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再会 1
しおりを挟むチカッ、チカッ、とライトの光を点滅させながら、目の前の男は俺を真っ直ぐ見つめたまま微笑んでいる。
任意同行として警察署に連れてこられ、これまたドラマで見るような閉鎖的な一室に訪れて二時間弱、この状態がつづいていた。
「……あのぉ、」
チカッ、チカッ。
俺が話しかけても微笑むだけの男は、見覚えのある銀フレームの眼鏡をかけていた。
それがこのどうしようもない時間から脱するための妄想として、頭の中で司さんを思い浮かべてしまう。
チカッ、チカッ、チカッ、チカッ。
「あの、眩しい……です」
チカッ……チカッ、チカッ。
俺の訴えも虚しく、男はやはり微笑んだまま、ライトの光を点滅させていた。
――ダンッ!!
と、そんなとき、壁の向こうから大きな衝撃音が聞こえる。つづいて遠慮のない扉の開閉音が聞こえたかと思うと、数人の足音が遠ざかって行った。
しばらくして、若い男性が一人部屋に訪れる。
「さて、朝日向小虎くん」
「へ?」
パタン。若い男性が扉を閉める音を耳にしたであろう瞬間、目の前の男がゴンッと音を立てながら机の上に額をつけた。
思わずギョッとする俺を、若い男性が苦笑を浮かべて頷いている。
「ほんとーに申し訳ない! こんなむさ苦しい場所に君を連れてきてしまったこと、素直にお詫びします」
「え? あの、あの? え、え?」
困惑して男性と若い男性を交互に見る俺に、がばりと起き上がった男性がぐわしと両手を掴んで来た。
「いやぁ~話すと本当に長くなるんだけど聞いてくれる? あ、てか聞いて貰わないと君の状況が分からないと思うんだけどまぁとりあえず聞いてくれ。あ、仙堂、小虎くんにお茶出して、お茶。俺には砂糖たっぷりコーヒーで」
「なに言ってんですか新山さん、このあいだコーヒーぶちまけてここで飲食禁止食らったでしょ」
「あれ? そうだっけ? だいじょーぶ、大丈夫、仙堂と小虎くんが黙ってればバレないから。あははははっ!」
……え、えぇー?
それから数分後、若い男性がお茶とコーヒーを持って部屋に戻ってきた。
目の前に置かれた紙コップのそれを凝視すると、さぁ飲んで飲んでと勧められてしまう。
「あの、それでお話というのは」
「んー? 君は歳に合わず礼儀正しいねぇ。感心感心、いやぁー俺もさぁ、飲みの席で最近の若い子は~なんて言いたくないのよ? ほんとは。でも言わざるを得ないこともまーあるわけじゃん? ホチキス一つまともに留められないとか本当、最近の若い子は~って言っちゃうよねぇ」
「……はぁ」
「その点、君、小虎くんは素晴らしいね! お行儀よくしてるし、ちゃんと慣れないながらも敬語を使って相手を敬うことを忘れない。なによりお粥が美味い」
「――え?」
マシンガントークに呆気を取られる俺に冷水でもかけたかのような発言は、その場になんの不自然もなく溶け込もうとする。それがあまりにも自然で流暢で、ひどく恐ろしかった。
「話、話。うん、話をしよう。まずはどこからがいいかな? やっぱり物事のはじまりからがいいかな?」
「……あなたは……司さんに協力を求めた人、ですか」
これまでの思わせぶりな発言をまとめた結論を問うと、男はまるで司さんのような、いや、それ以上に悪い笑みをしてみせる。
「ほら、やっぱり君は素晴らしい」
「……」
食えない態度に口を閉じる。そんな俺に今度はニッコリ微笑む男がコーヒーに口を付けた。
「…………あっまっっ!!」
だが次の瞬間、そう叫んで顔をしかめたのであった。
玲央が俺に謝罪したあの日、俺と二人でカードゲーム、ブラックマリアを行った司さんが教えてくれた過去の話に出てくるのは、捕まった自分に協力を求めた警察の人間だ。
そしてその男が恐らく今、俺の目の前にいる。男の名は――新山、というらしい。
甘いコーヒーを机の端に置きやった新山さんは、肘をついて俺に微笑んだ。
「その日は連日降り注ぐ雨がカラッと晴れて、ちょうど振替休日ってこともあって街にはたくさんの人がいた」
「え?」
「そのせいかな、住宅街から人の気配は薄まり、不審者はその欲求を抑えつけることができなくなったんだろうね」
……突然はじまったその話に口を閉じる。俺の態度に満足げに微笑む男は話の先を語り出した。
「とある一家の話だ。せっかくの振替休日なのに、夫は急用ができたと言って家を出てしまった。出かける約束を反故にされた弟は兄に遊びに行くようせがんだそうだ。妻はそんな子供たちに気を付けてと見送った。慎ましく、どこにでもあるような温かな家庭だった。そうであったはずだった」
すっと人差し指を俺に向け、笑う男から表情が消える。
「けれどもあっけなく幸せな家庭は壊される。それがたった一人、若い男の手によって」
新山さんの言う若い男に思わず息を呑む。
無表情のまま、自分の手を握りしめた目の前の男は視線を下に向けた。
「こんな理不尽が許されるんだろうか? たとえ未成年であれ麻薬に溺れ、傷害事件を起こしたどこかの誰かは他人の家庭を壊す権利などないはずなのに、どうしてその家族は不幸にならなければいけなかったのか。
――なのに蓋を開けてみれば不幸の芽はどこにでもあった。
その日、出かけた夫は若い女と不義を働いていたんだよ。もしも夫が家族との約束を守り、皆で出かけていたのならこの家族はまだその時、不幸になるはずはなかった」
淡々と語られる内容の残酷さに、いや、目の前の男の残酷さに、俺は眩暈を覚えた。
「そうして妻の事件を境に、事実を知った兄と弟はお互いに依存し合い、今もなお、二人だけの世界で苦しんでいる。……馬鹿だよねぇ、可愛いよ、最近の若い子はさぁ」
「……」
「まぁ、これがはじまり。これが司と豹牙くんのはじまりだ。そしてあとは君も知っての通り、俺らに捕まった司は公正な取引として警察にどんな情報も流す……んー、中ボス? みたいなものになったってわけだ」
真面目な雰囲気から一転して、お茶目に笑う男に若い男――仙堂と呼ばれていた――がすかさず「今時風に言ったつもりで滑ってますよ、新山さん」と突っ込んでいる。
「いやぁー、最近の若い子なんて話す機会もないからさぁ、若い言葉とか分かんなくってごめんなー? あははははっ!」
「……」
「あれ? 無反応? するー?」
「……」
あえて口を閉ざす。いささか睨んでいるだろう俺を見つめる男はニカッと笑う。
「じゃあ話の続きを聞かせよう。そんな司が作ったブラックマリア、これがまた街をうろつく若者に人気でねー。確かに大規模な喧嘩やらなにやら騒動は起こしてくれたけど、おかげで悪い子たちは大抵把握することはできたよ。司を怨む奴もまぁいたけど、そーんな悪い子たちにはちゃんと釘を刺してたし、そういう意味では褒めてあげたいくらいだよねぇ。で、君のお兄さん。朝日向玲央、だったね。彼がまたすごくてねー」
玲央という単語にピクリと反応する俺を目ざとく気づいた新山さんは嬉しそうに口角を上げた。
「君のお兄さん、ね。モデルとしてもそうだけど、悪い子たちにもそのカリスマ性ってやつ? 発揮しちゃってたみたいで、まーすごい。歴代の中で一番規模のデカいチームとして瞬く間に名を轟かせちゃったー」
「……」
「なにより一番すごいのは、麻薬組織の一人、ノアを釣っちゃったことだねぇ」
「え?」
ついに反応を示した俺に、男はニタァと嫌な笑みを浮かべながら肩を震わせる。
「――と、これが前置きだ」
パンッと軽く手を合わせ、男が無邪気に笑う。
その気持ち悪さについ顔をしかめてしまう幼さを見透かすように、男はさらに目を細めた。
「あまり小難しく語る気はなかったんだけどね。つい君の反応が楽しくて遊んじゃったよ。さぁ肩の力を抜いて。これからは順を追って真面目に話そう」
今の今まで話していたそれは不真面目だったというのか?
不真面目と片づけるには聞き逃せないことばかりだったというのに。いけ好かない態度に、膝の上で握る自分の拳に力がこもる。
「まず、今回君をここに連れてきたのは君がある事件の重要参考人であるからだ」
「重要……?」
「実は我々、というよりもさっき壁を馬鹿みたいに叩いたアホな奴らだね、そいつらが追っているのがまさに麻薬組織の一人、ノアなんだよ」
先ほども十分に驚いたが、ノアさんが麻薬組織の一人というのはどういうことだ?
いや、それよりもこれで分かったことがある。この人の言うとおり、本当にノアさんが麻薬組織の一人ならば、俺の仮説通り今回は麻薬が絡んでいると見て間違いない。
となれば、玲央はそれに巻き込まれている?
……待て、さっきこの人は玲央がノアさんを釣っちゃったとか言ってなかったか?
多分ノアさんが玲央のことを気に入ったってことを暗喩してるんだろうけど……どちらにせよ、玲央が危ない。
「重要参考人というのはどういうことですか、玲央は、兄は無事ですか」
「……おやおや、自分のことよりお兄さんの心配かい? 健気だねぇ」
「茶化さないでください。これは任意同行ですよね? 人の過去を本人のいないところで吹聴したいだけなら俺は帰ります」
「あはは、痛いところをつくなぁ。でもダメだよ、帰せない。君の身柄は当分我々警察が預かります」
身柄を預かる?
その単語に熱くなった頭が急激に冷えていく。
預かるというのは、どういうことだ?
……とりあえず、落ち着こう。ここで事を荒げても自分の立場が悪くなるだけだ。
「……ノアさんを追っていると言ってましたね、そのことで俺は呼ばれたんですか?」
玲央が絡んでいることでつい頭に血が上る自分を言い聞かせ、探り探りの質問を口にした俺を黙って見ていた男が一枚の写真を机に置く。
「見覚えはあるね?」
「……はい、あります」
机に置かれた小さな長方形の中に写るそれは、間違いなく俺だった。俺と、ノアさんが荷物の受取人として指定していた緑のカーデを着た男だった。
爪先からじわり、じわりと這い上がってくる寒気に似たなにかは、いとも容易く俺を不安のどん底に突き落とす。
「もう分かったかもしれないが、このホルダーバックの中に入っていたのは麻薬だ」
「……っ」
――あぁ、やはり。
話の流れで覚悟していた真実を他人の口から聞かされるだけで、たったそれだけでこんなに目の前が真っ暗になるだなんて。
足元から伸びる不安を振り払うように首を左右に振った。それが男を勘違いさせたのか、クスクスと笑われてしまう。
「大丈夫、君に罪はないよ――バレなければね」
「!」
なのにこんな俺をさらに追い詰めるように、男は嘘くさい笑みを浮かべたまま残酷な言葉を投げつける。
最初から、俺の立場などなかったに等しいじゃないか。
「海外では例え騙されて運んだだけでも国内に持ち込んだ時点で死刑もありうる。日本人は平和ボケしてるからね、君みたいに簡単に人を信用して馬鹿を見る輩も多いんだ。なぁに、落ち込むほどのことじゃない――言ってる意味、分かるね?」
「……俺に、なにをさせる気ですか……」
今になってやっと分かる。
俺は今、とんでもない化け物と対峙しているのだ。
鋭い牙と己の身一つで生き抜く獣すら銃で撃ち殺す、狡猾で残酷な狩人。この人は今、牙をもがれた俺を狩っている。
「なにも。ただ事が終わるまで俺と仙堂の二人の世話を焼いてくれりゃあいい」
「……は?」
だというのに、狩人は獣の額に向けていた銃をわざとらしく下ろし、微笑んだ。心臓が、バクバクと音を立ててうるさい。
