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第1章
15 何故に僕は帰れない。
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「何でだよ」
ケントにピジョンブラッドとの内通だけじゃなく、不貞までバレた。
気を付けていたのに。
『すまんケント』
「レオン、理由を言え理由を」
『マジで、情報を対価に、して貰ってただけだ』
「何でそうなるんだよ」
『見られた、あの小屋で』
「マジかよ」
『こう、あの場所で婚約者と、良い雰囲気になった事が有って』
「で、見事に思い出を穢したワケだ、クソ野郎」
『すまん、ムラムラしてやった、ただ浮気心は無いんだマジで』
「だろうな、婚約者から貰ったハンカチを使わなかったんだし」
『マジで全部見てんじゃねぇかよ』
「逆ギレかクソ野郎、竿へし折るぞ」
『それはマジで勘弁してくれ』
「それはコッチのセリフなんだよぉ、何でピジョンブラッドなんだよ、勘弁してくれよ」
『言いふらすか、叫ぶか、手を組むか』
「だーかーら、俺らに相談してくれても良くないか?」
『イーライすら助けないお前にか?』
「は、じゃあお前なら何か出来たのかよ」
『話を聞いてやるだけでも』
「小屋でか?王族の婚約者と、しかも辿り着く間に誰に見られるか分からんのに、話し掛けるだけでも睨む婚約者が居ても。はいはい、じゃあお前は話を聞いてやった代わりアレさせんだ、良く分かりました、死ね、チ◯コから腐り落ちて死ね」
親友とまでは言わないけれど、マジギレさせてしまった。
キレて出て行くとか、アイツ、意外と寛容なのに。
《何で似た様な事で責め合ってるの?》
『ルイ、お前、疎い時と分かる時の差が本当に激しいな』
《良く言われる》
『相談したら、どうしてくれた』
《君の婚約者を引き摺り出して、お前を性欲旺盛なだけの可哀想な奴にして、ピジョンブラッドは脅迫犯として晒し上げてた。けど、立場を守りたかったんでしょ、それにバレなければ良いとも思ってた。僕らにもケントにも婚約者にも、そこが君の後ろ暗い所じゃないの?》
『クソ理解してんじゃねぇかよ』
《ケントと考えた、僕らに相談できなかった理由。間違えたよね、優先順位、間違えたよね選択を》
『身を守ろうとして、悪に加担した』
《許してくれるかな、婚約者》
『無理かもな』
友人の姉さん女房な婚約者は、アホを許した。
《ケント君、嫌な役を引き受けてくれて、ありがとうね》
本当に、良い女なのに。
「何で許しちゃうんすか、もっと選べるでしょうに」
《上を見たらキリが無いし、下も横も、なら有利に進められる可愛い子を手駒に持っておく方が、楽じゃない?》
侍女が深く頷いてんの。
まぁ、コレでアイツは頭が上がらないのは確定だし、嫌になれば破棄出来るしな。
「まぁ、はい」
《心配しなくても大丈夫、この程度なら想定内だけど、ピジョンブラッドは潰したいわね》
「それなんすけど、潰したがってる他の人と、引き合わせたいんすけど」
《者によるわね》
「ローズ嬢の兄上、パトリックさんです」
《組みましょう》
やっぱスゲェな、王族の名前。
つかアレか、王族の力が、か。
『お嬢様、彼、中々に良い子でしたね』
《騎士爵とは言えどセシル家と懇意に出来る程の素地が親に備わっているし、あのパトリックとの仲介役もしているし、出来るなら手駒に欲しいわよね》
『お嬢様、無理なさらず破棄しても良いんですよ?』
《人は資源、少し傷が有っても素地は悪くない、最後まで絞り上げても音を上げなかったら。良い資源じゃない?》
『そう価値が有りますかね』
《下半身が特にね、だからピジョンブラッドも下品な手を使ったんじゃないかしら》
『そこですか』
《活用次第だけれど、最悪は、ね》
『手足が無いと面倒そうなので、その処置は勘弁して下さい』
《そこまで不便にはしないわよ、折角仕込んでいる最中なのだし》
情が全く無いと言えば嘘になるわ。
けれどもサド気質としては、コレはコレで美味しい状況なのよね。
《失礼しても》
《どうぞ、パトリック様、お久し振りですわね》
《そうだね、犬猿の仲の後輩君》
『お飲み物は何に致しましょうか』
《いや、すまないけど持ち込みの物だけで済ませたい》
『畏まりました』
《信用が無い、ワケでは無いですわよね?》
《後輩の為、敢えてだよ》
因縁を付けない、付けられない為、敢えて接待を完全に拒否する。
本当に王族になられたのですね、パトリック様。
《では、お聞かせ頂いても宜しいでしょうか》
《少しだけ、ね》
ケントの友人が情報を流してた、らしい。
「本当に、すまないと」
「いや別にケントがしたんじゃないし、知ったならどうにかするんでしょ?」
「お前、優しいな」
「そらアレに鍛えられたんで」
「あぁ、なのに、ごめんな」
泣くかよココで。
「何で今更泣いてんの」
「あのクソ野郎に、何で何もしなかったんだって、ぅぐ」
「クソ野郎に悪態をつかれて泣くとか、そんな繊細だったっけ?」
「そのクソ野郎ですら、何か出来たかもって、もしかしたら、そうなのかもって」
いや、無理だと思う。
ローズからの監視だけじゃない、それこそ取り巻きからの監視、ローズに取り入ろうとする者の監視。
「各方面からの監視が有って、学園での接触は不可能だよ」
「でも、何か」
「あの贈り物の一覧見たでしょうよ、熱狂的なのも居て、無理だよ。単なる逆ギレ、出来もしない事を言って反論したかっただけ。ごめんね、巻き込んで」
「いやお前は悪くないだろ」
「僕と知り合いじゃなかったら、ケントの友達も唆されたりしなかったかもよ、一因は僕にも少しは有る筈」
全くの無関係じゃない。
脅されたにしても、もう少し穏便だったり、違う方向性だったかも知れない。
「いや、無い、アイツが悪い」
「誰でも凄い強いワケじゃない、弱点が有って当たり前なんだから、そこは分かってあげないと今度は自分が苦しむよ。何か言ったり仲直りしなくても良いから、許してくれそうな分だけ許してやんないと、自分を追い詰める事になるよ」
謝られたら許せ。
その考えが凄い嫌だったんだけど、良い精神科医に当たった時に教えて貰ったんだよね、相手と同量は許せ。
失敗した相手が狭量なら、その分だけ、寛大な人なら寛大に。
良い先生だったのに、殺されちゃったんだよね。
ココに転生して、幸せになっててくれないかな。
「お前、凄いな、だからアレの婚約者、だったんだよな」
実は精神年齢は君の倍。
経験値2倍補正が掛かってんだもん、そら大人ですよ。
「鍛えられたのも有るしね」
向こうでも、ココでも。
「償いじゃなく、コレ別の問題にも繋がってるから、俺とパトリック兄ちゃんに任せてくれるか?」
「うん、ごめんね、ありがとう」
「おう、じゃ、行ってくるわ」
「うん、宜しく」
『あの考えは素敵ですね、イーライ』
「ウォルター、華麗に衣装ダンスから出て来ると、逆に変質者に見えるね」
『普通に出て来たつもりなんですけどね』
「優しく軽めに慰めて、それから勉強を手伝って」
『良いですよ、ちゃんと甘えられて偉いですねイーライ』
生きてるだけで偉いって褒めてくれるのは嬉しいけど、出来たら成果を褒めて欲しい。
もし頭が良かったら、前世で色々と学んでたら。
もっと役に立てなのに、後悔も少なかったかも知れない。
それこそ、あの精神科医の先生がココに居たら、大活躍で皆の役に立って。
「ごめんね、無能で」
『イーライ、君が生きているだけで、本当に充分だ』
「いつか、成果も褒めて欲しい」
『分かった』
ウォルターから、イーライが良い事を言ってたって。
相手が許すであろう同じ分量だけ、相手を許す。
《狭量なら狭量に、寛大なら寛大な分だけ許す。良いね、分かり易いし反論にも使えるし》
『それだけ、苦労してきたんじゃないだろうか、前世で』
《そうだね、ココでだけで得られる道徳心じゃないと思う、それこそ王族レベルだよ》
志が高く、大局を鑑み、直ぐには相手を責める事はしない。
相手を慮り、配慮し、損得抜きで助言をする。
『イーライは完璧過ぎると思う』
《けど、コレで平民なんだって》
『なら王族や皇族は一体、教育水準が高過ぎて、想像が付かないんだが』
《平民にしても水準にバラつきが有るって、だからかな、愚者も思い遣れる》
『あの愚者、ピジョンブラッドとか言うのはどう処分する気なんだ』
《意外と、心配してる?》
『いや、イーライが気にする事が気掛かりなだけだ』
《あぁ》
『だが利用し合った者の婚約者は、思い出を穢され、さぞ嫌な思いをしただろうに』
《それすらも有効活用しそうな子だし、そんなに気にしなくて大丈夫。話し合いに少し立ち会ったけど、楽しそうだったよ》
『あぁ、加虐性癖持ちか』
《みたい》
『少しは分かるな』
《だね》
嫌がる事はしたくない筈が、可愛らしく抵抗されてしまうと。
「はぁ、頑張った、乾かして」
《はいはい》
『無理をしないで良いんだよ、イーライ』
「いや、する。何事も反復練習は大事、慣れマジ大事」
《じゃあ今日は時間が有るし、更にゆっくりで》
『何があろうと愛してる、イーライ』
ケントにピジョンブラッドとの内通だけじゃなく、不貞までバレた。
気を付けていたのに。
『すまんケント』
「レオン、理由を言え理由を」
『マジで、情報を対価に、して貰ってただけだ』
「何でそうなるんだよ」
『見られた、あの小屋で』
「マジかよ」
『こう、あの場所で婚約者と、良い雰囲気になった事が有って』
「で、見事に思い出を穢したワケだ、クソ野郎」
『すまん、ムラムラしてやった、ただ浮気心は無いんだマジで』
「だろうな、婚約者から貰ったハンカチを使わなかったんだし」
『マジで全部見てんじゃねぇかよ』
「逆ギレかクソ野郎、竿へし折るぞ」
『それはマジで勘弁してくれ』
「それはコッチのセリフなんだよぉ、何でピジョンブラッドなんだよ、勘弁してくれよ」
『言いふらすか、叫ぶか、手を組むか』
「だーかーら、俺らに相談してくれても良くないか?」
『イーライすら助けないお前にか?』
「は、じゃあお前なら何か出来たのかよ」
『話を聞いてやるだけでも』
「小屋でか?王族の婚約者と、しかも辿り着く間に誰に見られるか分からんのに、話し掛けるだけでも睨む婚約者が居ても。はいはい、じゃあお前は話を聞いてやった代わりアレさせんだ、良く分かりました、死ね、チ◯コから腐り落ちて死ね」
親友とまでは言わないけれど、マジギレさせてしまった。
キレて出て行くとか、アイツ、意外と寛容なのに。
《何で似た様な事で責め合ってるの?》
『ルイ、お前、疎い時と分かる時の差が本当に激しいな』
《良く言われる》
『相談したら、どうしてくれた』
《君の婚約者を引き摺り出して、お前を性欲旺盛なだけの可哀想な奴にして、ピジョンブラッドは脅迫犯として晒し上げてた。けど、立場を守りたかったんでしょ、それにバレなければ良いとも思ってた。僕らにもケントにも婚約者にも、そこが君の後ろ暗い所じゃないの?》
『クソ理解してんじゃねぇかよ』
《ケントと考えた、僕らに相談できなかった理由。間違えたよね、優先順位、間違えたよね選択を》
『身を守ろうとして、悪に加担した』
《許してくれるかな、婚約者》
『無理かもな』
友人の姉さん女房な婚約者は、アホを許した。
《ケント君、嫌な役を引き受けてくれて、ありがとうね》
本当に、良い女なのに。
「何で許しちゃうんすか、もっと選べるでしょうに」
《上を見たらキリが無いし、下も横も、なら有利に進められる可愛い子を手駒に持っておく方が、楽じゃない?》
侍女が深く頷いてんの。
まぁ、コレでアイツは頭が上がらないのは確定だし、嫌になれば破棄出来るしな。
「まぁ、はい」
《心配しなくても大丈夫、この程度なら想定内だけど、ピジョンブラッドは潰したいわね》
「それなんすけど、潰したがってる他の人と、引き合わせたいんすけど」
《者によるわね》
「ローズ嬢の兄上、パトリックさんです」
《組みましょう》
やっぱスゲェな、王族の名前。
つかアレか、王族の力が、か。
『お嬢様、彼、中々に良い子でしたね』
《騎士爵とは言えどセシル家と懇意に出来る程の素地が親に備わっているし、あのパトリックとの仲介役もしているし、出来るなら手駒に欲しいわよね》
『お嬢様、無理なさらず破棄しても良いんですよ?』
《人は資源、少し傷が有っても素地は悪くない、最後まで絞り上げても音を上げなかったら。良い資源じゃない?》
『そう価値が有りますかね』
《下半身が特にね、だからピジョンブラッドも下品な手を使ったんじゃないかしら》
『そこですか』
《活用次第だけれど、最悪は、ね》
『手足が無いと面倒そうなので、その処置は勘弁して下さい』
《そこまで不便にはしないわよ、折角仕込んでいる最中なのだし》
情が全く無いと言えば嘘になるわ。
けれどもサド気質としては、コレはコレで美味しい状況なのよね。
《失礼しても》
《どうぞ、パトリック様、お久し振りですわね》
《そうだね、犬猿の仲の後輩君》
『お飲み物は何に致しましょうか』
《いや、すまないけど持ち込みの物だけで済ませたい》
『畏まりました』
《信用が無い、ワケでは無いですわよね?》
《後輩の為、敢えてだよ》
因縁を付けない、付けられない為、敢えて接待を完全に拒否する。
本当に王族になられたのですね、パトリック様。
《では、お聞かせ頂いても宜しいでしょうか》
《少しだけ、ね》
ケントの友人が情報を流してた、らしい。
「本当に、すまないと」
「いや別にケントがしたんじゃないし、知ったならどうにかするんでしょ?」
「お前、優しいな」
「そらアレに鍛えられたんで」
「あぁ、なのに、ごめんな」
泣くかよココで。
「何で今更泣いてんの」
「あのクソ野郎に、何で何もしなかったんだって、ぅぐ」
「クソ野郎に悪態をつかれて泣くとか、そんな繊細だったっけ?」
「そのクソ野郎ですら、何か出来たかもって、もしかしたら、そうなのかもって」
いや、無理だと思う。
ローズからの監視だけじゃない、それこそ取り巻きからの監視、ローズに取り入ろうとする者の監視。
「各方面からの監視が有って、学園での接触は不可能だよ」
「でも、何か」
「あの贈り物の一覧見たでしょうよ、熱狂的なのも居て、無理だよ。単なる逆ギレ、出来もしない事を言って反論したかっただけ。ごめんね、巻き込んで」
「いやお前は悪くないだろ」
「僕と知り合いじゃなかったら、ケントの友達も唆されたりしなかったかもよ、一因は僕にも少しは有る筈」
全くの無関係じゃない。
脅されたにしても、もう少し穏便だったり、違う方向性だったかも知れない。
「いや、無い、アイツが悪い」
「誰でも凄い強いワケじゃない、弱点が有って当たり前なんだから、そこは分かってあげないと今度は自分が苦しむよ。何か言ったり仲直りしなくても良いから、許してくれそうな分だけ許してやんないと、自分を追い詰める事になるよ」
謝られたら許せ。
その考えが凄い嫌だったんだけど、良い精神科医に当たった時に教えて貰ったんだよね、相手と同量は許せ。
失敗した相手が狭量なら、その分だけ、寛大な人なら寛大に。
良い先生だったのに、殺されちゃったんだよね。
ココに転生して、幸せになっててくれないかな。
「お前、凄いな、だからアレの婚約者、だったんだよな」
実は精神年齢は君の倍。
経験値2倍補正が掛かってんだもん、そら大人ですよ。
「鍛えられたのも有るしね」
向こうでも、ココでも。
「償いじゃなく、コレ別の問題にも繋がってるから、俺とパトリック兄ちゃんに任せてくれるか?」
「うん、ごめんね、ありがとう」
「おう、じゃ、行ってくるわ」
「うん、宜しく」
『あの考えは素敵ですね、イーライ』
「ウォルター、華麗に衣装ダンスから出て来ると、逆に変質者に見えるね」
『普通に出て来たつもりなんですけどね』
「優しく軽めに慰めて、それから勉強を手伝って」
『良いですよ、ちゃんと甘えられて偉いですねイーライ』
生きてるだけで偉いって褒めてくれるのは嬉しいけど、出来たら成果を褒めて欲しい。
もし頭が良かったら、前世で色々と学んでたら。
もっと役に立てなのに、後悔も少なかったかも知れない。
それこそ、あの精神科医の先生がココに居たら、大活躍で皆の役に立って。
「ごめんね、無能で」
『イーライ、君が生きているだけで、本当に充分だ』
「いつか、成果も褒めて欲しい」
『分かった』
ウォルターから、イーライが良い事を言ってたって。
相手が許すであろう同じ分量だけ、相手を許す。
《狭量なら狭量に、寛大なら寛大な分だけ許す。良いね、分かり易いし反論にも使えるし》
『それだけ、苦労してきたんじゃないだろうか、前世で』
《そうだね、ココでだけで得られる道徳心じゃないと思う、それこそ王族レベルだよ》
志が高く、大局を鑑み、直ぐには相手を責める事はしない。
相手を慮り、配慮し、損得抜きで助言をする。
『イーライは完璧過ぎると思う』
《けど、コレで平民なんだって》
『なら王族や皇族は一体、教育水準が高過ぎて、想像が付かないんだが』
《平民にしても水準にバラつきが有るって、だからかな、愚者も思い遣れる》
『あの愚者、ピジョンブラッドとか言うのはどう処分する気なんだ』
《意外と、心配してる?》
『いや、イーライが気にする事が気掛かりなだけだ』
《あぁ》
『だが利用し合った者の婚約者は、思い出を穢され、さぞ嫌な思いをしただろうに』
《それすらも有効活用しそうな子だし、そんなに気にしなくて大丈夫。話し合いに少し立ち会ったけど、楽しそうだったよ》
『あぁ、加虐性癖持ちか』
《みたい》
『少しは分かるな』
《だね》
嫌がる事はしたくない筈が、可愛らしく抵抗されてしまうと。
「はぁ、頑張った、乾かして」
《はいはい》
『無理をしないで良いんだよ、イーライ』
「いや、する。何事も反復練習は大事、慣れマジ大事」
《じゃあ今日は時間が有るし、更にゆっくりで》
『何があろうと愛してる、イーライ』
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