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第四章 ラブコメって言ったら学園じゃね…
第498話 モデルの仕事とは (2)
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多くの報道陣、詰め掛ける観客、絶好のポイントから構えられたテレビカメラ。
Sin春夏新作コレクション会場はある種異様な雰囲気に包まれていた。
それは当然、このショーのモデルを務めるのが大人気アーティスト”hiroshi”君なのだから。バラエティー番組とのコラボ企画として始まったこの試みは放送回を重ねるごとにその反響を増し、ある種の一大ムーブメントと化していた。
それに伴いCボーイズの人気も鰻登り、彼らはもはやただの素人集団ではなく人気アイドルグループとしての地位を確立しつつあった。
「東野、俺ちゃんと歩けてるか?さっきからなんか地面がフワフワしてるんだが。」
「市ヶ谷、右足と右手が同時に出てる。お前は古武術の先生かって感じ、確かナンバ歩きって言ったっけ?もしくは相撲のすり足、あれも片側ずつだったよな。」
「東野冷静だな、って言うか変な知識持ってるな。」
「あぁ、ウチの親父がそう言うのが好きでな、子供の頃よく付き合わされた。」
「「「え、お前って父親持ちだったの?スゲー。」」」
「なんでお前らそんなところに喰い付くんだよ、うちの学園にはそう言う奴多いだろうが。」
「「「確かに、なんか連中セレブだよな~。」」」
「イケメンの男には多くの女性が寄って来る、その中で美女が選ばれればその息子は当然イケメン。イケメン大好き桜泉学園に父親持ちが多いのは当然の帰結だよな。確率がドンと上がるんだから。しかも選び抜かれた相手なら経済状態もいいはずだろう?必然的にセレブの風格が幼い頃から身に付くって寸法さ。」
「なるほど、でも東野って余りセレブ感ないよな。」
「ほっとけ、ウチは庶民なんだよ。それよりお前らの家はどうなんだよ。」
「「「俺ら母子家庭、甘やかされて育ちましたが何か?」」」
「な、ずるくね。うちなんかおやじ第一主義だったんですけど。」
「「「ドンマイ東野、強く生きろ。」」」
がっくり落ち込む東野、なんやかんや言って場の空気が柔らかくなって行った。
うん、東野はリーダーの素質があるな、これからもCボーイズをうまく纏めて欲しいもんだ。
君たち、レッスンの方は上手く行ったかい?
「「「Sakiさん、お久し振りです。」」」
元気そうで何より、ジェシー先生のレッスンは相当に厳しかったと思う。でも君たちは逃げ出さずにすべてのレッスンを終え今この場所に立っている。
それは君たちの成長の証であり、君たちがモデル足り得る人間になったと言う証拠でもある。
初めに私は君たちに行ったね?君たちには私になって貰うと。
これから君たちの成果を十分発揮してもらう。なに心配はいらない、君たちは私の期待に十分答えてくれたのだから。自分を信じられなくてもいい、この舞台に気持ちがすくもうが構わない。
そんな事は全てどうでもいい事だ、だって君たちはすでに私なのだから。
私なら大丈夫、私が最高のランウェイをお見せしよう。
君たちが信じる私を信じろ。
私が保証しよう、最高の舞台になると。
「「「はい、Sakiさん!!」」」
さぁ、ショーの幕開けだ!
(side:雑誌記者)
「ティーンBoy'sさんお久し振りです。」
有明国際展示場を会場とした今回のSin春夏新作コレクションには多くの報道陣が詰めかけている。そのお目当てはhiroshi君、我がティーンBoy'sとしてもぜひとも押さえておきたいネタだった。
Sinの新作発表会と言えばスタジオS&B所属のチーム黒子、Sakiをはじめ、加藤修一、後藤雅司と言った一流モデルを要する一大注目イベントだ。今回はチーム黒子が解散となって初のショーである。その構成が注目されるのは間違いない。
「こんにちは街角男子さん、そちらの注目もやはりhiroshi君かしら?」
「そうですね、そこは何処も抑えに来るでしょうね。うちは今回Cボーイズに注目してるんですよ。テレビのバラエティー企画で今回のモデルチャレンジが取り上げられてるのもありますが、彼らの成長を見守るのが読者に受けているようでして。」
「確かに彼らは注目株かも知れないわね。最初は素人丸出しだったのが徐々に成長していく姿は多くの共感を呼んでいるわ。今回のショーでどこまでの成長を見せてくれるのか、すごく楽しみね。」
軽快な音楽が始まる。
最初に現れたのはCボーイズの面々、颯爽と歩む姿は初めての舞台とは思えない堂のいったものであった。
「いいですよCボーイズ、これだけの観客の中初めてのランウェイだと言うのにまったく怯んでいません。それどころか今回のテーマ"疾走そして飛躍"をしっかり理解し表現しようとしている。雛鳥たちが今まさに飛び立とうとしている、これは読者のハートを鷲掴みですよ。母性本能キュンキュンですよ。Cボーイズ、彼らは伸びますよ~、これからも注目は外せませんね。」
「そうね、ここまでの逸材だとは思わなかったわ。モデルとしても十分通用するわ、一流どころと共演してもひけはとらないんじゃないかしら。僅かな期間で彼らをあそこまで引き上げたジェシー萩原、あの世界的ファッションモデル大崎啓子を育て上げた伝説の人物は伊達じゃないってことね。
Cボーイズ、うちでも取り上げさせて貰うわ。」
次々に登場する一流のモデルたち、その誰もがジェシー萩原を師と仰ぎ教えを乞う者達であった。
「今回のショーも凄かったですね。加藤や後藤と言ったベテランがしっかりショーを支えていますし、元チーム黒子メンバーの吉村君や木村君が花を添えています。
特に木村君のランウェイは圧巻でしたよ、彼の作る世界観に一気に引き摺り込まれましたから。」
「えぇ、本当に。彼は今回頭ひとつ飛び抜けていたんじゃないかしら、表現力の質が何段階も上がったって感じだったわ。」
「次はいよいよhiroshi君ですね。会場のボルテージがどんどん上がっているのが分かりますよ。」
"カツンッ、カツンッ、カツンッ"
彼は颯爽と現れた。
"フワッ"
亜麻色の髪を靡かせ、優しい笑みを浮かべて。
"ワサッ"
衣服の裾がはためく時、まるで爽やかな風が吹き抜けるかのような錯覚に囚われる。春から夏に変わる、その変化を喜ぶかのように、こちらの心が浮き足立つ。
"ニコッ"
彼の微笑みに鼓動が高鳴る、そう、今私は恋をしている。颯爽と歩む彼と共に初夏の林道を歩きたい。
"タンッ"
ポーズを決める彼、背後で何か物音がするようだがそんな事はどうでもいい、今は彼だけを見詰めていたい。
"カツンッ、カツンッ、カツンッ"
彼はゆっくりとランウェイを戻って行く。私たちに甘く爽やかな恋心を残して。
「「「はぁ~~~♥️」」」
なんて素敵なのかしら。
心がポカポカとしていつまでも多幸感に包まれる。彼と同じ時代に生まれたことに感謝しかない。
"コツンッ、コツンッ、コツンッ"
そこは風が吹き抜ける丘の上の草原であった。
ふと隣を見ればそこには彼がいた。手を繋ぎ共に草原を歩く。心地よい風が私の髪を撫でる。
"いつも頑張ってくれてありがとう。"
彼の笑顔が私にそう語り掛ける。
心が駆ける。共に歩もう、そう誘われるかの様に。
ファッションモデルSaki、全ての観客に夢を与える導きの人。
彼の歩みは止まらない。
Sin春夏新作コレクション会場はある種異様な雰囲気に包まれていた。
それは当然、このショーのモデルを務めるのが大人気アーティスト”hiroshi”君なのだから。バラエティー番組とのコラボ企画として始まったこの試みは放送回を重ねるごとにその反響を増し、ある種の一大ムーブメントと化していた。
それに伴いCボーイズの人気も鰻登り、彼らはもはやただの素人集団ではなく人気アイドルグループとしての地位を確立しつつあった。
「東野、俺ちゃんと歩けてるか?さっきからなんか地面がフワフワしてるんだが。」
「市ヶ谷、右足と右手が同時に出てる。お前は古武術の先生かって感じ、確かナンバ歩きって言ったっけ?もしくは相撲のすり足、あれも片側ずつだったよな。」
「東野冷静だな、って言うか変な知識持ってるな。」
「あぁ、ウチの親父がそう言うのが好きでな、子供の頃よく付き合わされた。」
「「「え、お前って父親持ちだったの?スゲー。」」」
「なんでお前らそんなところに喰い付くんだよ、うちの学園にはそう言う奴多いだろうが。」
「「「確かに、なんか連中セレブだよな~。」」」
「イケメンの男には多くの女性が寄って来る、その中で美女が選ばれればその息子は当然イケメン。イケメン大好き桜泉学園に父親持ちが多いのは当然の帰結だよな。確率がドンと上がるんだから。しかも選び抜かれた相手なら経済状態もいいはずだろう?必然的にセレブの風格が幼い頃から身に付くって寸法さ。」
「なるほど、でも東野って余りセレブ感ないよな。」
「ほっとけ、ウチは庶民なんだよ。それよりお前らの家はどうなんだよ。」
「「「俺ら母子家庭、甘やかされて育ちましたが何か?」」」
「な、ずるくね。うちなんかおやじ第一主義だったんですけど。」
「「「ドンマイ東野、強く生きろ。」」」
がっくり落ち込む東野、なんやかんや言って場の空気が柔らかくなって行った。
うん、東野はリーダーの素質があるな、これからもCボーイズをうまく纏めて欲しいもんだ。
君たち、レッスンの方は上手く行ったかい?
