21 / 38
一章 出会いそして真実
21話 制裁
しおりを挟む
全ての記憶が蘇った。
王都に行くまでの道のりで誘拐されたこと。誘拐犯に怪我をさせられたこと。ローウェンが目の前で犯人の首を刎ねて殺害したこと。
今の状況は、誘拐された時と同じだ。あの時も、ローウェンは私が傷つけられた怒りから、犯人を殺害した。私が必死に止めたのにも関わらず、彼は聞かなかった。
「ああ、左手の中指にタコがあるね。左利きだったのか。間違えてしまったよ。」
ローウェンが再び剣を構える姿勢をとった。私は咄嗟に声を上げた。
「ローウェン!!もういいからやめて!!」
彼は一度動きを止めたが、剣は手放さなかった。鋭い眼差しが冷酷さを際立たせている。
「しかし、私のすみれを傷つけたのですよ?許されるわけないでしょう。」
普段は私が言ったことは絶対に聞くのに、彼は止まらなかった。私が傷つけられることに関して、彼は怒りを抑えることができないのだ。
もう誰でもいい。誰か彼を止めてくれ。
私は咄嗟に頭に浮かんだ名前を叫んだ。
「ハロルド!!!!お願い!!助けて!!!」
ローウェンの意識が明らかに私に向いた。彼の眼差しは冷酷さから嫉妬の色に変わった。
「ハロルド?ハロルドとは誰のことですか?今誰の助けを呼んだのですか?」
この際、怒りの矛先が私に向いて、彼の暴走を止められるならそれでいい。もっと彼の嫉妬心を煽ってやる。
「私の好きな人!」
彼は黙ってこちらにやってきた。ある意味、先ほどの女たちより怖い。彼の存在感が部屋を支配し、空気が一層重く感じられた。
「少し離れていただけで、思い人ができたとでも言うのですか?」
「そう。彼はローウェンとは違って、私の言うことなら何でも聞いてくれるもん!」
「私以上にあなたのわがままを聞いてあげる男はこの世にいるわけないでしょう。もし貴方が国が欲しいと望んだ時、その男は叶えられるのですか?」
なんで私が国が欲しいと言うなんて思ってるんだ。せめて宝石とか服とかだろう。規模が大きすぎて怖い。
「国は欲しいって言わな──」
突然、ローウェンは扉の方に向かって光魔法を放った。閃光が部屋を照らし、眩しさに目を細める。
「おい、誰が動いていいと言った。」
どうやら主犯の女がこの間に逃げ出そうとしたらしい。彼女は震えながら膝をついた。
「ゆ゛、許し゛て゛下さい゛!も゛う゛二度と彼女に゛近づきませ゛ん゛から!!」
せっかく彼の気を私に向けさせたのに、どうしてくれるんだ。左の手も切り落とされたいのか。
「すみれ、先に終わらせて参りますね。」
「ちょっと!!待ってローウェン!!!!まだ話が終わってない!!!」
すると、誰かがこの教室に入ってきた。
新たな人物が緊張感を一層高めた。
「すみれ、大丈夫か?!」
私の目の前にハロルドが現れた。
「ハロルド!!なんでここが分かったの?!」
「すみれが俺に助けを求めたんだろ。せっかく図書館で勉強していたのに。あとでこの借りは返してもらうからな。」
本当に助かった。
しかし、ハロルドは図書館にいたと言ったが、ここは地下一階。図書館は三階の南側にある。私の声が聞こえるはずがない。一体どういうことなのか。
ハロルドの表情はいつも通り冷静だが、その瞳には緊張が見え隠れしている。
「ローウェン様。なぜあなたがこのような所に。フォーイルに来る予定は明日だったはず。」
「ハロルドとはよりにもよってお前のことだったのか。いろいろ事情が変わったんだよ。」
「ここは大学です。騒ぎを起こすのはよろしくないかと。その剣をお納めください。」
ハロルドの助けを呼んだものの、今度は彼の身が危ない。ローウェンは人を殺すことに何の躊躇いもないのだ。きっと、私を誘拐した男を簡単に殺してしまったように、ハロルドのことも殺してしまう。どうにかしてこの現状を打破しなければいけない。
