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第十四幕 貴方だけ癒せるの
★R18
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陽翔はくったりと自身に身を預ける百子をひょいと横抱きにし、彼女の靴を脱がせ、自分も荒々しく靴を脱ぎ、寝室のドアを蹴破る勢いで開けると、彼女を優しくベッドに横たえる。仄かに頬を上気させ、伸びた黒髪をシーツに広げる彼女を見て生唾を飲んだ陽翔は、すぐさま彼女を組み敷いてその唇を奪う。下半身の熱に誘われるまま、じっくりと口腔を舐り、鼻に掛かる甘い声を堪能した彼は、百子の耳朶にそっと舌を這わせ、わざとリップ音を立てて首筋に指を触れるか触れないかのタッチで滑らせる。
「やっ……! だめ……!」
「邪魔だな」
陽翔が荒々しくブラウスのボタンを、ブラジャーを外してしまい、百子は制止の声を上げたが、陽翔の手は止まらなかった。まろやかな双丘とほっそりとした腰が余すことなく彼の目が移してしまったことに息を呑み、百子はひやりとした上半身を、両手で隠そうとした。
「百子、手をどけろ」
百子はしきりに首を横に振る。いらついた素振りを見せた陽翔だったが、百子の眉が下がっているのを見て一気に頭から熱が引いた。
「……だって……こんな貧弱になった体なのに……すぐに脱がすなんて……」
陽翔は意外そうに眉を上げる。確かに百子はこの3ヶ月で、手足や胴がいくばくか細くなってるが、吸い付くような甘い肌や、柔らかさは失っていないというのに、何故それを気にするかが分からなかったのだ。
「分かってないな、百子は」
陽翔はやれやれと首を振り、彼女の双丘の横を、くびれた腰を、まろやかなヒップをゆっくりとなぞる。匂い立つような百子の肢体は、少しばかりその厚みを無くしたとて、陽翔にとってはよだれを垂らしそうになるくらいに蠱惑的だというのに、百子はどうやらそれを知らないらしい。
「俺にとっては、百子はいつだって魅力的に見えんだよ……ほら、ここも」
真っ赤になった顔を逸らす百子の頬に、陽翔は唇を寄せる。
「ここも」
陽翔の唇が百子の唇を捉え、陽翔の舌が百子の舌に絡みつく。陽翔の舌が口の中を自在に蠢いている最中、百子の下半身は徐々にひやりとした空気に晒され、百子は足を閉じようとした。
「百子、足閉じるの禁止」
しかしその動きを察した陽翔は、彼女の足の間に体を滑りこませ、そのまま覆い被さった。
「はる……んんーっ!」
百子の制止の声を、陽翔は自身の口に吸い寄せて、先程よりも激しく舌を絡めて軽く吸う。丁寧に口の中を舌で愛撫した陽翔は、彼女の力が抜けたのを確認して唇を離した。彼女の唇が陽翔の唾液で艶を帯び、より蠱惑的になったそこに再び口づけを落とす。
「ここも」
小さな蕾に唇を寄せると、百子の声と体が同時に跳ねた。そのまま陽翔の手は徐々に下に降りていく。
「ここも」
百子の腰を、腹を、陽翔のキスが降りていく。彼の手はさらに下半身まで伸び、するりとショーツの中に差し込まれてしまう。そのままヒップを撫でるようにはぎ取られ、陽翔の唇が秘花に寄せられた。既に露に塗れているそこが小さな水音を立てて、百子は押し殺したような声を出し、顔どころか首までも朱が差してしまう。
「ここも……どこもかしこも百子は甘い。こんなに濡らして……でもここはしばらくお預けだな。俺がどれだけ百子を愛してるか、これからじっくり教えてやるよ」
彼女の股間から顔を上げ、舌なめずりをわざと見せつけた陽翔は、小さな蕾に唇を寄せた。
「ああっ! はると!」
ざらりとした感触に蕾が包まれ、甘く鈍い疼きが、時折鳴る水音と共に体を駆け抜ける。思わず彼の頭に両手を回した百子は、彼の髪の中を指先で強請るように這わせる。それに応えるかのように、もう片方の蕾も陽翔の指が軽く弾き、その輪郭をなぞった。
(もっと……もっと欲しい)
百子は彼の耳朶をゆるりと撫で、首筋にも指を這わせる。陽翔の舌が一瞬動きが止まり、わざとリップ音を立てて蕾から唇を離した。
「んっ……」
その刺激に体を震わせたのは束の間で、陽翔は先程指で弄っていた蕾にも吸い付く。彼の唾液にまみれた蕾を指で愛撫されると、さらに百子の声が悩ましげなものに変化していく。
「ねえっ……はる、と! ずるいったら!」
陽翔が舌と指を蠢かせている合間に、百子は両手で陽翔のシャツを掴み、首を横に振る。
「何だ? もっとしてほしいってか?」
「ちが……んんっ!」
百子の抗議を無視した陽翔は、そう言って陽翔は手のひらに収まる双丘の感触を楽しんでいたが、百子の手のひらが頬を捉えたために、彼女の切なそうな瞳と目があった。
「陽翔も脱いで……私だけ裸なんて嫌……」
拗ねたような声が陽翔の耳を打ち、百子はたどたどしく彼のシャツのボタンに手をかける。陽翔は彼女の手を止めようとしたが、熱を帯びた百子の瞳にどきりとして、百子がボタンを外しやすいように、陽翔は百子を抱き起こした。
「百子が積極的なの、すげーそそる……」
色気を孕んだ低い声に促され、百子はボタンを外していく。徐々に露わになっていく逞しい胸筋や腹筋には、汗が幾筋も伝い、思わず百子はそれを舐め取る。陽翔の小さな低い声と共に、腹筋が硬直し、パサリとシャツがベッドに舞い降りた。
(陽翔の筋肉……すごい……)
陽翔の反応があることに、百子は胸を高鳴らせながら、腹筋の溝に丹念に舌を這わせ、徐々に上へと移動する。陽翔の胸筋にちんまりと佇んでいる実に口づけを落とし、軽く吸って翻弄する。陽翔の息が荒くなっていく様子に気分を高揚させた百子は、彼の背中に手を回し、くすぐるようになぞる。
「ちょっ……百子っ!……はっ……!」
戸惑う陽翔の声は、荒い吐息に溺れてしまった。彼の弱点を発見した百子はうっとりと笑いながら、彼のズボンに手を掛けて、窮屈そうにズボンを押し上げている彼自身を見て百子は生唾を飲んだ。
(もう……こんなに、大きい……)
百子は陽翔を見上げて微笑み、ズボンの上からはち切れんばかりのそれをそっと撫でる。
「……そんなに、待ってたの?」
百子は陶酔したような笑みを浮かべ、ぴくりと動く陽翔の分身に唇を押し当てたが、次の瞬間体がベッドに沈んだ。
「……これ以上煽んな。優しくできなくても知らないぞ!」
切迫に喘ぐ陽翔は短くそう言った後、ズボンとトランクスを同時に脱いだ。へその下に彼自身が小さくぶつかる感触を無視し、押し倒した百子に覆い被さった陽翔は、彼女に深く口づけて太ももを撫で、徐々にその手を茂みへと近づけていった。茂みを下から上へ焦らしながらなぞってやると、既に濡れそぼったそこに触れて、僅かな水音が耳を掠めた。
「期待してぐしょぐしょにしてたのか? 病み上がりなのにエッロいな」
陽翔は百子の足を大きく開き、茂みの中に佇む、蜜を湛えた秘花を縦にそっとなぞる。物欲しそうに秘花がはくはくと脈動し、百子の体が大きくしなる。陽翔はすぐにでも怒張した熱杭をそこにねじ込みたい衝動に駆られたが、百子の体を傷つけてしまうと無理矢理に獣性を押し込め、花芽をこね回すように舌を這わせたり、軽く吸いながら、花びらを指でなぞった。
「あ……あっ……やぁ……! きちゃ……!」
一際百子が体を跳ねさせ、秘花から蜜がとろりと溢れだし、陽翔の指を濡らしていく。その蜜を塗りこむように、彼は指を秘花へ突き立て、いくらか進んだところで指を腹側に曲げた。
「あ……そこ、きもちいっ……!」
痛みを訴えられると覚悟していた陽翔だったが、ざらつくそこを円を書くように擦ると、百子の艶っぽい嬌声が耳を叩く。こみ上げてきた白いマグマを、彼は百子の細くなった上半身を見つめ、荒く息を吐いて鎮める。百子の手が陽翔の髪に触れ、ゆるゆると頭を往復する感触で、陽翔は我に帰った。
「百子、指増やすぞ。痛かったら言えよ」
百子が力なく頷いたので、二本の指を突き立てると、最後に愛を交わした時よりも、いくばくか隘路が狭まっているようにも思える。指一本ならともかく、本数を性急に増やすのは百子の体を傷つける恐れがあった。
「痛くないか……?」
頭が僅かに冷えた陽翔は眉を歪めて百子に尋ねるが、期待に潤む瞳が彼を射抜いた。
「うん……もっと……ちょうだい……?」
「だめだ。久しぶりなんだからゆっくり解させてくれ」
「やだ……焦らさないで……ああああっ!!」
百子の縋るような目線を無視し、陽翔は指を百子の隘路に突き立てたまま、花芽に舌を添わせて軽く押しつぶす。彼女の体が再び跳ねて、隘路が不規則に蠢き、柔らかくなったそこにさらに指を増やした。
「だ、め! はると! またきちゃ……!」
「ほら、イけよ」
陽翔が指を折り曲げ、花芽に軽く吸い付くと、再び百子の隘路が陽翔の指を捉え、離すまいと締め付けた。彼が指を引き抜くと、名残惜しそうな水音がして、蜜が陽翔の指を追うように溢れ出た。
「やっ……! だめ……!」
「邪魔だな」
陽翔が荒々しくブラウスのボタンを、ブラジャーを外してしまい、百子は制止の声を上げたが、陽翔の手は止まらなかった。まろやかな双丘とほっそりとした腰が余すことなく彼の目が移してしまったことに息を呑み、百子はひやりとした上半身を、両手で隠そうとした。
「百子、手をどけろ」
百子はしきりに首を横に振る。いらついた素振りを見せた陽翔だったが、百子の眉が下がっているのを見て一気に頭から熱が引いた。
「……だって……こんな貧弱になった体なのに……すぐに脱がすなんて……」
陽翔は意外そうに眉を上げる。確かに百子はこの3ヶ月で、手足や胴がいくばくか細くなってるが、吸い付くような甘い肌や、柔らかさは失っていないというのに、何故それを気にするかが分からなかったのだ。
「分かってないな、百子は」
陽翔はやれやれと首を振り、彼女の双丘の横を、くびれた腰を、まろやかなヒップをゆっくりとなぞる。匂い立つような百子の肢体は、少しばかりその厚みを無くしたとて、陽翔にとってはよだれを垂らしそうになるくらいに蠱惑的だというのに、百子はどうやらそれを知らないらしい。
「俺にとっては、百子はいつだって魅力的に見えんだよ……ほら、ここも」
真っ赤になった顔を逸らす百子の頬に、陽翔は唇を寄せる。
「ここも」
陽翔の唇が百子の唇を捉え、陽翔の舌が百子の舌に絡みつく。陽翔の舌が口の中を自在に蠢いている最中、百子の下半身は徐々にひやりとした空気に晒され、百子は足を閉じようとした。
「百子、足閉じるの禁止」
しかしその動きを察した陽翔は、彼女の足の間に体を滑りこませ、そのまま覆い被さった。
「はる……んんーっ!」
百子の制止の声を、陽翔は自身の口に吸い寄せて、先程よりも激しく舌を絡めて軽く吸う。丁寧に口の中を舌で愛撫した陽翔は、彼女の力が抜けたのを確認して唇を離した。彼女の唇が陽翔の唾液で艶を帯び、より蠱惑的になったそこに再び口づけを落とす。
「ここも」
小さな蕾に唇を寄せると、百子の声と体が同時に跳ねた。そのまま陽翔の手は徐々に下に降りていく。
「ここも」
百子の腰を、腹を、陽翔のキスが降りていく。彼の手はさらに下半身まで伸び、するりとショーツの中に差し込まれてしまう。そのままヒップを撫でるようにはぎ取られ、陽翔の唇が秘花に寄せられた。既に露に塗れているそこが小さな水音を立てて、百子は押し殺したような声を出し、顔どころか首までも朱が差してしまう。
「ここも……どこもかしこも百子は甘い。こんなに濡らして……でもここはしばらくお預けだな。俺がどれだけ百子を愛してるか、これからじっくり教えてやるよ」
彼女の股間から顔を上げ、舌なめずりをわざと見せつけた陽翔は、小さな蕾に唇を寄せた。
「ああっ! はると!」
ざらりとした感触に蕾が包まれ、甘く鈍い疼きが、時折鳴る水音と共に体を駆け抜ける。思わず彼の頭に両手を回した百子は、彼の髪の中を指先で強請るように這わせる。それに応えるかのように、もう片方の蕾も陽翔の指が軽く弾き、その輪郭をなぞった。
(もっと……もっと欲しい)
百子は彼の耳朶をゆるりと撫で、首筋にも指を這わせる。陽翔の舌が一瞬動きが止まり、わざとリップ音を立てて蕾から唇を離した。
「んっ……」
その刺激に体を震わせたのは束の間で、陽翔は先程指で弄っていた蕾にも吸い付く。彼の唾液にまみれた蕾を指で愛撫されると、さらに百子の声が悩ましげなものに変化していく。
「ねえっ……はる、と! ずるいったら!」
陽翔が舌と指を蠢かせている合間に、百子は両手で陽翔のシャツを掴み、首を横に振る。
「何だ? もっとしてほしいってか?」
「ちが……んんっ!」
百子の抗議を無視した陽翔は、そう言って陽翔は手のひらに収まる双丘の感触を楽しんでいたが、百子の手のひらが頬を捉えたために、彼女の切なそうな瞳と目があった。
「陽翔も脱いで……私だけ裸なんて嫌……」
拗ねたような声が陽翔の耳を打ち、百子はたどたどしく彼のシャツのボタンに手をかける。陽翔は彼女の手を止めようとしたが、熱を帯びた百子の瞳にどきりとして、百子がボタンを外しやすいように、陽翔は百子を抱き起こした。
「百子が積極的なの、すげーそそる……」
色気を孕んだ低い声に促され、百子はボタンを外していく。徐々に露わになっていく逞しい胸筋や腹筋には、汗が幾筋も伝い、思わず百子はそれを舐め取る。陽翔の小さな低い声と共に、腹筋が硬直し、パサリとシャツがベッドに舞い降りた。
(陽翔の筋肉……すごい……)
陽翔の反応があることに、百子は胸を高鳴らせながら、腹筋の溝に丹念に舌を這わせ、徐々に上へと移動する。陽翔の胸筋にちんまりと佇んでいる実に口づけを落とし、軽く吸って翻弄する。陽翔の息が荒くなっていく様子に気分を高揚させた百子は、彼の背中に手を回し、くすぐるようになぞる。
「ちょっ……百子っ!……はっ……!」
戸惑う陽翔の声は、荒い吐息に溺れてしまった。彼の弱点を発見した百子はうっとりと笑いながら、彼のズボンに手を掛けて、窮屈そうにズボンを押し上げている彼自身を見て百子は生唾を飲んだ。
(もう……こんなに、大きい……)
百子は陽翔を見上げて微笑み、ズボンの上からはち切れんばかりのそれをそっと撫でる。
「……そんなに、待ってたの?」
百子は陶酔したような笑みを浮かべ、ぴくりと動く陽翔の分身に唇を押し当てたが、次の瞬間体がベッドに沈んだ。
「……これ以上煽んな。優しくできなくても知らないぞ!」
切迫に喘ぐ陽翔は短くそう言った後、ズボンとトランクスを同時に脱いだ。へその下に彼自身が小さくぶつかる感触を無視し、押し倒した百子に覆い被さった陽翔は、彼女に深く口づけて太ももを撫で、徐々にその手を茂みへと近づけていった。茂みを下から上へ焦らしながらなぞってやると、既に濡れそぼったそこに触れて、僅かな水音が耳を掠めた。
「期待してぐしょぐしょにしてたのか? 病み上がりなのにエッロいな」
陽翔は百子の足を大きく開き、茂みの中に佇む、蜜を湛えた秘花を縦にそっとなぞる。物欲しそうに秘花がはくはくと脈動し、百子の体が大きくしなる。陽翔はすぐにでも怒張した熱杭をそこにねじ込みたい衝動に駆られたが、百子の体を傷つけてしまうと無理矢理に獣性を押し込め、花芽をこね回すように舌を這わせたり、軽く吸いながら、花びらを指でなぞった。
「あ……あっ……やぁ……! きちゃ……!」
一際百子が体を跳ねさせ、秘花から蜜がとろりと溢れだし、陽翔の指を濡らしていく。その蜜を塗りこむように、彼は指を秘花へ突き立て、いくらか進んだところで指を腹側に曲げた。
「あ……そこ、きもちいっ……!」
痛みを訴えられると覚悟していた陽翔だったが、ざらつくそこを円を書くように擦ると、百子の艶っぽい嬌声が耳を叩く。こみ上げてきた白いマグマを、彼は百子の細くなった上半身を見つめ、荒く息を吐いて鎮める。百子の手が陽翔の髪に触れ、ゆるゆると頭を往復する感触で、陽翔は我に帰った。
「百子、指増やすぞ。痛かったら言えよ」
百子が力なく頷いたので、二本の指を突き立てると、最後に愛を交わした時よりも、いくばくか隘路が狭まっているようにも思える。指一本ならともかく、本数を性急に増やすのは百子の体を傷つける恐れがあった。
「痛くないか……?」
頭が僅かに冷えた陽翔は眉を歪めて百子に尋ねるが、期待に潤む瞳が彼を射抜いた。
「うん……もっと……ちょうだい……?」
「だめだ。久しぶりなんだからゆっくり解させてくれ」
「やだ……焦らさないで……ああああっ!!」
百子の縋るような目線を無視し、陽翔は指を百子の隘路に突き立てたまま、花芽に舌を添わせて軽く押しつぶす。彼女の体が再び跳ねて、隘路が不規則に蠢き、柔らかくなったそこにさらに指を増やした。
「だ、め! はると! またきちゃ……!」
「ほら、イけよ」
陽翔が指を折り曲げ、花芽に軽く吸い付くと、再び百子の隘路が陽翔の指を捉え、離すまいと締め付けた。彼が指を引き抜くと、名残惜しそうな水音がして、蜜が陽翔の指を追うように溢れ出た。
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