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第四章 ラブコメって言ったら学園じゃね…
第464話 ペンションに行こう
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おはようございます、香織さん。今日も綺麗ですね。俺なんか今日が楽しみ過ぎて寝不足で。変な顔していませんか?
「おはよう大地君。大地君はいつでも格好いいわよ。でもごめんなさいね、本当なら私たちの方がお迎えに行かないといけないのにいつも来て貰っちゃって。」
そんな事気にしないで下さい。家で待ってるなんて俺がソワソワして落ち着きませんよ。俺の為だと思って好きにさせて下さい。(ウィンク)
「うふふ、じゃあそうさせて貰うわね。
絵実~、大地君が来たわよ~。
ごめんなさい、あの子も楽しみ過ぎてソワソワしていたみたい。」
ハハハ、それは光栄です。
おはよう絵実、今日はよろしくね。荷物は大丈夫?重い様なら俺が持つよ?
「おはよう大地君。今日は素っぴんなんだね。又前みたいに渋い大人コーデで来たら張り扇ボンバーだったけど、ポロシャツにチノパンって似合ってるよ♪
今日はよろしくね。」
ハハハ、そ、そんな事する訳無いじゃないか、じ、じゃあ行こうか。(冷や汗)
今日は夏休みに入って最初の月曜日、俺たちは前から予定していたペンションに行く為駅に向かっていた。
車で行かないのか?自分まだ高校生ですが何か?
増山さんに頼まないのか?スタジオS&Bの面々"hiroshi"全国ツアーと"咲夜"コンサート公演の仕事で大忙し、うちもタレントが増えたんで暇人がいないんです。
のっぺりはタレントの仕事しないのか?
・・・・あ、電車の時間が。早く行かないと。
二人とも本当に荷物持たないでいいの?俺っち体力お化けだからそれくらいなら全然平気よ?
「うふふ、ありがとう。でも大丈夫よ、そんなに気を使わないで、私たちは婚約者なのよ?」
「そうよ、大地君は気を使い過ぎなんだから。私たちだって結構体力あるんだから。」(力こぶギュ)
かっ可愛い~。えっ、俺こんなに幸せでいいの?俺今日死ぬの?
やべっ、顔のニヤケが止まらない。周りから気持ち悪がられてないかな?
って言うか周りの視線が凄く優しいんですけど。"お兄ちゃん頑張れよ"って頑張るけどさ。
野口親子満面の笑みで愛想振り撒いてるし。
この世界ってある意味不細工男子には優しい世界なのかもしれない。よくよく思い返して見れば男女比世界あるあるで苦労した経験って全然なかったわ。
神様ありがとうございます。一時はテンプレート的男女比世界にのっぺりで生まれた事を嘆いたこともありましたが、全てあなた様の優しさだったんですね。私のっぺり佐々木、この顔で生まれて来て良かったです。ありがとう、男女比世界!
「ねぇ絵実、大地君行き成り空を見上げて涙を流しているけど、何か辛いことでもあったのかしら?そうだったらしっかり癒してあげないと。」(母性愛)
「あぁ、お母さんあれは違うわよ。あの手の顔をしているときは阿呆なこと考えて妄想に耽っているのよ。そう言うときはこうするの。さっさと帰って来い、のっぺり~!」
"スパーン"
張り扇の音鳴り響く朝の駅前は、今日も平和であった。
(side : 神々)
「うわっ!」
「どうされましたか、海姫様?何かありましたでしょうか?」
「いえ、何でもないわ。知り合いから強烈な感謝の念が届いたからビックリしただけ。それよりも今はこの状況をどうにかしましょう。」
海姫は船下に広がる海面を埋め尽くす大量の巨大クラゲを指差し、宣言する。
「大和の食卓はこの一戦に掛かっています。これよりエチゼンクラゲ捕獲作戦を開始します。」
「「「応!!」」」
この国の台所は、日々見えない人々の努力により支えられているのであった。
「うわっ!何々、私寝てませんよ、ちゃんと仕事してますよって誰もいない?」
山小屋のベッドの上で一人騒ぐ山姫
。時計の時刻を見てはじめて寝過ごした事に気が付いた。
「ま、まぁ問題ありませんよね、見回りには間に合いますし。それより何ですか行き成り、またのっぺりさんの感謝の念って強烈過ぎるでしょ。神力がかなり潤っちゃったんですけど、これって世に言う夏のボーナスってやつですか?私出来たら現金がいいんですけど~。」
仕事は出来るが中身が残念なのは相変わらずの山姫なのであった。
「ふにゃ、これは少年か?相変わらず訳の分からないタイミングで感謝の念を飛ばして来るな~。」
「道子様、こちらが本日の分になります。」
"ドサッ"
そこに置かれたのは大量のお札。今から頑張れば年末のデスロードは回避できる筈。
不意に増えた神力をエナジードリンク代わりに仕事に励むブラック企業戦士、菅原道子なのであった。
「うぎゃ、なんじゃこの強烈な感謝の念は。のっぺりだと?何受かれているんじゃあやつは!」
学園の平和を守る土地神朱音には、のっぺりの念は強すぎた様です。(合掌)
"キュオーーーー"
"わ、我は真面目ないい神であります。"
・・・不死鳥の療養には今しばらく時間が必要な様です。
"ワフ?ワンワンワンワンワン♪"
"まぁ、大神様ったらあんなに嬉しそうに。"
"お庭を駆け回って楽しそうです事。見ているこちらの方が嬉しくなりますわ。"
しっぽを振って楽しそうなワンワンに、お世話係の巫女たちもホッコリ顔。
"ワンワンワンワンワン、ワオ~ン♪"
「おはよう大地君。大地君はいつでも格好いいわよ。でもごめんなさいね、本当なら私たちの方がお迎えに行かないといけないのにいつも来て貰っちゃって。」
そんな事気にしないで下さい。家で待ってるなんて俺がソワソワして落ち着きませんよ。俺の為だと思って好きにさせて下さい。(ウィンク)
「うふふ、じゃあそうさせて貰うわね。
絵実~、大地君が来たわよ~。
ごめんなさい、あの子も楽しみ過ぎてソワソワしていたみたい。」
ハハハ、それは光栄です。
おはよう絵実、今日はよろしくね。荷物は大丈夫?重い様なら俺が持つよ?
