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第四章 ラブコメって言ったら学園じゃね…
第494話 休み明けはテストです。 (2)
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「おはようございます、皆さん充実した夏休みは過ごせましたか?休み前にもお話ししましたが、今月中頃には前期期末考査があります。クラス替えのチャンスですので皆さん頑張ってください。それとなんちゃって支配者の佐々木君、風見屋風紀委員長を誑かして学園を支配しているという噂が立っています。普段の言動、行動には十分気を付けてください。」
な、先生がそれを言いますか。こんな真面目な生徒を捕まえて酷いですわ。
”あながち間違いではないじゃないですか。”ってボソッと怖い事言わない。俺は真面目な一男子生徒、いいですね。
でも期末考査か~。スポーツ専科の時と違って今度はどうなるのか読めないんだよね~。小山君ファンクラブの子たちは頑張って上を目指すとは思うんだけど正直学力については不明だし。今回は俺に出来る事はないかな。皆さん頑張ってください。
梶原さんたちももうすぐお別れだね、今までありがとうございました。
「いやいや、まだ分からないからね?私達なんてずっと下位クラスを行ったり来たりしてたんだから、よほどの事が無い限り上位クラスなんて無理でしょう。」
あ~、それって疲れ切ってた時の梶原さんたちでしょう?今じゃすっかり元気になってるじゃない、少なくとも夏休みに遊びに行く気になるくらいには。それって心が回復している証拠じゃん、リフレッシュはされているって事じゃない?
疲れ切った状態の試験とリフレッシュした状態の試験、結果は明らかじゃん。俺の見立てではDクラスかEクラスは堅いんじゃない?夏休みの宿題やってても苦痛じゃなかったでしょ?
「うん、言われてみればいつもより早く終わったし苦痛じゃなかったかも。だからこうして遊びにも行けたんだし。」
だったらもう大丈夫。後は何か目標とかが出来ればいいかな?将来やりたい事やなりたい職業とかね。羽休めは十分できたんじゃないかな?この学園に来るくらいなんだから向上心は人一倍強いはず、旅立ちの時はもうすぐって事だね。
でも”止まり木”にはいつでも遊びに来ていいからね、いつまでも走り続けてたら前みたいにバテちゃうから。
梶原さん、田島さん、市川さん。試験頑張ってね。
「「「うん、ありがとう佐々木君。試験頑張るね。」」」
うんうん、新たな目標を見つける為に頑張る若者、善きかな善きかな。
「「「ちょっと佐々木君、私達には何かないの?」」」
え~、小山ファンクラブの皆様には俺なんかが御声掛けする必要なんてないじゃないですか~。だってそんな事しなくったって皆さん燃えていらっしゃるでしょ?
試験の結果次第では今までの様に食堂でDクラスの女子生徒に煙たがられる事も無い、堂々と小山君に会えるんですから。頑張ってCクラスにでもなった日には相手の方が引きますって。上のクラスの男子には目もくれず小山君一筋だなんてあっぱれじゃないですか。
そんな明確な目標を持たれた皆さんが試験の後もこのGクラスにいる?あり得ないでしょう。そんな事考える方が失礼と言うもの、皆さんは俺なんかが発破を掛ける必要なんてないくらい、既に本気なんですから。
でもこれは同じクラスメートとして、皆さん悔いのない様に全力で挑んでください。
「「「任せといて!」」」
自分たちの机について授業内容の復習と試験範囲の確認をするクラスメート、頑張る若者は美しい、青春だね~。
「ねぇ、佐々木君。」
なんだい天海君?
「君ってよく詐欺師とか言われない?
うん、しょっちゅう言われる。
な、先生がそれを言いますか。こんな真面目な生徒を捕まえて酷いですわ。
”あながち間違いではないじゃないですか。”ってボソッと怖い事言わない。俺は真面目な一男子生徒、いいですね。
でも期末考査か~。スポーツ専科の時と違って今度はどうなるのか読めないんだよね~。小山君ファンクラブの子たちは頑張って上を目指すとは思うんだけど正直学力については不明だし。今回は俺に出来る事はないかな。皆さん頑張ってください。
梶原さんたちももうすぐお別れだね、今までありがとうございました。
「いやいや、まだ分からないからね?私達なんてずっと下位クラスを行ったり来たりしてたんだから、よほどの事が無い限り上位クラスなんて無理でしょう。」
あ~、それって疲れ切ってた時の梶原さんたちでしょう?今じゃすっかり元気になってるじゃない、少なくとも夏休みに遊びに行く気になるくらいには。それって心が回復している証拠じゃん、リフレッシュはされているって事じゃない?
疲れ切った状態の試験とリフレッシュした状態の試験、結果は明らかじゃん。俺の見立てではDクラスかEクラスは堅いんじゃない?夏休みの宿題やってても苦痛じゃなかったでしょ?
「うん、言われてみればいつもより早く終わったし苦痛じゃなかったかも。だからこうして遊びにも行けたんだし。」
だったらもう大丈夫。後は何か目標とかが出来ればいいかな?将来やりたい事やなりたい職業とかね。羽休めは十分できたんじゃないかな?この学園に来るくらいなんだから向上心は人一倍強いはず、旅立ちの時はもうすぐって事だね。
でも”止まり木”にはいつでも遊びに来ていいからね、いつまでも走り続けてたら前みたいにバテちゃうから。
梶原さん、田島さん、市川さん。試験頑張ってね。
「「「うん、ありがとう佐々木君。試験頑張るね。」」」
うんうん、新たな目標を見つける為に頑張る若者、善きかな善きかな。
「「「ちょっと佐々木君、私達には何かないの?」」」
え~、小山ファンクラブの皆様には俺なんかが御声掛けする必要なんてないじゃないですか~。だってそんな事しなくったって皆さん燃えていらっしゃるでしょ?
試験の結果次第では今までの様に食堂でDクラスの女子生徒に煙たがられる事も無い、堂々と小山君に会えるんですから。頑張ってCクラスにでもなった日には相手の方が引きますって。上のクラスの男子には目もくれず小山君一筋だなんてあっぱれじゃないですか。
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