とら×とら

篠瀬白子

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駆け引き 2

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「あ、小虎くんだー」
「あ、ども」


翌日、終業式が終わってすぐにカシストに来た俺と雄樹は昼タイムから働いていた。
夕方になってデスリカからデリバリーを頼まれて持って行けば、珍しいことに司さんがカウンターに立っていた。


「いやー、本当に人気だねぇ。小虎くんのお粥」
「なんかすみません、提携しなくてもこっちはやっていけるでしょうに……」
「あはは。いーの、いーの。俺、どうせ仁とはまた手を組みたかったからさ、むしろありがたいよ」


頼まれていたお粥をカウンターに置く。すぐに司さんがスタッフの人に声をかけて運ばせた。


「ねぇ、小虎くん。ハーツのルール知ってる?」
「え……まぁ、多少」
「うん、じゃあちょっと、俺と勝負しよっか」


にこり。笑った司さんが仁さんに「ちょっと小虎くん借りるねー」なんて電話をするのをただ呆然と眺めていた。
ここじゃあうるさいからと、司さんは俺をスタッフルームの奥にある部屋に通してくれた。多分、オーナールームなんだろうか。
どこか閉塞的な空間に戸惑いながら、無機質なパソコンが並ぶ異質な光景に戸惑う。


「ほら、ここ座って」
「あ……はぁ」


部屋の右端に置かれたソファーに腰を下ろす。テーブルを挟んで対になるソファーに司さんが腰を下ろした。
テーブルの上にトランプの山が一つ、置かれた。


「あの、ハーツですよね? なら二人でやっても意味ないんじゃ……?」
「いーのいーの。どうせこれはおまけだから。それにハーツじゃなくて、今からやるのはブラックマリア。ルールはあんまり変わらない」
「……」


おまけ。完全にそう宣言した司さんに目を向ける。
彼は気にするでもなくトランプの山を手に取った。


「とりあえず三人ルールでいくよ。スペードの2は抜いてのスタート。簡易にしてハートは罰点なし、だからハートはいつ出してもオッケー。スペードのエースはマイナス七点、スペードのキングはマイナス十点、そしてスペードのクイーン……ブラックマリアはマイナス十三点」
「……」
「今回はスラム(総取り)ありでいこう。計マイナス三十点だった場合、それはプラスに変換される――同時にスラム成立で強制的にゲーム終了……いい?」
「……はい」


いたって普通な笑みだ。ただ違うのはこの独特感のある雰囲気なのか。
あぁ、そうか。この部屋――静かすぎるくらい音がないんだ。

トランプの山からスペードの2を抜いた司さんがカードを混ぜる。それから一枚ずつ俺と自分にカードを配った。
手元にある計、十七枚のカードを見て、一瞬顔が歪んだかもしれない。


「んじゃパス(交換)しよっか。三枚選んで」
「はい」


手元にある十七枚に目を向ける。スペードのキングはあるが、それ以外の罰点カードはない。
司さんの手にあるか、残ったトランプの山にあるか……。とりあえず柄が均等になるように三枚のカードを排除する。
同じように三枚選んだ司さんが伏せたまま、こちらに差し出した。俺も伏せたカードを彼に送る。

司さんから渡されたのはハートの7、ダイヤの2、そしてハートのクイーン。


「じゃあ、ゲームスタートだね。最初のリード(カードを出すこと)は小虎くんでいいよ」
「はい」


にこり。笑った司さんに笑みを返す。

まずは様子見として、彼から受け取ったダイヤの2をリードした。彼が出したのはダイヤの7。このトリック(プレイの1勝負のこと)は司さんの勝ち。
勝った司さんが今度はハートの3をリードする。俺はまた、彼から受け取ったハートの7をリードして今度は勝つ。


「集中できないようなら話しかけないけど、どうすればいい?」
「いえ、構いません。どうぞ」
「そう、じゃあ……小虎くんはブラックマリア初代総長って誰だと思う?」


クラブの8を出せば、司さんはクラブの10を出した。また、司さんがトリックを取る。


「仁さんかなと思ってましたけど……司さんなんですね?」
「うん、そう。俺が総長で、仁が副総長だった」
「……そうですか」
「ていうか、仁かなーって思ってたのに、本人には聞かなかったんだ?」
「……聞く必要がないと思ったので」


彼がハートのジャックを出す。俺はハートのクイーンを出した。今回は俺の勝ち。


「突然だけどさ、小虎くんはこの街が好き? 越してきたんだよね、確か」
「はい、そうです、越してきました。好きか嫌いかだったら、好きですかね」
「そっかそっか」


リードすることを促されて思惑する。思い切ってスペードのキングを出せば、彼は嬉しそうに笑みを深くした。
そのまま彼がスペードのエースを出し、まさかの自爆だ。……トリックを取った司さんはこれで、マイナス十七点。


「俺はね、この街が嫌い。大嫌い」
「……理由を聞いたほうがいいですか?」
「あははっ。いや、聞かれなくても話すつもりだったけどね。まぁ、色々犯罪が起きててさ、そんなのこの街だけじゃないけど」
「はい」
「でもさぁ、俺がまだブラックマリアを作る前に、麻薬でブッ飛んだガキにお袋、刺されたんだよね」
「……え?」


出そうとしたカードが手から落ちる。司さんが笑った。
慌ててすぐにカードを表にしてテーブルに置く。なんてことない態度で司さんがリードすれば、このトリックも彼の勝ち。


「まぁ生きてるけどねー。でも、その事件のせいで豹牙がさぁ、色々おかしくなっちゃって」
「……」
「まー色々あった。あったよ、そりゃ。でも俺はどうでもよかった。家族が刺された? 豹牙がおかしくなった? んなのどーでもいい」
「……」
「んで、当時俺はさ、パソコンばっかやってたわけ。なにしてたかっていうと、ハッキングしたり色々。で、ちょっとドジ踏んで警察に捕まった」


彼がダイヤのエースを出す。ダイヤがもう手札にない。仕方なくクラブの6を出せば、このトリックも彼の勝ち。


「そしたら警察の中でも変わった人がいてさ、この街を正すために協力してくれないか、だって。警察が、だよ? ねぇ小虎くん、俺は思ったんだよねぇ、そのとき」
「……なにを、ですか」
「――あぁこの世に、正義なんてありゃしねぇ」


どこか背中に重みのある言葉が、確かに彼の口から発せられた。

どんな表情で司さんを見ていたのか分からない。フッと微笑んだ彼が……スペードのクイーン、ブラックマリアを出した。
手札のカードを見て息を呑む。あぁ、そうか、彼はこれを狙って――……まさかそんなはず。


「どうしたの? 出さないの、カード」
「……」


俺の手札にはスペードのクイーンより強いカードはない。
スペードのキングは先ほど威嚇のつもりで出してしまったし、他の柄でもキング、エースはない。そもそも柄が違えば意味もない。

……どこか汗ばんだ手でスペードの9を出せば、彼は笑いながらブラックマリアを手に取った。


「これで俺はマイナス三十点……だけど残念だね。スラム適用でプラス三十点になって、ゲーム終了だ」
「……」


彼が手札のカードをテーブルに投げ捨てた。俺も意味をなくした手札のカードをテーブルに置く。


「その人を仮にAとして、Aは俺に情報屋として生きることを命令して、同時にこの街に点在する不良チームのことを色々教えてくれた。俺ね、お金が一番信頼できると思ってる」
「……」
「だから情報屋をやって、馬鹿どもから金を集めたよ。売る情報を惜しいと思ったことは一度もない。俺は誰の味方でもあって敵でもあった」
「……」
「でもまぁ、色々思うことがあって、仁とブラックマリアをはじめたんだー」


膝の上で拳を握る。やはりまた、俺の手は空っぽだ。
おもむろに、司さんがスペードのエース、キング、クイーンを並べる。


「この三枚は一枚だけなら罰点カードで手にしたくはない。けどさぁ、スラムのように少し手を加えただけで、敗者は勝者になる」
「……」
「悪を手中に収めて勝つことも、人間にはできるんだよ、小虎くん」


