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朝
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「おはよう。」
そんな言葉を投げかけてみても、誰か反応するものはいない。
もう3月も中旬になりかけだというのに、部屋は少し肌寒い。
昨日辛くて泣いて、あんなに苦しかった心持ちが、今は何故かスッキリとしている。
憂鬱だったはずなのに。
嫌いだったはずなのに。
いつの日からか、朝がそんなに嫌じゃなくなった。
新しい朝だ。希望の朝だ。
なんて素敵な言葉は私には似合わない。
希望か、絶望か、光か、闇か、全く分からない。
今日笑うのか、泣くのか、それすらも分からない。
鳥たちが鳴き始めた。
段々と空が明るくなってくる。
私は少し寒いのを我慢し、ベットから出てすぐにストーブを点けた。
この時ばかりは、生きてると感じる。
テレビの代わりにスマホを開き、音楽をかけて着替えと洗面を済ます。
今日は何を食べようか。
お腹は特に減ってない。でも食べなければ。
やっとの思いで導き出した答えは食パン1枚だった。
焼かずにそのまま口にする。
ほのかな甘みが口に広がる。
おいしい。
少しだけ笑みがこぼれたのが自分でも分かった。
単純なのは確かだが、小さな幸せを噛み締めるのもいいのかもしれない。
「行ってきます。」
また、誰もいない部屋に言葉を置いた。
その答えが帰ってくることはないが、きっと今日は、希望の、光の、朝な気がする。
そんな言葉を投げかけてみても、誰か反応するものはいない。
もう3月も中旬になりかけだというのに、部屋は少し肌寒い。
昨日辛くて泣いて、あんなに苦しかった心持ちが、今は何故かスッキリとしている。
憂鬱だったはずなのに。
嫌いだったはずなのに。
いつの日からか、朝がそんなに嫌じゃなくなった。
新しい朝だ。希望の朝だ。
なんて素敵な言葉は私には似合わない。
希望か、絶望か、光か、闇か、全く分からない。
今日笑うのか、泣くのか、それすらも分からない。
鳥たちが鳴き始めた。
段々と空が明るくなってくる。
私は少し寒いのを我慢し、ベットから出てすぐにストーブを点けた。
この時ばかりは、生きてると感じる。
テレビの代わりにスマホを開き、音楽をかけて着替えと洗面を済ます。
今日は何を食べようか。
お腹は特に減ってない。でも食べなければ。
やっとの思いで導き出した答えは食パン1枚だった。
焼かずにそのまま口にする。
ほのかな甘みが口に広がる。
おいしい。
少しだけ笑みがこぼれたのが自分でも分かった。
単純なのは確かだが、小さな幸せを噛み締めるのもいいのかもしれない。
「行ってきます。」
また、誰もいない部屋に言葉を置いた。
その答えが帰ってくることはないが、きっと今日は、希望の、光の、朝な気がする。
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