必死に考えを巡らせていた時、私はあることに気づいた。もし私の考えが正しければ、ハロルドを助けることができるかもしれない。そして、私が元の世界に帰ることも。確信はないが、この仮説には矛盾がない。
「ローウェン、聞いて。あなたは私のことが必要なんでしょう?」
「はい。」
「さっきも言ったけど、私はハロルドのことが好きなの。でも、もし私の今からいう願い事を三つ叶えてくれるなら、あなたのものになる。」
ハロルドを見ると、「いったい何を言っているんだ」という顔でこちらを見ている。これは作戦なんだ。後で謝るから、今は黙って見ていてほしい。
「分かりました。なんでも望み通り叶えて差し上げましょう。」
よし、食いついた。やはり彼は何かに利用するために私が欲しいんだ。
「その条件というのは?」
「一つ目は、もうその女の子たちに危害を加えないこと。もちろん彼女の周りの人たちにも。彼女たちの傷も治してあげて。でも腹が立つのは同じから、彼女たちに何をして欲しいかは後から私が頼む。」
「分かりました。」
ローウェンはあっという間に彼女たちの傷を治した。まさか、切り落とされた手まで治すことができるとは思わなかった。
私が目配せをすると、彼女たちは一目散にこの部屋から出て行った。私の懐の大きさに感謝してほしい。
「二つ目は、”私を異世界から召喚したのは誰?”という質問に嘘をつかずに答えること。」
「はい。それは私です。」
「じゃあ、三つ目は、
──────今ここでハロルドを殺すこと。」
王都に行くまでの道のりで誘拐されたこと。誘拐犯に怪我をさせられたこと。ローウェンが目の前で犯人の首を刎ねて殺害したこと。
今の状況は、誘拐された時と同じだ。あの時も、ローウェンは私が傷つけられた怒りから、犯人を殺害した。私が必死に止めたのにも関わらず、彼は聞かなかった。
「ああ、左手の中指にタコがあるね。左利きだったのか。間違えてしまったよ。」
ローウェンが再び剣を構える姿勢をとった。私は咄嗟に声を上げた。
「ローウェン!!もういいからやめて!!」
彼は一度動きを止めたが、剣は手放さなかった。鋭い眼差しが冷酷さを際立たせている。
「しかし、私のすみれを傷つけたのですよ?許されるわけないでしょう。」
普段は私が言ったことは絶対に聞くのに、彼は止まらなかった。私が傷つけられることに関して、彼は怒りを抑えることができないのだ。
もう誰でもいい。誰か彼を止めてくれ。
私は咄嗟に頭に浮かんだ名前を叫んだ。
「ハロルド!!!!お願い!!助けて!!!」
ローウェンの意識が明らかに私に向いた。彼の眼差しは冷酷さから嫉妬の色に変わった。
「ハロルド?ハロルドとは誰のことですか?今誰の助けを呼んだのですか?」
この際、怒りの矛先が私に向いて、彼の暴走を止められるならそれでいい。もっと彼の嫉妬心を煽ってやる。
「私の好きな人!」
彼は黙ってこちらにやってきた。ある意味、先ほどの女たちより怖い。彼の存在感が部屋を支配し、空気が一層重く感じられた。
「少し離れていただけで、思い人ができたとでも言うのですか?」
「そう。彼はローウェンとは違って、私の言うことなら何でも聞いてくれるもん!」
「私以上にあなたのわがままを聞いてあげる男はこの世にいるわけないでしょう。もし貴方が国が欲しいと望んだ時、その男は叶えられるのですか?」
なんで私が国が欲しいと言うなんて思ってるんだ。せめて宝石とか服とかだろう。規模が大きすぎて怖い。
「国は欲しいって言わな──」
突然、ローウェンは扉の方に向かって光魔法を放った。閃光が部屋を照らし、眩しさに目を細める。
「おい、誰が動いていいと言った。」
どうやら主犯の女がこの間に逃げ出そうとしたらしい。彼女は震えながら膝をついた。
「ゆ゛、許し゛て゛下さい゛!も゛う゛二度と彼女に゛近づきませ゛ん゛から!!」
せっかく彼の気を私に向けさせたのに、どうしてくれるんだ。左の手も切り落とされたいのか。
「すみれ、先に終わらせて参りますね。」
「ちょっと!!待ってローウェン!!!!まだ話が終わってない!!!」
すると、誰かがこの教室に入ってきた。
新たな人物が緊張感を一層高めた。
「すみれ、大丈夫か?!」
私の目の前にハロルドが現れた。
「ハロルド!!なんでここが分かったの?!」
「すみれが俺に助けを求めたんだろ。せっかく図書館で勉強していたのに。あとでこの借りは返してもらうからな。」
本当に助かった。
しかし、ハロルドは図書館にいたと言ったが、ここは地下一階。図書館は三階の南側にある。私の声が聞こえるはずがない。一体どういうことなのか。
ハロルドの表情はいつも通り冷静だが、その瞳には緊張が見え隠れしている。
「ローウェン様。なぜあなたがこのような所に。フォーイルに来る予定は明日だったはず。」
「ハロルドとはよりにもよってお前のことだったのか。いろいろ事情が変わったんだよ。」
「ここは大学です。騒ぎを起こすのはよろしくないかと。その剣をお納めください。」
ハロルドの助けを呼んだものの、今度は彼の身が危ない。ローウェンは人を殺すことに何の躊躇いもないのだ。きっと、私を誘拐した男を簡単に殺してしまったように、ハロルドのことも殺してしまう。どうにかしてこの現状を打破しなければいけない。
必死に考えを巡らせていた時、私はあることに気づいた。もし私の考えが正しければ、ハロルドを助けることができるかもしれない。そして、私が元の世界に帰ることも。確信はないが、この仮説には矛盾がない。
「ローウェン、聞いて。あなたは私のことが必要なんでしょう?」
「はい。」
「さっきも言ったけど、私はハロルドのことが好きなの。でも、もし私の今からいう願い事を三つ叶えてくれるなら、あなたのものになる。」
ハロルドを見ると、「いったい何を言っているんだ」という顔でこちらを見ている。これは作戦なんだ。後で謝るから、今は黙って見ていてほしい。
「分かりました。なんでも望み通り叶えて差し上げましょう。」
よし、食いついた。やはり彼は何かに利用するために私が欲しいんだ。
「その条件というのは?」
「一つ目は、もうその女の子たちに危害を加えないこと。もちろん彼女の周りの人たちにも。彼女たちの傷も治してあげて。でも腹が立つのは同じから、彼女たちに何をして欲しいかは後から私が頼む。」
「分かりました。」
ローウェンはあっという間に彼女たちの傷を治した。まさか、切り落とされた手まで治すことができるとは思わなかった。
私が目配せをすると、彼女たちは一目散にこの部屋から出て行った。私の懐の大きさに感謝してほしい。
「二つ目は、”私を異世界から召喚したのは誰?”という質問に嘘をつかずに答えること。」
「はい。それは私です。」
「じゃあ、三つ目は、
──────今ここでハロルドを殺すこと。」
1
お気に入りに追加
13
あなたにおすすめの小説
執着系逆ハー乙女ゲームに転生したみたいだけど強ヒロインなら問題ない、よね?
陽海
恋愛
乙女ゲームのヒロインに転生したと気が付いたローズ・アメリア。
この乙女ゲームは攻略対象たちの執着がすごい逆ハーレムものの乙女ゲームだったはず。だけど肝心の執着の度合いが分からない。
執着逆ハーから身を守るために剣術や魔法を学ぶことにしたローズだったが、乙女ゲーム開始前からどんどん攻略対象たちに会ってしまう。最初こそ普通だけど少しずつ執着の兆しが見え始め......
剣術や魔法も最強、筋トレもする、そんな強ヒロインなら逆ハーにはならないと思っているローズは自分の行動がシナリオを変えてますます執着の度合いを釣り上げていることに気がつかない。
本編完結。マルチエンディング、おまけ話更新中です。
小説家になろう様でも掲載中です。
軽い気持ちで超絶美少年(ヤンデレ)に告白したら
夕立悠理
恋愛
容姿平凡、頭脳平凡、なリノアにはひとつだけ、普通とちがうところがある。
それは極度の面食いということ。
そんなリノアは冷徹と名高い公爵子息(イケメン)に嫁ぐことに。
「初夜放置? ぜーんぜん、問題ないわ!
だって旦那さまってば顔がいいもの!!!」
朝食をたまに一緒にとるだけで、満足だ。寝室別でも、他の女の香水の香りがしてもぜーんぜん平気。……なーんて、思っていたら、旦那さまの様子がおかしい?
「他の誰でもない君が! 僕がいいっていったんだ。……そうでしょ?」
あれ、旦那さまってば、どうして手錠をお持ちなのでしょうか?
それをわたしにつける??
じょ、冗談ですよね──!?!?
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
転生したので猫被ってたら気がつけば逆ハーレムを築いてました
市森 唯
恋愛
前世では極々平凡ながらも良くも悪くもそれなりな人生を送っていた私。
……しかしある日突然キラキラとしたファンタジー要素満載の異世界へ転生してしまう。
それも平凡とは程遠い美少女に!!しかも貴族?!私中身は超絶平凡な一般人ですけど?!
上手くやっていけるわけ……あれ?意外と上手く猫被れてる?
このままやっていけるんじゃ……へ?婚約者?社交界?いや、やっぱり無理です!!
※小説家になろう様でも投稿しています
ヤンデレお兄様に殺されたくないので、ブラコンやめます!(長編版)
夕立悠理
恋愛
──だって、好きでいてもしかたないもの。
ヴァイオレットは、思い出した。ここは、ロマンス小説の世界で、ヴァイオレットは義兄の恋人をいじめたあげくにヤンデレな義兄に殺される悪役令嬢だと。
って、むりむりむり。死ぬとかむりですから!
せっかく転生したんだし、魔法とか気ままに楽しみたいよね。ということで、ずっと好きだった恋心は封印し、ブラコンをやめることに。
新たな恋のお相手は、公爵令嬢なんだし、王子様とかどうかなー!?なんてうきうきわくわくしていると。
なんだかお兄様の様子がおかしい……?
※小説になろうさまでも掲載しています
※以前連載していたやつの長編版です
盲目のラスボス令嬢に転生しましたが幼馴染のヤンデレに溺愛されてるので幸せです
斎藤樹
恋愛
事故で盲目となってしまったローナだったが、その時の衝撃によって自分の前世を思い出した。
思い出してみてわかったのは、自分が転生してしまったここが乙女ゲームの世界だということ。
さらに転生した人物は、"ラスボス令嬢"と呼ばれた性悪な登場人物、ローナ・リーヴェ。
彼女に待ち受けるのは、嫉妬に狂った末に起こる"断罪劇"。
そんなの絶対に嫌!
というかそもそも私は、ローナが性悪になる原因の王太子との婚約破棄なんかどうだっていい!
私が好きなのは、幼馴染の彼なのだから。
ということで、どうやら既にローナの事を悪く思ってない幼馴染と甘酸っぱい青春を始めようと思ったのだけどーー
あ、あれ?なんでまだ王子様との婚約が破棄されてないの?
ゲームじゃ兄との関係って最悪じゃなかったっけ?
この年下男子が出てくるのだいぶ先じゃなかった?
なんかやけにこの人、私に構ってくるような……というか。
なんか……幼馴染、ヤンデる…………?
「カクヨム」様にて同名義で投稿しております。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる