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第1章
〜秘密〜 #4
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《3ヶ月後》
「おっはよー!アリィ~!」
「あ、おはよう綾芽。
ってか生まれて初めてありーって呼ばれたよ。」
「ありなだからアリーよくない?」
「却下。」
「颯太!」
「あ、おはよ。」
「おう。」
「いいと思うんだけどなぁ~...」
「流石にアリーはないだろ。」
「ネーミングセンス無さすぎ。」
「そこまで言わなくても!」
「ごめんごめんw冗談だよ!」
「もぉー!」
【教室】
「あ、あいつ!
おい、日向!」
「あ、おはよう。みんなも。」
「呑気に挨拶するなら身だしなみを正せ!」
「え?颯太そういうの気にする人だっけ?」
「セーラー服のスカーフをネクタイ代わりにつけてくるバカがどこにいるんだよ!」
「あ、ほんとだ。」
「まさかのここにいるパターン。」
「でも分からないでしょ?」
「うん。言われてもわかんない。」
「そこは分かろうか、ありなちゃん?」
「じゃあ大丈夫じゃん。」
「でもよくこんな難しい間違いに気づいたね。」
「間違い探しの世界大会出られるよ!」
「そんなのあるの!?」
「あるよ!........多分。」
「ねぇよ。」
「あ、!先輩とどうなったの?あれから3ヶ月前後経つけど。」
「あぁー!それうちも気になる!」
「順調?」
「うん、、まぁまぁって感じかな。」
「まぁまぁって?」
「カフェ行ったり、映画館行ったり、カラオケ行ったり。」
「思いっきしデートじゃんか。」
「まるで普通のカップルだ。。!」
「こ、これは完全にゲイの匂い...!!!」
「ゲイ好きなの?」
「こう見えて腐女子なんだってさ。」
「意外...」
「やけに最近ニヤニヤしてると思ったら。。」
「先輩?」
「うん。気持ち悪い。」
「先輩は朝一緒に行こうとか誘ってきたりしないの?」
「うん。今のところそういうことはないかな。」
「別の学校だからかな?」
「でも毎日そういう生活は辛いよ。。
デートとか着るものないから制服着てくしかないし、、」
「手繋ぎとかしなきゃ行けないから、そりゃ苦になるか...」
「ん??」
「どうしたの?」
「考えてみれば、なぜ別の学校の人間をこの学校に呼んだんだ?」
「どういうこと?」
「日向が告白されたのは文化祭の日。
色んな学校から人が集まるし、うちの学校はブレザーで、日向はその時セーラー服だった。」
「うちの学校じゃない人をわざわざここに呼ぶのはおかしいってこと?」
「そういうこと。
遊びに行くならホームで待ち合わせでいいはずだ。いずれにせよ、この学校である必要は無い。」
「意味わかんない。」
「先輩は...日向がこの学校の生徒だって知ってたってこと!?」
「その可能性がある。」
「えぇー!?」
「なんのために...」
「わかんねぇよ?あくまで可能性の話だから。」
「有り得る...これは、、
間違いなくゲイだ!!」
「もう~!腐女子発揮しなくていいから!」
「愛梨菜、さりげなく先輩に聞いてくれない?」
「え!?うち!?」
「愛梨菜が1番先輩と近いしね~」
「お願い!」
「上手くいくか分からないけど、、わかった!頑張る!」
「そう来なくちゃな~?」
「もぉー!他人事なんだから~!」
「滉太!行くぞ!」
「あ、あぁ。」
「なんだ?好きな後輩でもいんのか?」
「いや、なんでもない。。」
【校庭】
「はぁー、、今日外練か~。。」
「ダルいよね~w」
「それな~!」
「愛梨菜!」
「あ!日向!
あ、ごめん。すぐ行くから!」
「OK!先輩に言っとく~」
「うん!」
「ごめんね。話途切らせちゃって。」
「ううん。どうしたの?」
「えぇ!?」
「そんな世界の終わりみたいな顔しなくても...!」
「アーティスト?」
「言葉のまま。
で、?どうしたの?」
「先輩の彼女が俺だってこと気づいてるのかどうか聞いてくれるって!」
「あ、!言った言った!」
「うん!じゃあお願いね?じゃっ!」
「待てぇーい!!」
「ん?」
「ん?じゃないよ。今から頑張るのに帰る気?
あーちゃん寂しいよぉ。。ぴえん...」
「何?キャラ変するの?」
「ボケを真面目に捉えないで?」
「ボケでも自分であーちゃんは無い。」
「ボケにダメだししないで。。」
「なんで?」
「結構傷つくことを今知った...」
「あ!時間!」
「もしかして病院?」
「そう眼科!」
「おっけ。じゃあ聞いとくから!」
「ありがとう!ほんと神!
じゃっ!」
「はーい。」
褒めるならせめて女神にして欲しかったなぁ。
よし、先輩を呼び出すチャンスがあるのは帰り。そこが勝負。
[お疲れ様でした~!]
「ふぅー!今日も疲れたぁー!」
「愛梨菜!今日一緒に帰ろう!」
「あ、ごめん!今日この後残らなきゃ行けなくて...」
「え?なんで?」
「男バスの先輩に用事が...」
「え!?」
「これはもしや...!」
「あ、ち、違うって!そんなんじゃ!」
「頑張ってね!」
「応援してるぅー!!」
「明日どうだったか聞かせてねぇ~!」
「ちょっとー!!」
先輩は彼女もちだよ...(仮)だけど。
「せ、先輩!」
「も、本町、、だよな?」
「はい。少し、お話が。」
「俺も、ある。
自分のクラスに居てくれ。すぐ向かう。」
「は、はい。」
「告られんじゃね?」
「俺は彼女もちだ。」
「んだよ、リア充が。」
「ただ、場合によっては状況が変わる。」
「え?」
「じゃあ、またな!」
「お、おい!」
【2-B 教室】
「お待たせ。ってやっぱここか。」
「え?それはどういう...」
(ドンッ)
「へぇっ↑!!」
な、なに?急に、壁ドンなんて...
「本町!」
「は、はいっ...」
これはもしや、、
彼女がいながらも後輩の女子が好きになっちゃった的な!
昼ドラ的なドロドロ感がありつつ少女漫画的なキュンキュンが...!?
「俺お前の...
お前の、、」
「私の、、な、何ですか?///」
(ドクン...ドクン...!)
「お前の、、
お前たちの話、聞いちゃったんだ。」
「うんうん。私たちの話を聞いちゃって...
って、、
えぇー!!」
ってかちゃっかり自惚れたヒロインに...は、恥ずかしい///
「え?ちょっと待ってください。。
私たちの話って...」
「俺の彼女が、お前の男友達だって...」
「聞いてたんですね...
だったら、、私もひとついいですか?」
「ああ。」
「なぜ日向をこの学校に呼び出したんですか?」
「そ、それは...」
「男とわかってたんじゃないんですか...?」
「そうと言った方がいいのかもしれないけど、、、
実は違う。」
「じゃあどうして!」
「ただの、、天然...」
「へ、、?」
「この学校にいたから、ここの生徒だと思いまして。。」
「酷い天然...
あ、で、どうするんですか?日向と。」
「もちろん、彼の気持ちが最優先だよ。」
「そうですか。」
「あと、彼にまた会いたい。今度は1人の男子として。」
「わかりました、伝えておきます。」
「おっはよー!アリィ~!」
「あ、おはよう綾芽。
ってか生まれて初めてありーって呼ばれたよ。」
「ありなだからアリーよくない?」
「却下。」
「颯太!」
「あ、おはよ。」
「おう。」
「いいと思うんだけどなぁ~...」
「流石にアリーはないだろ。」
「ネーミングセンス無さすぎ。」
「そこまで言わなくても!」
「ごめんごめんw冗談だよ!」
「もぉー!」
【教室】
「あ、あいつ!
おい、日向!」
「あ、おはよう。みんなも。」
「呑気に挨拶するなら身だしなみを正せ!」
「え?颯太そういうの気にする人だっけ?」
「セーラー服のスカーフをネクタイ代わりにつけてくるバカがどこにいるんだよ!」
「あ、ほんとだ。」
「まさかのここにいるパターン。」
「でも分からないでしょ?」
「うん。言われてもわかんない。」
「そこは分かろうか、ありなちゃん?」
「じゃあ大丈夫じゃん。」
「でもよくこんな難しい間違いに気づいたね。」
「間違い探しの世界大会出られるよ!」
「そんなのあるの!?」
「あるよ!........多分。」
「ねぇよ。」
「あ、!先輩とどうなったの?あれから3ヶ月前後経つけど。」
「あぁー!それうちも気になる!」
「順調?」
「うん、、まぁまぁって感じかな。」
「まぁまぁって?」
「カフェ行ったり、映画館行ったり、カラオケ行ったり。」
「思いっきしデートじゃんか。」
「まるで普通のカップルだ。。!」
「こ、これは完全にゲイの匂い...!!!」
「ゲイ好きなの?」
「こう見えて腐女子なんだってさ。」
「意外...」
「やけに最近ニヤニヤしてると思ったら。。」
「先輩?」
「うん。気持ち悪い。」
「先輩は朝一緒に行こうとか誘ってきたりしないの?」
「うん。今のところそういうことはないかな。」
「別の学校だからかな?」
「でも毎日そういう生活は辛いよ。。
デートとか着るものないから制服着てくしかないし、、」
「手繋ぎとかしなきゃ行けないから、そりゃ苦になるか...」
「ん??」
「どうしたの?」
「考えてみれば、なぜ別の学校の人間をこの学校に呼んだんだ?」
「どういうこと?」
「日向が告白されたのは文化祭の日。
色んな学校から人が集まるし、うちの学校はブレザーで、日向はその時セーラー服だった。」
「うちの学校じゃない人をわざわざここに呼ぶのはおかしいってこと?」
「そういうこと。
遊びに行くならホームで待ち合わせでいいはずだ。いずれにせよ、この学校である必要は無い。」
「意味わかんない。」
「先輩は...日向がこの学校の生徒だって知ってたってこと!?」
「その可能性がある。」
「えぇー!?」
「なんのために...」
「わかんねぇよ?あくまで可能性の話だから。」
「有り得る...これは、、
間違いなくゲイだ!!」
「もう~!腐女子発揮しなくていいから!」
「愛梨菜、さりげなく先輩に聞いてくれない?」
「え!?うち!?」
「愛梨菜が1番先輩と近いしね~」
「お願い!」
「上手くいくか分からないけど、、わかった!頑張る!」
「そう来なくちゃな~?」
「もぉー!他人事なんだから~!」
「滉太!行くぞ!」
「あ、あぁ。」
「なんだ?好きな後輩でもいんのか?」
「いや、なんでもない。。」
【校庭】
「はぁー、、今日外練か~。。」
「ダルいよね~w」
「それな~!」
「愛梨菜!」
「あ!日向!
