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完結?以降は外伝?

教育。

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 悪い子だからロッサ・フラウに連れて行かれた。

 子供が行方不明になった村や街では、この歌が流行る。

『ベルデ、この歌って』
「まぁ、半分は正解ですけど、フアナの子は拐いませんよ」

『その、貴女を信用して無いワケじゃないのだけど、子供達はどうしているの?』
「時には貴族の家に見習いに行かせ、養子になり幸せに暮らしてる者も、それこそ当主になった者も居りますよ」

 日本だと丁稚奉公。
 使用人や職人見習いを更に貴族式に改変して、幼い頃から親元を離れられる制度を確立させた。

 一律で賃金の支払いは無し。
 代わりに衣食住と勉学、労働が課される。

 偶に親兄弟と合わない子が居るからこそ、制度の相談をした各国でも急速に広まった。
 本当に有るのよね、一方的に兄弟姉妹を嫌うとか、全て奪おうとするとか。

 ただ、どうしても労働のさせ過ぎだとか、それこそ様々な虐待が発生し得るから見張りが必要で。
 まぁ、結果的に色んな意味での保護観察官を擁立出来たから良いんだけど。

『そう、じゃあアレは、取り替え子チェンジリングは違うわよね?』

「いえ、半分はロッサ・フラウですね」

 崩落しても良い家なら良い子を分離させ、良い家庭なら問題の渦となる者を排除、若しくは入れ替えている。
 教育を広めるにしても限界は有るし、嘘を見破る魔道具を広めるには時期尚早、なら隔離しか無い。

『私には分からない様にしてね?』

「取り替え子は普通は分かりませんし、もしそうなら旦那様方の誰かにはお伝えしますし、そもしていませんからご安心を」
『良かった』

「けど油断は禁物、子供の心は特に柔らかいですから、容易く真っ直ぐさを失います。一貫性をもって躾け、褒め、分かり易くお話ししてあげて下さい。怒る時は低い声で厳しく、褒める時は優しく」
『どちらも穏やかに、聞き取り易い様に、ね』

「外国語を習得したばかりと同じ、聞こえていても理解まで僅かに時間が掛かる、それと同じ状態ですから」

『ベルデには無さそうよね?』
「そうですね、寧ろ単語選びの方で悩みますけど、何故か聞き取れないだろうと思い込まれてしまうのですよね」

『分かるわ、私もベルデには弱点が有って欲しいもの』
「脇腹が弱いんですよ、くすぐられるともう、殴りたくなる」

『分かる、ふふふ』

 フアナは見事に女王に。
 仲睦まじさと子供への教育、政策、それらを総合的に見て王が直々に任命。

 死ぬ時に交代するのでは無く、以降はこうした任命制度を利用する予定。

 そして万が一が有った場合用に、1年に1回、秘密の場所に次の任命者の名を隠す中華式が取り入れられている。
 ただ中つ国で行われているかは不明。

《お元気そうでしたね》
「だからこそ選ばれたのよね。他は体調を崩したり、崩したままだったり不仲になったり」

《毒薬で分からせるのは良かったですね、どうにか仲を戻せましたし》
「力技だったけどね」

 生理痛の苦痛を分からせる為に1週間、頭痛や腹痛を誘発させるハーブを飲ませ続け。
 更にその後は出産の苦しみを。

 重りを付けさせつつ下痢を誘発させ、搾乳の痛みを味あわせる為に力自慢に胸を揉ませ、それでも分からない者には尿道の入り口に裂け目を入れさせる。

 流石に最後まで謝らない者は居なかったから、裂け目を入れて無いけど。
 説明だけでは絶対に終わらせない、分かった、と言っても胸を揉むまでが最低限。

 真っ青になっても1時間おきに揉ませる、アレ揉む役が1番の拷問よね。

《ドSですよね》
「そうでも無いわよ、流石に泣かれたら萎えるし」

《凄い笑顔でしたけどね》
「愚者が制裁されるのは楽しい、それこそ劇でも楽しいもの」

《教育と芸術が深く関わる様になっても、教育はまだまだですからね》

 教育を行き届かせるには。

「費用対効果、人手」
《人材育成の悩みはソチラの500年後でも解決していないそうですし、気長に取り組みましょう》

 内部監査、第三者機関、その他諸々。
 どんな組織形態でも、不正を見逃さない為には人手が必要となる、けど秘密の保持も重要で。

「やっぱり神様とか魔法、魔道具が無いと難しいわよ、品行方正な集団の形成」
《でしょうね、ウチでも未だに完璧には程遠い、民に政治の議論は未だ難しいですから》

 派閥争いと言うより、ウチの領主様を悪く言うな、と領民同士が争いかけた。
 議会の見学をさせたのが早過ぎて、領主同士が仲が良くても民が過保護になっちゃって。

 本当、難しい。

「慮れ、とだけ言うは易し」
《本質を理解させる事が難しいですからね》

 貴族と平民との知識の格差を無くす、その目標は今でも叶わない。
 だって時間と体力は限られているし、その個人差もさることながら、それこそ向き不向きで勉学の進みには個体差が出る。

 根本的に人類に時間が足りない。
 全員が労働せずに生きるのは不可能、となると勉学の時間差も出て、結果的に国内でも教育水準はバラバラ。

 どうしても、格差は生まれる。
 だから特進クラスを作って労働を免除して、貴族へ養子として迎え入れさせ後ろ盾を作らせ、揺るぎない重臣を増やす。

 そうして格差が生まれてしまう。

「貴族位が要らない世界が遠い」
《あくまでも制度、カースト制度とは違うんですし、民もそこはしっかり認識しているから大丈夫ですよ》

 頭脳労働組に対して、肉体労働派からの文句が出ない様に細心の注意を払っている。
 それでも、楽をしているのではと穿った見方をする者はどうしても出てしまう、それこそ現場を見学させても。

 機密文書を扱っているので遠くから見せていたら、紙を手にして座って話をしてるだけだろう、とか。
 想定通り、そうした愚か者をどうするかの話し合いをしていたと教えて、想像と知識への理解を深めさせられたのは良かった。

 まぁ、愚か過ぎて離婚されてたから大爆笑してやったけど、ウチの教育の至らなさの産物だから笑うだけじゃ済まされない。
 本来なら携わらぬ役職、役割への理解を何処までさせるか。

 全て教える前に慮れる子も居れば、全て教えても楽をしているのだと思う者も居る、そうした子はもうたらい回しにしている。

 要は雑用係、本人が辞めたがるか他が楽をしてると言い出すまで仕事を続けさせ、嫌がれば他へ。
 ある意味で派遣でフリーター。

 便利は便利なのよね、喉元過ぎればで、前に嫌がった仕事に戻ってくれる事も有る。

 問題は人材をどう扱うか。
 コレはもう、本来、貴族平民に関係無いんだけど。

「今更、平民として生きられる気がしない、会話の通じ具合的に」
《想像以上に通じない者も居ますからね、特に国外では》

「懐かしいわね、平民になりたがった公女様」
《半年も耐えられずに戻って来ましたね》

 根本的に理屈や道理が平民と貴族では違う場合が有る、体験して理解は出来ても、今度は納得がいかない。
 それでもその場で生きていかなくてはならない、となると生き辛さを感じる事になり、あんなに嫌がっていた場所へと戻る。

 要するに理解が足りず不満を溜める。
 コレも、教育の足りなさを表す証拠。

「平和、超激ムズ」



 ローシュの発案によりブリテン王国から始まった取り替え子チェンジリングは、妖精が地元のロッサ・フラウに頼み、子供を隠す。
 そして入れ替わった妖精が子が亡くなってしまう偽装をするか、妖精か神が人の姿を借り、家が破滅する様を見守り続ける。

 元は転移転生者を保護する為の案が、虐待を防止する為の案にもなるとして、各国で採用される事に。
 そして次代に伝わる事も無く消える、一過性の寓話としてのみ歴史に残る事に。

 その過程で、妖精女王ティターニアとオベロンが他の転移転生者に擁立され、ブリテン王国に妖精女王が関わる事に。
 そして既に民により擁立されていたマーリンが補佐を。

《独自進化、ですかね》
「なのに、まーた魔女狩りが出てるんだものね。まだ100年も経って無いのに、もう忘れちゃって」

《ですが前回よりは少ないかと》
「けど魔王が戻って来てる時に現れなくても、しかも遡って魔女裁判に関わった者が現れるなんて、世界ちゃんはどうしたいのかしら」

《意図しないカードが出てしまったのか、意外と見間違いかも知れませんよ》

「アレかしらね、角度を変えると違う柄が見えるカードだった」

《その原理は》
「知らない、分からない、けど筋が等分に入ってた気がする」

《成程、ならもう既に作っていそうですね》
「そうね」

《関わりたい気持ちは分かりますが、今は鎖国中。移民を受け入れる事は有っても、我々は関与すべきではありませんよ》

「各国の独り立ちの為に犠牲を見逃す」
《いつまでも甘やかしては自立心、独立精神は育ちませんから》

「でも犠牲が出る」
《アナタは既に万能願望成就具と化している。本来はココの者だけで解決する事こそが理想、でなければ使命感から暴走するか、利用しココの世界の流れを変えようとする者が現れ続ける。転移者の流入を止めるにも、ココの者全てが必要としなくなる事、転移者が転生者同様に知識と存在だけを求められる様にする。何百年掛かるかも知れませんが、転移転生者に安全に過ごして貰うには、魔王や大罪に動いて貰うしか無い》

「無理、全ての犠牲は演舞で終わらせて、死者は全てウチへ」

《分かりました。では、ココを死の国にしましょう》



 そうして何度目かの魔女狩りや大罪狩り、魔王狩りが起こり。
 その度に教会は縮小を余儀なくされ、同時に密かにルーマニアへの移民が増えた。

《はい、記録》
「読めない」

《翻訳機が有るんじゃないの?》
「コレ神様関与してる、信用ならん」

《成程》

 彼女は転移者。
 寓話が真実かも知れないから、ココにこうして来ている。

「コレが事実だとすると、知り合いの親御さんもココに居るかもなんですが」
《殆どのエルフは子孫を残さず亡くなってる、だから辿っても探し出せないと思うよ》

「何故、子孫が居ないんでしょうか」
《そこは残って無いけど、多分、子供への義理立てだと思う。ココに子孫が沢山居たら、まるで幸せに暮らしてたみたいじゃない、置いて来た子を思って無いって示す事に繋がる》

「居ないのが、思ってた証拠」
《例えココに文章を残していても比較物が無いと筆跡鑑定は不可能、なら何も残さない、とか》

 子供の為、未来の為、理想の為に死を偽装した。
 そう思うには十分な材料が残っている。

「転移転生者的には、凄い、重いんですが」
《だから隠してたんだろうね》

「何故、今、出す」
《成熟度が到達したからじゃない?》

「いや重いって」
《不用意に飛んでいかない様にする重し、最終段階にやっと到達した、とか》

「アクトゥリアン」

 宇宙から見守っていたとされる、外なる神とはまた違う何か。
 統一意識集合体宇宙生物、アクトゥリアン。

《無視されてるねぇ》

「何アレ、人のプライバシーを容易く超えるクセに」

《ねぇ、知ってどうするの?》
「それな、ある程度辿り着いてから考えようと思って、虚栄心だとかに聞いたんだけど。それっぽいのには会ったとは言うけど、姿は見て無いし、全く同じじゃないって。元魔王は記憶が欠落してるし、神様は知ってどうするかの答えを聞いてから教えるって言うし、全く確証が無いままにココに至った」

《だろうね、そう仕組んでたんだろうし》
「で、どっちにしても、重さが変わるだけだなと。重い、身内の犠牲だけじゃ無いから余計に重い」

《平和の為に納得して移民したんだと思うよ?》
「後から知って、でしょうよ。死ぬか移民か、ギリギリまで放置して、犠牲は犠牲」

《転移転生者の為だけなら神々は協力しなかったと思うけどね》

「そこ、数で比べられないのがな、コッチは元から数が少ない。後はどう釣り合わせるか、アレか、それで福祉が充実しまくってるのか」
《まぁ、だろうね》

「もう少し早めに出しても良かったのでは?」
《そうなると教会派が滅ぶか、追い詰められちゃうんじゃない?》

「あー、そうなると別の問題が発生するのか」
《その時は被害を最小限に留められると思ってた、かも知れない》

「秘密結社の子孫が国連の第三者機関、内部監査に居た、とか夢が有り過ぎでしょうよ」
《そこも、結果として抑止力が弱まったのは誤算だったか、敢えてか》

「各国の独り立ちて」
《貢献が事実なら鼻が高いけど、まぁ、今はこうだし》

 血は薄まり吸血鬼は希少種に、そして若者は海外へ。

「人口減少な、ご愁傷様」
《この国の色は凄く薄くなった、その事も情報解禁の切っ掛けになったか。寓話の辻褄合わせに丁度良くて、情報を統合しただけ、寓話に使われただけか。そこをハッキリさせる旨味はウチに無いから、変わらず神秘の国ルーマニアを貫くけどね》

「そこよ、マジで隠して無い?甘く調べて無い?」
《無い》

「嘘か分からん」
《今日は安定剤を使って無いってば、マジで》

「どうだか」
《ロッサ・フラウのドレスは出たよ、黒と青の、着る?》

「サイズ差、寸法が合ったレプリカで結構です」
《そっくりだね、何でも遠慮する所とか》

「止めろ、役職交代させんぞ」
《そんなに嫌なの?先代が身内なの》

「マジだったらプレッシャーがエグいのが嫌、寓話であって欲しいけど、無視は難しい。一生、頭の片隅に残るよね、自分達の為に平和を成そうとした」
《それ私もなんだよね、誰かしらの、それこそ登場人物の遺伝子が1つは入ってる可能性は有る。もう作られた基盤の上で安穏とは過ごせないよね》

「だから先代は自殺を」
《そこもちょっと有り得るよねぇ、申し訳無さと時期交代だと思って、敢えて亡くなったかも知れない。死の国らしい次への繋ぎ方だとも思える》

「ココの竜人さんも、泣哭性愛ダクリフィリア?」
《確かめてみる?》

「増やさんぞ、幾ら便利になったとしても、ワシの体は1つ」
《恩恵を得られるかもよ?》

「長寿はいらんし自動治癒リジェネレータ―だから不要です」

《凄いよねぇ、毎日ヤり放だ》
「女性の苦痛を分からせるハーブティーは存在してるんだよな?」

《有るんだよねぇ、マタニティスクールで父親が必ず飲まされる》
「君、効くの?」

《効く濃度のを飲まされた、しかもアレと違って胸が張る》

「ざまぁ」
《遺伝するのかね?そのサド気質》

「親兄弟は違う、筈」
《そこまでにしておこう、祖父がドМはちょっとキツい》

「あー、ローレンスのご子孫か、先祖より劣化してますが大丈夫ですか?」
口述性愛ナレートフィリアね、アレはちょっとドキッとしたよね、エロいのは好きだし》

「うわぁ、まさかローレンスの生まれ変わりとか」
《そうなるとウチの奥さんがローシュ、君の伯母さんになるんだけど》

「うん、確認しないでおこう、グレーゾーンで」
《そんなに私が嫌い?》

「ブラド3世とローレンスが混ざってるのは、ちょっと、無理かな」
《だよねぇ、伯母の身内はね、私も無理だ》

「そうやって、少なくともココでは、自分も責任者の血筋かも知れないって思ってる者は多めなのよね」
《単なる寓話とするには史実に沿い過ぎてるし、確かめるにしても限界は有る。なら、完全に否定するのは頭が悪過ぎる、なんせ0だと示す証拠も無いんだし》

「かも知れない運転」
《ウチの敷地でなら乗って良いよ、あ、スポーツカーも有るよ?》

「アレやってみたい、グルグル回るやつ」
《普通の運転の話なんだけど、そっか、だから免許を取得させて貰えないんだね》

「そこ?」
《じゃない?》

「だって普通に運転出来るもん、オートマは」
《スポーツカーはマニュアルなんだよねぇ》

「じゃあ普通のでグルグル」
《安全装置切らないと、違法改造車にしか無理だよ》

「無いの?」
《無いねぇ、国政を担う立場だし》

「見えない」
《良く言われる》

 こうして気が合うのに、何も無いまま歳月が過ぎて、私は他の者と結婚する事に。
 コレこそブラド3世の呪いだと思ったんだけど、誰にも言って無いんだよね、笑われそうだし、自意識高過ぎって言われそうだし。
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