没落令嬢姉妹は『ざまぁ』の後に愛される~王子様からの愛など必要ありません~

《私たちに格上の方からの愛など必要ありませんわ》

 エリンスワース侯爵家。

 そこには血の繋がりこそないものの、仲の良い五人の姉妹がいた。

 その中の次女、ゼノヴィアに一目惚れした第一王子は、ゼノヴィアが七歳の時、無理やり婚約を取り付けた。

 しかし、ゼノヴィアが十八歳になった時、別に好きな人が出来たからと言ってゼノヴィアを妾にすると言い出したのだ。

 それに憤怒したエリンスワース侯爵は、第一王子に対して謝罪を要求した。

 だが、第一王子の母である王妃の策略にはまり、エリンスワース侯爵家は実質没落となってしまう。

 その後、裏社会で生計を立てながら生きてきて二年。ゼノヴィアの元に、第二王子がやってきて……。

『復讐をしたいのならば、手を貸すよ?』

 今、裏社会を舞台にした『ざまぁ』が幕を開ける……!

『恋も愛も、私たちには必要ありませんので』


*表紙はbelle様よりフリーアイコンをお借りしております。こちらからの保存、転載等は一切禁止です。
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