「「「Sakiさん、お久し振りです。」」」
元気そうで何より、ジェシー先生のレッスンは相当に厳しかったと思う。でも君たちは逃げ出さずにすべてのレッスンを終え今この場所に立っている。
それは君たちの成長の証であり、君たちがモデル足り得る人間になったと言う証拠でもある。
初めに私は君たちに行ったね?君たちには私になって貰うと。
これから君たちの成果を十分発揮してもらう。なに心配はいらない、君たちは私の期待に十分答えてくれたのだから。自分を信じられなくてもいい、この舞台に気持ちがすくもうが構わない。
そんな事は全てどうでもいい事だ、だって君たちはすでに私なのだから。
私なら大丈夫、私が最高のランウェイをお見せしよう。
君たちが信じる私を信じろ。
私が保証しよう、最高の舞台になると。
「「「はい、Sakiさん!!」」」
さぁ、ショーの幕開けだ!
(side:雑誌記者)
「ティーンBoy'sさんお久し振りです。」
有明国際展示場を会場とした今回のSin春夏新作コレクションには多くの報道陣が詰めかけている。そのお目当てはhiroshi君、我がティーンBoy'sとしてもぜひとも押さえておきたいネタだった。
Sinの新作発表会と言えばスタジオS&B所属のチーム黒子、Sakiをはじめ、加藤修一、後藤雅司と言った一流モデルを要する一大注目イベントだ。今回はチーム黒子が解散となって初のショーである。その構成が注目されるのは間違いない。
「こんにちは街角男子さん、そちらの注目もやはりhiroshi君かしら?」
「そうですね、そこは何処も抑えに来るでしょうね。うちは今回Cボーイズに注目してるんですよ。テレビのバラエティー企画で今回のモデルチャレンジが取り上げられてるのもありますが、彼らの成長を見守るのが読者に受けているようでして。」
「確かに彼らは注目株かも知れないわね。最初は素人丸出しだったのが徐々に成長していく姿は多くの共感を呼んでいるわ。今回のショーでどこまでの成長を見せてくれるのか、すごく楽しみね。」
軽快な音楽が始まる。
最初に現れたのはCボーイズの面々、颯爽と歩む姿は初めての舞台とは思えない堂のいったものであった。
「いいですよCボーイズ、これだけの観客の中初めてのランウェイだと言うのにまったく怯んでいません。それどころか今回のテーマ"疾走そして飛躍"をしっかり理解し表現しようとしている。雛鳥たちが今まさに飛び立とうとしている、これは読者のハートを鷲掴みですよ。母性本能キュンキュンですよ。Cボーイズ、彼らは伸びますよ~、これからも注目は外せませんね。」
「そうね、ここまでの逸材だとは思わなかったわ。モデルとしても十分通用するわ、一流どころと共演してもひけはとらないんじゃないかしら。僅かな期間で彼らをあそこまで引き上げたジェシー萩原、あの世界的ファッションモデル大崎啓子を育て上げた伝説の人物は伊達じゃないってことね。
Cボーイズ、うちでも取り上げさせて貰うわ。」
次々に登場する一流のモデルたち、その誰もがジェシー萩原を師と仰ぎ教えを乞う者達であった。
「今回のショーも凄かったですね。加藤や後藤と言ったベテランがしっかりショーを支えていますし、元チーム黒子メンバーの吉村君や木村君が花を添えています。
特に木村君のランウェイは圧巻でしたよ、彼の作る世界観に一気に引き摺り込まれましたから。」
「えぇ、本当に。彼は今回頭ひとつ飛び抜けていたんじゃないかしら、表現力の質が何段階も上がったって感じだったわ。」
「次はいよいよhiroshi君ですね。会場のボルテージがどんどん上がっているのが分かりますよ。」
"カツンッ、カツンッ、カツンッ"
彼は颯爽と現れた。
"フワッ"
亜麻色の髪を靡かせ、優しい笑みを浮かべて。
"ワサッ"
衣服の裾がはためく時、まるで爽やかな風が吹き抜けるかのような錯覚に囚われる。春から夏に変わる、その変化を喜ぶかのように、こちらの心が浮き足立つ。
"ニコッ"
彼の微笑みに鼓動が高鳴る、そう、今私は恋をしている。颯爽と歩む彼と共に初夏の林道を歩きたい。
"タンッ"
ポーズを決める彼、背後で何か物音がするようだがそんな事はどうでもいい、今は彼だけを見詰めていたい。
"カツンッ、カツンッ、カツンッ"
彼はゆっくりとランウェイを戻って行く。私たちに甘く爽やかな恋心を残して。
「「「はぁ~~~♥️」」」
なんて素敵なのかしら。
心がポカポカとしていつまでも多幸感に包まれる。彼と同じ時代に生まれたことに感謝しかない。
"コツンッ、コツンッ、コツンッ"
そこは風が吹き抜ける丘の上の草原であった。
ふと隣を見ればそこには彼がいた。手を繋ぎ共に草原を歩く。心地よい風が私の髪を撫でる。
"いつも頑張ってくれてありがとう。"
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