの、意識を刈り取られた事は何回かあった。
とまあ、シャイタにはお話にならないレベルでボコボコにされているが、腐っても修行。
効果がまるで無いと言う訳ではない。
「――なあエテルノ。この魔獣ってこんなに遅かったか?」
先程仕留めたアーミーウルフを見下ろしながら、首を傾げる。
隠密行動とスピードに翻弄され、今まで散々手を焼いてきた魔獣。
それが今日は、動きが緩慢に感じる。
『……そりゃシャイタと比べれば、どんな魔獣でもでんでん虫じゃろ』
「どーりで、遅いと思ったワケだ」
『そんな台詞は攻撃を食らわずになってから吐くんじゃな。ほーれそう言っている間に二匹お出ましじゃ』
「二匹ィ?」
正面から迫ってくるのは一匹だけだが。
「ってことは、死角からもた一匹か」
正面から突っ込むことで対応せざるを得なくなったところで、本命の二匹目が攻撃を加える。
見事なコンビネーションだと感服せざるを得ない。
だが、
「生憎と、もうこっちもソロじゃないんだよ! つーわけでシャイタ頼んだ!」
「心得た!」
大気が揺れたと知覚した瞬間、肉が抉れる音と短い断末魔が聞こえた。
「フッ、これが俺達のコンビネーションだぜ」
『そなたはシャイタに助けを請うただけじゃろうが』
そんなド正論を受け流し、構えを取る。
間合いに入るまで、三、二、今!
四宮流蛇ノ型――偽八岐大蛇
一息に繰り出される四連撃の突き技。
それはアーミーウルフの急所を的確に貫き、死に至らしめた。
「これで最後か?」
『そうらしいのう』
今回受注したクエストは、アーミーウルフの群れの壊滅。
ソロだったら間違い無くスルーしていたクエストだが、シャイタがいてくれるお陰でこの手の物も受注を検討できるようになった。
もっとも、何回も魔獣に食いつかれたり(もしくは噛みちぎられたり)、七割はシャイタが倒していたりと、寄生プレイ感があるのは否めないけどな
「うむ。これにてクエスト達成だ! お疲れ、二人とも」
「倒した数を見る限り、お疲れなのはおまえのような気がするんだけどな……っと」
やべ、一瞬だけどよろけた。
それに何か、頭が重い。
「大丈夫か? 疲れているのならば私は背負うぞ」
「すっげー魅力的な提案だけど、遠慮しとく」
これは十中八九魔力不足によるものだ。
『逆行時計』は確かに反則級の祝福だ。
だが、そんな強力な力が無制限に行使できる筈も無く、修復の際には多量の魔力を消費する。
もし氷竜と『逆行時計』を両方フルに使おう物なら、平均以上の魔力を保有する俺でもあっという間にグロッキーになることは火を見るよりなんとやらだ。
「……つか、何やってんだエテルノ」
シャイタの背中にぴっとりと張り付いたエテルノは、ふっふんとドヤ顔で言った。
「妾も疲れたのじゃ。故にシャイタにおぶわれる権利は妾にもある!」
ドヤ顔で言う理由は今ひとつ分からないが、歩くのが面倒臭いとかそんな下らない理由だろう。
「疲れたっつーけど、今日は魔力をほとんど使ってないだろ」
「振り回されるのも疲れるものなんじゃ! ほれ、出発じゃぞシャイタ」
「ふふっ、うちのお姫様は甘えん坊なのだな」
「精霊じゃからな!」
「はいはい」
そんな理由にすらなっていないエテルノの言葉にも嫌な顔一つせずに、シャイタは歩き出す。
「しっかし本当にしっかりしてるよな、シャイタって」
「そうか?」
「だって十四だろ? もう少しばかり親のスネ囓ってもバチは当たらないぜ」
「ふうむ、そう言うものか……」
「そう言うもんだ。俺だってこの世界に来るまでは似たようなもんだったからな。何せあっちでは二十二までは親のスネを囓るのが常識だぜ?」
「随分とものぐさな世界じゃの~」
「現在進行形でものぐさ全開のおまえには言われたくねーよ」
「ふっはっは、羨ましかろう? シャイタの体を全身で堪能し放題じゃ!」
正直、死ぬほど、羨ましい。
「いいぞ。私の体でよければ存分に堪能して――」
ふと、シャイタの声が止まる。
彼女の視線は、俺達の背後に存在する森へと注がれていた。
「……シャイタ?」
「あ、ああ、別になんでもないぞ」
「本当なのじゃ?」
「かなりぼーっとしていたぜ? もしかして寝不足か?」
「だ、大丈夫だぞ、私は元気いっぱいだ! と、ところで、千草が使っていたあの剣術はどのようなものなのだ?」
「ん? ああアレか」
多分、さっき使った偽八岐大蛇のことだよな。
「俺の仲間に剣術がべらぼうにすげーのがいてさ。そいつの剣術を見よう見まねで再現してみたんだ」
「剣術……千草が言っているのは、刀剣勇者のことか?」
「へえ、よく知ってるな」
「勇者の情報は一通り頭に入れてあるからな。もちろんおまえのもだぞ、葬送勇者」
「うわ、そりゃ何とも複雑な気分だな」
悪戯っ子のような笑みを浮かべるシャイタに、わざとらしく肩をすくめてみせる。
「刀剣勇者と言えば、最も武芸に秀でた勇者と聞く。メルクアの王の首を落としたのも彼女なのだろう?」
「ああ。俺と同じく魔法は使えなかったけど、それをすべて剣術でカバーしてたからな。本当にスゲーやつだよ、あいつは」
信乃はもう、この世界にはいないはずだ。
あの世界で穏やかに暮らしていて欲しいが、多分無理だろう。
人助けとかなんとか、阿呆みたいな理由でトラブルに首を突っ込んでいるに違いない。
「それがどうだと言うんじゃ。勇者っちゅーのは、どいつもこいつも努力せずに強くなれるもんなんじゃろ」
相変わらず、勇者の話題になるとエテルノは不機嫌になる。
確かにエテルノの指摘は一概に否定できない。
転生者とこの世界の人間の身体能力の差は、世界と世界の『境界線』に触れているかいないかの一言に尽きる。
『境界線』にある膨大な魔力を取り込むことで、現地人よりも高い身体能力を得るだけでな
く、強力な祝福も発言しやすくなるのだが、
「アホか。ココの人間よりちょっち身体能力が高いってだけで無双なんか出来るわけねーだろ。デタラメに剣振って強くなれるのは俺くらいなもんだったぜ」
「よりによってそなただけかい」
「逆を言えば俺以外はちゃんと鍛錬を積んでたってこった。特に信乃は、ガキの頃から刀振ってたからな。それで弱かったら色々間違ってるだろ」
そんな奴の剣術を真似たところで、完全にトレースできる筈が無い。
本来の八岐大蛇《ヤマタノオロチ》は一息に八連撃を食らわせ、例え超大型の魔獣であっても高確率で即死、外しても致命傷を負わせることができる切り札級の剣術だ。
蛇の如く滑らかかつ不規則な軌道を描き、高速移動を得意とする敵も難なく仕留めるその様は、伝説の大蛇の名に恥じないものだが、
「俺の剣術、八岐大蛇っつーよりシマヘビなんだよな」
「そんなことを言うでないぞ千草」
「エテルノ……」
「シマヘビに失礼じゃろうが」
「慰めてくれると一瞬でも期待した俺がバカだったよ!」
「まあまあ。別に急ぐ必要はないんだ。地道にやっていけば、必ず実を結ぶさ」
「地道にねえ……」
あの信乃だって、最初から愛刀の村雨を満足に扱えた訳では無い。
十年以上の月日を費やして至ったあの剣技を、一朝一夕でモノにしようということ自体がおこがましいのかもしれない。
「分かっちゃいるんだけどさあ……」
信乃に負けたくない。
そう思う必要は既に無いというのに、どうも捨て切れそうになかった。
「そなたもまだまだ小童じゃな」
「ナチュラルに心読むの止めてくんない?」
「心を顔に出さぬようにするんじゃな。顔のクセにそなたがモテない理由はおそらくそれじゃ」
そっくりそのままお返しするよこの性悪精霊め!
基礎的な筋トレから走り込みさらに模擬戦という、字面だけではごく普通の特訓に聞こえる。
が、その実体は精神と時の間で修行した方がまだマシなんじゃねえかとつくづく思うレベルの物だ。
いや、筋トレははそこまででは無いのだ。
むしろ筋トレはシャイタが手取り足取りサポートしてくれるので(意味浅)ご褒美の範疇に入る。(もっともエテルノはそれをゴミを見るような目で見ていたけどな)
たとえ全身が悲鳴を上げようとそれはご褒美だ。
そう自分に言い聞かせないとやってらんないんだ、分かってくれ。
続いての走り込みは、タイヤ引きの要領で丸太を引きずらなければいけないが、これがまたキツい。
調子に乗って丸太に乗っかっているエテルノを、思いっきりはったおしてやりたいと思うくらいキツい。
ちなみにシャイタは丸太どころか木を一本引きずっているので文句は言えなかったりする。
んで、問題は最後にしてメインの組み手。
ぶっちゃけ手も足も出なかった。
組み手なのに全然組めてない。
氷竜《エテルノ》を使っているのでリーチでは勝っている。
が、すぐに拳の間合いに入られぶっ飛ばされると言うのがお決まりのパターンだった。
さすがに頭部を吹き飛ばされることを無くなったものの、意識を刈り取られた事は何回かあった。
とまあ、シャイタにはお話にならないレベルでボコボコにされているが、腐っても修行。
効果がまるで無いと言う訳ではない。
「――なあエテルノ。この魔獣ってこんなに遅かったか?」
先程仕留めたアーミーウルフを見下ろしながら、首を傾げる。
隠密行動とスピードに翻弄され、今まで散々手を焼いてきた魔獣。
それが今日は、動きが緩慢に感じる。
『……そりゃシャイタと比べれば、どんな魔獣でもでんでん虫じゃろ』
「どーりで、遅いと思ったワケだ」
『そんな台詞は攻撃を食らわずになってから吐くんじゃな。ほーれそう言っている間に二匹お出ましじゃ』
「二匹ィ?」
正面から迫ってくるのは一匹だけだが。
「ってことは、死角からもた一匹か」
正面から突っ込むことで対応せざるを得なくなったところで、本命の二匹目が攻撃を加える。
見事なコンビネーションだと感服せざるを得ない。
だが、
「生憎と、もうこっちもソロじゃないんだよ! つーわけでシャイタ頼んだ!」
「心得た!」
大気が揺れたと知覚した瞬間、肉が抉れる音と短い断末魔が聞こえた。
「フッ、これが俺達のコンビネーションだぜ」
『そなたはシャイタに助けを請うただけじゃろうが』
そんなド正論を受け流し、構えを取る。
間合いに入るまで、三、二、今!
四宮流蛇ノ型――偽八岐大蛇
一息に繰り出される四連撃の突き技。
それはアーミーウルフの急所を的確に貫き、死に至らしめた。
「これで最後か?」
『そうらしいのう』
今回受注したクエストは、アーミーウルフの群れの壊滅。
ソロだったら間違い無くスルーしていたクエストだが、シャイタがいてくれるお陰でこの手の物も受注を検討できるようになった。
もっとも、何回も魔獣に食いつかれたり(もしくは噛みちぎられたり)、七割はシャイタが倒していたりと、寄生プレイ感があるのは否めないけどな
「うむ。これにてクエスト達成だ! お疲れ、二人とも」
「倒した数を見る限り、お疲れなのはおまえのような気がするんだけどな……っと」
やべ、一瞬だけどよろけた。
それに何か、頭が重い。
「大丈夫か? 疲れているのならば私は背負うぞ」
「すっげー魅力的な提案だけど、遠慮しとく」
これは十中八九魔力不足によるものだ。
『逆行時計』は確かに反則級の祝福だ。
だが、そんな強力な力が無制限に行使できる筈も無く、修復の際には多量の魔力を消費する。
もし氷竜と『逆行時計』を両方フルに使おう物なら、平均以上の魔力を保有する俺でもあっという間にグロッキーになることは火を見るよりなんとやらだ。
「……つか、何やってんだエテルノ」
シャイタの背中にぴっとりと張り付いたエテルノは、ふっふんとドヤ顔で言った。
「妾も疲れたのじゃ。故にシャイタにおぶわれる権利は妾にもある!」
ドヤ顔で言う理由は今ひとつ分からないが、歩くのが面倒臭いとかそんな下らない理由だろう。
「疲れたっつーけど、今日は魔力をほとんど使ってないだろ」
「振り回されるのも疲れるものなんじゃ! ほれ、出発じゃぞシャイタ」
「ふふっ、うちのお姫様は甘えん坊なのだな」
「精霊じゃからな!」
「はいはい」
