369 / 525
第四章 ラブコメって言ったら学園じゃね…
第365話 ラブコメって難しい
しおりを挟む
おはようございます。
若葉萌える新緑の季節、春から夏に向かう躍動の季節、皆さんはこれから新人戦ですが準備の方は大丈夫ですか?
さぁ、これからが皆さんの本番です。好成績を残して上位クラスを目指してくださいね。
万年Gクラスのっぺり佐々木、皆様の活躍を心より応援しております。
お、那須さんおはようございます。キャンプ場では大変お世話になりました。なんかお昼食べてから様子が変でしたが体調の方はよろしいのですか?
「ん~?あ~、佐々木君、おはようございま~す。お魚ご馳走様でした~。
お魚~、キャンプ~、あはぁ♪」
"ちょっと篠原、あれどうしたの!彼女変な薬とかやってないよね?俺超怖いんですけど!"
"あたしらだって分からないわよ!キャンプの時のっぺりの尾行するって言って出掛けたあと、帰って来たらああなってたんだから。
あんた何か知ってるんじゃないの?"
"尾行ってもしかして昼食べてるときに抜けたあれか?"
"そうだけど、そう言えば帰って来たのAクラスの方で騒ぎがあった後だったわよ?"
あぁ~あれか~。俺なんとなく原因分かったかも。やっぱりひろし君半端なかったって事かな?
ちょっとAクラスに行って康太君に話し聞いて来るね。
俺は早速Aクラスへ移動するのでした。
"ぼーっ、えへっ♪"
"あはっ、ひろし君素敵♪"
え~っと、ここはどこかの精神病棟かな?
見渡す限りの逝っちゃった感じの乙女たち。ヤバ過ぎるだろうこれ。
ひろし君、どうなったらこうなるの?
意味分からないんだけど。
康太君、いいところにいた、何がどうしてこうなったのか教えてクレメンス?
「あぁ、親友。僕も正直理解出来ないんだけどね。キャンプ場の一件は聞いてるでしょ?親友が言ってた通りに事件が起きた例のやつ。
その時ひろし君が王子様劇場を繰り広げてね、それを目撃したAクラス・Bクラスの女子生徒が皆あぁした状態に陥ってるらしい。
まともなのは何人もいないんじゃないかな?志乃ですらあれにはかなり引き込まれたと言っていたから。」
マジっすか、あの如月さんが引き込まれたって凄まじいな、おい。
原因は分かった、じゃ俺はこれで。
"ガシッ"
えっ?康太君、その手をお離しになってくださいませんこと?私これから授業が御座いますのよ?
「行かないでよ親友、これマジでキツイの。僕を見捨てないで、お願いします。」
え~、ほっとけばいいじゃん~、こんなん小学校時代は日常だったじゃん。ほら、懐かしい光景だと思ってさ~。
うるうるの上目遣いで両手を組んでお願いする康太君、何故に君が駄菓子屋のおばちゃんテクニックを実践するし。如月さんも一緒になってうるうるしない、鬱陶しいわ。
分かった分かった、分かりました。今回だけ特別だからね。
俺は目を瞑り一学年の教室のある範囲をイメージする。どうやら惚けている人間は相当な人数にのぼる様だ。
ひろし君たちはまだ登校していない様だけど、全員じゃなくてもいいだろう。
気配に声を乗せ心に届ける様に。
「"いつまで惚けている、起きろ!"」
「「「ヒーッ!!」」」
周りを見渡す、女子生徒たちは皆冷や水でも浴びせられたかの様に目を見開いて周囲を伺っていた。
どうだった康太君、これでバッチリでしょ。まだ来てない生徒にはそれこそ強制的に俺のアーカイブでも見せればいいんじゃない?
多分それで目を覚ますんじゃないかな?
「う、うん。ありがとう親友。ちょっと今はビビって立てないかな?でも助かったよ。」
おう、それじゃ俺は教室に帰るね。
意気揚々と教室に戻るのっぺり佐々木君。この後、女子生徒によって更衣室が大混雑するのだが、それは彼の知らないお話し。
若葉萌える新緑の季節、春から夏に向かう躍動の季節、皆さんはこれから新人戦ですが準備の方は大丈夫ですか?
さぁ、これからが皆さんの本番です。好成績を残して上位クラスを目指してくださいね。
万年Gクラスのっぺり佐々木、皆様の活躍を心より応援しております。
お、那須さんおはようございます。キャンプ場では大変お世話になりました。なんかお昼食べてから様子が変でしたが体調の方はよろしいのですか?
「ん~?あ~、佐々木君、おはようございま~す。お魚ご馳走様でした~。
お魚~、キャンプ~、あはぁ♪」
"ちょっと篠原、あれどうしたの!彼女変な薬とかやってないよね?俺超怖いんですけど!"
"あたしらだって分からないわよ!キャンプの時のっぺりの尾行するって言って出掛けたあと、帰って来たらああなってたんだから。
あんた何か知ってるんじゃないの?"
"尾行ってもしかして昼食べてるときに抜けたあれか?"
"そうだけど、そう言えば帰って来たのAクラスの方で騒ぎがあった後だったわよ?"
あぁ~あれか~。俺なんとなく原因分かったかも。やっぱりひろし君半端なかったって事かな?
ちょっとAクラスに行って康太君に話し聞いて来るね。
俺は早速Aクラスへ移動するのでした。
"ぼーっ、えへっ♪"
"あはっ、ひろし君素敵♪"
え~っと、ここはどこかの精神病棟かな?
見渡す限りの逝っちゃった感じの乙女たち。ヤバ過ぎるだろうこれ。
ひろし君、どうなったらこうなるの?
意味分からないんだけど。
康太君、いいところにいた、何がどうしてこうなったのか教えてクレメンス?
「あぁ、親友。僕も正直理解出来ないんだけどね。キャンプ場の一件は聞いてるでしょ?親友が言ってた通りに事件が起きた例のやつ。
その時ひろし君が王子様劇場を繰り広げてね、それを目撃したAクラス・Bクラスの女子生徒が皆あぁした状態に陥ってるらしい。
まともなのは何人もいないんじゃないかな?志乃ですらあれにはかなり引き込まれたと言っていたから。」
マジっすか、あの如月さんが引き込まれたって凄まじいな、おい。
原因は分かった、じゃ俺はこれで。
"ガシッ"
えっ?康太君、その手をお離しになってくださいませんこと?私これから授業が御座いますのよ?
「行かないでよ親友、これマジでキツイの。僕を見捨てないで、お願いします。」
え~、ほっとけばいいじゃん~、こんなん小学校時代は日常だったじゃん。ほら、懐かしい光景だと思ってさ~。
うるうるの上目遣いで両手を組んでお願いする康太君、何故に君が駄菓子屋のおばちゃんテクニックを実践するし。如月さんも一緒になってうるうるしない、鬱陶しいわ。
分かった分かった、分かりました。今回だけ特別だからね。
俺は目を瞑り一学年の教室のある範囲をイメージする。どうやら惚けている人間は相当な人数にのぼる様だ。
ひろし君たちはまだ登校していない様だけど、全員じゃなくてもいいだろう。
気配に声を乗せ心に届ける様に。
「"いつまで惚けている、起きろ!"」
「「「ヒーッ!!」」」
周りを見渡す、女子生徒たちは皆冷や水でも浴びせられたかの様に目を見開いて周囲を伺っていた。
どうだった康太君、これでバッチリでしょ。まだ来てない生徒にはそれこそ強制的に俺のアーカイブでも見せればいいんじゃない?
多分それで目を覚ますんじゃないかな?
「う、うん。ありがとう親友。ちょっと今はビビって立てないかな?でも助かったよ。」
おう、それじゃ俺は教室に帰るね。
意気揚々と教室に戻るのっぺり佐々木君。この後、女子生徒によって更衣室が大混雑するのだが、それは彼の知らないお話し。
1
お気に入りに追加
57
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

高身長お姉さん達に囲まれてると思ったらここは貞操逆転世界でした。〜どうやら元の世界には帰れないので、今を謳歌しようと思います〜
水国 水
恋愛
ある日、阿宮 海(あみや かい)はバイト先から自転車で家へ帰っていた。
その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。
危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。
彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。
初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。
そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。
警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。
これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。

S級クラフトスキルを盗られた上にパーティから追放されたけど、実はスキルがなくても生産力最強なので追放仲間の美少女たちと工房やります
内田ヨシキ
ファンタジー
[第5回ドラゴンノベルス小説コンテスト 最終選考作品]
冒険者シオンは、なんでも作れる【クラフト】スキルを奪われた上に、S級パーティから追放された。しかしシオンには【クラフト】のために培った知識や技術がまだ残されていた!
物作りを通して、新たな仲間を得た彼は、世界初の技術の開発へ着手していく。
職人ギルドから追放された美少女ソフィア。
逃亡中の魔法使いノエル。
騎士職を剥奪された没落貴族のアリシア。
彼女らもまた、一度は奪われ、失ったものを、物作りを通して取り戻していく。
カクヨムにて完結済み。
( https://kakuyomu.jp/works/16817330656544103806 )
ゲート0 -zero- 自衛隊 銀座にて、斯く戦えり
柳内たくみ
ファンタジー
20XX年、うだるような暑さの8月某日――
東京・銀座四丁目交差点中央に、突如巨大な『門(ゲート)』が現れた。
中からなだれ込んできたのは、見目醜悪な怪異の群れ、そして剣や弓を携えた謎の軍勢。
彼らは何の躊躇いもなく、奇声と雄叫びを上げながら、そこで戸惑う人々を殺戮しはじめる。
無慈悲で凄惨な殺戮劇によって、瞬く間に血の海と化した銀座。
政府も警察もマスコミも、誰もがこの状況になすすべもなく混乱するばかりだった。
「皇居だ! 皇居に逃げるんだ!」
ただ、一人を除いて――
これは、たまたま現場に居合わせたオタク自衛官が、
たまたま人々を救い出し、たまたま英雄になっちゃうまでを描いた、7日間の壮絶な物語。

俺が異世界帰りだと会社の後輩にバレた後の話
猫野 ジム
ファンタジー
会社員(25歳・男)は異世界帰り。現代に帰って来ても魔法が使えるままだった。
バレないようにこっそり使っていたけど、後輩の女性社員にバレてしまった。なぜなら彼女も異世界から帰って来ていて、魔法が使われたことを察知できるから。
『異世界帰り』という共通点があることが分かった二人は後輩からの誘いで仕事終わりに食事をすることに。職場以外で会うのは初めてだった。果たしてどうなるのか?
※ダンジョンやバトルは無く、現代ラブコメに少しだけファンタジー要素が入った作品です
※カクヨム・小説家になろうでも公開しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる