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第四章 ラブコメって言ったら学園じゃね…
第358話 キャンプに行こう (2)
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「おはようございます。皆さん今まで不快な思いをさせてしまって本当に申し訳ありませんでした。皆さんはとても優秀なんだそうですね、私はそんな事も知らずに生意気な態度で・・・。これから短い期間ですがクラスメートとしてよろしくお願いします。」
朝の教室、壇上ではGクラスの外部進学生徒小山慎太郎君がクラスメート女子に朝の挨拶をしていた。その様子をポカンとした顔で見詰めるクラス女子生徒たち。
うん、驚くよね。俺も若干引いてるもん。
「ねぇねぇ佐々木、あんた昨日橋本先生と話ししてたから何か知ってるんじゃないの?
あれっていったいどう言う事よ。」
ビシッと擬音が聞こえるほどの勢いで指差すのは壇上の小山君。
まぁ、そうだよね。普通たった一日であそこまで人間が変わるとは思わないよね。
俺がやったことはそれほど難しい事じゃないんで説明してあげましょう。
昨日小山君が体験したのは”一日付き人体験、真のイケメンひろし君と過ごす学園生活”って言う体験型イケメンツアーだね。
ひろし様って言えばお見合い企画で何人もの俺様イケメンをその気にさせてカップルを量産した最終兵器よ?男も惚れる真のイケメンよ?
そんな人と一日一緒にいて見なさい、人生変わるから。しかも周囲にはひろし君大好きファンクラブ”サロン“のお嬢様方が目を光らせてるのよ、下手な言動は命取り、右は天国左は地獄の状況で影響されない方がおかしいって言うの。
あれがどこまで続くかは小山君次第だけど、少なくともあの様子なら次のクラス替えまでは持つんじゃない?
お口あんぐりの篠原。そうだよねそうなるよね~、わずか一日で人格矯正まで行ってしまうひろし君、マジ半端ない。
今回の件はあらかじめスタジオCherryの美穂先生を通してひろし君には依頼してあります。”学園の新入学外部進学生徒に女性に喜ばれる王子様と言うものを教えてあげて欲しい。”との話しにひろし君は快諾、”俺が本当の王子様像を教えてあげるよ。”と話していたそうです。
彼随分変わったよね、以前の人を見下す様な裏ひろし君がまったくなくなって精錬剛健なNewひろし君になった感じ。人の成長はいつ見ても嬉しいものですな~、善きかな善きかな。
「はい、おはようございます。今朝のHRを始めます、皆さん席について下さい。
小山君は昨日一日お疲れ様でした。どうでしたかAクラスは?目指す目標を見る事が出来てかなり刺激になったかと思いますが。」
「はい、これまで自分がいかに驕り高ぶっていたのかがよく分かりました。本当の意味で選ばれた人間と言うものはあれほど素晴らしい人物なんですね。俺もあの御方に少しでも近づけるよう努力していきたいと思います。」
「そうですか、貴方のこれからの人生にとって糧になる時間が過ごせたのなら、先生としても嬉しい限りです。
では早速で申し訳ありませんが、昨日決める事の出来なかった来週行われる御劔山キャンプの班組み合わせを行いたいと思います。小山君と組んでも良いという方は挙手をお願いできますか?定員は七名です。
一、二、三、ハイではこの七名で小山君を含めた班をつくってください。
それで佐々木君なんですが・・・。」
あ、俺は人数が足りない所に適当に入れてくれればいいんで、その分ちゃんと仕事はしますんで、文句なんぞございませんので。
「そうですか、ではそう言った形で。班決めは今日の放課後までに行ってください。
これで朝のHRを終わります。」
うん、小山君の件が済んで橋本先生も一安心と言った所かな?しかしあの激変はビビるよね普通、ほとんど洗脳?ひろし君さらにパワーアップしてるんじゃない?康太君や木村君大丈夫かな~。
「ねぇねぇ佐々木、Saki様で参加してくれるんならウチの班に入れてあげるけどどうする?」
上目遣いでこちらを見詰める篠原、こんな所で駄菓子屋のおばちゃんテクニックを披露するんじゃありません。
それにSaki様はイベント限定、中の人は普段の生活に着ぐるみを持ち込まないのです。
「ちぇ、つまんないの。ま、ハブられちゃったらいらっしゃい。精々こき使ってあげるから。」
へいへい、ありがたくて涙が出てくら~。
「佐々木君、ちょっといいかしら?」
声のした方を向けばどこかで見た事のある女子生徒、えっと君は?
「私は弓道部の那須葵と言います。佐々木君、キャンプの班私と組んで下さらないかしら。」
「「はぁ~?」」
突然の申し出に思わず驚きの声を上げる俺と篠原なのでした。
朝の教室、壇上ではGクラスの外部進学生徒小山慎太郎君がクラスメート女子に朝の挨拶をしていた。その様子をポカンとした顔で見詰めるクラス女子生徒たち。
うん、驚くよね。俺も若干引いてるもん。
「ねぇねぇ佐々木、あんた昨日橋本先生と話ししてたから何か知ってるんじゃないの?
あれっていったいどう言う事よ。」
ビシッと擬音が聞こえるほどの勢いで指差すのは壇上の小山君。
まぁ、そうだよね。普通たった一日であそこまで人間が変わるとは思わないよね。
俺がやったことはそれほど難しい事じゃないんで説明してあげましょう。
昨日小山君が体験したのは”一日付き人体験、真のイケメンひろし君と過ごす学園生活”って言う体験型イケメンツアーだね。
ひろし様って言えばお見合い企画で何人もの俺様イケメンをその気にさせてカップルを量産した最終兵器よ?男も惚れる真のイケメンよ?
そんな人と一日一緒にいて見なさい、人生変わるから。しかも周囲にはひろし君大好きファンクラブ”サロン“のお嬢様方が目を光らせてるのよ、下手な言動は命取り、右は天国左は地獄の状況で影響されない方がおかしいって言うの。
あれがどこまで続くかは小山君次第だけど、少なくともあの様子なら次のクラス替えまでは持つんじゃない?
お口あんぐりの篠原。そうだよねそうなるよね~、わずか一日で人格矯正まで行ってしまうひろし君、マジ半端ない。
今回の件はあらかじめスタジオCherryの美穂先生を通してひろし君には依頼してあります。”学園の新入学外部進学生徒に女性に喜ばれる王子様と言うものを教えてあげて欲しい。”との話しにひろし君は快諾、”俺が本当の王子様像を教えてあげるよ。”と話していたそうです。
彼随分変わったよね、以前の人を見下す様な裏ひろし君がまったくなくなって精錬剛健なNewひろし君になった感じ。人の成長はいつ見ても嬉しいものですな~、善きかな善きかな。
「はい、おはようございます。今朝のHRを始めます、皆さん席について下さい。
小山君は昨日一日お疲れ様でした。どうでしたかAクラスは?目指す目標を見る事が出来てかなり刺激になったかと思いますが。」
「はい、これまで自分がいかに驕り高ぶっていたのかがよく分かりました。本当の意味で選ばれた人間と言うものはあれほど素晴らしい人物なんですね。俺もあの御方に少しでも近づけるよう努力していきたいと思います。」
「そうですか、貴方のこれからの人生にとって糧になる時間が過ごせたのなら、先生としても嬉しい限りです。
では早速で申し訳ありませんが、昨日決める事の出来なかった来週行われる御劔山キャンプの班組み合わせを行いたいと思います。小山君と組んでも良いという方は挙手をお願いできますか?定員は七名です。
一、二、三、ハイではこの七名で小山君を含めた班をつくってください。
それで佐々木君なんですが・・・。」
あ、俺は人数が足りない所に適当に入れてくれればいいんで、その分ちゃんと仕事はしますんで、文句なんぞございませんので。
「そうですか、ではそう言った形で。班決めは今日の放課後までに行ってください。
これで朝のHRを終わります。」
うん、小山君の件が済んで橋本先生も一安心と言った所かな?しかしあの激変はビビるよね普通、ほとんど洗脳?ひろし君さらにパワーアップしてるんじゃない?康太君や木村君大丈夫かな~。
「ねぇねぇ佐々木、Saki様で参加してくれるんならウチの班に入れてあげるけどどうする?」
上目遣いでこちらを見詰める篠原、こんな所で駄菓子屋のおばちゃんテクニックを披露するんじゃありません。
それにSaki様はイベント限定、中の人は普段の生活に着ぐるみを持ち込まないのです。
「ちぇ、つまんないの。ま、ハブられちゃったらいらっしゃい。精々こき使ってあげるから。」
へいへい、ありがたくて涙が出てくら~。
「佐々木君、ちょっといいかしら?」
声のした方を向けばどこかで見た事のある女子生徒、えっと君は?
「私は弓道部の那須葵と言います。佐々木君、キャンプの班私と組んで下さらないかしら。」
「「はぁ~?」」
突然の申し出に思わず驚きの声を上げる俺と篠原なのでした。
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