あ、ごめん。すぐ行くから!」
「OK!先輩に言っとく~」
「うん!」
「ごめんね。話途切らせちゃって。」
「ううん。どうしたの?」
「えぇ!?」
「そんな世界の終わりみたいな顔しなくても...!」
「アーティスト?」
「言葉のまま。
で、?どうしたの?」
「先輩の彼女が俺だってこと気づいてるのかどうか聞いてくれるって!」
「あ、!言った言った!」
「うん!じゃあお願いね?じゃっ!」
「待てぇーい!!」
「ん?」
「ん?じゃないよ。今から頑張るのに帰る気?
あーちゃん寂しいよぉ。。ぴえん...」
「何?キャラ変するの?」
「ボケを真面目に捉えないで?」
「ボケでも自分であーちゃんは無い。」
「ボケにダメだししないで。。」
「なんで?」
「結構傷つくことを今知った...」
「あ!時間!」
「もしかして病院?」
「そう眼科!」
「おっけ。じゃあ聞いとくから!」
「ありがとう!ほんと神!
じゃっ!」
「はーい。」
褒めるならせめて女神にして欲しかったなぁ。
よし、先輩を呼び出すチャンスがあるのは帰り。そこが勝負。
[お疲れ様でした~!]
「ふぅー!今日も疲れたぁー!」
「愛梨菜!今日一緒に帰ろう!」
「あ、ごめん!今日この後残らなきゃ行けなくて...」
「え?なんで?」
「男バスの先輩に用事が...」
「え!?」
「これはもしや...!」
「あ、ち、違うって!そんなんじゃ!」
「頑張ってね!」
「応援してるぅー!!」
「明日どうだったか聞かせてねぇ~!」
「ちょっとー!!」
先輩は彼女もちだよ...(仮)だけど。
「せ、先輩!」
「も、本町、、だよな?」
「はい。少し、お話が。」
「俺も、ある。
自分のクラスに居てくれ。すぐ向かう。」
「は、はい。」
「告られんじゃね?」
「俺は彼女もちだ。」
「んだよ、リア充が。」
「ただ、場合によっては状況が変わる。」
「え?」
「じゃあ、またな!」
「お、おい!」
【2-B 教室】
「お待たせ。ってやっぱここか。」
「え?それはどういう...」
(ドンッ)
「へぇっ↑!!」
な、なに?急に、壁ドンなんて...
「本町!」
「は、はいっ...」
これはもしや、、
彼女がいながらも後輩の女子が好きになっちゃった的な!
昼ドラ的なドロドロ感がありつつ少女漫画的なキュンキュンが...!?
「俺お前の...
お前の、、」
「私の、、な、何ですか?///」
(ドクン...ドクン...!)
「お前の、、
お前たちの話、聞いちゃったんだ。」
「うんうん。私たちの話を聞いちゃって...
って、、
えぇー!!」
ってかちゃっかり自惚れたヒロインに...は、恥ずかしい///
「え?ちょっと待ってください。。
私たちの話って...」
「俺の彼女が、お前の男友達だって...」
「聞いてたんですね...
だったら、、私もひとついいですか?」
「ああ。」
「なぜ日向をこの学校に呼び出したんですか?」
「そ、それは...」
「男とわかってたんじゃないんですか...?」
「そうと言った方がいいのかもしれないけど、、、
実は違う。」
「じゃあどうして!」
「ただの、、天然...」
「へ、、?」
「この学校にいたから、ここの生徒だと思いまして。。」
「酷い天然...
あ、で、どうするんですか?日向と。」
「もちろん、彼の気持ちが最優先だよ。」
「そうですか。」
「あと、彼にまた会いたい。今度は1人の男子として。」
「わかりました、伝えておきます。」
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考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
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言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
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