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UP済
人生
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長い長い人生の、ほんの一部分に過ぎない。
そんな言葉があるが、本当にその通りで。
昔あった出来事を今振り返ると、一瞬に感じる。
だけどそれは、早かれ遅かれ、昔にしっかり今を生きていた証拠なのではないかと思う。
午後。夕暮れ。
窓から沈む夕日が入ってくる。どこか懐かしいような、寂しいような、そんな気がした。
10年も昔のあの感覚。怖さも、辛苦も知らなかったあの頃。汚れも、苦悩も知らなかったあの頃。
あの頃の自分は、まさか高校生になるとは思ってもみなかった。
そんな自分が高校に行き、勉強をし、こうやって言葉を紡ぎ、人生の一部としてもう一人の自分を生み出し、今も尚生きている。
考えれば考えるだけ、辛いことがあった。思えば思うだけ、嬉しいことがあった。
どれもこれもくだらなくて、どれもこれも尊い。
働ける年になった今、将来を考えることは不思議なことじゃない。
でもどうしても、働いてお金を稼ぐ自分の姿が想像できない。
そういうものなんだろう。人生とは。未来は分からず終い。その場にならなきゃ本当は見えない。
だからって考えなくていいことはないだろうが、
今じゃなくていいことは一旦置いておいたらどうだ。
今を生きて、今を見て、その場しのぎの生き方を。どうせ考えたところで思った通りに人生は進まない。
必要なのは、どうしたいでなく、どうするかだ。
したいことは山ほどあっても、するかしないかは自分次第。結局自分の行動次第なんだ。
だから、私は言葉を紡ぐ。くだらない言葉と要らない綺麗事と、邪魔な物語を、不格好に書き続ける。
黒歴史になろうが、明るい未来が待ってようが、私の書く言葉は変わらない。
カッコつけてもカッコつかないなら、自分が思うカッコイイを求め続けりゃそれでいい。
何を言ったって、時間は止まったりしない。
日曜の次は月曜で、五日経ったら土曜が来て、そんなのを繰り返せば一年が終わる。
何ともまぁ、ダルいことばっかの人生だ。
はぁ。
一生休みだったら、いいのにな。
そんな言葉があるが、本当にその通りで。
昔あった出来事を今振り返ると、一瞬に感じる。
だけどそれは、早かれ遅かれ、昔にしっかり今を生きていた証拠なのではないかと思う。
午後。夕暮れ。
窓から沈む夕日が入ってくる。どこか懐かしいような、寂しいような、そんな気がした。
10年も昔のあの感覚。怖さも、辛苦も知らなかったあの頃。汚れも、苦悩も知らなかったあの頃。
あの頃の自分は、まさか高校生になるとは思ってもみなかった。
そんな自分が高校に行き、勉強をし、こうやって言葉を紡ぎ、人生の一部としてもう一人の自分を生み出し、今も尚生きている。
考えれば考えるだけ、辛いことがあった。思えば思うだけ、嬉しいことがあった。
どれもこれもくだらなくて、どれもこれも尊い。
働ける年になった今、将来を考えることは不思議なことじゃない。
でもどうしても、働いてお金を稼ぐ自分の姿が想像できない。
そういうものなんだろう。人生とは。未来は分からず終い。その場にならなきゃ本当は見えない。
だからって考えなくていいことはないだろうが、
今じゃなくていいことは一旦置いておいたらどうだ。
今を生きて、今を見て、その場しのぎの生き方を。どうせ考えたところで思った通りに人生は進まない。
必要なのは、どうしたいでなく、どうするかだ。
したいことは山ほどあっても、するかしないかは自分次第。結局自分の行動次第なんだ。
だから、私は言葉を紡ぐ。くだらない言葉と要らない綺麗事と、邪魔な物語を、不格好に書き続ける。
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何を言ったって、時間は止まったりしない。
日曜の次は月曜で、五日経ったら土曜が来て、そんなのを繰り返せば一年が終わる。
何ともまぁ、ダルいことばっかの人生だ。
はぁ。
一生休みだったら、いいのにな。
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