459 / 525
第四章 ラブコメって言ったら学園じゃね…
第448話 警護任務 (6)
しおりを挟む
「いや~、やっぱりいい車は乗り心地が違いますね~。このシートなんて本革仕様ですよ。サスペンション性能の差ですかね、揺れなんて全然ないですし。
それに防弾ですよ防弾、戦車の攻撃でも生き残れるんじゃないんですか?」
いやいや流石にそれはないでしょうよ。戦車の砲弾ヤバいからね、鉄の塊があの速度で飛んで来たらひとたまりもないっての。
「いえいえ、そこはほら魔法技術って奴ですよ。この車何気に神の加護受けまくってますから。おそらくこの国で信仰されてる神なんでしょうね、力貸しまくってますし。周りに飾られたトリのマーク。確かこの国の国旗にも書いてありましたけど、これって神の紋章ですね。それを上手い事組み合わせてその効果を引き上げてます。それが無くても地雷原を走り抜けるくらいの性能はありそうですけどね。」
何それ正に無敵の高級車じゃん。もしかしてしゃべったりするの?AI積んでるの?OKマイケ〇とか言わないの?AIの名前アスラー〇だったりする?
「何言ってるんですかご主人、AI機能付きの車なんてまだ開発されてませんから。高級車ですよ?使用人に運転させるに決まってるじゃないですか。何でもかんでも機械化したら人の仕事が無くなっちゃうじゃないですか。でもこのカーナビは便利ですけどね。」
そうか~、金持ちにAI機能は必要なかったか~。魔法と科学で何とかなるとは思うんだけどね。それはロマンを追い求める同志にお任せしておこうかね。
で、そろそろじゃない。ちゃんと案内をお願いしますね、セリーヌ第二公女殿下?
俺は後部座席で青い顔をしながらガタガタ震える女性に声を掛ける。
彼女は”ヒッ”っと声を上げるも何度も首を縦に振ってくれた。
「あ、ご主人見えました。あれがタスマニア公国公爵本邸です。」
うわでけ~、流石国の象徴、滅茶苦茶立派じゃん。そう言えばベッキンガム宮殿も立派だったな~、大国の中枢って皆立派なのね。
でもここって軍事施設くっ付いてない?クーデターとか起こされたら一発アウトじゃん。
「その辺は公爵様が上手い事やってるんじゃないんですか?ある意味女性の憧れの国ですから。」
あぁ、優性遺伝子法でしょ。あれって女性の不細工さんはどうするのよ。男性だけ隔離してもダメじゃないの?
「それなんですけどね、やはりある一定の割合で違う系統の遺伝子も残しておかないと全体が弱くなっちゃうんですよ。それに無細工の女性とイケメンの間から系統の違うイケメンが生まれる事もありますんで、多様性の為に女性への差別は一切ないそうです。それに国民のほとんどが人工授精ですから。男性と付き合ったり結婚出来るのは一部の特権階級だけですね。一夜の恋でも女性は涙を流して喜ぶそうですよ。」
あれ~?女性の憧れの国じゃなかったの?イケメンどこ行ったって本末転倒な状態になってない?
