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36 奪う者
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## 暗黒の儀式
ヘッジ砦のある部屋は、床一面に魔方陣が描かれていた。
「ミーン様、どうか私めに大いなる力をお与えください」
仰々しくしゃべった小さな緑の翼のない悪魔は少女に頭を下げる。
「陣の中央に座って」
そばでは、怪物バルドと、そのバルドよりも大柄な竜人ともつかぬ怪物が並び、他にもまばらな魔族が静かに並んでいた。
緑の悪魔が魔法陣の中央に鎮座すると、ミーンは詠唱をはじめる。
部屋は赤い血の色の光で満たされていき、その悪魔の体がじょじょに変貌していく。
左腕が弾け飛んだかと思うと新しい大きな竜の腕となり、その変化は右肩、右足、背中では羽が生え、みるみるうちに大きな竜の姿にも似た悪魔ができあがった。
「バルト、すこし違う姿を試したいの、希望はある?」
「ミーンにとってはつまらぬかもしれんが……人間そっくりには出来ないか?」
その言葉に、ミーンは感銘を受けた。
「ありがとう、準備をするから待っていて」
こうして、砦の悪魔たちは様変わりしていった。
## 俺にできる真なる一手
俺はガウンから、大魔王ゲオハールトの進軍の知らせを聞いて、ミーンが使っていた地下迷宮の隠れ家にやってきた。
そこはもうもぬけの殻になっていた。
物は綺麗に取り払われているが、壁面や床にこびりついた血痕まではそのままだった。どんな魔法使でも、覗き込んでは一目散に逃げ出してしまうだろう。
地下迷宮は、秘匿すべき魔法を行うために古くに作られた場所だった。
音も光も、地上へは届かない。それだけではない。迷宮の儀式場は、魔法などで覗き見されないよう、幾重にも防壁の魔法が重ねられている。
俺を召喚した儀式も、他国から妨害されたり、その儀式自体を覗かれないよう、秘匿されてなされたのだ。
持ってきた魔法石をざっくりと床に並べる。並べる必要は本来ないのかもしれない。
大地であれ、この部屋であれ、ほんのりと元気を持っている。散りばめた、魔法石はとくにそういったものを溜め込みやすい性質が合ったのだ。
「試したことはない、一回っきりの大勝負、カウンターを食らったら終わりだぞ」
独り言をつぶやいて、俺は遠くの戦場に意識を向けていく。
## 我、悪魔となりて……
強大な甲殻類、いや、ムカデの体がところどころいびつに膨らみ、そこに羽や手足が生えたおぞましい怪物が、ザーレン国の北から南へと進軍していく。
それこそが大魔王ゲオハールトであり、その前には、数多の魔族、妖魔がひしめいている。
大魔王の体の一部からは、随時、翼の生えたムカデの悪魔が生み出され続け、戦列に加わっていく。
その圧倒的な化け物の軍団に、その最前列に勇者ビッグは雄叫びを上げて飛び込んだ。
いつもとは違う光景だった。彼は竜の姿へと変えるやいなや、順々に妖魔を、魔族を喰らいはじめたのである。
喰らえば食らうほどに、ビッグだった竜の体は大きくなり、いびつになり、変質していく。
じょじょにその凶暴さは大きくなり、順応したビッグはオーラでもって周りの化け物たちを食いはじめた。
大魔王軍に大穴をあける邪竜のごとく、ビッグは怪物をくらい、そして自らを怪物へと化していく。
それでも、魔族の攻撃は凄まじく、邪竜の肉体は食いやられていく。食いやられた分だけ、いや、それ以上にまた、ビッグは怪物を喰らって肥大化する。
その食い合いを大魔王は見守るかのように、進軍は停止し、鎮座していた。
ザーレン国の兵士たちも、あわや勇者ビッグの異形の姿にだれしもが恐れおののいていた。もはや、人間、勇者の戦いではなかった。
そうして残ったのは2体の怪物だった。
大魔王ゲオハールトと、邪竜となったビッグである。
邪竜は、城をも超える大きさと、3又のしっぽ、手足は無数にあり、頭も9本の怪物である。
邪竜の頭全てが吠え、大魔王へ爆発の閃光を放つ。
大魔王はその光を飲み込むと、強大に膨れ上がり、2体の怪物はもつれあった。しだいに体をぎりぎりとつぶされ、削られていったのは邪竜のほうである。
それもそうだ、いくら数多の怪物を、肉体の異能、精神の異能でとりこんだとはいえ、今までこのようなことはしてこなかった。
敵を喰らう、いや、その他の存在は全てエサだといわんが、それを当然として行ってきた、強奪者である大魔王に、一朝一夕でふるった強奪の力など、敵うはずもなかったのだ。
邪竜が徐々に滅びていく姿に、ザーレン国の兵士たちは、自分たちの姿を重ねた。
人の身を捨てたビッグですら、敵わなかったのだ。もはやどうしようもない。
## Q.E.D
フェルマンは理解していた。邪竜はじきに負けるだろうと。
俺は、大魔王と邪竜の能力を情報としてストックし、数値的にも異能や魔法属性もふまえて、冷静に全てをとらえていた。
体力、筋力、器用、敏捷、感知、知力、精神、天運、異能、魔術特性、もちうる魔術、魔力、それらは、桁外れだ。
かの大魔王の異能を書き出していけば、何冊の本になるだろう。国語辞典のように、異能辞典とも言うべき分量がある。
俺は、その異能やそのパラメータを、全てストックして記録していく。
もし、どんなことでも情報の異能で認識することが出来たのなら。どんなことでも移動の異能で移す事ができるのではないだろうか?
現に、俺はこれまで、遠くの場所へと瞬間で移動してきた。
現に、俺はこれまで、周囲の大地に眠る元気を集めて、病に苦しむ人に元気を与えてきた。
どれも、認識できるから、移すことができたのである。
であるなら、今、認識している大魔王のそれらを、移すこともまたできるのである。
## 奇跡
ザーレン国北方で1体の怪物は、もう1体の怪物にしめあげられ、力を吸われ、朽ちようとしていた。
ザーレン国の兵士は、次は我が身であると、絶望していたところ、大魔王は一瞬にしてしぼみ消え去ったのである。
突然の出来事に誰もが目を疑った。
なにが起きたか、誰も分からなかったのである。
ヘッジ砦のある部屋は、床一面に魔方陣が描かれていた。
「ミーン様、どうか私めに大いなる力をお与えください」
仰々しくしゃべった小さな緑の翼のない悪魔は少女に頭を下げる。
「陣の中央に座って」
そばでは、怪物バルドと、そのバルドよりも大柄な竜人ともつかぬ怪物が並び、他にもまばらな魔族が静かに並んでいた。
緑の悪魔が魔法陣の中央に鎮座すると、ミーンは詠唱をはじめる。
部屋は赤い血の色の光で満たされていき、その悪魔の体がじょじょに変貌していく。
左腕が弾け飛んだかと思うと新しい大きな竜の腕となり、その変化は右肩、右足、背中では羽が生え、みるみるうちに大きな竜の姿にも似た悪魔ができあがった。
「バルト、すこし違う姿を試したいの、希望はある?」
「ミーンにとってはつまらぬかもしれんが……人間そっくりには出来ないか?」
その言葉に、ミーンは感銘を受けた。
「ありがとう、準備をするから待っていて」
こうして、砦の悪魔たちは様変わりしていった。
## 俺にできる真なる一手
俺はガウンから、大魔王ゲオハールトの進軍の知らせを聞いて、ミーンが使っていた地下迷宮の隠れ家にやってきた。
そこはもうもぬけの殻になっていた。
物は綺麗に取り払われているが、壁面や床にこびりついた血痕まではそのままだった。どんな魔法使でも、覗き込んでは一目散に逃げ出してしまうだろう。
地下迷宮は、秘匿すべき魔法を行うために古くに作られた場所だった。
音も光も、地上へは届かない。それだけではない。迷宮の儀式場は、魔法などで覗き見されないよう、幾重にも防壁の魔法が重ねられている。
俺を召喚した儀式も、他国から妨害されたり、その儀式自体を覗かれないよう、秘匿されてなされたのだ。
持ってきた魔法石をざっくりと床に並べる。並べる必要は本来ないのかもしれない。
大地であれ、この部屋であれ、ほんのりと元気を持っている。散りばめた、魔法石はとくにそういったものを溜め込みやすい性質が合ったのだ。
「試したことはない、一回っきりの大勝負、カウンターを食らったら終わりだぞ」
独り言をつぶやいて、俺は遠くの戦場に意識を向けていく。
## 我、悪魔となりて……
強大な甲殻類、いや、ムカデの体がところどころいびつに膨らみ、そこに羽や手足が生えたおぞましい怪物が、ザーレン国の北から南へと進軍していく。
それこそが大魔王ゲオハールトであり、その前には、数多の魔族、妖魔がひしめいている。
大魔王の体の一部からは、随時、翼の生えたムカデの悪魔が生み出され続け、戦列に加わっていく。
その圧倒的な化け物の軍団に、その最前列に勇者ビッグは雄叫びを上げて飛び込んだ。
いつもとは違う光景だった。彼は竜の姿へと変えるやいなや、順々に妖魔を、魔族を喰らいはじめたのである。
喰らえば食らうほどに、ビッグだった竜の体は大きくなり、いびつになり、変質していく。
じょじょにその凶暴さは大きくなり、順応したビッグはオーラでもって周りの化け物たちを食いはじめた。
大魔王軍に大穴をあける邪竜のごとく、ビッグは怪物をくらい、そして自らを怪物へと化していく。
それでも、魔族の攻撃は凄まじく、邪竜の肉体は食いやられていく。食いやられた分だけ、いや、それ以上にまた、ビッグは怪物を喰らって肥大化する。
その食い合いを大魔王は見守るかのように、進軍は停止し、鎮座していた。
ザーレン国の兵士たちも、あわや勇者ビッグの異形の姿にだれしもが恐れおののいていた。もはや、人間、勇者の戦いではなかった。
そうして残ったのは2体の怪物だった。
大魔王ゲオハールトと、邪竜となったビッグである。
邪竜は、城をも超える大きさと、3又のしっぽ、手足は無数にあり、頭も9本の怪物である。
邪竜の頭全てが吠え、大魔王へ爆発の閃光を放つ。
大魔王はその光を飲み込むと、強大に膨れ上がり、2体の怪物はもつれあった。しだいに体をぎりぎりとつぶされ、削られていったのは邪竜のほうである。
それもそうだ、いくら数多の怪物を、肉体の異能、精神の異能でとりこんだとはいえ、今までこのようなことはしてこなかった。
敵を喰らう、いや、その他の存在は全てエサだといわんが、それを当然として行ってきた、強奪者である大魔王に、一朝一夕でふるった強奪の力など、敵うはずもなかったのだ。
邪竜が徐々に滅びていく姿に、ザーレン国の兵士たちは、自分たちの姿を重ねた。
人の身を捨てたビッグですら、敵わなかったのだ。もはやどうしようもない。
## Q.E.D
フェルマンは理解していた。邪竜はじきに負けるだろうと。
俺は、大魔王と邪竜の能力を情報としてストックし、数値的にも異能や魔法属性もふまえて、冷静に全てをとらえていた。
体力、筋力、器用、敏捷、感知、知力、精神、天運、異能、魔術特性、もちうる魔術、魔力、それらは、桁外れだ。
かの大魔王の異能を書き出していけば、何冊の本になるだろう。国語辞典のように、異能辞典とも言うべき分量がある。
俺は、その異能やそのパラメータを、全てストックして記録していく。
もし、どんなことでも情報の異能で認識することが出来たのなら。どんなことでも移動の異能で移す事ができるのではないだろうか?
現に、俺はこれまで、遠くの場所へと瞬間で移動してきた。
現に、俺はこれまで、周囲の大地に眠る元気を集めて、病に苦しむ人に元気を与えてきた。
どれも、認識できるから、移すことができたのである。
であるなら、今、認識している大魔王のそれらを、移すこともまたできるのである。
## 奇跡
ザーレン国北方で1体の怪物は、もう1体の怪物にしめあげられ、力を吸われ、朽ちようとしていた。
ザーレン国の兵士は、次は我が身であると、絶望していたところ、大魔王は一瞬にしてしぼみ消え去ったのである。
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