そんな理由にすらなっていないエテルノの言葉にも嫌な顔一つせずに、シャイタは歩き出す。
「しっかし本当にしっかりしてるよな、シャイタって」
「そうか?」
「だって十四だろ? もう少しばかり親のスネ囓ってもバチは当たらないぜ」
「ふうむ、そう言うものか……」
「そう言うもんだ。俺だってこの世界に来るまでは似たようなもんだったからな。何せあっちでは二十二までは親のスネを囓るのが常識だぜ?」
「随分とものぐさな世界じゃの~」
「現在進行形でものぐさ全開のおまえには言われたくねーよ」
「ふっはっは、羨ましかろう? シャイタの体を全身で堪能し放題じゃ!」
正直、死ぬほど、羨ましい。
「いいぞ。私の体でよければ存分に堪能して――」
ふと、シャイタの声が止まる。
彼女の視線は、俺達の背後に存在する森へと注がれていた。
「……シャイタ?」
「あ、ああ、別になんでもないぞ」
「本当なのじゃ?」
「かなりぼーっとしていたぜ? もしかして寝不足か?」
「だ、大丈夫だぞ、私は元気いっぱいだ! と、ところで、千草が使っていたあの剣術はどのようなものなのだ?」
「ん? ああアレか」
多分、さっき使った偽八岐大蛇のことだよな。
「俺の仲間に剣術がべらぼうにすげーのがいてさ。そいつの剣術を見よう見まねで再現してみたんだ」
「剣術……千草が言っているのは、刀剣勇者のことか?」
「へえ、よく知ってるな」
「勇者の情報は一通り頭に入れてあるからな。もちろんおまえのもだぞ、葬送勇者」
「うわ、そりゃ何とも複雑な気分だな」
悪戯っ子のような笑みを浮かべるシャイタに、わざとらしく肩をすくめてみせる。
「刀剣勇者と言えば、最も武芸に秀でた勇者と聞く。メルクアの王の首を落としたのも彼女なのだろう?」
「ああ。俺と同じく魔法は使えなかったけど、それをすべて剣術でカバーしてたからな。本当にスゲーやつだよ、あいつは」
信乃はもう、この世界にはいないはずだ。
あの世界で穏やかに暮らしていて欲しいが、多分無理だろう。
人助けとかなんとか、阿呆みたいな理由でトラブルに首を突っ込んでいるに違いない。
「それがどうだと言うんじゃ。勇者っちゅーのは、どいつもこいつも努力せずに強くなれるもんなんじゃろ」
相変わらず、勇者の話題になるとエテルノは不機嫌になる。
確かにエテルノの指摘は一概に否定できない。
転生者とこの世界の人間の身体能力の差は、世界と世界の『境界線』に触れているかいないかの一言に尽きる。
『境界線』にある膨大な魔力を取り込むことで、現地人よりも高い身体能力を得るだけでな
く、強力な祝福も発言しやすくなるのだが、
「アホか。ココの人間よりちょっち身体能力が高いってだけで無双なんか出来るわけねーだろ。デタラメに剣振って強くなれるのは俺くらいなもんだったぜ」
「よりによってそなただけかい」
「逆を言えば俺以外はちゃんと鍛錬を積んでたってこった。特に信乃は、ガキの頃から刀振ってたからな。それで弱かったら色々間違ってるだろ」
そんな奴の剣術を真似たところで、完全にトレースできる筈が無い。
本来の八岐大蛇《ヤマタノオロチ》は一息に八連撃を食らわせ、例え超大型の魔獣であっても高確率で即死、外しても致命傷を負わせることができる切り札級の剣術だ。
蛇の如く滑らかかつ不規則な軌道を描き、高速移動を得意とする敵も難なく仕留めるその様は、伝説の大蛇の名に恥じないものだが、
「俺の剣術、八岐大蛇っつーよりシマヘビなんだよな」
「そんなことを言うでないぞ千草」
「エテルノ……」
「シマヘビに失礼じゃろうが」
「慰めてくれると一瞬でも期待した俺がバカだったよ!」
「まあまあ。別に急ぐ必要はないんだ。地道にやっていけば、必ず実を結ぶさ」
「地道にねえ……」
あの信乃だって、最初から愛刀の村雨を満足に扱えた訳では無い。
十年以上の月日を費やして至ったあの剣技を、一朝一夕でモノにしようということ自体がおこがましいのかもしれない。
「分かっちゃいるんだけどさあ……」
信乃に負けたくない。
そう思う必要は既に無いというのに、どうも捨て切れそうになかった。
「そなたもまだまだ小童じゃな」
「ナチュラルに心読むの止めてくんない?」
「心を顔に出さぬようにするんじゃな。顔のクセにそなたがモテない理由はおそらくそれじゃ」
そっくりそのままお返しするよこの性悪精霊め!
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