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オリジナル
㊸同期×女性下着好き(美形×平凡)
しおりを挟む可愛い女物の下着が大好きな平凡リーマン(万智)。リボンやレースがたっぷりの可愛い系から、スケスケセクシーな物まで色々所持していて。気分によって選んでは身につけて仕事をしている。
今日はちょっとセクシーな黒のレース。
着けているだけで気分が上がる万智は、ルンルンで仕事に打ち込んでいた。
「わっ!?」
「っ、と。ゴメン」
ファイル整理をしていると、ドンっと誰かにお尻がぶつかる。
見るとイケメンで有能な同期(晶哉)が。
「あ、ううん。大丈夫だよ」
「…………そっか。怪我なくて良かった」
微笑む彼は文句無しにかっこよくて、
(こりゃあモテるわけだ)
と思った万智。特にその後も何事もなく仕事に取り組む。
その日の仕事終わり。
「なあ廣崎。ちょっと飲みに行かないか?」
「へ?俺?」
「そう。美味しい店見つけたからさ、一緒にどう?」
またもイケメンスマイルでそういう晶哉。誘われるなんて初めてのことで驚いたものの、嬉しかったのでついて行くことに。
「俺さー、前から廣崎と飲んでみたかったんだよね~」
「そ、そうなの?」
何故か隣同士に座って飲み始める2人。距離の近さや、晶哉から香るいい匂いにドギマギしていれば、そんなことを言われる。
「そうだよ。入社した時からなんか可愛いやついるなーって思ってた」
「かわっ!?」
同期の言葉にあたふたするのを、酒を飲んで誤魔化していれば、いつの間にかフラフラしはじめる万智。
「お、大分酔ってきた感じ?」
「んぇ……?」
「……ねぇ廣崎?廣崎ってさ、女の子の下着とか、どんなのが好き?」
「へ!?」
「色々あるじゃん?色とか、可愛いのがいいとかエッチなのがいいとか、色々。ねぇ、どんなのが好き?」
至近距離で甘く、どこか熱っぽい瞳で見つめてくる晶哉。それに体温が上がるのが分かる。
それから乾いた唇をそっと舐め、小さく告げる。
「ど、どんなのでも、すき。かわいいのも、えっちなのも、全部気分上がるくらい好き」
「ふーん?それって、見るだけじゃなくて、着るのも好き?」
「…………は?」
言われたことが処理できなくてポカンとする万智。その間に晶哉は万智のネクタイを緩めており、勝手にボタンをいくつか外してしまう。
「え、ちょっ!?なに……ッ」
「わー。上もやっぱり着けてんだ。しかもエッロ……」
真っ平らな胸を覆うのはスケスケでリボンが付いてるセクシーな黒いブラ。
それを晶哉に見られて、恥ずかしさとバレてしまった恐怖とで、叫びそうになる。
「ッーー」
「しー。引いてないから落ち着いて?……今日の昼ぶつかった時にさぁ、廣崎のスラックスに下着の線が浮いてて。めちゃめちゃビックリしたんだけど、前から可愛いと思ってたやつがそんなエロい下着着けてるとか興奮するじゃん?」
「ふ、ぅえ……」
「泣かなくていいから。つまり何が言いたいかって言えば、廣崎が好きだから付き合って欲しい。そんで、そのエロい下着見せてってこと」
「うぇ……?」
もう何がなんだかわからない万智。
混乱してる間にキスされたし、会計も済まされて、晶哉にお持ち帰りされて美味しく頂かれてしまう。
次の日もまだ混乱したままの万智に、
「ねーねー。俺この下着着けて欲しいな♡」
とネットショッピングの画面を、満面の笑みで見せてくる晶哉がいたとかいないとか。
イケメン同期×女性下着好き平凡
CP名:山科晶哉×廣崎万智
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