「その為の教育ですよ。女性は一生に一度の一夜の為に日夜努力するんです。」
あ、うん。やっぱり私この国合わない。今後近付きたくないわ~。お家に帰ってお味噌汁飲みたい。
「あ~、お味噌汁いいですよね~ってまだ来て一日も経ってませんから。ちゃんと仕事してくださいね。」
うい~っす。
どんどんテンションの下がる私をしり目に、公爵本邸の門は目の前まで迫るのでした。
『お疲れ様です。セリーヌ第二公女殿下をお連れいたしました。入邸許可を願います。』
ブリジットは後部座席の窓を開け中を確認してもらう。
『公女殿下は酷く怯えられております。その事について公爵閣下にご報告したい旨がございますので、合わせて面会の許可申請をお願いいたします。』
『了解した。本邸より入邸及び公爵閣下への面会許可が下りた。このまま本邸へ向かってくれ。後の指示は執事長殿に伺う様に。』
『ありがとうございます。それでは失礼いたします。』
車はそのまま正門を通過、公爵本邸へと向かった。
本邸前にはメイドがズラリと待ち構えていた。中央に佇んでいる初老の男性、彼が執事長で間違いないだろう。
車が停止する。私は助手席を降り後部座席の扉を開ける。
ふむ、スナイパーが十名か、中々いい準備だ。
執事長は慎重かつ冷静にこちらに気取られぬ様、平静を装いセリーヌ第二公女へと近付く。
『殿下、お待たせいたしました。ジャン爺でございます。もう怖い事はございません、ご安心ください。』
彼はセリーヌ第二公女殿下に優しく微笑みその手を取る。そしてゆっくりと車外へと連れ出した。
”ガチャガチャッ”
それは合図であったのだろう、メイド隊が隠し持った小銃を一斉にこちらへと向ける。頭部に当てられる無数のレーザーポインターの光。これかなり眩しい。
『どこの誰かは存じませんが大人しくしていただけますでしょうか?』
”ブウン、キーーーーッ、バタンバタンッ、ガチャガチャガチャッ”
瞬時に現れる複数の軍用車両、そして向けられる大型銃器の数々。
うん、大体出そろったかな。
”パチンッ”
周囲に鳴り響くフィンガースナップの音。
『では執事長、参りましょうか。』
俺は執事長を促し公爵本邸の玄関へと歩を進める。
『何をやってるんです?早く来ないと置いて行きますよ?』
事態が理解できず固まる執事長に再度移動を促す。
『面倒ですね、ブリジット、二人を抱えて来てください。ブリジットに抱えられるのが嫌なら自分の足で歩く。』
『わ、分りました。歩きます歩かせて頂きます。』
執事長はそう言うとセリーヌ第二公女を連れこちらへとやって来た。
『では公爵閣下の所まで案内をお願いしますね。』
私はそう告げ、館の中へ足を踏み入れた。
残されたのは、銃を構えいつまでも標的を狙う戦士たちだけであった。
それに防弾ですよ防弾、戦車の攻撃でも生き残れるんじゃないんですか?」
いやいや流石にそれはないでしょうよ。戦車の砲弾ヤバいからね、鉄の塊があの速度で飛んで来たらひとたまりもないっての。
「いえいえ、そこはほら魔法技術って奴ですよ。この車何気に神の加護受けまくってますから。おそらくこの国で信仰されてる神なんでしょうね、力貸しまくってますし。周りに飾られたトリのマーク。確かこの国の国旗にも書いてありましたけど、これって神の紋章ですね。それを上手い事組み合わせてその効果を引き上げてます。それが無くても地雷原を走り抜けるくらいの性能はありそうですけどね。」
何それ正に無敵の高級車じゃん。もしかしてしゃべったりするの?AI積んでるの?OKマイケ〇とか言わないの?AIの名前アスラー〇だったりする?
「何言ってるんですかご主人、AI機能付きの車なんてまだ開発されてませんから。高級車ですよ?使用人に運転させるに決まってるじゃないですか。何でもかんでも機械化したら人の仕事が無くなっちゃうじゃないですか。でもこのカーナビは便利ですけどね。」
そうか~、金持ちにAI機能は必要なかったか~。魔法と科学で何とかなるとは思うんだけどね。それはロマンを追い求める同志にお任せしておこうかね。
で、そろそろじゃない。ちゃんと案内をお願いしますね、セリーヌ第二公女殿下?
俺は後部座席で青い顔をしながらガタガタ震える女性に声を掛ける。
彼女は”ヒッ”っと声を上げるも何度も首を縦に振ってくれた。
「あ、ご主人見えました。あれがタスマニア公国公爵本邸です。」
うわでけ~、流石国の象徴、滅茶苦茶立派じゃん。そう言えばベッキンガム宮殿も立派だったな~、大国の中枢って皆立派なのね。
でもここって軍事施設くっ付いてない?クーデターとか起こされたら一発アウトじゃん。
「その辺は公爵様が上手い事やってるんじゃないんですか?ある意味女性の憧れの国ですから。」
あぁ、優性遺伝子法でしょ。あれって女性の不細工さんはどうするのよ。男性だけ隔離してもダメじゃないの?
「それなんですけどね、やはりある一定の割合で違う系統の遺伝子も残しておかないと全体が弱くなっちゃうんですよ。それに無細工の女性とイケメンの間から系統の違うイケメンが生まれる事もありますんで、多様性の為に女性への差別は一切ないそうです。それに国民のほとんどが人工授精ですから。男性と付き合ったり結婚出来るのは一部の特権階級だけですね。一夜の恋でも女性は涙を流して喜ぶそうですよ。」
あれ~?女性の憧れの国じゃなかったの?イケメンどこ行ったって本末転倒な状態になってない?
「その為の教育ですよ。女性は一生に一度の一夜の為に日夜努力するんです。」
あ、うん。やっぱり私この国合わない。今後近付きたくないわ~。お家に帰ってお味噌汁飲みたい。
「あ~、お味噌汁いいですよね~ってまだ来て一日も経ってませんから。ちゃんと仕事してくださいね。」
うい~っす。
どんどんテンションの下がる私をしり目に、公爵本邸の門は目の前まで迫るのでした。
『お疲れ様です。セリーヌ第二公女殿下をお連れいたしました。入邸許可を願います。』
ブリジットは後部座席の窓を開け中を確認してもらう。
『公女殿下は酷く怯えられております。その事について公爵閣下にご報告したい旨がございますので、合わせて面会の許可申請をお願いいたします。』
『了解した。本邸より入邸及び公爵閣下への面会許可が下りた。このまま本邸へ向かってくれ。後の指示は執事長殿に伺う様に。』
『ありがとうございます。それでは失礼いたします。』
車はそのまま正門を通過、公爵本邸へと向かった。
本邸前にはメイドがズラリと待ち構えていた。中央に佇んでいる初老の男性、彼が執事長で間違いないだろう。
車が停止する。私は助手席を降り後部座席の扉を開ける。
ふむ、スナイパーが十名か、中々いい準備だ。
執事長は慎重かつ冷静にこちらに気取られぬ様、平静を装いセリーヌ第二公女へと近付く。
『殿下、お待たせいたしました。ジャン爺でございます。もう怖い事はございません、ご安心ください。』
彼はセリーヌ第二公女殿下に優しく微笑みその手を取る。そしてゆっくりと車外へと連れ出した。
”ガチャガチャッ”
それは合図であったのだろう、メイド隊が隠し持った小銃を一斉にこちらへと向ける。頭部に当てられる無数のレーザーポインターの光。これかなり眩しい。
『どこの誰かは存じませんが大人しくしていただけますでしょうか?』
”ブウン、キーーーーッ、バタンバタンッ、ガチャガチャガチャッ”
瞬時に現れる複数の軍用車両、そして向けられる大型銃器の数々。
うん、大体出そろったかな。
”パチンッ”
周囲に鳴り響くフィンガースナップの音。
『では執事長、参りましょうか。』
俺は執事長を促し公爵本邸の玄関へと歩を進める。
『何をやってるんです?早く来ないと置いて行きますよ?』
事態が理解できず固まる執事長に再度移動を促す。
『面倒ですね、ブリジット、二人を抱えて来てください。ブリジットに抱えられるのが嫌なら自分の足で歩く。』
『わ、分りました。歩きます歩かせて頂きます。』
執事長はそう言うとセリーヌ第二公女を連れこちらへとやって来た。
『では公爵閣下の所まで案内をお願いしますね。』
私はそう告げ、館の中へ足を踏み入れた。
残されたのは、銃を構えいつまでも標的を狙う戦士たちだけであった。
0
お気に入りに追加
49
あなたにおすすめの小説
クラスメイトの美少女と無人島に流された件
桜井正宗
青春
修学旅行で離島へ向かう最中――悪天候に見舞われ、台風が直撃。船が沈没した。
高校二年の早坂 啓(はやさか てつ)は、気づくと砂浜で寝ていた。周囲を見渡すとクラスメイトで美少女の天音 愛(あまね まな)が隣に倒れていた。
どうやら、漂流して流されていたようだった。
帰ろうにも島は『無人島』。
しばらくは島で生きていくしかなくなった。天音と共に無人島サバイバルをしていくのだが……クラスの女子が次々に見つかり、やがてハーレムに。
男一人と女子十五人で……取り合いに発展!?
貞操観念が逆転した世界に転生した俺が全部活の共有マネージャーになるようです
卯ノ花
恋愛
少子化により男女比が変わって貞操概念が逆転した世界で俺「佐川幸太郎」は通っている高校、東昴女子高等学校で部活共有のマネージャーをする話
最底辺の落ちこぼれ、実は彼がハイスペックであることを知っている元幼馴染のヤンデレ義妹が入学してきたせいで真の実力が発覚してしまう!
電脳ピエロ
恋愛
時野 玲二はとある事情から真の実力を隠しており、常に退学ギリギリの成績をとっていたことから最底辺の落ちこぼれとバカにされていた。
しかし玲二が2年生になった頃、時を同じくして義理の妹になった人気モデルの神堂 朱音が入学してきたことにより、彼の実力隠しは終わりを迎えようとしていた。
「わたしは大好きなお義兄様の真の実力を、全校生徒に知らしめたいんです♡ そして、全校生徒から羨望の眼差しを向けられているお兄様をわたしだけのものにすることに興奮するんです……あぁんっ♡ お義兄様ぁ♡」
朱音は玲二が実力隠しを始めるよりも前、幼少期からの幼馴染だった。
そして義理の兄妹として再開した現在、玲二に対して変質的な愛情を抱くヤンデレなブラコン義妹に変貌していた朱音は、あの手この手を使って彼の真の実力を発覚させようとしてくる!
――俺はもう、人に期待されるのはごめんなんだ。
そんな玲二の願いは叶うことなく、ヤンデレ義妹の暴走によって彼がハイスペックであるという噂は徐々に学校中へと広まっていく。
やがて玲二の真の実力に危機感を覚えた生徒会までもが動き始めてしまい……。
義兄の実力を全校生徒に知らしめたい、ブラコンにしてヤンデレの人気モデル VS 真の実力を絶対に隠し通したい、実は最強な最底辺の陰キャぼっち。
二人の心理戦は、やがて学校全体を巻き込むほどの大きな戦いへと発展していく。
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
可愛すぎるクラスメイトがやたら俺の部屋を訪れる件 ~事故から助けたボクっ娘が存在感空気な俺に熱い視線を送ってきている~
蒼田
青春
人よりも十倍以上存在感が薄い高校一年生、宇治原簾 (うじはられん)は、ある日買い物へ行く。
目的のプリンを買った夜の帰り道、簾はクラスメイトの人気者、重原愛莉 (えはらあいり)を見つける。
しかしいつも教室でみる活発な表情はなくどんよりとしていた。只事ではないと目線で追っていると彼女が信号に差し掛かり、トラックに引かれそうな所を簾が助ける。
事故から助けることで始まる活発少女との関係。
愛莉が簾の家にあがり看病したり、勉強したり、時には二人でデートに行ったりと。
愛莉は簾の事が好きで、廉も愛莉のことを気にし始める。
故障で陸上が出来なくなった愛莉は目標新たにし、簾はそんな彼女を補佐し自分の目標を見つけるお話。
*本作はフィクションです。実在する人物・団体・組織名等とは関係ございません。
男女比の狂った世界で愛を振りまく
キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。
その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。
直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。
生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。
デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。
本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。
※カクヨムにも掲載中の作品です。
貞操観念逆転世界におけるニートの日常
猫丸
恋愛
男女比1:100。
女性の価値が著しく低下した世界へやってきた【大鳥奏】という一人の少年。
夢のような世界で彼が望んだのは、ラブコメでも、ハーレムでもなく、男の希少性を利用した引き籠り生活だった。
ネトゲは楽しいし、一人は気楽だし、学校行かなくてもいいとか最高だし。
しかし、男女の比率が大きく偏った逆転世界は、そんな彼を放っておくはずもなく……
『カナデさんってもしかして男なんじゃ……?』
『ないでしょw』
『ないと思うけど……え、マジ?』
これは貞操観念逆転世界にやってきた大鳥奏という少年が世界との関わりを断ち自宅からほとんど出ない物語。
貞操観念逆転世界のハーレム主人公を拒んだ一人のネットゲーマーの引き籠り譚である。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる