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家族 1
しおりを挟む街はすっかり冬色に染まった。
まだ雪こそ降らないが、ビル街の隙間風に首筋が襲われて、それに寒い寒いと鼻水を垂らす雄樹にティッシュを渡すと涙目で喜ばれる。
あぁ、旅行に行ったあの頃はまだ秋の中ごろだったけど、行ったあの場所は肌寒さを感じない良いところだったなぁ。なんてマフラーで鼻先まで覆ってしまえば、鼻をかんだ雄樹が俺の腕に自分の腕を絡めて暖をとる。別段断る理由もないし、むしろアホは子供体温なので大人しく受け入れていると、
「ちょっと、なにしてんの」
なんて不機嫌そうな声を出しながら、買い物を終えた志狼が俺たちの後ろで仁王立ちしていた。それで様になるとかなんなの、イケメンなの?
「寒いよシローちゃん、寒すぎるよー」
「だから店の中で待っててって言ったのに」
「だってシローちゃんが入る店、全部リッチな匂いがして怖いもーん。ねー、トラちゃーん」
「ん? んー、うん」
リッチっつーか、まぁ志狼が大人っぽい雰囲気を感じる店ばかり好むのは同意する。さっき見たアクセサリーなんて桁が二つほど違い過ぎて本気で驚いたし。
「仕方ないでしょ、祖母さんに贈るもんだし、下手なものは選べないよ」
「クリスマスはまだ先よ、シローちゃん」
「誕生日だって言ったはずだけど?」
そう、今日は佐代子さんの誕生日プレゼントを買う志狼に二人でついて来たのだ。こっちに戻ってから佐代子さん名義のマンションで過ごす志狼にとって、両親以外の親族を祝うのは初めてらしい。病院の外出手続きは済ませ、当日はこっちの有名レストランで両親も一緒に食事会をするのだとか。
すっかり見慣れた黒髪をなびかせて、志狼が雄樹とは逆隣りに歩み寄る。
「俺も寒いから、こっちは俺が借りていい?」
「あはは、うん、どーぞ」
承諾すれば自然と絡まる志狼の腕の重みが嬉しい。告白されてすぐ旅行へと旅立った俺が帰ったときも、志狼は以前と変わらない距離感で俺の側にいてくれた。
それがどれだけすごいことなのか、きっと今の俺には全ては分からない。だけど変わらない関係でいてくれることに感謝している。
「でもあれだよねー、冬の誕生日ってなんかヤダなー。寒いもん」
「お前寒いだけが理由じゃねーか」
「つまりその理論で行けば夏の誕生日は暑いからヤダってことになるよね」
雄樹のアホ発言に俺と志狼から責められて、ぐうと声を漏らす雄樹に二人で笑い合う。
男子学生三人が腕を絡めて歩く姿の異様さに、少なからず人目が集まるがそんなことは関係ないと、用事を済ませた俺たちは寒さから逃げるように目的地へ急いだ。
カシストへ向かうエレベーターは今日も混んでいる。その大半はデスリカで降りるのだろうが、俺たちの顔を見た数人の非行少年、少女たちが嬉しそうに挨拶をすれば、そこを中心に人の輪ができた。
「トラちゃん、あんかけお粥作ってよー、あれ温まるんだー」
「トラちゃん、俺あさり粥がいい」
「ねぇトラちゃんトマト粥って知ってる? チーズかけて食べると美味しいんだよ!」
なぜか俺をトラちゃんと呼ぶ少年、少女たちに「トラちゃんって呼ぶな」と言えば、「じゃあトラさん?」なんてからかわれ、それを「やめてトラちゃんはアタシのものよ!」なんて雄樹がさらにアホな発言で場を(不本意ながら)和ませてしまうので、あっという間に人だかりが増えてしまう。
けれどやはり大半はデスリカで降りてしまい、俺ら以外に数人乗せたエレベーターがカシストに着くと、すでに客で賑わう店内で煙草を咥えたままカクテルを作る仁さんがキッとこちらを睨んだ。
「てめーら10分も遅刻したんだ、覚悟あんだろーなぁ?」
事前に遅れることを雄樹から連絡を受けていた彼は、まさに鬼のような形相でこちらを睨む。そんな仁さんの凄味に俺らだけでなく客まで引き気味である。
「ひゃいっ! しっかり働かせて頂きます! ほら、トラちゃんもシローちゃんも」
「え? あ、はい。遅刻してすみませんでした」
「仁さん、それよりお客さん呼んでるよ?」
なのに相も変わらずそれぞれのペースを行く俺らに、ついに仁さんの鉄拳が下されるのであった。
冬の寒さの恩恵か、いつもより倍近くお粥の注文が入るのはありがたい。が、人手不足の否めないカシストで志狼もバイトを始めて以来、それはより増した。ただでさえ可愛い雄樹と、強面だけど格好いい仁さん目当ての客足も多かったのだ。志狼ほどの美青年がそこに交わったとなれば、面食いだらけの女子が食いつかないはずもなく。おまけに物腰の柔らかさと丁寧な対応に堕ちる女子の数はいつ見ても圧巻だ。
「トラぁ、俺のお粥まだ?」
「小虎さん、そのエプロン自前ですか?」
「トラちゃん、俺の愚痴きいてー」
そんな中、志狼たちに乙女心を奪われた男子諸君はこぞって俺の回りに集まる。そんな虚しい空気の中心に俺を置くなと説教したこともあるが、どうやら彼らの心は俺の言葉よりも女子からスルーされる悲しみのほうが大きいらしい。
「俺らはトラで癒されてんの」なんて平然と言ってのけられて以来、俺も下手に口出しせず応じることにした。可哀想だとか、そんなことは決して思ってはいけない。
「エプロンが自前だとしたらお兄さんからのプレゼントでしょうね。ブランドにこだわらない小虎くんがつけるにしては、上品で可愛らしいですよ」
「えぇ? 仙堂お前シンプルなのが良いわけ? 男なら黙って裸えぶっ!?」
「あぁ冬なのにハエが飛んでるだなんて、本当に気が滅入りますねぇ」
通常運転と化した漫才を繰り返す仙堂さんと新山さんに苦い笑みを浮かべる俺に、先ほどまで話しかけていた男子諸君は二人をまるで目の敵のように睨みつける。不良少年と警察なのだから、互いに敵意識を持つのは仕方ないとしても、店内で静かな争いを始めるのはぜひとも止めて頂きたい。
「警察ってのは暇なんだねぇ」
そんな空気をさらりと壊して登場したのは、今日もキラリと眼鏡を光らせる司さんであった。
「やっほー小虎くん、中華粥くださーい。ついでにデスリカに転職しない?」
「てめぇ司、なに勝手にうちのスタッフ誘ってんだ」
ニコニコと微笑んだまま、仙堂さんと新山さんのあいだに割って座る司さんの自然な誘いに若干引いていると、すぐ横から仁さんが釘を刺してくる。
「えー、だってこっちより待遇良いよ? それにデスリカだって小虎くんのお粥は不動の人気だしさぁ。玲央っていう金ヅルもあんま来れなくなったし、次の手を打つのはオーナーとして当然じゃん?」
「金ヅルが来なくともてめぇの店はうちより倍稼いでんだろうが」
「あははっ! 当たり前じゃーん。うちが玲央いなくなったごときでここに負けるとか? ないわー」
「……ぶん殴りてぇ……」
仁さん、落ち着いてください。苦笑を浮かべる俺の声に渋々身を引いた仁さんに比べ、「ざまぁ!」みたいな顔をしている司さんは年齢不相応である。
そんな司さんだが、玲央が以前よりも足を運ばなくなったデスリカを今でも人気店の地位に立たせる手腕は見事だと思う。たとえそれが、ブラックマリア解散後、それを目標に新たにチームを作り上げた少年たちを利用している悪趣味なやり方であろうとも。
「あ、でも俺もここ気に入ってるから、頑張って続けてねぇ仁くぅん」
「……気色わりぃ」
語尾にハートが付きそうなほど甘い声で囁かれた、(恐らく)司さんなりの激励の言葉に本気で鳥肌を見せる仁さんに、司さんの両隣に座る新山さんと仙堂さんまでげんなりとしている。ついでに男子諸君らは食べかけのお粥や飲んでいたお酒を噴いていた。
やべぇ俺新しい技を身に着けたよ小虎くん、とかなんとか嘘くさい笑顔で喜ぶ司さんだったが、それから十分後、青筋を立てながら現れた豹牙先輩に首根っこを掴まれ、大人しく去って行ったのであった。
最後の客がエレベーターに乗り込み、扉が閉まる。下げていた頭を上げて、俺らは後片付けを始めた。雄樹はテーブルを拭いたりイスを正し、志狼はスタッフルームからモップを持ってきて床を拭き、仁さんと俺は食器類の洗浄だ。
「お前ら冬休みの休み希望は早めに出しとけよ。ちなみに連休は無しな」
「えー!? 俺もトラちゃんみたく温泉行きたかったのに!」
「そーいうのは早く言えっていつも言ってんだろーが」
仁さんと雄樹のやり取りについつい口元を緩めていると、同じように悪い顔をした志狼と目が合う。なのでここぞとばかりにニヤつく俺らに、雄樹は両手で頬を覆ってキャーとか言ってきた。アホめ。
冬休み、か。旅行から帰って来てまた忙しくなった玲央との時間は、けれど以前より増えている。
ブラックマリアを解散させ、総長の座を降りた玲央は夜遊びをしなくなり、今はその時間をジムにあてた。喧嘩を卒業して体力が落ちたら大変だと匡子さんに無理やり入会させられたと愚痴をこぼしていたが、以前とは違い、正しい運動で引き締まる体は玲央を一段と魅力的にさせている。
風呂上りに上半身裸でうろつく玲央の体をまじまじと見ていた日には、やけに色っぽい笑みでエロガキと言われたことだけは度し難いけれど。
「俺は希望とかないんで、いつもどおりで大丈夫です」
最後のお粥鍋をスポンジで磨き終え、蛇口をひねりながらそう言うと、隣でグラスをすすいでいた仁さんが「助かる」と一言。むしろ休みがちだった俺は他の誰より頑張らないとダメなんだけどな。自分に対して苦笑を浮かべ、手元の鍋を次々すすいでいけば、その分働いた実感が手に馴染んだ。
旅行も楽しかった。雄樹や志狼と遊ぶ時間だって、学校でカシスト支店をやるのも楽しい。あぁだけど、やっぱり俺の起点はここなのだ。
後片付けも終わり、雄樹と志狼がのろのろと帰り支度を始める中で、俺は控えめに仁さんへと声をかける。バイトの俺たちとは違い、このあとも会計処理が残る仁さんはカウンターに並べた書類から目を離して俺を見た。
「仁さん、俺、高校を卒業してもここで働きつづけたいと考えています。もし仁さんが俺を雇いつづけてくれる気があるのなら、必要な資格のためにどんな勉強をすべきか、教えて頂けませんか」
はっきりと、仁さんの瞳から目を逸らさずに、けれど緊張がばれないようにできるだけゆっくりとした口調でだけど、自分の考えを主張する。そんな俺に一瞬目を見開いた仁さんは、次第に口元を緩めながら体ごとこちらに向き直った。
「ちなみにトラはどんな資格が必要だと思う?」
「調理師免許、だと思っています」
「はは、うん、だろうな」
でも違う。微笑んだ仁さんが立ち上がれば、俺の目線は自然と上がる。
「必要な資格は最低でも食品衛生責任者と防火管理者だ。けどこれは金を払って数日講習を受けりゃ取れる」
「え? そうなんですか?」
「あぁ、けどうちみてぇな深夜営業の店は警察に届けを出したり、他にもまぁ色々面倒な手続きはあるが、そういうのは追々教えていきゃいい」
「……はい、」
「俺はな、トラ」
帰り支度を済ませた二人がスタッフルームから出てくる音が聞こえたが、俺の視線は仁さんから少しも外れない。こちらを真っ直ぐと射抜く力強い瞳の奥に、積み上げてきた信頼が垣間見える。
「ろくに客もこねぇこの店をここまで繁盛させたお前を高校卒業ごときで逃がすほど、お人好しじゃあねぇんだよ」
「じん、さん……」
「ったく、改まってなに言うかと思えばお前は。驚かせんな」
ぐしゃぐしゃ。乱暴だけど優しさが覗く仁さんの撫で方に少し俯いた顔が今、すごくニヤけているなんて恥ずかしくて見せられない。けれど感動する間もなく俺の背に重みが増して、振り返ると俺以上にニヤけた雄樹がいた。
俺はそんな雄樹に向き直り、軽く頭を下げる。さすがに俺の行動に驚いたのか、雄樹は「え? え? トラちゃん!?」と慌てふためいているが、ここは無視だ。
「ずっと言えなかったけど、ありがとう、雄樹。バイトがないって嘆いてた俺を、カシストに連れてきてくれたのは雄樹だろ? はじめはさくらだったけどさ、でもここに来なきゃ今の俺はなかった。だから、ありがとうな、雄樹。やっぱりお前は自慢のダチだよ」
「……とら、ちゃん……」
と、呟いた雄樹がボロボロと涙をこぼす。しかも目を見開いたままこちらを見つめ続けてボロボロと、ボロボロと泣くのでちょっとした間抜け顔になっている。俺はそんなアホの涙を袖で拭いながら「アホ面だなー」と笑ってやると、雄樹は「だって俺、アホだもん」なんて言うのでつい吹いてしまった。
そんな俺たちを斜め後ろで見守っている志狼に視線を向け、微笑む。
「志狼、ごめんな。志狼が自分の夢を教えてくれたとき、俺、答えなかっただろ? 一番最初はさ、やっぱり仁さんと雄樹に聞いて欲しかったんだ。この二人と、カシストが俺の原点だから、そこだけは譲れなかった」
「ううん、気にしないで。俺は小虎のそういう誠実なところが好きだから」
「ありがとう、志狼」
「うん、どういたしまして……それに、玲央より先に聞けたから、俺はそれだけで十分だよ。俺こそありがとう、小虎」
どこかすっきりとした爽やかな、だけど満たされた笑みを向けてくれる志狼に微笑みながら、俺は仁さんのほうへと改まる。
「まだまだ未熟者ですが、これからもよろしくお願いします」
俺たち三人を穏やかな瞳で見守る仁さんの笑みは、時に迷って不安だらけの心細さをいともたやすく消してくれる。それはきっと、この数か月で築き上げた時間のおかげ。
「こちらこそ。一緒に頑張って行こうな、トラ」
「はいっ!」
この場所で、誰かをほんの少しでも癒せることができるのなら。その思いはいつだって、消えることなく存在している。
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