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第四章 ラブコメって言ったら学園じゃね…
第368話 のっぺり、世間の常識を教わる
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いや、凄かったねさっきの攻防。なかなか見応えのある勝負だったと思わない?
俺たちは学食に到着後日替わり定食の食券を購入、テーブルに座り先ほどの出来事についての感想を話し合っていた。
「いやいやいや、佐々木君何言ってるの?あんなのあり得ないでしょう。下手したらダンカン案件だからね?
さっきの子がやったのって妄想小説に出てくる"廊下の角"ってやつでしょ?散らばった書類を集めている時に手と手が触れ合ってって展開になるやつ。
目茶苦茶流行ったし私も漫画とかで読んだから知ってるけど、実際やって何人も捕まってるから。普通に傷害罪にあたるからね。」
え~、あの恋の駆け引きダメなの~。俺なんか"あの子ガッツがあるな~"とか思って見てたんだけど。
その罠に対して正面からぶち破るひろし君、流石だな~とか思ってたんだけど。
「だからその対応があり得ないんですってば。この学園の男子生徒、マジで変ですからね?うちのクラスの小山君がいるじゃないですか、彼、今クラスの女子の中で密かに人気が上がっているって知ってました?彼くらいのイケメンが毎日笑顔で挨拶をしてくれる、今までの態度を改めて変わろうとしている。その事にキュンと来ちゃう女の子って結構多いんですよ?」
うっそん、あの小山君がモテ始めているって、君たちチョロ過ぎない?あの程度なら佐久間中学ならゴロゴロいたよ?
後で篠原たちに聞いてみな、本当だから。
「だからなんなんですか、この学園は全国的に有名だからまだ分かりますが何で佐々木君の出身中学までそんな状態何ですか?私の出身県じゃ考えられないんですけど。」
妙にエキサイトする上田さん。
因みに上田さんの中学校ってどんな感じだったの?
「まずクラスに男子がいません。この学園は一学年に三十二名の男子がいますよね?そして全員がちゃんと登校して来ている。
私の出身中学では五クラス二百名中男子生徒は二十名、そのうち学校に来ていた生徒はわずか八名でした。
他の学校でも実態は似たようなものだったんじゃないでしょうか。その証拠にうちのクラスって男子生徒の数が僅か二名ですが、その事に対して不平を言う生徒っていないでしょ?」
言われてびっくり、衝撃の事実。
えっ?全国の学校ってそんな事になってたの?それじゃ小山君のあの態度って割と普通だったりするとか?
「みんな入学式で見た内部進学生徒のイケメン具合とその紳士的な態度に当てられて小山君を卑下してましたが、彼くらいの態度のイケメン男子は世間で言うところの優良男子と言われる部類です。本来なら少なくともクラスの半数は惚れちゃうレベルですよ?」
・・・・えっ?
あまりの事実に言葉を失うのっぺり佐々木君。あれが優良男子?だったら木村君辺りならどうなっちゃうの?もしくは俺のSaki様モードでもいいけど。
「少なくとも学校崩壊が起きますかね。
第二回逃走王放送の後何か三日間くらい学校閉鎖が起きましたし。」
俺は背中に流れる冷や汗を感じながら尚も聞いてみた。
じゃあさ、仮に"hiroshi"全国ツアーがあったとしたらどうなると思う?
上田さんはしばらく考えた後、おもむろに口を開いた。
「入場チケットを巡って血の雨が降るんじゃないですか?」
うぎゃ~、まだまだ甘かった~!
俺は自分の見通しの甘さに愕然としつつ、今後の予定の見直しを迫られるのでした。
俺たちは学食に到着後日替わり定食の食券を購入、テーブルに座り先ほどの出来事についての感想を話し合っていた。
「いやいやいや、佐々木君何言ってるの?あんなのあり得ないでしょう。下手したらダンカン案件だからね?
さっきの子がやったのって妄想小説に出てくる"廊下の角"ってやつでしょ?散らばった書類を集めている時に手と手が触れ合ってって展開になるやつ。
目茶苦茶流行ったし私も漫画とかで読んだから知ってるけど、実際やって何人も捕まってるから。普通に傷害罪にあたるからね。」
え~、あの恋の駆け引きダメなの~。俺なんか"あの子ガッツがあるな~"とか思って見てたんだけど。
その罠に対して正面からぶち破るひろし君、流石だな~とか思ってたんだけど。
「だからその対応があり得ないんですってば。この学園の男子生徒、マジで変ですからね?うちのクラスの小山君がいるじゃないですか、彼、今クラスの女子の中で密かに人気が上がっているって知ってました?彼くらいのイケメンが毎日笑顔で挨拶をしてくれる、今までの態度を改めて変わろうとしている。その事にキュンと来ちゃう女の子って結構多いんですよ?」
うっそん、あの小山君がモテ始めているって、君たちチョロ過ぎない?あの程度なら佐久間中学ならゴロゴロいたよ?
後で篠原たちに聞いてみな、本当だから。
「だからなんなんですか、この学園は全国的に有名だからまだ分かりますが何で佐々木君の出身中学までそんな状態何ですか?私の出身県じゃ考えられないんですけど。」
妙にエキサイトする上田さん。
因みに上田さんの中学校ってどんな感じだったの?
「まずクラスに男子がいません。この学園は一学年に三十二名の男子がいますよね?そして全員がちゃんと登校して来ている。
私の出身中学では五クラス二百名中男子生徒は二十名、そのうち学校に来ていた生徒はわずか八名でした。
他の学校でも実態は似たようなものだったんじゃないでしょうか。その証拠にうちのクラスって男子生徒の数が僅か二名ですが、その事に対して不平を言う生徒っていないでしょ?」
言われてびっくり、衝撃の事実。
えっ?全国の学校ってそんな事になってたの?それじゃ小山君のあの態度って割と普通だったりするとか?
「みんな入学式で見た内部進学生徒のイケメン具合とその紳士的な態度に当てられて小山君を卑下してましたが、彼くらいの態度のイケメン男子は世間で言うところの優良男子と言われる部類です。本来なら少なくともクラスの半数は惚れちゃうレベルですよ?」
・・・・えっ?
あまりの事実に言葉を失うのっぺり佐々木君。あれが優良男子?だったら木村君辺りならどうなっちゃうの?もしくは俺のSaki様モードでもいいけど。
「少なくとも学校崩壊が起きますかね。
第二回逃走王放送の後何か三日間くらい学校閉鎖が起きましたし。」
俺は背中に流れる冷や汗を感じながら尚も聞いてみた。
じゃあさ、仮に"hiroshi"全国ツアーがあったとしたらどうなると思う?
上田さんはしばらく考えた後、おもむろに口を開いた。
「入場チケットを巡って血の雨が降るんじゃないですか?」
うぎゃ~、まだまだ甘かった~!
俺は自分の見通しの甘さに愕然としつつ、今後の予定の見直しを迫られるのでした。
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