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3.~ルナ・ロード~ この先どうなる?
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僕とカイは、ルナ・ロードへと入っていった。ルナ・ロードの入口にあった小舟に乗り進んでいる。
「カイ、アトラスへはどれくらいで着くんだ?」
「アトラスへは3~4日だよ。」
「結構かかるんだな。」
「実はな、本当はテルスからアトラスまでは1ヵ月以上かかるんだ。だけど"クロノリス"という魔法によって時間を早めてるんだ。」
「カイ、今、さらっと言ったけど、魔法使えるのか?」
「ああ。使えるよ。特に時間に関する魔法は得意だ。」
鼻を啜り、少し照れながら言う。
「凄いな~。カイは。僕にも何か魔法が使えるようになるのかな...」
アトラスへ帰ると、皆が魔法を使えるんだろうか?何だか少し不安になってきた。不安そうな目で、カイを見詰める。
「アステリアも練習すれば時間魔法が使えるよ。それに、アステリアは他に魔法を使えた筈だから。きっと、記憶が戻れば使えるようになるって。猫に変身する術も俺の力なしで出来てたしな。」
と、頭をポンポン。
頭をポンポンされた...
恥ずかしいような...でも、何でか猫の姿だからなのか不思議な感覚だ。
「そうなのか。ありがとう、カイ。」
少し照れながら言う。
「そうだ。1つ言い忘れたけど、ルナ・ロードは、あくまで1つの道だ。ルナ・ロードの先に扉があってそこに入ると、ガラク(銀河)・ロードへと繋がる部屋がある。そこで変身を解いて人に戻るぞ。」
「まだ、道があるんだな。人に戻る時はどうするの?また、カイの魔法で戻るのか?」
「あ。それな。アステリアもペンダントをしてるだろう?紋章の。それを使って戻るんだよ。記憶がないって言っても、それはしっかり身に付けてたんだな。」
「...これがそうなのか。これは祖母の形見と聞いて、母から貰ったもので...僕を守ってくれる御守りだから身に付けてなさいって言われてたんだ。」
そういえば、外したことなかったな...。
「そんな話になってたんだな。これはな、王家の紋章でアステリアがテルスに行く時、王妃様が持たせてくれたものだよ。御守り、には違いないけどな。俺のペンダントも王妃様に貰ったものだ。」
そう言って見せてくれる。
僕の記憶は、カイの話からすると所々作られたものみたいだな。16になってから、星に行くと聞いたけど、僕のテルスでの記憶は、小さい頃からずっとある。しかも、カイはアステリアは16と言っていたが、テルスではもう17になってるし...色々考えると分からなくなってきた。
今までの記憶もいつなくなるか分からないし。不安だ。
「そういえば、カイ、僕の記憶が皆から消えるっていうのは聞いたけれど、僕の中からも皆の記憶が消えてしまうの?例えば、アステリアとしての記憶が戻ったら消えるとか...。」
ずっと、気になってたんだ。と、カイに問いかける。
「それは、正直分からない。消えるかもしれないし、消えないかもしれない。消えなくても時間と共に薄れていくかもしれない。けれど、忘れたとしても、経験としてはちゃんと身に付いてると思うよ。」
大丈夫だ。と見詰めてきた。
カイと色々話しているうちに扉が見えてきた。
「アステリア、着いたぞ。ここが、ガラク・ロードへと繋がる扉。ガラク・ポルタだ。」
船を降り、カイとガラクへの扉、ガラク・ポルタを開いた。
「カイ、アトラスへはどれくらいで着くんだ?」
「アトラスへは3~4日だよ。」
「結構かかるんだな。」
「実はな、本当はテルスからアトラスまでは1ヵ月以上かかるんだ。だけど"クロノリス"という魔法によって時間を早めてるんだ。」
「カイ、今、さらっと言ったけど、魔法使えるのか?」
「ああ。使えるよ。特に時間に関する魔法は得意だ。」
鼻を啜り、少し照れながら言う。
「凄いな~。カイは。僕にも何か魔法が使えるようになるのかな...」
アトラスへ帰ると、皆が魔法を使えるんだろうか?何だか少し不安になってきた。不安そうな目で、カイを見詰める。
「アステリアも練習すれば時間魔法が使えるよ。それに、アステリアは他に魔法を使えた筈だから。きっと、記憶が戻れば使えるようになるって。猫に変身する術も俺の力なしで出来てたしな。」
と、頭をポンポン。
頭をポンポンされた...
恥ずかしいような...でも、何でか猫の姿だからなのか不思議な感覚だ。
「そうなのか。ありがとう、カイ。」
少し照れながら言う。
「そうだ。1つ言い忘れたけど、ルナ・ロードは、あくまで1つの道だ。ルナ・ロードの先に扉があってそこに入ると、ガラク(銀河)・ロードへと繋がる部屋がある。そこで変身を解いて人に戻るぞ。」
「まだ、道があるんだな。人に戻る時はどうするの?また、カイの魔法で戻るのか?」
「あ。それな。アステリアもペンダントをしてるだろう?紋章の。それを使って戻るんだよ。記憶がないって言っても、それはしっかり身に付けてたんだな。」
「...これがそうなのか。これは祖母の形見と聞いて、母から貰ったもので...僕を守ってくれる御守りだから身に付けてなさいって言われてたんだ。」
そういえば、外したことなかったな...。
「そんな話になってたんだな。これはな、王家の紋章でアステリアがテルスに行く時、王妃様が持たせてくれたものだよ。御守り、には違いないけどな。俺のペンダントも王妃様に貰ったものだ。」
そう言って見せてくれる。
僕の記憶は、カイの話からすると所々作られたものみたいだな。16になってから、星に行くと聞いたけど、僕のテルスでの記憶は、小さい頃からずっとある。しかも、カイはアステリアは16と言っていたが、テルスではもう17になってるし...色々考えると分からなくなってきた。
今までの記憶もいつなくなるか分からないし。不安だ。
「そういえば、カイ、僕の記憶が皆から消えるっていうのは聞いたけれど、僕の中からも皆の記憶が消えてしまうの?例えば、アステリアとしての記憶が戻ったら消えるとか...。」
ずっと、気になってたんだ。と、カイに問いかける。
「それは、正直分からない。消えるかもしれないし、消えないかもしれない。消えなくても時間と共に薄れていくかもしれない。けれど、忘れたとしても、経験としてはちゃんと身に付いてると思うよ。」
大丈夫だ。と見詰めてきた。
カイと色々話しているうちに扉が見えてきた。
「アステリア、着いたぞ。ここが、ガラク・ロードへと繋がる扉。ガラク・ポルタだ。」
船を降り、カイとガラクへの扉、ガラク・ポルタを開いた。
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