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愛妻家の上司が好きなんです
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「んっ、、」
「はぁ、っん」
声を出さないように我慢してるんだろう。
けれど、それでも漏れ出る小さな声が余計に、俺の身体をを熱くさせること、君は気づいているのだろうか。
時刻は19時50分。
展示場のサンプル室。
こんな時間に人がいることのないこの場所で、スーツ姿の彼女を壁に縫いとめて、唇に、首元に、キスを落とす。
「声、漏れてますよ、黙って…水川さん、」
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