11 / 48
10、引き金(千里sibe)
しおりを挟む
李聖「ねぇ、どうしたのー。
俺早く那央の寝顔見に行きたいんたけど」
熾「李聖、那央の寝顔の写真を撮って俺に送れ」
蒼也「俺にも送れ」
李聖「えー?やだよ」
那央の寝顔、可愛いよな。
「俺も」
蒼也「なぁ、千里。
なぜ集合をかけた?」
「那央のことだ。」
熾「那央か?
何かあったのか?」
これは多分話しておいた方が良さそうだしな。
「あの那央が頭痛を訴えてたとき、‘意思’って言葉に反応を示していたでしょ?」
‘意思’と言う言葉を聞いた後のあの頭痛はきっと記憶が浮かび上がってきたのだろう。
今はまだ、記憶を完全に消しきれていない。
経過は順調だが、もし何かをきっかけにいろいろなことを思い出せば、厄介なことになる。
何より番に、那央に拒絶されるのは耐えられない。
初めて会った頃は、理性でなんとか押し殺していたが、那央が甘えてくれるあの幸福感を味わった今、怒りを抑えれるかは分からない。
李聖「まぁ、確かにね。
今のような記憶を消している時は何かのきっかけで記憶を思い出す可能性があるからね。
それに、今日のリビングでの会話の時も‘家族’って言う言葉にも反応していたし」
そう‘家族’って言う言葉にも…
記憶が思い浮かぶほどではないようだが。
熾「要はそういう言葉を会話に出すなってことだろ?」
「そう、あと何か反応があればそれを教えてくれないかな」
蒼也「分かった。
しかし、今回は眠くなったり記憶が曖昧なのはストレスだと誤魔化したが次何か思い出したら誤魔化しが効かなくなるかもしれないぞ」
確かに、次何かを思い出せば…
李聖「そうだけど那央の記憶はもうすぐ消えるんじゃない?
消えるまで外には出さないけど、消えた後に学校に行きたいって言うんじゃないの?いつか」
学校か。
今はいろんなことを一気に起こさせているし、記憶が消えて安定するまで眠気や記憶の曖昧さは消えないと思うから学校などの他のことをあまり考えられないから良いとして…
安定した後も心配事が山程あるな。
仕事のことであれば冷静に判断できるが、那央のことになるとどうしても感情を優先しそうになる。
そういう時程、ボロがでる。
だから、より慎重にしていかなければならない。
◆◆◆◆
ひゃー、遅くなってすみません。
読者の皆様、読んでくださりありがとうございます。
お気に入り登録やしおりお待ちしております。
明日は投稿出来るかわかりませんが出来るように頑張りたいところです。
俺早く那央の寝顔見に行きたいんたけど」
熾「李聖、那央の寝顔の写真を撮って俺に送れ」
蒼也「俺にも送れ」
李聖「えー?やだよ」
那央の寝顔、可愛いよな。
「俺も」
蒼也「なぁ、千里。
なぜ集合をかけた?」
「那央のことだ。」
熾「那央か?
何かあったのか?」
これは多分話しておいた方が良さそうだしな。
「あの那央が頭痛を訴えてたとき、‘意思’って言葉に反応を示していたでしょ?」
‘意思’と言う言葉を聞いた後のあの頭痛はきっと記憶が浮かび上がってきたのだろう。
今はまだ、記憶を完全に消しきれていない。
経過は順調だが、もし何かをきっかけにいろいろなことを思い出せば、厄介なことになる。
何より番に、那央に拒絶されるのは耐えられない。
初めて会った頃は、理性でなんとか押し殺していたが、那央が甘えてくれるあの幸福感を味わった今、怒りを抑えれるかは分からない。
李聖「まぁ、確かにね。
今のような記憶を消している時は何かのきっかけで記憶を思い出す可能性があるからね。
それに、今日のリビングでの会話の時も‘家族’って言う言葉にも反応していたし」
そう‘家族’って言う言葉にも…
記憶が思い浮かぶほどではないようだが。
熾「要はそういう言葉を会話に出すなってことだろ?」
「そう、あと何か反応があればそれを教えてくれないかな」
蒼也「分かった。
しかし、今回は眠くなったり記憶が曖昧なのはストレスだと誤魔化したが次何か思い出したら誤魔化しが効かなくなるかもしれないぞ」
確かに、次何かを思い出せば…
李聖「そうだけど那央の記憶はもうすぐ消えるんじゃない?
消えるまで外には出さないけど、消えた後に学校に行きたいって言うんじゃないの?いつか」
学校か。
今はいろんなことを一気に起こさせているし、記憶が消えて安定するまで眠気や記憶の曖昧さは消えないと思うから学校などの他のことをあまり考えられないから良いとして…
安定した後も心配事が山程あるな。
仕事のことであれば冷静に判断できるが、那央のことになるとどうしても感情を優先しそうになる。
そういう時程、ボロがでる。
だから、より慎重にしていかなければならない。
◆◆◆◆
ひゃー、遅くなってすみません。
読者の皆様、読んでくださりありがとうございます。
お気に入り登録やしおりお待ちしております。
明日は投稿出来るかわかりませんが出来るように頑張りたいところです。
80
お気に入りに追加
296
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
別れようと彼氏に言ったら泣いて懇願された挙げ句めっちゃ尽くされた
翡翠飾
BL
「い、いやだ、いや……。捨てないでっ、お願いぃ……。な、何でも!何でもするっ!金なら出すしっ、えっと、あ、ぱ、パシリになるから!」
そう言って涙を流しながら足元にすがり付くαである彼氏、霜月慧弥。ノリで告白されノリで了承したこの付き合いに、βである榊原伊織は頃合いかと別れを切り出したが、慧弥は何故か未練があるらしい。
チャライケメンα(尽くし体質)×物静かβ(尽くされ体質)の話。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
主人公のライバルポジにいるようなので、主人公のカッコ可愛さを特等席で愛でたいと思います。
小鷹けい
BL
以前、なろうサイトさまに途中まであげて、結局書きかけのまま放置していたものになります(アカウントごと削除済み)タイトルさえもうろ覚え。
そのうち続きを書くぞ、の意気込みついでに数話分投稿させていただきます。
先輩×後輩
攻略キャラ×当て馬キャラ
総受けではありません。
嫌われ→からの溺愛。こちらも面倒くさい拗らせ攻めです。
ある日、目が覚めたら大好きだったBLゲームの当て馬キャラになっていた。死んだ覚えはないが、そのキャラクターとして生きてきた期間の記憶もある。
だけど、ここでひとつ問題が……。『おれ』の推し、『僕』が今まで嫌がらせし続けてきた、このゲームの主人公キャラなんだよね……。
え、イジめなきゃダメなの??死ぬほど嫌なんだけど。絶対嫌でしょ……。
でも、主人公が攻略キャラとBLしてるところはなんとしても見たい!!ひっそりと。なんなら近くで見たい!!
……って、なったライバルポジとして生きることになった『おれ(僕)』が、主人公と仲良くしつつ、攻略キャラを巻き込んでひっそり推し活する……みたいな話です。
本来なら当て馬キャラとして冷たくあしらわれ、手酷くフラれるはずの『ハルカ先輩』から、バグなのかなんなのか徐々に距離を詰めてこられて戸惑いまくる当て馬の話。
こちらは、ゆるゆる不定期更新になります。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
王道学園の冷徹生徒会長、裏の顔がバレて総受けルート突入しちゃいました!え?逃げ場無しですか?
名無しのナナ氏
BL
王道学園に入学して1ヶ月でトップに君臨した冷徹生徒会長、有栖川 誠(ありすがわ まこと)。常に冷静で無表情、そして無言の誠を生徒達からは尊敬の眼差しで見られていた。
そんな彼のもう1つの姿は… どの企業にも属さないにも関わらず、VTuber界で人気を博した個人VTuber〈〈 アイリス 〉〉!? 本性は寂しがり屋の泣き虫。色々あって周りから誤解されまくってしまった結果アイリスとして素を出していた。そんなある日、生徒会の仕事を1人で黙々とやっている内に疲れてしまい__________
※
・非王道気味
・固定カプ予定は無い
・悲しい過去🐜
・話の流れが遅い
・作者が話の進行悩み過ぎてる
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
【BL】国民的アイドルグループ内でBLなんて勘弁してください。
白猫
BL
国民的アイドルグループ【kasis】のメンバーである、片桐悠真(18)は悩んでいた。
最近どうも自分がおかしい。まさに悪い夢のようだ。ノーマルだったはずのこの自分が。
(同じグループにいる王子様系アイドルに恋をしてしまったかもしれないなんて……!)
(勘違いだよな? そうに決まってる!)
気のせいであることを確認しようとすればするほどドツボにハマっていき……。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
お荷物な俺、独り立ちしようとしたら押し倒されていた
やまくる実
BL
異世界ファンタジー、ゲーム内の様な世界観。
俺は幼なじみのロイの事が好きだった。だけど俺は能力が低く、アイツのお荷物にしかなっていない。
独り立ちしようとして執着激しい攻めにガッツリ押し倒されてしまう話。
好きな相手に冷たくしてしまう拗らせ執着攻め✖️自己肯定感の低い鈍感受け
ムーンライトノベルズにも掲載しています。
俺以外美形なバンドメンバー、なぜか全員俺のことが好き
toki
BL
美形揃いのバンドメンバーの中で唯一平凡な主人公・神崎。しかし突然メンバー全員から告白されてしまった!
※美形×平凡、総受けものです。激重美形バンドマン3人に平凡くんが愛されまくるお話。
pixiv/ムーンライトノベルズでも同タイトルで投稿しています。
もしよろしければ感想などいただけましたら大変励みになります✿
感想(匿名)➡ https://odaibako.net/u/toki_doki_
Twitter➡ https://twitter.com/toki_doki109
素敵な表紙お借りしました!
https://www.pixiv.net/artworks/100148872
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
いじめっこ令息に転生したけど、いじめなかったのに義弟が酷い。
えっしゃー(エミリオ猫)
BL
オレはデニス=アッカー伯爵令息(18才)。成績が悪くて跡継ぎから外された一人息子だ。跡継ぎに養子に来た義弟アルフ(15才)を、グレていじめる令息…の予定だったが、ここが物語の中で、義弟いじめの途中に事故で亡くなる事を思いだした。死にたくないので、優しい兄を目指してるのに、義弟はなかなか義兄上大好き!と言ってくれません。反抗期?思春期かな?
そして今日も何故かオレの服が脱げそうです?
そんなある日、義弟の親友と出会って…。
転生したけど赤ちゃんの頃から運命に囲われてて鬱陶しい
翡翠飾
BL
普通に高校生として学校に通っていたはずだが、気が付いたら雨の中道端で動けなくなっていた。寒くて死にかけていたら、通りかかった馬車から降りてきた12歳くらいの美少年に拾われ、何やら大きい屋敷に連れていかれる。
それから温かいご飯食べさせてもらったり、お風呂に入れてもらったり、柔らかいベッドで寝かせてもらったり、撫でてもらったり、ボールとかもらったり、それを投げてもらったり───ん?
「え、俺何か、犬になってない?」
豹獣人の番大好き大公子(12)×ポメラニアン獣人転生者(1)の話。
※どんどん年齢は上がっていきます。
※設定が多く感じたのでオメガバースを無くしました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる