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第四章 ラブコメって言ったら学園じゃね…
第453話 警護任務 (11)
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「それでですね、こちらが我が国の象徴の不死鳥様に成ります。不死鳥様は建国以来たびたび私たちの苦難を助けてくれたという言い伝えが残っているんです。」
”ビシッ、ドサッ”
「へ~、この国には本当に守り神がいるんだね。俺あんまりそう言った事って詳しくないんだけど、大和にもいろんな伝承や民話で神様の事が語られているよ。
俺たちには見えないだけでそうした存在が日々俺たちの生活を守ってくれてるのかもしれないね。」
”ドカッ、ドサッ”
「ユーロッパ王国でも多くの人が教会に通い神に祈りを捧げていますが、大和国は一つの神を祀ったりしないんですか?」
”ガツッ、ドサッ”
「うん。大和では八百万の神と言って多くの場所やモノに神が宿るとされているんだ。面白い所だと長年大事に使い続けた物や道具には付喪神って言って、神様が宿るとされていたり、お米一粒一粒には八十八人の神様が宿るって言われてたりするよ。
それだけ神様が身近な所にいる国だから逆に当たり前すぎて意識しなくなっているのかもしれないね。ほら、お正月に初詣に神社に行ったりするじゃない?それって信仰と言うよりも生活習慣的に行ったりするんだよね。一種のイベントかな。」
「え~、私まだ大和に行ってからお正月って経験した事ないんですよ。ひろし様さえ良かったら連れて行ってくれませんか?」
「あぁ、俺でよかったら喜んで。大和に帰ったらみんなに聞いてみようね。」
「ありがとうございます、ひろし様♪」
「う~、キャロライン殿下ばかりずるいです。私も一緒に行きたいです~。」
「ハッハッハ、ミシュと一緒は難しいかな?その代わりじゃないけど今から行く不死鳥様の教会で一緒にお願い事をしよう?」(ニッコリ)
「はい、ひりょししゃまやさしいれしゅ❤」
お~、青春してますね~。キャロライン王女殿下ここぞとばかりに攻める攻める。初詣のお約束取り付けてるし。みんなと一緒にねって躱されてたけど。
ミッシェル公女殿下、メロメロすぎて人には見せられない顔になってるじゃない。
あれもう貰ってあげないと可哀そうでしょ、振られたら悲しみのあまり死んじゃうよ?衰弱して。公爵閣下そこん所どうするのかね~。
「ハニ子さん、不審者の回収終わりました。武器弾薬も一緒です。」
ブリご苦労様。で、こいつら何だったん?あの一行を狙ってたスナイパーってのは分かるんだけど、他に何か分かる?
「さぁ、大和国とタスマニア公国の関係を悪化させたいどこかの国か、そんなところだと思うんですけどね。ともかく警備の者に引き取ってもらいましょう。」
そうね、私は引き続き警戒に当たるから荷物の引き渡しをお願い出来るかしら?
「了解しました。シーンさん、カーティスさんにお願いしておきます。」
(side:??)
『何だと、失敗したというのか?』
『はい、狙撃部隊は全員捕縛された模様です。』
くそ、公女を殺害しその現場に大和の男性がいたと成れば両国の関係悪化は必至であったと言うのに。我々”暁の夜明け”がこの国を正しい方向に導くためには、何としても国力を弱体化させ民衆の目を覚まさせる必要があるのだ。我々には多くの賛同者やスポンサーもいる、我々は人々から必要とされている存在なのだ。
今のような一部の人間にしか男性があてがわれない状況は間違っている。男どもはもっと広く共有管理されるべきなのだ。
『では計画の第二弾の方はどうなっている、開会式前に男性演者を拉致する奴だ。』
『はい、警備体制はすでに把握しています。侵入路、脱出路も確保できています。メンバーの配置も万全です。』
『よし、では我々の目的の一つをこの計画で達成し、今後の弾みとする。高宮ひろしを我々の共有物とするのだ。』
『『『暁は夜明けと共に』』』
『我らの未来に栄光あれ!』いや、駄目だから』
”パチンッ”
”ドサドサドサドサッ”
危なかった~、念のためにスナイパーから情報抜き出しておいて良かったわ~。
何が”暁の夜明け”だよ、ただイケメンが欲しいだけの野獣の群れじゃん。
これってこの国の歪みだよな~。ブサ面ならいるんだから、男が欲しかったら国と交渉してブサ面とお見合いして他国に移住すればいいのに。この国以外ならブサ面でも大歓迎なのよ?なんで犯罪迄犯してイケメンに拘るかね、女性の本懐?おじさんには理解出来ませんわ。
それでまだ実行犯が残っていると、これ今日残業じゃん。
取り敢えず警備部のシルビア・バード副主任に連絡しないとね。後の捜査はそっち経由で丸投げ。
軍の部隊でも派遣してくれないかな~。
ゆっくりホテルの食事が食べたいと悲しみに暮れる、佐々木ハニ子なのでありました。(グスン)
”ビシッ、ドサッ”
「へ~、この国には本当に守り神がいるんだね。俺あんまりそう言った事って詳しくないんだけど、大和にもいろんな伝承や民話で神様の事が語られているよ。
俺たちには見えないだけでそうした存在が日々俺たちの生活を守ってくれてるのかもしれないね。」
”ドカッ、ドサッ”
「ユーロッパ王国でも多くの人が教会に通い神に祈りを捧げていますが、大和国は一つの神を祀ったりしないんですか?」
”ガツッ、ドサッ”
「うん。大和では八百万の神と言って多くの場所やモノに神が宿るとされているんだ。面白い所だと長年大事に使い続けた物や道具には付喪神って言って、神様が宿るとされていたり、お米一粒一粒には八十八人の神様が宿るって言われてたりするよ。
それだけ神様が身近な所にいる国だから逆に当たり前すぎて意識しなくなっているのかもしれないね。ほら、お正月に初詣に神社に行ったりするじゃない?それって信仰と言うよりも生活習慣的に行ったりするんだよね。一種のイベントかな。」
「え~、私まだ大和に行ってからお正月って経験した事ないんですよ。ひろし様さえ良かったら連れて行ってくれませんか?」
「あぁ、俺でよかったら喜んで。大和に帰ったらみんなに聞いてみようね。」
「ありがとうございます、ひろし様♪」
「う~、キャロライン殿下ばかりずるいです。私も一緒に行きたいです~。」
「ハッハッハ、ミシュと一緒は難しいかな?その代わりじゃないけど今から行く不死鳥様の教会で一緒にお願い事をしよう?」(ニッコリ)
「はい、ひりょししゃまやさしいれしゅ❤」
お~、青春してますね~。キャロライン王女殿下ここぞとばかりに攻める攻める。初詣のお約束取り付けてるし。みんなと一緒にねって躱されてたけど。
ミッシェル公女殿下、メロメロすぎて人には見せられない顔になってるじゃない。
あれもう貰ってあげないと可哀そうでしょ、振られたら悲しみのあまり死んじゃうよ?衰弱して。公爵閣下そこん所どうするのかね~。
「ハニ子さん、不審者の回収終わりました。武器弾薬も一緒です。」
ブリご苦労様。で、こいつら何だったん?あの一行を狙ってたスナイパーってのは分かるんだけど、他に何か分かる?
「さぁ、大和国とタスマニア公国の関係を悪化させたいどこかの国か、そんなところだと思うんですけどね。ともかく警備の者に引き取ってもらいましょう。」
そうね、私は引き続き警戒に当たるから荷物の引き渡しをお願い出来るかしら?
「了解しました。シーンさん、カーティスさんにお願いしておきます。」
(side:??)
『何だと、失敗したというのか?』
『はい、狙撃部隊は全員捕縛された模様です。』
くそ、公女を殺害しその現場に大和の男性がいたと成れば両国の関係悪化は必至であったと言うのに。我々”暁の夜明け”がこの国を正しい方向に導くためには、何としても国力を弱体化させ民衆の目を覚まさせる必要があるのだ。我々には多くの賛同者やスポンサーもいる、我々は人々から必要とされている存在なのだ。
今のような一部の人間にしか男性があてがわれない状況は間違っている。男どもはもっと広く共有管理されるべきなのだ。
『では計画の第二弾の方はどうなっている、開会式前に男性演者を拉致する奴だ。』
『はい、警備体制はすでに把握しています。侵入路、脱出路も確保できています。メンバーの配置も万全です。』
『よし、では我々の目的の一つをこの計画で達成し、今後の弾みとする。高宮ひろしを我々の共有物とするのだ。』
『『『暁は夜明けと共に』』』
『我らの未来に栄光あれ!』いや、駄目だから』
”パチンッ”
”ドサドサドサドサッ”
危なかった~、念のためにスナイパーから情報抜き出しておいて良かったわ~。
何が”暁の夜明け”だよ、ただイケメンが欲しいだけの野獣の群れじゃん。
これってこの国の歪みだよな~。ブサ面ならいるんだから、男が欲しかったら国と交渉してブサ面とお見合いして他国に移住すればいいのに。この国以外ならブサ面でも大歓迎なのよ?なんで犯罪迄犯してイケメンに拘るかね、女性の本懐?おじさんには理解出来ませんわ。
それでまだ実行犯が残っていると、これ今日残業じゃん。
取り敢えず警備部のシルビア・バード副主任に連絡しないとね。後の捜査はそっち経由で丸投げ。
軍の部隊でも派遣してくれないかな~。
ゆっくりホテルの食事が食べたいと悲しみに暮れる、佐々木ハニ子なのでありました。(グスン)
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