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第四章 ラブコメって言ったら学園じゃね…
第444話 警護任務 (2)
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「大体どうやってパスポートなんて取ったのよ、これって国籍があるって事でしょ?
国籍よ国籍、住民登録されちゃってるって事よ?誰が許可するってのよ。」
今最大の問題、パスポート偽造疑惑。私、まだ捕まりたくないんだけど?
「あぁ、これって宮内庁の外事課ですね。特殊人外有事対策課、通称外事課です。ほら、許認可の所、外事って印章があるでしょ?これって宮内庁の外事課以外では更新手続きが出来ないんですよ。まぁ十年に一度は顔を出せって事ですかね。」
宮内庁発行のパスポートって一体、パスポートは外務省じゃないの?
「あぁ、それは普通の人間用のパスポートの話しですね。これはあくまで特殊人外用、人以外のパスポートです。」
人以外、だから人外。なるほどって私人じゃん、なんで人から外されちゃってるのよ。
「いやいやいや、ハニ子さんは誰がどう考えても人じゃないじゃないですか。その身体改造クローンですからね?寿命があるかどうかも不明ですから。
それにハニワさんに至っては精霊じゃないですか、完全に人以外ですからね?」
うっ、そう言われると返す言葉がない。
"それにのっぺりさんも人かと言われるとちょっと"
やめて、のっぺりは歴とした人間だから、大和国の国民ですから。
「因みに私のはちゃんとユーロッパ王国発行のパスポートですけどね、こないだ帰った時に発行してきました。王家の保証付きです、これ期限切れがないんですよ。便利便利。ま、私も外事登録はして来たんですけどね。」
ん?なんでブリジットが?ブリってただの元犯罪組織の構成員じゃん。
「あ~、ご主人はやっぱり気が付いてませんか~。私の場合は改造人間ってやつですかね、日曜日の朝にやってるライダーの方です。いや~、イカとかバッタにされなくって本当に良かったですよ~、見た目はそのまんまですから。
でも寿命の方がね~、今の私基本不老ですから。でも作り物なんでいずれ動かなくなるかも知れないと思ってたんですけどね、ご主人にもらった天然水?アレマジでヤバいですって。不具合一式なくなっちゃいましたから。どれ程力のある水なんですか。霊格二段階くらい上がった感じでしたよ。ご主人に付いて来た私大正解ですって。」
マジっすか、お宅の犯罪組織シヨッ○ーだったんすか、変身出来ちゃうんすか?
「いやいやいや、出来ませんから、変身出来るのはご主人の方じゃないですか。なんですかハニワチェンジって、腹筋殺す気ですか、あの時は笑い死ぬかと思いましたよ。」
「あぁ、アレね。ハニ子で意識共有が出来るんだからその機能を取り込んだハニワでも出来るんじゃないかと思ってやってみたら出来たんだよね~。因みにハニ子の時の記憶はハニワも共有してるから。ハニワってOSの下私ってソフトウェアが動いてる感じ?あの素体は完全に取り込まれちゃってるからね~。」
なぜか呆れた顔をするブリジット、私何か変な事言ったかしら?
「やっぱりご主人も人事登録しません?人妖のっぺりで十分イケますって♪」
馬鹿野郎、誰が妖怪だ誰が!のっぺりは立派な人間です~。
なんだよそのジト目は、私より強いくせにって知らんがな。
『すみません、何か飲み物を頂けませんか?』
『はい、何がよろしいですか?お水やソフトドリンクなどございますが?』
『そうですね、ではアップルジュースでお願いします。ブリは何か飲みますか?』
『あ、私はオレンジジュースでお願いします。』
『かしこまりました、只今お持ち致します。』
乗務員さんに飲み物を頼み再びブリの方を見る。
「ご主人、いつの間にあんな流暢にブリテン言語が話せる様になったんです?アレなら通訳に私が来る必要なかったじゃないですか。」
「いや、なんかこの身体が優秀でね?基礎知識の応用でどんどん覚えられるのよね。多分未開の原住民ともしばらく一緒にいれば意思疎通くらいなら出来る様になるんじゃないかしら?
教主様ったら本気で世界進出を目指してたのかも知れないわね。」
「それじゃ今回は念願叶っての世界進出ですね。」
「私の念願じゃないからね?うれしくないから。」
私は同じ機内にいるひろし君一行に意識を向ける。うん、楽しそうに談笑している様だ。
いつまでもぐだぐだ言っていても仕方がない、気分を切り替えお仕事モード。
このまま何事もなく・・・無理だな。最小限の被害で収まる様に祈るハニ子なのでした。(懇願)
国籍よ国籍、住民登録されちゃってるって事よ?誰が許可するってのよ。」
今最大の問題、パスポート偽造疑惑。私、まだ捕まりたくないんだけど?
「あぁ、これって宮内庁の外事課ですね。特殊人外有事対策課、通称外事課です。ほら、許認可の所、外事って印章があるでしょ?これって宮内庁の外事課以外では更新手続きが出来ないんですよ。まぁ十年に一度は顔を出せって事ですかね。」
宮内庁発行のパスポートって一体、パスポートは外務省じゃないの?
「あぁ、それは普通の人間用のパスポートの話しですね。これはあくまで特殊人外用、人以外のパスポートです。」
人以外、だから人外。なるほどって私人じゃん、なんで人から外されちゃってるのよ。
「いやいやいや、ハニ子さんは誰がどう考えても人じゃないじゃないですか。その身体改造クローンですからね?寿命があるかどうかも不明ですから。
それにハニワさんに至っては精霊じゃないですか、完全に人以外ですからね?」
うっ、そう言われると返す言葉がない。
"それにのっぺりさんも人かと言われるとちょっと"
やめて、のっぺりは歴とした人間だから、大和国の国民ですから。
「因みに私のはちゃんとユーロッパ王国発行のパスポートですけどね、こないだ帰った時に発行してきました。王家の保証付きです、これ期限切れがないんですよ。便利便利。ま、私も外事登録はして来たんですけどね。」
ん?なんでブリジットが?ブリってただの元犯罪組織の構成員じゃん。
「あ~、ご主人はやっぱり気が付いてませんか~。私の場合は改造人間ってやつですかね、日曜日の朝にやってるライダーの方です。いや~、イカとかバッタにされなくって本当に良かったですよ~、見た目はそのまんまですから。
でも寿命の方がね~、今の私基本不老ですから。でも作り物なんでいずれ動かなくなるかも知れないと思ってたんですけどね、ご主人にもらった天然水?アレマジでヤバいですって。不具合一式なくなっちゃいましたから。どれ程力のある水なんですか。霊格二段階くらい上がった感じでしたよ。ご主人に付いて来た私大正解ですって。」
マジっすか、お宅の犯罪組織シヨッ○ーだったんすか、変身出来ちゃうんすか?
「いやいやいや、出来ませんから、変身出来るのはご主人の方じゃないですか。なんですかハニワチェンジって、腹筋殺す気ですか、あの時は笑い死ぬかと思いましたよ。」
「あぁ、アレね。ハニ子で意識共有が出来るんだからその機能を取り込んだハニワでも出来るんじゃないかと思ってやってみたら出来たんだよね~。因みにハニ子の時の記憶はハニワも共有してるから。ハニワってOSの下私ってソフトウェアが動いてる感じ?あの素体は完全に取り込まれちゃってるからね~。」
なぜか呆れた顔をするブリジット、私何か変な事言ったかしら?
「やっぱりご主人も人事登録しません?人妖のっぺりで十分イケますって♪」
馬鹿野郎、誰が妖怪だ誰が!のっぺりは立派な人間です~。
なんだよそのジト目は、私より強いくせにって知らんがな。
『すみません、何か飲み物を頂けませんか?』
『はい、何がよろしいですか?お水やソフトドリンクなどございますが?』
『そうですね、ではアップルジュースでお願いします。ブリは何か飲みますか?』
『あ、私はオレンジジュースでお願いします。』
『かしこまりました、只今お持ち致します。』
乗務員さんに飲み物を頼み再びブリの方を見る。
「ご主人、いつの間にあんな流暢にブリテン言語が話せる様になったんです?アレなら通訳に私が来る必要なかったじゃないですか。」
「いや、なんかこの身体が優秀でね?基礎知識の応用でどんどん覚えられるのよね。多分未開の原住民ともしばらく一緒にいれば意思疎通くらいなら出来る様になるんじゃないかしら?
教主様ったら本気で世界進出を目指してたのかも知れないわね。」
「それじゃ今回は念願叶っての世界進出ですね。」
「私の念願じゃないからね?うれしくないから。」
私は同じ機内にいるひろし君一行に意識を向ける。うん、楽しそうに談笑している様だ。
いつまでもぐだぐだ言っていても仕方がない、気分を切り替えお仕事モード。
このまま何事もなく・・・無理だな。最小限の被害で収まる様に祈るハニ子なのでした。(懇願)
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