「まぁとりあえず落ち着いて。俺は君を怖がらせるためにここへ連れてきたんじゃない。君を守るために連れてきたんだ。分かったならほら、もう冷めちゃったそのお茶でもグイーッと一杯。さぁさぁ」
「……」
嫌と言うほど勧めてくるお茶と男を交互に見る。視線がかち合うたびに「飲んで飲んで」と言う言葉すら信用はないけれど、飲む以外の手立てがないのもまた事実だった。
「……いただき、ます」
「めしあがれー」
震える手で紙コップに触れる。冷めてしまったそれは不快感を覚えるほどに、生ぬるかった。
正直、テンパっている俺の頭は素直という感覚を忘れてしまっている。このお茶の中にはなにかが入っているのだと疑わずにはいられない。
なのに、口にした瞬間、渇いていたことにさえ気づかなかった喉が潤いを増し、あれだけ覆っていた不安がほんの少しだけ和らいでいくような気がしたのだ。
「俺はね、小虎くん。守るものがある。だから非情にもなれる。だけどそれができるのは俺に正義と言う肩書があるからだ。権力者は強いよ。なんだかんだいっても人は弱者と強者に分かれる。それが一転する奇跡はまず起きない。いい大学を出ろ、いい会社に勤めろ。おおよその親が口にする台詞だけど、ちゃあんと理に適ってるんだよなぁ、これが」
「……どういうことですか?」
「んー? んーつまり、君はまだ、知らないことの方が多いってことだよ」
散々見せつけてきた人非人はなりを潜め、どこか遠くを見つめるその眼差しは親近感を覚えるほど、人に近い。
司さんが悪ぶってブラックマリアを支配するように、正義を盾に散々なことを言うこの人にもなにか事情があるのかもしれない。多分、それはきっと誰にでもあるものだ。だからこそ、時に傷ついたり慰められたりするはずなんだ。
「……俺があなたの言うことを聞けば、事は早く済みますか?」
「……そうかもしれないし、そうじゃないかもしれない。こればっかりはね、人の行動に制限はつけられない、だろ?」
「特にそれがノアさんなら、ということですか?」
「あはは、少し違う。悪人ならってことさ」
この人を信じるわけではない。
今の俺には幼さに身をまかせて騒ぎ立てるほどの非力さしか武器はない。だからこの人をも凌ぐ武器を手に入れなくちゃ。
今もって抱えられる猟銃に、勝る一転を見つけるんだ。
「ところで一つ気になってるんですけど、俺はこれから自宅に帰ることはできないんですよね? どこに行けばいいんですか?」
「自宅は無理だねぇ。ノアと君を接触させるわけにはいかねーからね。だから君には部屋を用意したよ。ちなみに金銭的な工面は司にしてもらいましたー」
……話の流れにいくどとなく登場する司さん。多分、今回の麻薬組織であるノアさんと司さんのあいだには因縁深い確執があるのだろう。いや、もしかするとノアさんではなく、その麻薬組織の可能性も高い。
とにかく、まぁ。
「とりあえず、今は大人しく従います。世話を焼けと言った手前、俺がどんな家事をしても絶対に文句は言わないでくださいね」
「……おやおや、君は本当に面白い子だねぇ。とりあえず自慢のお粥、食べさせてね?」
「分かりました。お粥だけは絶対に作りません」
「えぇ!? ちょ、仙堂! 小虎くんが、小虎くんが反抗期だー!」
「自業自得でしょ、僕に振らないでください」
それまでただじっと話を聞いていた若い男性が顔をこれでもかと歪め、そう告げた。
これからの生活に不安しか覚えずにいる俺でさえ、その光景にはつい苦笑が浮かんでしまうのだった。
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