ズキッと痛みが走った。胸か、頭か、それとも心か。
目を細めてその三枚を見つめる。どこか嫌な気分が背中にのしかかった。


「だけど考えてもみればさぁ、これはゲームなんだよね。だから俺も楽しめなきゃいけない」
「……」
「だから俺は――ブラックマリアになった」


タンッ。スペードのクイーンに人差し指を置いた彼が卑しく笑う。
思わず俯いた顔が、震えるほど握りしめる拳を見つけてしまった。


「……教えて、欲しいことがあります」
「なぁに?」


絞り出した声の情けないこと。俺は一度息を呑み、浅い呼吸を繰り返した。
意気込んで、そっと彼に目を向ける。


「どうして……どうして俺に、そんな話をするんですか」
「……へぇ、小虎くんって意外と……いや」


なにか驚いたような、それとも興味のあるようなどこか無垢な瞳が俺を見る。
その瞳に一体どんな感情が潜んでいるのか、俺にはまったく分からない。


「じゃあ逆に、どうしてだと思う?」
「……」


質問を質問で返される。居心地の悪い思いに心臓がズキズキと痛みだす。
ギュッと拳を握って、口を開いた。


「朝日向玲央の……弟だから」
「なんだ、分かってんじゃん」


ははっ。音もない部屋で司さんの笑い声がいやに目立つ。
今すぐこの場から逃げ出したくなった。でもそれじゃ、きっと意味はない。


「俺、別にブラックマリアがどんな経緯でできたとか、兄貴が不良としてなにやってるとか、聞きたくないって言えば嘘になりますけど、聞いたからってどうもしませんよ?」
「う、わー。出たよ、それ」
「はい?」
「偽善者」


にこ。微笑む司さんに冷静さが音を立てて崩れていく。
自制のためにもう一度拳を握れば、鈍い痛みが走った。


「知りたいくせに無理してさぁ、聞いたよ豹牙から。受け入れるんだって? ――自分を殴りつづけてきた兄を」
「……は?」


一気に空気が拡散した。ちりちりになったそれが空中を舞えば、元に戻るのはもう、難しい。
ふわりと微笑む司さんが立ち上がる。部屋にある小さな冷蔵庫から缶ビールを取り出すと、一本を俺に投げつけた。


「ねぇ教えてよ。なんで自分を殴ってきた玲央をさぁ、そんな簡単に受け入れられるわけ?」
「……」


手にある缶ビールが冷たい。俺はこんなものを握るために……違う。そうじゃない。


「アイツが、俺の家族だからです」
「……はっ」


鼻で笑った司さんが缶ビールをあおる。そのまま俺のほうへ近寄り、――なにを思ったのかテーブルを蹴り上げた。
驚いて身を引く。次の瞬間、胸倉を掴まれる。グッと視界が揺れて――。


「……んっ……?」


――なぜか、俺は司さんにキスされていた。

唇が触れるだけのそれはすぐに離れていく。呆然と胸倉を掴む彼を見れば、口角を歪ませて笑ってきた。


「分かる? これが男同士のキス。んで」


パッと胸倉から手が離れる。ソファーに戻った俺の体の横を、司さんが思いっきり蹴り上げた。
ビリビリと、ソファーが振動すれば俺の体もその刺激で震えている。


「今のが敵意、暴力」
「……なに、を」
「ねぇ、見ててイラつくんだ、君のこと。知りたいくせに知ろうとしない、そのくせ知ったときには把握で終わり。把握と理解は違うんだよ? ねぇ、分かってる?」


――シン、と。頭の中が真っ白になっていく。
あぁ、どうしようもない。どうしようも、ない。

フッと口角を上げてやった。


「じゃあ教えてくれます? 好奇心でアンタら不良の事情を覗いても、いいですか?」
「……ふっ」


また、司さんが鼻で笑う。そのまま俺の体を覆うように司さんが乗り上げた。
顔面が近づいたと思えば、ふたたび唇が重なる。今度は生暖かい舌まで入ってきやがった。


「んんっ、ん……っ、ぷはっ」
「どーでもいいとか思うわけないじゃん。ねぇ、俺は豹牙が可愛いよ。頼るものなんていっぱいあんのにさ、親だっているのにさ、アイツが頼ったのは誰だと思う? 俺だよ、この俺だ」
「つかっ、んっ、んー……っ」
「……んっ、だから俺はアイツのために警察の麻薬に関するデータをハッキングした。探したよ、お袋を刺した相手をよ。見つけて豹牙の代わりに嬲ってやろうと思ったよ。でも結果は捕まった。ざまぁねぇ」


荒々しく唇を重ねながら、毒々しい言葉を吐き捨てる。
眩暈がする。吐き気を覚える。これが現実なんだと、言葉の刺が突き刺さる。


「それで警察のために街を管理してやった。命令されたからじゃねぇ。不良が大嫌いだから。麻薬なんかやる馬鹿が大嫌いだからだ――この街が大嫌いだからだよ」
「はっ……はぁっ」
「でもね、それだけじゃなにも満たされない。傷ついた豹牙をいくら癒しても、なんにも満たされない。だから俺は不良チームを作った。お優しい仁は俺がなんにも言わなくとも手伝ってくれたよ。反吐が出るだろ?」
「……んっ」


司さんと俺の唇が唾液の糸で繋がった。
それが嫌で口元を手の甲で擦れば、彼はフッと笑った。


「復讐だよ。一生心が満たされない、馬鹿な復讐なんだよ、ブラックマリアは」
「……つかさ、さ」


声をかけようとすれば、ふたたび彼の唇が触れる。
下唇を舐められて、思わず反応した体が憎い。


「なんでチーム内で喧嘩するかって? 遊びに決まってんだろ。仲間なんてくだらないもん、不良同士でできると思うな。俺と豹牙を苦しませといて、仲間なんか作んじゃねぇよ」
「……」
「だから俺は自分をブラックマリアに見立てた。俺を超えてでも不良がやりたきゃあぶり出せ。ブラックマリアをあぶり出せ……ってね」
「……」


あぁ、なんで。この人は。
目の前で歪んだ笑みを見せる司さんが俺の頭を撫でる。


「それが不良には刺激的だったんだろうね。ブラックマリアでは総長の気分次第でそのゲームが行われた。そうして負けていった不良たちは俺を怨み、また牙を向けるやつと不良を辞めるやつがいた」
「……」
「仁はさぁ、本当、馬鹿みたいに優しくてさぁ。負けたやつらの面倒まで見たんだぜ? 俺に頭下げてそいつらの生きる道を少しでも多く見出してくれって、俺に言ったんだぜ?」
「……」


ははっ。笑った司さんが俺の肩に頭を乗せた。
吐息が鎖骨をかすめる。温かくも冷たくもない、彼の温度。


「それからのブラックマリアは俺の意志とは関係なく意味ができあがった。総長は不良たちの前に立ちふさがる壁、副総長は壁にぶつかった不良たちを慰める馬鹿、そしてそんな壁と馬鹿とゲームを見守る審判。スペードのクイーン、キング、エース……それがブラックマリアだよ、小虎くん」
「……」


俺は震えていた。情けないことに、震えていた。
目の前で必死に生きているこの人を支えてやるだけの力はない。それでも、手を伸ばして背中を撫でる。

フッと司さんが笑った気がした。


「今のブラックマリアの罰点は玲央、隆二、豹牙の三人。ねぇ、小虎くん、玲央は喧嘩に明け暮れていた。だから都合が良かった。人を殴ることになんの躊躇いも疑問もない。だから俺はアイツをブラックマリアにした」
「……」
「憎い? 不良たちを統制するために君のお兄ちゃんを利用する俺は、憎い?」
「……」


顔を上げた司さんが苦笑を浮かべている。
今にも泣きそうなほど、苦しい目だ。

あぁ、なんでだろう。俺、こんなにも。


「憎いわけ、ないでしょ。ねぇ司さん、アンタ勘違いしてるよ」
「……へぇ、どんな?」


こんなにも今、必死に満たされていくんだ。だから――。


「兄貴が総長になったのは兄貴が選んだからだ。そうじゃないなら責任だ。俺の兄貴はな、自分の責任から逃げるようなことはしねぇ」
「…………はっ」


はははっ! 司さんが腹を抱えて笑った。
俺はその姿に安堵の息を吐く。


「あー、おっかしー……。ねぇ、じゃあ聞かせてよ。君を殴りつづけた責任は?」
「それよりさぁ、ちょっと重い。退いて」
「あぁ、ごめんごめん」


「よっと」司さんがやっと俺の上から退いた。
俺は渡されていつのまにか消えていた缶ビールを探す。司さんに声をかけられ、新しい缶ビールを出した彼にそれを投げられた。

プシュッ。それを開ければ空気の抜ける音がする。

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