20 / 61
第2章
2 - 3 女神さまと一緒に告白プランを練ったんだが…
しおりを挟む
《プランはこうです!》
1・街へ出てウインドウショッピング
2・喫茶店に行き軽く食事
3・教会でお祈り
4・街の小高い丘で夕焼けを見ながら告白!
《これで完璧です!》
ムフー!っと鼻息まで聞こえそうな勢いで捲し立てる我が女神さま。
(ふむ……3のお祈りに意味は?)
《私に祈らないで成功すると思っているのですか?というか絶対失敗しますよ?というか失敗させます!》フフフ───
本当にこいつは女神さまなのか……最近黒くないですか?と苦情が殺到してますよ……主に俺から!
《はいはい。いいから祈りなさい!》
(はーい……)全く……次から黒女神さまと呼んでやろう。きっと腹どころかアレやソレまで真っ黒に違いな───ドゴッ!
「痛ーー!なんで天井の板がピンポイントで頭に!しかも縦に刺さるように落ちて来るんだよ!」
《ふふふっ告白の前に天罰が降り注がないように頭上には注意を払っておきましょうね?》
くそー!この色黒女神さまがっ!
───バリーン!──ガガガ!
「イテテテテ!くそぅ!窓ガラスが!」
《あらあら……きっとカラスに石でも投げ込まれたのでしょうね。危ないですね~》
くそぅ!実態がないから一方的にやられてしまう!汚い流石女神さま汚い!
《私……汚くなんてないですよ?可憐に清楚に美しく!が女神の基本ですよ?》
(朝8時の美少女変身アニメみたいなこと言ってるなよ……おっきいお兄さん達が聞いたら怒り狂うぞ?)
《ふふっ……ところで、そろそろ寝ないと明日起きれないですよ?》
むっ!確かに!女神さまとの漫才に夢中になりすぎたな。
【リバイブ】っと部屋を直して……寝よ寝よー…………ごろん…………ごろん…………
チュンチュン!チュンチュン!
「だぁぁぁ!緊張して寝れなかったぁぁ!」
くっそー!朝になったのを意識した途端に目蓋が重くなってきたよ……
仕方ない……顔でも洗って眼を覚まそう。
俺は眠気で重い体をなんとか起こして布団から這い出て洗面所へと向かう。
「眠み~……」ガチャ
「っ─────」
アンナだ~洗面所で裸で何やってんだろ~……
………………は!?裸!?
よく観察すれば髪は濡れ、肌には水滴がついている。
あぁ……風呂か……そうだよね……だってここ……
[風呂]兼洗面所な訳だから……
「雷斗さん……何時までも見てないで……さっさと出てってーーー!」
アンナの金切り声に意識が現実に戻ると
「あわわわわ!ごめんなさーーい!」
ドタドタと俺は慌てて洗面所から飛び出した。
その後直ぐにアンナは服を着て扉から出て来たので……
俺はすかさず飛び上がり
天井にぶつかるギリギリの高さまで上昇!
そこで華麗に一回転! 無駄に洗練された無駄のない動きで落下しながら技の体勢に入る!
そしてそのまま落下!頭を地面に打ち付けた!
「すまん!寝惚けてたんだ!」
「あの……」
俺の平身低頭覇が炸裂した余波でアンナは困惑している!今がチャンスだ!
「アンナ!お詫びと言ってはなんだが……今日俺とデートしてくれないだろうか!?」ミレーヌも一緒だが……とボソッと付け加える。
「いぁ?……あ……あ~?……はい……」
よし!混乱に乗じて言質を取ったぞ!
