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第四章 ラブコメって言ったら学園じゃね…
第432話 学園七不思議
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「でね、風紀委員会としては放置も出来ないんで見に行ったんだけど、やっぱり何も無いのよ。これってどう言う事だと思う?」
朱音さんの用務員宿舎での尋問もとい詰問、いやいやお問い合わせ?は大変だったな~。
小太刀を見て固まっちゃうわ、"なんじゃこの神刀は~!!"ってどこぞのグルメマンガのじいさん並みに騒ぐわで。
順子ちゃんは"なんて神々しい"とか言ってうっとりしてるし。妖しい目で見てるけどあげないからね。
一頻り騒いだと思ったら今度は"ぬわ~、我の結界が~!!"とか唸ってたな~。そう言えば今朝はやたらこの宿舎を眺めて首を捻ってる生徒が多かったよって教えてあげたら急に大声出すんだもん、びっくりしちゃった。
"順子、直ぐに点検に向かうぞ!"って飛び出して行っちゃったけど、俺放置なの?戸締まりとかどうするのよ。
仕方がないので帰り際にのっぺり式認識阻害を建物全体に掛けて置きましたが。
やり方は簡単です。建物全体を自分の一部だと思い込んで気配を張り巡らせたらステルスモードに入ります。その状態で建物を切り離したら完成です。
ステルスモードに入ると服とか張り扇が認識されないからその範囲を広げたらどうなるのかってやってたら出来る様になりました。(大威張り)
傍にいる他人にも認識阻害を掛けられるんだから当然といえば当然なんだけどね。この切り離すってのが難しくって。離れた場所なのに効果が持続って朱音さんたちどうやってるんだろう。
次の日学園に登校したら"我の家をどこにやった~!!"って目茶苦茶怒られたのは良い思い出です。
俺のやった事って一般の術式系統とは違うから認識出来なかったっぽいです。でもいつもは俺の事分かるじゃんって言ったら、お主個人なら生命力でなんとか感知出来るが無機質なものは無理と返されました。
なんか難しい世界なんですね、俺は理解出来ないんですけど。
で、その日の放課後風紀委員長の風見屋先輩に誘われて風紀委員会室でお茶をしているのが現在です。
何でも学園七不思議のうちの二つ、"守護者の屋敷"と"隠された庭園"って奴が目撃されたとかで学園中大騒ぎになってるとか。
風紀委員会としても放置も出来ず、現場に行ってみたものの空振りだった様ですが。
・・・スゲー心当たりが有るんですけど。うん、聞かなかった事にしよう。
ところで風子さん、七不思議って他にどんなのが有るんですか?
「他には?えっとね・・・」
露骨な話題反らしにもニコニコ答えてくれる風子さん。絶対悪い男に騙されるよな~。凄い心配。お前が言うな?
どう言う事?俺悪い男の子じゃないよ?(うるうるとした瞳)
風子さんの話しでは学園七不思議とは次の様なものだった。
1)守護者の屋敷
校門からの通学路脇の森の中には学園を守る守護者の屋敷があるらしい。その屋敷を見つけた者には守護者が祝福を授けてくれ、大願が叶うと言われている。
2)森の庭園
学園奥の森の中には隠された庭園がある。庭園脇には屋敷があり美しい庭園の主人が住んでいるらしい。
多くの男子生徒が彼女に恋をしたが、誰も彼女を手に入れる事は出来なかったとの事である。
3)誰かいる
学園では時々いつの間にか生徒が増えている事があるそうだ。だが誰が部外者なのか全く分からず、いつの間にか居なくなっているそうである。
4)姿なき用務員
学園には日々生徒の安全を見守る存在がいるらしい。その姿を見ることは出来ないが、危険を退けてくれたり、困っていると声を掛けてくれたりするらしい。
5)旧武道館の怪
学園には現在の武道場の他に旧武道館と呼ばれる建物があり、そこでは夜な夜なさ迷う柔道着姿の霊が目撃されているらしい。
6)森をさ迷う者
学園奥の森には暗くなってから近づいてはいけないルールがある。何故なら森には白い羽織袴の霊が夜な夜な生け贄を求めさ迷い歩いているから。目撃した者は身動き一つ出来ず命を刈られるらしい。
7)秘密の地下室
この学園には誰にも知られていない地下室が存在するらしい。そこには夜な夜な謎の集団が集まり秘密の儀式を行っているらしい。
やべっ、俺かなり分かっちゃったかも。
ワクワクした顔の風子さんとは対象的に、引き攣った顔になるのっぺり佐々木君なのでありました。
朱音さんの用務員宿舎での尋問もとい詰問、いやいやお問い合わせ?は大変だったな~。
小太刀を見て固まっちゃうわ、"なんじゃこの神刀は~!!"ってどこぞのグルメマンガのじいさん並みに騒ぐわで。
順子ちゃんは"なんて神々しい"とか言ってうっとりしてるし。妖しい目で見てるけどあげないからね。
一頻り騒いだと思ったら今度は"ぬわ~、我の結界が~!!"とか唸ってたな~。そう言えば今朝はやたらこの宿舎を眺めて首を捻ってる生徒が多かったよって教えてあげたら急に大声出すんだもん、びっくりしちゃった。
"順子、直ぐに点検に向かうぞ!"って飛び出して行っちゃったけど、俺放置なの?戸締まりとかどうするのよ。
仕方がないので帰り際にのっぺり式認識阻害を建物全体に掛けて置きましたが。
やり方は簡単です。建物全体を自分の一部だと思い込んで気配を張り巡らせたらステルスモードに入ります。その状態で建物を切り離したら完成です。
ステルスモードに入ると服とか張り扇が認識されないからその範囲を広げたらどうなるのかってやってたら出来る様になりました。(大威張り)
傍にいる他人にも認識阻害を掛けられるんだから当然といえば当然なんだけどね。この切り離すってのが難しくって。離れた場所なのに効果が持続って朱音さんたちどうやってるんだろう。
次の日学園に登校したら"我の家をどこにやった~!!"って目茶苦茶怒られたのは良い思い出です。
俺のやった事って一般の術式系統とは違うから認識出来なかったっぽいです。でもいつもは俺の事分かるじゃんって言ったら、お主個人なら生命力でなんとか感知出来るが無機質なものは無理と返されました。
なんか難しい世界なんですね、俺は理解出来ないんですけど。
で、その日の放課後風紀委員長の風見屋先輩に誘われて風紀委員会室でお茶をしているのが現在です。
何でも学園七不思議のうちの二つ、"守護者の屋敷"と"隠された庭園"って奴が目撃されたとかで学園中大騒ぎになってるとか。
風紀委員会としても放置も出来ず、現場に行ってみたものの空振りだった様ですが。
・・・スゲー心当たりが有るんですけど。うん、聞かなかった事にしよう。
ところで風子さん、七不思議って他にどんなのが有るんですか?
「他には?えっとね・・・」
露骨な話題反らしにもニコニコ答えてくれる風子さん。絶対悪い男に騙されるよな~。凄い心配。お前が言うな?
どう言う事?俺悪い男の子じゃないよ?(うるうるとした瞳)
風子さんの話しでは学園七不思議とは次の様なものだった。
1)守護者の屋敷
校門からの通学路脇の森の中には学園を守る守護者の屋敷があるらしい。その屋敷を見つけた者には守護者が祝福を授けてくれ、大願が叶うと言われている。
2)森の庭園
学園奥の森の中には隠された庭園がある。庭園脇には屋敷があり美しい庭園の主人が住んでいるらしい。
多くの男子生徒が彼女に恋をしたが、誰も彼女を手に入れる事は出来なかったとの事である。
3)誰かいる
学園では時々いつの間にか生徒が増えている事があるそうだ。だが誰が部外者なのか全く分からず、いつの間にか居なくなっているそうである。
4)姿なき用務員
学園には日々生徒の安全を見守る存在がいるらしい。その姿を見ることは出来ないが、危険を退けてくれたり、困っていると声を掛けてくれたりするらしい。
5)旧武道館の怪
学園には現在の武道場の他に旧武道館と呼ばれる建物があり、そこでは夜な夜なさ迷う柔道着姿の霊が目撃されているらしい。
6)森をさ迷う者
学園奥の森には暗くなってから近づいてはいけないルールがある。何故なら森には白い羽織袴の霊が夜な夜な生け贄を求めさ迷い歩いているから。目撃した者は身動き一つ出来ず命を刈られるらしい。
7)秘密の地下室
この学園には誰にも知られていない地下室が存在するらしい。そこには夜な夜な謎の集団が集まり秘密の儀式を行っているらしい。
やべっ、俺かなり分かっちゃったかも。
ワクワクした顔の風子さんとは対象的に、引き攣った顔になるのっぺり佐々木君なのでありました。
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