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第二章 中二病には罹りません ー中学校ー
第318話 雪山で遊ぼう (2)
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「葛の葉、車内に持ち込めるモノだけにしときなよ、ラーメンはここで食べないといけないから駄目だからね。」
「な、なんだと。それならおでんならどうだ、容器に入ってて持ち運べるからいいだろ?」
「う~ん、大丈夫なのかな?でも汁少な目か乗り込む前に半分は飲んじゃってね。車内で零すと大変だから。」
「了解した、肉串系は若に任せたからな。」
「応、任せろ!スナック菓子もバッチリ調達してくるぜ♪」
高速道路のサービスエリア、移動途中のお買い物が楽しいのなんの。前にも思ったけどこういう場所の串物とか揚げ物ってなんであんなに美味しそうに見えるんだろう?
旅行気分マジックって奴なんだろうな多分。
増山のおっちゃんは本当に何もいらないの?何か摘まめるモノでも買ってこようか?
「いや、俺はコーヒーだけで十分だ。坊主は好きなもん買っていいからな。」
”こんな状況でモノなんか食えるか!坊主の図太さが羨ましいわ。”
増山さんって本当に謙虚だよな~。マザーの奢りだっていうのに無駄遣いしないんだもん。
「若~、大判焼きの中身何がいい?」
あんことクリームでお願い。あと隣の逢坂焼きも買っといて~。
みんなでドライブ、超楽しい♪
「おい、お前ら。先は長いんだ、少なくとも後二回はサービスエリアに寄る予定だ。あまり無理して買い込むなよ。」
了解であります、Boss。
葛の葉~、そろそろ行くよ~。
「待ってくれ若、今行くから。」
葛の葉がどんどん下っ端っぽくなっていく。馴染んでるみたいなんでいいんだが、最初の頃の大物っぽさは何だったんだろうか。
最近はたまに仲居さんも家に居るし、彼女のお勤めの旅館なんてえらい遠くだよね?そんなに休み取って大丈夫なんだろうか。
このレディース二人組の事はよく分からん。
ねぇ葛の葉、最近鈴守さんよく遊びに来てるけど、お仕事の方は大丈夫なの?こっちに出て来るのって大変じゃないの?
「あぁ、鈴守の奴はこの所大分仕事が楽になったって言ってたぞ。旅館も人が入ったらしいしな、今まで出歩かなかった分楽しんでるんじゃないか?」
そうなんだ、楽しんでるんならいいんだけど、無理はしないように言っといてね。
「無理はしてないからいいんじゃないか?ま、一応は伝えておく。」
「なぁ若。」
ん?何、葛の葉。
「これって黒丸に乗って行った方が速くないか?」
いやいやいや、流石にそれはないんじゃ・・・、ないよね?黒丸どう思う?
"ガウガゥ"
マジか、黒丸半端ないな。
「坊主、黒丸なんだって?」
リニアにだって負けないって。
「ハハハハ、大騒ぎになるんで止めて差し上げて下さい。振りじゃないんで、本気でお願いします。」
車を運転する増山のおっちゃん、目がマジです。流石に俺も止めますんで安心してください。
でもやっばり黒丸は最強だったか~。
可愛いくて強い、完璧ですな。
膝の上の最強生物(黒丸子犬バージョン)をモフり続けて幸せに浸る、のっぺり佐々木君なのでありました。
「な、なんだと。それならおでんならどうだ、容器に入ってて持ち運べるからいいだろ?」
「う~ん、大丈夫なのかな?でも汁少な目か乗り込む前に半分は飲んじゃってね。車内で零すと大変だから。」
「了解した、肉串系は若に任せたからな。」
「応、任せろ!スナック菓子もバッチリ調達してくるぜ♪」
高速道路のサービスエリア、移動途中のお買い物が楽しいのなんの。前にも思ったけどこういう場所の串物とか揚げ物ってなんであんなに美味しそうに見えるんだろう?
旅行気分マジックって奴なんだろうな多分。
増山のおっちゃんは本当に何もいらないの?何か摘まめるモノでも買ってこようか?
「いや、俺はコーヒーだけで十分だ。坊主は好きなもん買っていいからな。」
”こんな状況でモノなんか食えるか!坊主の図太さが羨ましいわ。”
増山さんって本当に謙虚だよな~。マザーの奢りだっていうのに無駄遣いしないんだもん。
「若~、大判焼きの中身何がいい?」
あんことクリームでお願い。あと隣の逢坂焼きも買っといて~。
みんなでドライブ、超楽しい♪
「おい、お前ら。先は長いんだ、少なくとも後二回はサービスエリアに寄る予定だ。あまり無理して買い込むなよ。」
了解であります、Boss。
葛の葉~、そろそろ行くよ~。
「待ってくれ若、今行くから。」
葛の葉がどんどん下っ端っぽくなっていく。馴染んでるみたいなんでいいんだが、最初の頃の大物っぽさは何だったんだろうか。
最近はたまに仲居さんも家に居るし、彼女のお勤めの旅館なんてえらい遠くだよね?そんなに休み取って大丈夫なんだろうか。
このレディース二人組の事はよく分からん。
ねぇ葛の葉、最近鈴守さんよく遊びに来てるけど、お仕事の方は大丈夫なの?こっちに出て来るのって大変じゃないの?
「あぁ、鈴守の奴はこの所大分仕事が楽になったって言ってたぞ。旅館も人が入ったらしいしな、今まで出歩かなかった分楽しんでるんじゃないか?」
そうなんだ、楽しんでるんならいいんだけど、無理はしないように言っといてね。
「無理はしてないからいいんじゃないか?ま、一応は伝えておく。」
「なぁ若。」
ん?何、葛の葉。
「これって黒丸に乗って行った方が速くないか?」
いやいやいや、流石にそれはないんじゃ・・・、ないよね?黒丸どう思う?
"ガウガゥ"
マジか、黒丸半端ないな。
「坊主、黒丸なんだって?」
リニアにだって負けないって。
「ハハハハ、大騒ぎになるんで止めて差し上げて下さい。振りじゃないんで、本気でお願いします。」
車を運転する増山のおっちゃん、目がマジです。流石に俺も止めますんで安心してください。
でもやっばり黒丸は最強だったか~。
可愛いくて強い、完璧ですな。
膝の上の最強生物(黒丸子犬バージョン)をモフり続けて幸せに浸る、のっぺり佐々木君なのでありました。
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