「おはよう大地君。今日は素っぴんなんだね。又前みたいに渋い大人コーデで来たら張り扇ボンバーだったけど、ポロシャツにチノパンって似合ってるよ♪
今日はよろしくね。」
ハハハ、そ、そんな事する訳無いじゃないか、じ、じゃあ行こうか。(冷や汗)
今日は夏休みに入って最初の月曜日、俺たちは前から予定していたペンションに行く為駅に向かっていた。
車で行かないのか?自分まだ高校生ですが何か?
増山さんに頼まないのか?スタジオS&Bの面々"hiroshi"全国ツアーと"咲夜"コンサート公演の仕事で大忙し、うちもタレントが増えたんで暇人がいないんです。
のっぺりはタレントの仕事しないのか?
・・・・あ、電車の時間が。早く行かないと。
二人とも本当に荷物持たないでいいの?俺っち体力お化けだからそれくらいなら全然平気よ?
「うふふ、ありがとう。でも大丈夫よ、そんなに気を使わないで、私たちは婚約者なのよ?」
「そうよ、大地君は気を使い過ぎなんだから。私たちだって結構体力あるんだから。」(力こぶギュ)
かっ可愛い~。えっ、俺こんなに幸せでいいの?俺今日死ぬの?
やべっ、顔のニヤケが止まらない。周りから気持ち悪がられてないかな?
って言うか周りの視線が凄く優しいんですけど。"お兄ちゃん頑張れよ"って頑張るけどさ。
野口親子満面の笑みで愛想振り撒いてるし。
この世界ってある意味不細工男子には優しい世界なのかもしれない。よくよく思い返して見れば男女比世界あるあるで苦労した経験って全然なかったわ。
神様ありがとうございます。一時はテンプレート的男女比世界にのっぺりで生まれた事を嘆いたこともありましたが、全てあなた様の優しさだったんですね。私のっぺり佐々木、この顔で生まれて来て良かったです。ありがとう、男女比世界!
「ねぇ絵実、大地君行き成り空を見上げて涙を流しているけど、何か辛いことでもあったのかしら?そうだったらしっかり癒してあげないと。」(母性愛)
「あぁ、お母さんあれは違うわよ。あの手の顔をしているときは阿呆なこと考えて妄想に耽っているのよ。そう言うときはこうするの。さっさと帰って来い、のっぺり~!」
"スパーン"
張り扇の音鳴り響く朝の駅前は、今日も平和であった。
(side : 神々)
「うわっ!」
「どうされましたか、海姫様?何かありましたでしょうか?」
「いえ、何でもないわ。知り合いから強烈な感謝の念が届いたからビックリしただけ。それよりも今はこの状況をどうにかしましょう。」
海姫は船下に広がる海面を埋め尽くす大量の巨大クラゲを指差し、宣言する。
「大和の食卓はこの一戦に掛かっています。これよりエチゼンクラゲ捕獲作戦を開始します。」
「「「応!!」」」
この国の台所は、日々見えない人々の努力により支えられているのであった。
「うわっ!何々、私寝てませんよ、ちゃんと仕事してますよって誰もいない?」
山小屋のベッドの上で一人騒ぐ山姫
。時計の時刻を見てはじめて寝過ごした事に気が付いた。
「ま、まぁ問題ありませんよね、見回りには間に合いますし。それより何ですか行き成り、またのっぺりさんの感謝の念って強烈過ぎるでしょ。神力がかなり潤っちゃったんですけど、これって世に言う夏のボーナスってやつですか?私出来たら現金がいいんですけど~。」
仕事は出来るが中身が残念なのは相変わらずの山姫なのであった。
「ふにゃ、これは少年か?相変わらず訳の分からないタイミングで感謝の念を飛ばして来るな~。」
「道子様、こちらが本日の分になります。」
"ドサッ"
そこに置かれたのは大量のお札。今から頑張れば年末のデスロードは回避できる筈。
不意に増えた神力をエナジードリンク代わりに仕事に励むブラック企業戦士、菅原道子なのであった。
「うぎゃ、なんじゃこの強烈な感謝の念は。のっぺりだと?何受かれているんじゃあやつは!」
学園の平和を守る土地神朱音には、のっぺりの念は強すぎた様です。(合掌)
"キュオーーーー"
"わ、我は真面目ないい神であります。"
・・・不死鳥の療養には今しばらく時間が必要な様です。
"ワフ?ワンワンワンワンワン♪"
"まぁ、大神様ったらあんなに嬉しそうに。"
"お庭を駆け回って楽しそうです事。見ているこちらの方が嬉しくなりますわ。"
しっぽを振って楽しそうなワンワンに、お世話係の巫女たちもホッコリ顔。
"ワンワンワンワンワン、ワオ~ン♪"
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