「ありがとう!それじゃあ朝食を取ったら皆で出掛けような!」
と言うだけ言って俺は洗面所に入り扉を閉めた。
「え?……皆で……えっ?」
と扉を隔てた廊下では未だに理解が追い付かないアンナが?顔で渋々リビングへと向かうのだった。
本日の朝食当番のアンナは平身低頭覇の衝撃からなんとか立ち直り、朝食のハムエッグとパンを用意。
それを三人で食べ、食後の紅茶を啜り……
「よし……アンナ!ミレーヌ!行くぞ~」
「は~い!雷斗様に着いて行きま~す!」
「はい。雷斗さんとお出かけですね!」
と俺は声を掛けて立ち上がり二人を促し街へと繰り出す。
その後俺たち三人は仲良く商店街で雑貨を見たり…マジックショップで魔法のアイテムを見たり…
露店で手作り感溢れるアクセサリーや串焼き等々買ったり食ったり。時に冷やかしたりして時間を潰し、軽く腹が減ってきたところで喫茶店に入店。
軽食を食べながら今日の収穫を見せ合ったり、今日の店を回った感想等を言い合ったりした。
そして教会へ向かい三人で祈りを捧げる。
「二人は何ってお祈りしたの?というか普通はお願い事とかって教会でするもんなの?」
「そうですね…お願い事をしたり懺悔したり…人によって様々ですね。ちなみに私はお願い事をしました」
「雷斗様!私も!私もお願い事しましたよ!」
「ほほう…二人ともなんてお願いしたのかな?」
俺が嬉しそうに笑顔でいる二人にそう聞いてみると───二人は顔を見合わせて頷き合い──
「「秘密です!」」
そう答えた二人は満面の笑みを俺に向けるのだった。
そして俺たちは街にある小高い丘の上へと移動して───
「ふぅ…夕焼けがキレイですね…」
「風が気持ちいい~」
二人は丘の端にある手すりに手を掛け目下に広がる…夕焼けに染まる街を眺めている。
その横顔は少し赤みを帯びている…夕焼けに照らされてそう見えているだけなのか、はたまたこの光景に恍惚としているのか───その横顔を見て───俺は…
「アンナ。ミレーヌ」と名前を呼べば二人は名前を呼んだ俺の方に顔を向け笑いかけてくる
俺は意を決してインベントリから小箱を2個取り出した。そして…
「二人に受け取ってもらいたい物があるんだ…」
と二人に近づき両手に1個ずつ握った箱を二人の前に差し出した。
「これは…?」
「雷斗様?」
「二人とも…これを受け取って欲しい…」と手渡す。
「雷斗さん…開けてもいいですか?」
「雷斗様…」
「……ああ」
俺の了承を得た二人は小箱を開けると驚きと喜びが混じった…そんな表情で小箱と俺を交互に見る。
ここまで来たら言うことは一つだろう…
「二人とも…俺と婚約して欲しい。その指輪は婚約の証として二人に受け取って欲しいんだ」
「っ────」
「雷斗──様───」
二人の瞳からは大粒の滴が…目尻から流れ頬を伝い地面へと吸い込まれるように滴り落ちる。
そんな二人の瞳を俺は指先で拭い…二人を両手で抱きしめ───
「すぐに結婚ってわけにはいかないが…今回のヤマが片付いたら…正式に教会で式を挙げよう。」
「はい…ぐすっ……はい!」
「嬉しいです……嬉しいです!雷斗様!」
三人はそれぞれの体温を…温もりを感じ合い…ひとしきり堪能した後
俺の腕を二人で仲良く取り屋敷へと帰るのだった───
《あの~…いい感じで終わろうとしてますけど~…》
(なんだよダ女神さま…いい感じに今日を終わろうと思ったのに…)
俺は布団の中に潜って今にも寝るところだったというのに…
《いえね…だって婚約ってなんですか!逃げ口上じゃないですか!!》
(ええ~…ちゃんとプロポーズしたじゃないか…何が不満なんだよ…)
《不満ですよ!私的にはその後教会にダッシュで戻って式を挙げる!まで考えていたんですよ!》
…こいつ面倒臭い…すごく面倒臭い…なんでこいつこんなに絡むんだよ…
《だって!結婚して式を挙げたら夜には初夜が待ってるんですよ!?一人ずつ抱くのも良し!二人同時に抱くのも良しですよ!?それなのに…それなのにぃ!このヘタレ!!もう今後は下手斗って呼びます!》
(なんか俺がすげー下手っぽく聞こえるから止めてーー!そりゃ経験値0だけど!)
《そんなことは知ってますよ!童貞でヘタレって!もうどうしようもないですよね!?そんな雷斗さんは絶対下手くそですよ!女神の私が保証しますよ!ふふ~んだ!》
(ぐおおおおお!そんな保証いらねえええええええええええ!女神さまのばかああああああ!)
俺は枕を涙で濡らしながら眠りに就くのだった───
1・街へ出てウインドウショッピング
2・喫茶店に行き軽く食事
3・教会でお祈り
4・街の小高い丘で夕焼けを見ながら告白!
《これで完璧です!》
ムフー!っと鼻息まで聞こえそうな勢いで捲し立てる我が女神さま。
(ふむ……3のお祈りに意味は?)
《私に祈らないで成功すると思っているのですか?というか絶対失敗しますよ?というか失敗させます!》フフフ───
本当にこいつは女神さまなのか……最近黒くないですか?と苦情が殺到してますよ……主に俺から!
《はいはい。いいから祈りなさい!》
(はーい……)全く……次から黒女神さまと呼んでやろう。きっと腹どころかアレやソレまで真っ黒に違いな───ドゴッ!
「痛ーー!なんで天井の板がピンポイントで頭に!しかも縦に刺さるように落ちて来るんだよ!」
《ふふふっ告白の前に天罰が降り注がないように頭上には注意を払っておきましょうね?》
くそー!この色黒女神さまがっ!
───バリーン!──ガガガ!
「イテテテテ!くそぅ!窓ガラスが!」
《あらあら……きっとカラスに石でも投げ込まれたのでしょうね。危ないですね~》
くそぅ!実態がないから一方的にやられてしまう!汚い流石女神さま汚い!
《私……汚くなんてないですよ?可憐に清楚に美しく!が女神の基本ですよ?》
(朝8時の美少女変身アニメみたいなこと言ってるなよ……おっきいお兄さん達が聞いたら怒り狂うぞ?)
《ふふっ……ところで、そろそろ寝ないと明日起きれないですよ?》
むっ!確かに!女神さまとの漫才に夢中になりすぎたな。
【リバイブ】っと部屋を直して……寝よ寝よー…………ごろん…………ごろん…………
チュンチュン!チュンチュン!
「だぁぁぁ!緊張して寝れなかったぁぁ!」
くっそー!朝になったのを意識した途端に目蓋が重くなってきたよ……
仕方ない……顔でも洗って眼を覚まそう。
俺は眠気で重い体をなんとか起こして布団から這い出て洗面所へと向かう。
「眠み~……」ガチャ
「っ─────」
アンナだ~洗面所で裸で何やってんだろ~……
………………は!?裸!?
よく観察すれば髪は濡れ、肌には水滴がついている。
あぁ……風呂か……そうだよね……だってここ……
[風呂]兼洗面所な訳だから……
「雷斗さん……何時までも見てないで……さっさと出てってーーー!」
アンナの金切り声に意識が現実に戻ると
「あわわわわ!ごめんなさーーい!」
ドタドタと俺は慌てて洗面所から飛び出した。
その後直ぐにアンナは服を着て扉から出て来たので……
俺はすかさず飛び上がり
天井にぶつかるギリギリの高さまで上昇!
そこで華麗に一回転! 無駄に洗練された無駄のない動きで落下しながら技の体勢に入る!
そしてそのまま落下!頭を地面に打ち付けた!
「すまん!寝惚けてたんだ!」
「あの……」
俺の平身低頭覇が炸裂した余波でアンナは困惑している!今がチャンスだ!
「アンナ!お詫びと言ってはなんだが……今日俺とデートしてくれないだろうか!?」ミレーヌも一緒だが……とボソッと付け加える。
「いぁ?……あ……あ~?……はい……」
よし!混乱に乗じて言質を取ったぞ!
「ありがとう!それじゃあ朝食を取ったら皆で出掛けような!」
と言うだけ言って俺は洗面所に入り扉を閉めた。
「え?……皆で……えっ?」
と扉を隔てた廊下では未だに理解が追い付かないアンナが?顔で渋々リビングへと向かうのだった。
本日の朝食当番のアンナは平身低頭覇の衝撃からなんとか立ち直り、朝食のハムエッグとパンを用意。
それを三人で食べ、食後の紅茶を啜り……
「よし……アンナ!ミレーヌ!行くぞ~」
「は~い!雷斗様に着いて行きま~す!」
「はい。雷斗さんとお出かけですね!」
と俺は声を掛けて立ち上がり二人を促し街へと繰り出す。
その後俺たち三人は仲良く商店街で雑貨を見たり…マジックショップで魔法のアイテムを見たり…
露店で手作り感溢れるアクセサリーや串焼き等々買ったり食ったり。時に冷やかしたりして時間を潰し、軽く腹が減ってきたところで喫茶店に入店。
軽食を食べながら今日の収穫を見せ合ったり、今日の店を回った感想等を言い合ったりした。
そして教会へ向かい三人で祈りを捧げる。
「二人は何ってお祈りしたの?というか普通はお願い事とかって教会でするもんなの?」
「そうですね…お願い事をしたり懺悔したり…人によって様々ですね。ちなみに私はお願い事をしました」
「雷斗様!私も!私もお願い事しましたよ!」
「ほほう…二人ともなんてお願いしたのかな?」
俺が嬉しそうに笑顔でいる二人にそう聞いてみると───二人は顔を見合わせて頷き合い──
「「秘密です!」」
そう答えた二人は満面の笑みを俺に向けるのだった。
そして俺たちは街にある小高い丘の上へと移動して───
「ふぅ…夕焼けがキレイですね…」
「風が気持ちいい~」
二人は丘の端にある手すりに手を掛け目下に広がる…夕焼けに染まる街を眺めている。
その横顔は少し赤みを帯びている…夕焼けに照らされてそう見えているだけなのか、はたまたこの光景に恍惚としているのか───その横顔を見て───俺は…
「アンナ。ミレーヌ」と名前を呼べば二人は名前を呼んだ俺の方に顔を向け笑いかけてくる
俺は意を決してインベントリから小箱を2個取り出した。そして…
「二人に受け取ってもらいたい物があるんだ…」
と二人に近づき両手に1個ずつ握った箱を二人の前に差し出した。
「これは…?」
「雷斗様?」
「二人とも…これを受け取って欲しい…」と手渡す。
「雷斗さん…開けてもいいですか?」
「雷斗様…」
「……ああ」
俺の了承を得た二人は小箱を開けると驚きと喜びが混じった…そんな表情で小箱と俺を交互に見る。
ここまで来たら言うことは一つだろう…
「二人とも…俺と婚約して欲しい。その指輪は婚約の証として二人に受け取って欲しいんだ」
「っ────」
「雷斗──様───」
二人の瞳からは大粒の滴が…目尻から流れ頬を伝い地面へと吸い込まれるように滴り落ちる。
そんな二人の瞳を俺は指先で拭い…二人を両手で抱きしめ───
「すぐに結婚ってわけにはいかないが…今回のヤマが片付いたら…正式に教会で式を挙げよう。」
「はい…ぐすっ……はい!」
「嬉しいです……嬉しいです!雷斗様!」
三人はそれぞれの体温を…温もりを感じ合い…ひとしきり堪能した後
俺の腕を二人で仲良く取り屋敷へと帰るのだった───
《あの~…いい感じで終わろうとしてますけど~…》
(なんだよダ女神さま…いい感じに今日を終わろうと思ったのに…)
俺は布団の中に潜って今にも寝るところだったというのに…
《いえね…だって婚約ってなんですか!逃げ口上じゃないですか!!》
(ええ~…ちゃんとプロポーズしたじゃないか…何が不満なんだよ…)
《不満ですよ!私的にはその後教会にダッシュで戻って式を挙げる!まで考えていたんですよ!》
…こいつ面倒臭い…すごく面倒臭い…なんでこいつこんなに絡むんだよ…
《だって!結婚して式を挙げたら夜には初夜が待ってるんですよ!?一人ずつ抱くのも良し!二人同時に抱くのも良しですよ!?それなのに…それなのにぃ!このヘタレ!!もう今後は下手斗って呼びます!》
(なんか俺がすげー下手っぽく聞こえるから止めてーー!そりゃ経験値0だけど!)
《そんなことは知ってますよ!童貞でヘタレって!もうどうしようもないですよね!?そんな雷斗さんは絶対下手くそですよ!女神の私が保証しますよ!ふふ~んだ!》
(ぐおおおおお!そんな保証いらねえええええええええええ!女神さまのばかああああああ!)
俺は枕を涙で濡らしながら眠りに就くのだった───
0
お気に入りに追加
1,408
あなたにおすすめの小説
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
異世界に射出された俺、『大地の力』で快適森暮らし始めます!
らもえ
ファンタジー
旧題:異世界に射出された俺、見知らぬ森の真中へ放り出される。周りには木しか生えていないけどお地蔵さんに貰ったレアスキルを使って何とか生き延びます。
俺こと杉浦耕平は、学校帰りのコンビニから家に帰る途中で自称神なるものに拉致される。いきなり攫って異世界へ行けとおっしゃる。しかも語り口が軽くどうにも怪しい。
向こうに行っても特に使命は無く、自由にしていいと言う。しかし、もらえたスキルは【異言語理解】と【簡易鑑定】のみ。いや、これだけでどうせいっちゅーに。そんな俺を見かねた地元の地蔵尊がレアスキルをくれると言うらしい。やっぱり持つべきものは地元の繋がりだよね!
それで早速異世界転移!と思いきや、異世界の高高度の上空に自称神の手違いで射出されちまう。紐なしバンジーもしくはパラシュート無しのスカイダイビングか?これ。
自称神様が何かしてくれたお陰で何とか着地に成功するも、辺りは一面木ばっかりの森のど真ん中。いやこれ遭難ですやん。
そこでお地蔵さんから貰ったスキルを思い出した。これが意外とチートスキルで何とか生活していくことに成功するのだった。
~最弱のスキルコレクター~ スキルを無限に獲得できるようになった元落ちこぼれは、レベル1のまま世界最強まで成り上がる
僧侶A
ファンタジー
沢山のスキルさえあれば、レベルが無くても最強になれる。
スキルは5つしか獲得できないのに、どのスキルも補正値は5%以下。
だからレベルを上げる以外に強くなる方法はない。
それなのにレベルが1から上がらない如月飛鳥は当然のように落ちこぼれた。
色々と試行錯誤をしたものの、強くなれる見込みがないため、探索者になるという目標を諦め一般人として生きる道を歩んでいた。
しかしある日、5つしか獲得できないはずのスキルをいくらでも獲得できることに気づく。
ここで如月飛鳥は考えた。いくらスキルの一つ一つが大したことが無くても、100個、200個と大量に集めたのならレベルを上げるのと同様に強くなれるのではないかと。
一つの光明を見出した主人公は、最強への道を一直線に突き進む。
土曜日以外は毎日投稿してます。
女神様から同情された結果こうなった
回復師
ファンタジー
どうやら女神の大ミスで学園ごと異世界に召喚されたらしい。本来は勇者になる人物を一人召喚するはずだったのを女神がミスったのだ。しかも召喚した場所がオークの巣の近く、年頃の少女が目の前にいきなり大量に現れ色めき立つオーク達。俺は妹を守る為に、女神様から貰ったスキルで生き残るべく思考した。
分析スキルで美少女たちの恥ずかしい秘密が見えちゃう異世界生活
SenY
ファンタジー
"分析"スキルを持って異世界に転生した主人公は、相手の力量を正確に見極めて勝てる相手にだけ確実に勝つスタイルで短期間に一財を為すことに成功する。
クエスト報酬で豪邸を手に入れたはいいものの一人で暮らすには広すぎると悩んでいた主人公。そんな彼が友人の勧めで奴隷市場を訪れ、記憶喪失の美少女奴隷ルナを購入したことから、物語は動き始める。
これまで危ない敵から逃げたり弱そうな敵をボコるのにばかり"分析"を活用していた主人公が、そのスキルを美少女の恥ずかしい秘密を覗くことにも使い始めるちょっとエッチなハーレム系ラブコメ。
俺のスキル『性行為』がセクハラ扱いで追放されたけど、実は最強の魔王対策でした
宮富タマジ
ファンタジー
アレンのスキルはたった一つ、『性行為』。職業は『愛の剣士』で、勇者パーティの中で唯一の男性だった。
聖都ラヴィリス王国から新たな魔王討伐任務を受けたパーティは、女勇者イリスを中心に数々の魔物を倒してきたが、突如アレンのスキル名が原因で不穏な空気が漂い始める。
「アレン、あなたのスキル『性行為』について、少し話したいことがあるの」
イリスが深刻な顔で切り出した。イリスはラベンダー色の髪を少し掻き上げ、他の女性メンバーに視線を向ける。彼女たちは皆、少なからず戸惑った表情を浮かべていた。
「……どうしたんだ、イリス?」
アレンのスキル『性行為』は、女性の愛の力を取り込み、戦闘中の力として変えることができるものだった。
だがその名の通り、スキル発動には女性の『愛』、それもかなりの性的な刺激が必要で、アレンのスキルをフルに発揮するためには、女性たちとの特別な愛の共有が必要だった。
そんなアレンが周りから違和感を抱かれることは、本人も薄々感じてはいた。
「あなたのスキル、なんだか、少し不快感を覚えるようになってきたのよ」
女勇者イリスが口にした言葉に、アレンの眉がぴくりと動く。
異世界漂流者ハーレム奇譚 ─望んでるわけでもなく目指してるわけでもないのに増えていくのは仕様です─
虹音 雪娜
ファンタジー
単身赴任中の派遣SE、遊佐尚斗は、ある日目が覚めると森の中に。
直感と感覚で現実世界での人生が終わり異世界に転生したことを知ると、元々異世界ものと呼ばれるジャンルが好きだった尚斗は、それで知り得たことを元に異世界もの定番のチートがあること、若返りしていることが分かり、今度こそ悔いの無いようこの異世界で第二の人生を歩むことを決意。
転生した世界には、尚斗の他にも既に転生、転移、召喚されている人がおり、この世界では総じて『漂流者』と呼ばれていた。
流れ着いたばかりの尚斗は運良くこの世界の人達に受け入れられて、異世界もので憧れていた冒険者としてやっていくことを決める。
そこで3人の獣人の姫達─シータ、マール、アーネと出会い、冒険者パーティーを組む事になったが、何故か事を起こす度周りに異性が増えていき…。
本人の意志とは無関係で勝手にハーレムメンバーとして増えていく異性達(現在31.5人)とあれやこれやありながら冒険者として異世界を過ごしていく日常(稀にエッチとシリアス含む)を綴るお話です。
※横書きベースで書いているので、縦読みにするとおかしな部分もあるかと思いますがご容赦を。
※纏めて書いたものを話数分割しているので、違和感を覚える部分もあるかと思いますがご容赦を(一話4000〜6000文字程度)。
※基本的にのんびりまったり進行です(会話率6割程度)。
※小説家になろう様に同タイトルで投稿しています。
ヒューマンテイム ~人間を奴隷化するスキルを使って、俺は王妃の体を手に入れる~
三浦裕
ファンタジー
【ヒューマンテイム】
人間を洗脳し、意のままに操るスキル。
非常に希少なスキルで、使い手は史上3人程度しか存在しない。
「ヒューマンテイムの力を使えば、俺はどんな人間だって意のままに操れる。あの美しい王妃に、ベッドで腰を振らせる事だって」
禁断のスキル【ヒューマンテイム】の力に目覚めた少年リュートは、その力を立身出世のために悪用する。
商人を操って富を得たり、
領主を操って権力を手にしたり、
貴族の女を操って、次々子を産ませたり。
リュートの最終目標は『王妃の胎に子種を仕込み、自らの子孫を王にする事』
王家に近づくためには、出世を重ねて国の英雄にまで上り詰める必要がある。
邪悪なスキルで王家乗っ取りを目指すリュートの、ダーク成り上がり譚!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる