夢日記

独身貴族

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町の迷宮

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私はなぜか、木村●哉についてこいと合図をされ、街に中をただひたすらに追いかけていた。

別にファンとかそういうわけじゃない。
彼の方が、私に用があるようだから、ついて行ったのだ。

しかし、追いついても追いついても、置いていかれる。


細い路地を抜け、廃れた八百屋の前を通り過ぎ、環状線の下をくぐり、高架下に流れる川のボート乗り場をぐるぐる回って──どちらかといえば、私を置いてズンズン行ってしまう木村●哉よりも、街の荒廃感に興味があった。迷路のようで、まるで白うさぎに導かれるアリスのような──

そこで目が覚めた。目的地はどこだったのか、ついぞ知らぬままだ。
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