あの日の空を見上げながら、いつかの春を待ち続ける。

UP済

君だよ

「ねぇ、あんた好きな子いないの?」
「うーん、、内緒。」
「えぇー! うちら親友じゃないの?」
「だって恥ずかしいし?」
「いいじゃん!じゃあどんな人がタイプ?」
「んー、、
優しくて、よく笑って、可愛い子。」
「あぁーw犬系男子好きなんだぁwへぇーw」
「いや、そういうんじゃないけどさ。」
「犬系ってうちのクラスいないよね?
でも3か4組にいた気するわ。あ、それとも同い年じゃない方がいい?」
「なんで今日そんな私の恋愛に協力的なの?w」
「だって彼氏1回もできたことないんでしょ!?今のうちに青春しなきゃいつすんの！」
「そっか。」
「どした??」
「好きな人実はいるんだよね。」
「えっ！誰誰！」
「君。」
「え、」
「あなたのことが好き。」
「それは、どういう。」
「私の好きな人。君だよ。」