見える世界は暗くても、空はきっとずっと碧い。

努力なんか実らない

「努力は必ず報われる!!!」
と、誰かが言うならば、私は
「努力なんか実らない。」
と、そう言うだろう。

当たり前だ。簡単に考えてみればいい。
サッカー少年が1年野球を精一杯やって甲子園出場できるか?
その人に素質があれば別だが、なかった場合はもっての他なのではないだろうか。

少々例えがデカすぎるかもしれないが、それでも毎日必死に努力してもどうにもならないことだってある。
同じ学力の人2人が、テスト1週間前と2週間前で勉強を始めたAさん(前者)とBさん(後者)。結果はきっと2週間前から勉強をして努力していたBさんの方が良い結果になるだろう。
でもだからといって、Aさんは1週間勉強しているので努力していないわけじゃない。

「努力」と一言でいっても表し方は無数にある。
実らなければ努力とは言わないと、そういう考えの人だっている。
努力が足りなかったと言う言葉があるくらいだ、一定数を超えたら努力という言葉が使えるのだろうが、その一定数がわかっちゃいない。

じゃあどうすればいいのか。
「努力しても実らないことはある。
だけど努力しなければ、実るものも実らない。」
現役教師の言葉だ。
それと一緒に私の考えも記しておく。
「努力という言葉に囚われるから分からなくなる。
頑張りという言葉に変えれば、自分を認めてあげられるのではないか。」

努力は実らないこともある。
だから自分が頑張ったと思えるところまで走ればいい。
振り返った時に努力したと言えるように。
まず悩むより先に、動いてみることも必要なのかもしれない。