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第 八章 読者大賞とゴシップ記事(前編)
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1
冬子は、自宅の自室で目覚めた。
「副島さん!」寝ぼけ眼で部屋を見回した。
「自分の部屋だわ」
彼女の意識は、次第に明確になる。
隆三の書斎での出来事が、彼女の脳内でスローモーションのように再現されていく。
頬が、火のように熱い。
(私、大胆だったわ。あのまま隆三さんといたら…)
反省もするが、自分の勇気のなさに情けなくなる。
(私、隆三さんとどう接すればいいのかしら)
冬子の心は、満足感と後悔がせめぎ合っていた。
冬子が、キッチンに顔を出すと、母の雪子が頬杖ついていた。
「おはよう、お母さん。朝から浮かない顔ね」
「おはよう。朝ごはんの用意できているわよ」
「おはよう、お母さん。ありがとう」
「冬子、どうしたの?副島さんと何かあったの」
冬子は、顔を上げて首を振る。
「な、なにもないわよ」
「お父さんは、仕事」
「それなら良いんだけど、接待ゴルフなの」
「え、お父さん。ゴルフなんかしていたっけ」
「そこは、サラリーマンよ。なんでもできないとね」
冬子は、父の偉大さを改めて知った。
雪子は、娘に言った。
「冬子、悩みがあるなら私にも打ち明けて。それが、例え嬉しい悩みでもね」
「うん。私、お母さんに秘密はないわ。ただ少し、時間が欲しいの」
彼女は、明るく言って、家を出た。
☆
KS出版社の編集部に、冬子が顔を出すと、叔父の編集長が、上機嫌で冬子を手招いた。
「並木君。編集長室で話がある」
「なんですか」
叔父の後に従って編集長室に入る。
叔父と姪は、向き合って座る。
隆夫は、新聞を見せた。
『読者大賞ノミネート作家、最有力候補、副島隆三』とでかでかとあった。
「冬子が、秘書になって三ヶ月。新作を書いてもらっているのか」
「さあ、書いているとは思うのだけれど」
「さあ、では困るよ」
叔父は渋い顔になった。
「ごめんなさい。りゅ、副島さんに確認取ります」
冬子は、編集長室をそそくさと出た。
2
フリーのルポライターの片瀬守は、ジャーナリストとしてのプライドは、富士山よりも高いが、モラルは、海底に沈んだような男だ。
駄文を書いては、出版社に売る。他人のプライバシーの尊重など"毛”ほどにも持ち合わせてはいない男だ。
片瀬守は、T大学時代、小説家を夢見ていた。
せっせと小説を書いては、懸賞小説に応募していた。しかし、日の目を見ることはなかった。
片瀬には、執念はあっても粘り強さや我慢という精神は持ち合わせてはいなかった。
成功者を妬み陥れることに歪んた喜びを感じるようになる。三十六歳。人生の喜びをまだ得られる年代なのに、守はそれを自ら捨てた。
片瀬守にとって、副島龍三は、「嫉妬」という程度では収まらず、ほとんど「憎悪」の対象だった。
守と龍三は、T大文芸学部の同窓だったのだ。
だが、直接の接点はなかった。しかし、不幸な"間接的接点"は存在した。
それは、小説投稿であり冴島奈緒子という女性だった。
☆
片瀬守は、1回生の基礎ゼミで、冴島奈緒子に出会った。
女性に対して、奥手というわけではない守は、それなりに女性経験を重ねてはきた。失恋もし、時には純粋なプラトニックも経験した。また、激しくセックスに溺れた十代を送った。
そんな彼にとって、冴島奈緒子との出会いは、衝撃的だった。
☆
片瀬守には、女の理想像がある。
女は、玲莉であり、瞳は切長で、背が高く、言葉に切れ味を含むような言葉選びができることだった。
(そんな女はいないが)
守のどこか醒めた目が、そう悟らせていた。
しかし、傍にいたのだ。それは、冴島奈緒子だった。氷のような冷たい美しさを称え、普段は無口だが、一度口を開けば、的確で正しい意見を言った。長身かつ細身な体格なのに、ゼミでは、男を黙らせるほどの主張を展開するのだ。
守は、冴島奈緒子に魅了された。
(なんとか交際したい)
女に不自由を感じたことがない男が、初めて「恋」を感じたのだ。
しかし、守の「恋」は、あっけなく終わる。
☆
それは前期試験も終わり、守るがバイト先からの帰路だった。
別にバイトしなければならない経済的環境ではなかったが、将来作家になるための修行と割り切ってバイトしていた。
ある夏の夜川の土手に人が集まっていた。その土手は、いつもなら人影はまばらなはずなのに、人が集まっているのだ。守も興味本位で土手に登った。
対岸では、捻り鉢巻にはっぴを着た花火師たちが、汗をしたたらせながら、花火を上げようとしていた。
(なんだ花火か)
守は、唇に冷たい笑いを浮かべた。
身を翻そうとした時、花火が打ち上げられた。
「ヒュー」一瞬耳をつんざく高音が響、
上空で、花火が、大輪の花を咲かせた。
土手を降りかけた守も花火の美しさに見とれていた。視線を何気なく人の群れに移した。守の二列前に、信じられない人影を見た。
副島龍三と冴島奈緒子が並んで花火を見上げていたのだ。守の観察眼は、二人の手が繋がっているのを見逃さなかった。
守は、見たくないものを見た。
(偶然ということもある。しかし、中学生でもあるまい。二人は付き合っているのか)
単純な思い込みは避けるべきだと思いながらも、守はショックだった。
守自身のプライドが、龍三への対抗心から嫉妬へと変化していくのに時間は掛からなかった。
さらに追い打ちをかけたのが、龍三の短編小説が、文芸誌に投稿され、奨励賞を受けたのだ。
守には今も忘れられない会話がある。今も夢にでるほどに。
☆
「奈緒子さん。困るなあ。勝手にぼくの小説を『小説現代』に送るなんて」
「あら、私は龍三さんに感謝されこそすれ非難される覚えはなくてよ。結果的に奨励賞を取った。そして作家デビューできたじゃない。私はね。龍三さんには大作家になる素質ありと勘でわかるの。ちなみに私の勘は、はずれたことがないの。ここの入試だって、勘で勉強したら、ズバリってわけ。ま、これはジョークだけど」
守は、学食で偶然背中合わせに聞いていたのだった。
あの時の敗北感と羨望は、十四年たった今でも忘れてはいない。
大学卒業後、守は、新聞記者になったが、彼本来のプライドの高さが災いして、社内でトラブルを起こし、解雇された。そして現在は、フリーのルポライターとは聞こえはいいが、芸能人の提灯記事を書いて、食いつないでいた。
そんな中で、片瀬守の心理に副島龍三に対する羨望が、憎悪に変わるのも片瀬守にとっては、自然であったかもしれない。
大学卒業直後、風の噂に副島龍三と冴島奈緒子が別れたという。更には、冴島奈緒子は、資産家の御曹司と結婚したことも知り、心中快哉を叫んだが、一方で、女の計算高さを感じ、女性への嫌悪を片瀬守は感じもした。
毎年、読書週間時期に読者大賞の受賞作品が発表されるが、ゴールデンウィーク後に、ノミネート作品が発表される。
今年もその季節が巡り、ノミネート作品に龍三の「愛憎ゆえに愛」がノミネートされた。
3
「若者の本離れ」が叫ばれて久しいが、書店は、ノミネートされた作品を全面に押し出して、読書家の購買意欲を刺激しようとする。なぜか今年は、新趣向として、ノミネートされた小説の著者に、シンポジウム形式で、現代文学や文芸について討論会が企画され、龍三に参加を依頼する電話がかかってきた。
この一本の電話が、思わぬトラブルの引き金になるとは予想もしなかったが。
仕事用の携帯電話が、音楽を奏でた。
龍三は、嫌な予感を抱きながら電話を取った。
「はい、副島龍三ですが。は、シンポジウムですか。ぼくに参加を…いやぼくはそういうのは苦手です。悪いですがお断りを…あ、切れてしまった」
「悪戯電話ですか」
傍らで、KS出版社依頼の書き下ろし小説の原稿チェックをしていた冬子は、心配顔で聞く。
「そうではありません」
龍三は、電話の内容を冬子に話して聞かせた。
話を聞き終えると、不安げな彼女の表情が、パッと花咲くように明るくなった。
「まあ、とてもいい事だわ。副島さんもアピール力が必要だと、私前から思っていました。是非参加して、"副島龍三ここにあり”と大見得を張りましょうよ」
「冬子さん」龍三は、呆れたようにため息をつく。
「あの、私軽薄なこと言ってしまいましたか」
冬子の顔が不安に曇るのを龍三は優しく見つめながら言った。
「そうですね。ぼくもプロの作家なのだから、時には世間に顔出ししておかないと、危うく「覆面作家」だと思われかねませんからね。しかし、我々だけで決めるのは避けましょう。奈緒子や麻衣子、もちろん昇にも意見を聞いてみます。何しろ我々は、奇妙な縁で繋がった"家族”だとぼくは最近思っているのです」
「賛成ですわ、副島さん」
冬子の表情に明るさが戻った。龍三は、その笑顔を守りたいと心中深く思った。
冬子は、自宅の自室で目覚めた。
「副島さん!」寝ぼけ眼で部屋を見回した。
「自分の部屋だわ」
彼女の意識は、次第に明確になる。
隆三の書斎での出来事が、彼女の脳内でスローモーションのように再現されていく。
頬が、火のように熱い。
(私、大胆だったわ。あのまま隆三さんといたら…)
反省もするが、自分の勇気のなさに情けなくなる。
(私、隆三さんとどう接すればいいのかしら)
冬子の心は、満足感と後悔がせめぎ合っていた。
冬子が、キッチンに顔を出すと、母の雪子が頬杖ついていた。
「おはよう、お母さん。朝から浮かない顔ね」
「おはよう。朝ごはんの用意できているわよ」
「おはよう、お母さん。ありがとう」
「冬子、どうしたの?副島さんと何かあったの」
冬子は、顔を上げて首を振る。
「な、なにもないわよ」
「お父さんは、仕事」
「それなら良いんだけど、接待ゴルフなの」
「え、お父さん。ゴルフなんかしていたっけ」
「そこは、サラリーマンよ。なんでもできないとね」
冬子は、父の偉大さを改めて知った。
雪子は、娘に言った。
「冬子、悩みがあるなら私にも打ち明けて。それが、例え嬉しい悩みでもね」
「うん。私、お母さんに秘密はないわ。ただ少し、時間が欲しいの」
彼女は、明るく言って、家を出た。
☆
KS出版社の編集部に、冬子が顔を出すと、叔父の編集長が、上機嫌で冬子を手招いた。
「並木君。編集長室で話がある」
「なんですか」
叔父の後に従って編集長室に入る。
叔父と姪は、向き合って座る。
隆夫は、新聞を見せた。
『読者大賞ノミネート作家、最有力候補、副島隆三』とでかでかとあった。
「冬子が、秘書になって三ヶ月。新作を書いてもらっているのか」
「さあ、書いているとは思うのだけれど」
「さあ、では困るよ」
叔父は渋い顔になった。
「ごめんなさい。りゅ、副島さんに確認取ります」
冬子は、編集長室をそそくさと出た。
2
フリーのルポライターの片瀬守は、ジャーナリストとしてのプライドは、富士山よりも高いが、モラルは、海底に沈んだような男だ。
駄文を書いては、出版社に売る。他人のプライバシーの尊重など"毛”ほどにも持ち合わせてはいない男だ。
片瀬守は、T大学時代、小説家を夢見ていた。
せっせと小説を書いては、懸賞小説に応募していた。しかし、日の目を見ることはなかった。
片瀬には、執念はあっても粘り強さや我慢という精神は持ち合わせてはいなかった。
成功者を妬み陥れることに歪んた喜びを感じるようになる。三十六歳。人生の喜びをまだ得られる年代なのに、守はそれを自ら捨てた。
片瀬守にとって、副島龍三は、「嫉妬」という程度では収まらず、ほとんど「憎悪」の対象だった。
守と龍三は、T大文芸学部の同窓だったのだ。
だが、直接の接点はなかった。しかし、不幸な"間接的接点"は存在した。
それは、小説投稿であり冴島奈緒子という女性だった。
☆
片瀬守は、1回生の基礎ゼミで、冴島奈緒子に出会った。
女性に対して、奥手というわけではない守は、それなりに女性経験を重ねてはきた。失恋もし、時には純粋なプラトニックも経験した。また、激しくセックスに溺れた十代を送った。
そんな彼にとって、冴島奈緒子との出会いは、衝撃的だった。
☆
片瀬守には、女の理想像がある。
女は、玲莉であり、瞳は切長で、背が高く、言葉に切れ味を含むような言葉選びができることだった。
(そんな女はいないが)
守のどこか醒めた目が、そう悟らせていた。
しかし、傍にいたのだ。それは、冴島奈緒子だった。氷のような冷たい美しさを称え、普段は無口だが、一度口を開けば、的確で正しい意見を言った。長身かつ細身な体格なのに、ゼミでは、男を黙らせるほどの主張を展開するのだ。
守は、冴島奈緒子に魅了された。
(なんとか交際したい)
女に不自由を感じたことがない男が、初めて「恋」を感じたのだ。
しかし、守の「恋」は、あっけなく終わる。
☆
それは前期試験も終わり、守るがバイト先からの帰路だった。
別にバイトしなければならない経済的環境ではなかったが、将来作家になるための修行と割り切ってバイトしていた。
ある夏の夜川の土手に人が集まっていた。その土手は、いつもなら人影はまばらなはずなのに、人が集まっているのだ。守も興味本位で土手に登った。
対岸では、捻り鉢巻にはっぴを着た花火師たちが、汗をしたたらせながら、花火を上げようとしていた。
(なんだ花火か)
守は、唇に冷たい笑いを浮かべた。
身を翻そうとした時、花火が打ち上げられた。
「ヒュー」一瞬耳をつんざく高音が響、
上空で、花火が、大輪の花を咲かせた。
土手を降りかけた守も花火の美しさに見とれていた。視線を何気なく人の群れに移した。守の二列前に、信じられない人影を見た。
副島龍三と冴島奈緒子が並んで花火を見上げていたのだ。守の観察眼は、二人の手が繋がっているのを見逃さなかった。
守は、見たくないものを見た。
(偶然ということもある。しかし、中学生でもあるまい。二人は付き合っているのか)
単純な思い込みは避けるべきだと思いながらも、守はショックだった。
守自身のプライドが、龍三への対抗心から嫉妬へと変化していくのに時間は掛からなかった。
さらに追い打ちをかけたのが、龍三の短編小説が、文芸誌に投稿され、奨励賞を受けたのだ。
守には今も忘れられない会話がある。今も夢にでるほどに。
☆
「奈緒子さん。困るなあ。勝手にぼくの小説を『小説現代』に送るなんて」
「あら、私は龍三さんに感謝されこそすれ非難される覚えはなくてよ。結果的に奨励賞を取った。そして作家デビューできたじゃない。私はね。龍三さんには大作家になる素質ありと勘でわかるの。ちなみに私の勘は、はずれたことがないの。ここの入試だって、勘で勉強したら、ズバリってわけ。ま、これはジョークだけど」
守は、学食で偶然背中合わせに聞いていたのだった。
あの時の敗北感と羨望は、十四年たった今でも忘れてはいない。
大学卒業後、守は、新聞記者になったが、彼本来のプライドの高さが災いして、社内でトラブルを起こし、解雇された。そして現在は、フリーのルポライターとは聞こえはいいが、芸能人の提灯記事を書いて、食いつないでいた。
そんな中で、片瀬守の心理に副島龍三に対する羨望が、憎悪に変わるのも片瀬守にとっては、自然であったかもしれない。
大学卒業直後、風の噂に副島龍三と冴島奈緒子が別れたという。更には、冴島奈緒子は、資産家の御曹司と結婚したことも知り、心中快哉を叫んだが、一方で、女の計算高さを感じ、女性への嫌悪を片瀬守は感じもした。
毎年、読書週間時期に読者大賞の受賞作品が発表されるが、ゴールデンウィーク後に、ノミネート作品が発表される。
今年もその季節が巡り、ノミネート作品に龍三の「愛憎ゆえに愛」がノミネートされた。
3
「若者の本離れ」が叫ばれて久しいが、書店は、ノミネートされた作品を全面に押し出して、読書家の購買意欲を刺激しようとする。なぜか今年は、新趣向として、ノミネートされた小説の著者に、シンポジウム形式で、現代文学や文芸について討論会が企画され、龍三に参加を依頼する電話がかかってきた。
この一本の電話が、思わぬトラブルの引き金になるとは予想もしなかったが。
仕事用の携帯電話が、音楽を奏でた。
龍三は、嫌な予感を抱きながら電話を取った。
「はい、副島龍三ですが。は、シンポジウムですか。ぼくに参加を…いやぼくはそういうのは苦手です。悪いですがお断りを…あ、切れてしまった」
「悪戯電話ですか」
傍らで、KS出版社依頼の書き下ろし小説の原稿チェックをしていた冬子は、心配顔で聞く。
「そうではありません」
龍三は、電話の内容を冬子に話して聞かせた。
話を聞き終えると、不安げな彼女の表情が、パッと花咲くように明るくなった。
「まあ、とてもいい事だわ。副島さんもアピール力が必要だと、私前から思っていました。是非参加して、"副島龍三ここにあり”と大見得を張りましょうよ」
「冬子さん」龍三は、呆れたようにため息をつく。
「あの、私軽薄なこと言ってしまいましたか」
冬子の顔が不安に曇るのを龍三は優しく見つめながら言った。
「そうですね。ぼくもプロの作家なのだから、時には世間に顔出ししておかないと、危うく「覆面作家」だと思われかねませんからね。しかし、我々だけで決めるのは避けましょう。奈緒子や麻衣子、もちろん昇にも意見を聞いてみます。何しろ我々は、奇妙な縁で繋がった"家族”だとぼくは最近思っているのです」
「賛成ですわ、副島さん」
冬子の表情に明るさが戻った。龍三は、その笑顔を守りたいと心中深く思った。
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