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第四章 ラブコメって言ったら学園じゃね…
第474話 お仕事のお時間です。 (5)
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切り拓く大地~ 無限の荒野に~
勇気と希望を胸に 我ら~は旅立つ~
栄光~の 未来~を 掴むその時まで~
夢を追い求め~ 真っ直~ぐ突き進め~
戦え 戦え 戦え~
この旗~の元に~
”ウワ~~~~~~!!”
”パチパチパチパチパチパチ”
フロンティア連合国を代表する国民的歌姫セリーヌ・マルセリオによる国歌の独唱。
逃走王フロンティア大会、その会場は観客の興奮に包まれていた。
てか怖いわフロンティア連合国国歌、なぜそんなに戦いたがる。もっと平和に行こうよ~。Saki様の中の人、のっぺり君はそう思うのであります。
会場はどこぞの競技場を借り切ってセットが組まれております。あれが逃げる際のブラインド代わりになるのね。
そんでもって出場選手でございますが、デカイのから小さいのまで様々。人種も色々、バラエティーに富んでますな~。
ただ全員顔つきの鋭い事、大和のおちゃらけになった逃走王とは雲泥の差、これは益々期待が持てますっての。
『”これより、逃走王フロンティア大会本選を開始する。
鬼達は本気だ、私達は強い男を渇望しているのだ。
難しい事は言わない、男共よ、逃げ切って見せろ、その全てを掛けて。”』
高鳴る鼓動、溢れる緊張、そのヒリつく空気が嫌が応にも気持ちを高揚させる。
さあ見せて見ろフロンティア、その全てをねじ伏せてやる。
”ビーーーーーーーーッ“
競技スタートです!
(side:マイケル・ダイアン)
”ビーーーーーーーーッ“
競技開始の合図と共に一斉に走り出す参加者、この競技は一瞬の油断と静止が命取りになる。常に動き続け、敵を把握し、退路を切り開く。地方予選を勝ち上がった精鋭たちはその事をよくよく熟知しているのだろう。
ま、精々頑張ってくれ。
そんな中、俺はと言えば無人の荒野を行くがごとくゆったりとした歩みを続けているのだが。
”うお~~~~~!!”
”サッ”
おいおい、鬼役よ。せめて黙って突っ込んで来い。それじゃ、逃げてくださいと言ってる様なもんだろうが。
”トンッ”
”ドサ~”
この大会はこちらから軽く触れる分には問題ないからな。精々ケガには気を付ける事だ。
”ガバッ”
気配を消しての無言のタックル、悪くない。だが、
“トンッ”
”ドサ~”
後頭部を押されると弱いよな。
さて、少し移動するか。
”ダダダダダダダダダダダダダダ”
ハッハッハッハッ、この俺に付いて来れるかな?
(side:ゴルンゴ・ムガビ)
『まて~、男ども~、全ての男は私が捕まえる、軟弱者はいらないのだ~!!』
うん、あの女、さっきからしつこい。その上うるさい。テレビ的にはああいった敵から逃げる俺たちを見るってのが面白いんだろうがな。
でも最近あんな感じの奴にあった事がある様なないような?まぁどうでもいいか。
おっと前からもお客さんだぞ。
”サッ、ヌルッ”
『『えっ、きゃ~~~!』』
”ドカッ”
アッハッハッハッ、前方はよく見ないと危ないぞ、お嬢ちゃん方。
『悔しい~、絶対捕まえてやるんだから~!!』
(side:ジョアンナ・マーシャル)
”ダダダダダダダダダダダダダダ”
開始の合図と共に一斉に走り出す鬼役たち。
そう、あなたがそう動いて、あなたたちはそうなのね。でしたら子羊たちは、”くそ、何でこんな所に鬼が”ビンゴですわ。
”ダッ”
変に急制動を掛けず勢いを殺さずにすり抜けようとするその判断、いいですわ。これこれこれ、高等生物が見せる瞬時の判断力、堪りませんわ。
”バッ、ガシッ”
『くそ~、この俺様がこんな所で~~~~!!』
あ~、なんですのその傲慢でありながら屈辱にまみれた表情は、ゾクゾクしますわ。
『”ゼッケン二十三番、アウトです。”』
無情にも告げられるアナウンス、今夜彼はベットで悶々とした夜を過ごすのでしょうね。(ニタ~)
アハッ、嫌だわ私ったらはしたない。まだまだ選手は残っているのよ。
もっともっと楽しませて頂戴。私、まだまだ食べ足りないの。
”ジュルリッ”
勇気と希望を胸に 我ら~は旅立つ~
栄光~の 未来~を 掴むその時まで~
夢を追い求め~ 真っ直~ぐ突き進め~
戦え 戦え 戦え~
この旗~の元に~
”ウワ~~~~~~!!”
”パチパチパチパチパチパチ”
フロンティア連合国を代表する国民的歌姫セリーヌ・マルセリオによる国歌の独唱。
逃走王フロンティア大会、その会場は観客の興奮に包まれていた。
てか怖いわフロンティア連合国国歌、なぜそんなに戦いたがる。もっと平和に行こうよ~。Saki様の中の人、のっぺり君はそう思うのであります。
会場はどこぞの競技場を借り切ってセットが組まれております。あれが逃げる際のブラインド代わりになるのね。
そんでもって出場選手でございますが、デカイのから小さいのまで様々。人種も色々、バラエティーに富んでますな~。
ただ全員顔つきの鋭い事、大和のおちゃらけになった逃走王とは雲泥の差、これは益々期待が持てますっての。
『”これより、逃走王フロンティア大会本選を開始する。
鬼達は本気だ、私達は強い男を渇望しているのだ。
難しい事は言わない、男共よ、逃げ切って見せろ、その全てを掛けて。”』
高鳴る鼓動、溢れる緊張、そのヒリつく空気が嫌が応にも気持ちを高揚させる。
さあ見せて見ろフロンティア、その全てをねじ伏せてやる。
”ビーーーーーーーーッ“
競技スタートです!
(side:マイケル・ダイアン)
”ビーーーーーーーーッ“
競技開始の合図と共に一斉に走り出す参加者、この競技は一瞬の油断と静止が命取りになる。常に動き続け、敵を把握し、退路を切り開く。地方予選を勝ち上がった精鋭たちはその事をよくよく熟知しているのだろう。
ま、精々頑張ってくれ。
そんな中、俺はと言えば無人の荒野を行くがごとくゆったりとした歩みを続けているのだが。
”うお~~~~~!!”
”サッ”
おいおい、鬼役よ。せめて黙って突っ込んで来い。それじゃ、逃げてくださいと言ってる様なもんだろうが。
”トンッ”
”ドサ~”
この大会はこちらから軽く触れる分には問題ないからな。精々ケガには気を付ける事だ。
”ガバッ”
気配を消しての無言のタックル、悪くない。だが、
“トンッ”
”ドサ~”
後頭部を押されると弱いよな。
さて、少し移動するか。
”ダダダダダダダダダダダダダダ”
ハッハッハッハッ、この俺に付いて来れるかな?
(side:ゴルンゴ・ムガビ)
『まて~、男ども~、全ての男は私が捕まえる、軟弱者はいらないのだ~!!』
うん、あの女、さっきからしつこい。その上うるさい。テレビ的にはああいった敵から逃げる俺たちを見るってのが面白いんだろうがな。
でも最近あんな感じの奴にあった事がある様なないような?まぁどうでもいいか。
おっと前からもお客さんだぞ。
”サッ、ヌルッ”
『『えっ、きゃ~~~!』』
”ドカッ”
アッハッハッハッ、前方はよく見ないと危ないぞ、お嬢ちゃん方。
『悔しい~、絶対捕まえてやるんだから~!!』
(side:ジョアンナ・マーシャル)
”ダダダダダダダダダダダダダダ”
開始の合図と共に一斉に走り出す鬼役たち。
そう、あなたがそう動いて、あなたたちはそうなのね。でしたら子羊たちは、”くそ、何でこんな所に鬼が”ビンゴですわ。
”ダッ”
変に急制動を掛けず勢いを殺さずにすり抜けようとするその判断、いいですわ。これこれこれ、高等生物が見せる瞬時の判断力、堪りませんわ。
”バッ、ガシッ”
『くそ~、この俺様がこんな所で~~~~!!』
あ~、なんですのその傲慢でありながら屈辱にまみれた表情は、ゾクゾクしますわ。
『”ゼッケン二十三番、アウトです。”』
無情にも告げられるアナウンス、今夜彼はベットで悶々とした夜を過ごすのでしょうね。(ニタ~)
アハッ、嫌だわ私ったらはしたない。まだまだ選手は残っているのよ。
もっともっと楽しませて頂戴。私、まだまだ食べ足りないの。
”ジュルリッ”
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