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第二章 中二病には罹りません ー中学校ー
第317話 雪山で遊ぼう
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「”えぇ、はい、分かります。しかしですね、・・・はい。これは組織絡みじゃなく個人的なお願いと言う事でしょうか?はい、本人に確認しますのでお返事はそれからでも。はい、それではその様に。”」
“ピッ”
”ハァ~~~。”
マイマザー、電話してたと思ったら凄い溜息してどうしたん?なんか重要な電話だったんかい?
「あぁ、あんたに関係する電話なんだけどね。なんて言ったらいいのか、関係ないって言えば関係ない話だしね。」
う~ん、珍しく煮え切らない感じじゃん。どうしたの、話してみ?
「以前行った御奉霊山って覚えてるかい?」
ん?そんな場所は知らないけど、山って言って思い付くのは御劔山か夜中歩かされた山、子忘れ島の山の三つくらいかな。
「その夜中歩かされた山の事なんだけどね、大神様、あんたの言う所のワンワン、あれがアンタに会いたがってごねてるんだとさ。」
!?ワンワン?会いに行くの?行く行く、いつ行く?すぐでも大丈夫だよ。黒丸連れて行こうよ、後つくねも。みんな仲良しになれると思うんだよね~♪
「そ、そうかい。それじゃ、早速で悪いんだけど明日からしばらく御奉霊山に行って来てくれるかい、案内は増山に頼んでおくから。装備は明日までにこちらで用意するよ。」
OK、了解であります。私のっぺり佐々木、ワンワンの元に向かうのであります。
葛の葉~、ワンワンの所に行くんだけど葛の葉も来る~?
黒丸~、雪山にお散歩だぞ~、しっぽを振ってそんなに嬉しいか?よしよしよし♪
”ピッ”
「”もしもし増山、悪いんだけど息子と一緒に御奉霊山に行って御大を慰めて来てくれないかい?
仕方ないだろ、湯島のご神体が直接電話してきちゃったんだから。正月に息子が連れて来ちゃったあのお方だよ。ご神託が電話って長い事この業界に係わってるけど初めてだよ。勘弁して欲しいわ全く。神絡みじゃ宣誓も効かないんだよ、それじゃ頼んだからね。”」
何でこんな事になっちまったのかね~。
マザー佐々木はうきうきと黒丸と戯れる息子を見て思う、”こいつやっぱりおかしい”と。
おはようございま~す。増山のおっちゃん、今日はよろしくお願いします。結構な遠出になるけど運転大丈夫なん?あれだったら電車でも大丈夫だよ、黒丸最近新しい技覚えたから。そうなんだよね~、黒丸は凄いんだよね~。
「おはよう坊主。運転は大丈夫だが、黒丸の新しい技ってなんだ、変なこと教えてないだろうな?」
むむ、失敬な、黒丸にそんな事するわけないじゃん。じゃあ見ててね、黒丸、仔犬バージョン。
”グングングングン”
みるみる小さくなる黒丸。抱える事の出来る可愛い子犬になった辺りで変化は終わった。
どう、黒丸凄いでしょ。大きくなれるんだから小さくなれない筈がないって二人で研鑽しました。
胸を張って大威張りの佐々木と黒丸。
口を開けたままポカンとする増山五郎。
「す、凄いな黒丸、普通は出来ないと思うぞ、流石は黒丸。」
”いや、黒丸って鎮魂の祠の主だよな、こんな人間になついちゃってていいの?俺の常識がガラガラ崩れていくんだけど。”
「先輩諦めろ、相手は若だ。私らの常識なんかっ紙屑みたいなものだ。」
「まさか葛の葉に慰めてもらう日が来るとは。はぁ~、ほら坊主出発するぞ、早く車に乗り込め。」
「Yes、Boss。」
増山五郎とゆかいな仲間たちは、こうして御奉霊山へと向かうのでありました、まる。
“ピッ”
”ハァ~~~。”
マイマザー、電話してたと思ったら凄い溜息してどうしたん?なんか重要な電話だったんかい?
「あぁ、あんたに関係する電話なんだけどね。なんて言ったらいいのか、関係ないって言えば関係ない話だしね。」
う~ん、珍しく煮え切らない感じじゃん。どうしたの、話してみ?
「以前行った御奉霊山って覚えてるかい?」
ん?そんな場所は知らないけど、山って言って思い付くのは御劔山か夜中歩かされた山、子忘れ島の山の三つくらいかな。
「その夜中歩かされた山の事なんだけどね、大神様、あんたの言う所のワンワン、あれがアンタに会いたがってごねてるんだとさ。」
!?ワンワン?会いに行くの?行く行く、いつ行く?すぐでも大丈夫だよ。黒丸連れて行こうよ、後つくねも。みんな仲良しになれると思うんだよね~♪
「そ、そうかい。それじゃ、早速で悪いんだけど明日からしばらく御奉霊山に行って来てくれるかい、案内は増山に頼んでおくから。装備は明日までにこちらで用意するよ。」
OK、了解であります。私のっぺり佐々木、ワンワンの元に向かうのであります。
葛の葉~、ワンワンの所に行くんだけど葛の葉も来る~?
黒丸~、雪山にお散歩だぞ~、しっぽを振ってそんなに嬉しいか?よしよしよし♪
”ピッ”
「”もしもし増山、悪いんだけど息子と一緒に御奉霊山に行って御大を慰めて来てくれないかい?
仕方ないだろ、湯島のご神体が直接電話してきちゃったんだから。正月に息子が連れて来ちゃったあのお方だよ。ご神託が電話って長い事この業界に係わってるけど初めてだよ。勘弁して欲しいわ全く。神絡みじゃ宣誓も効かないんだよ、それじゃ頼んだからね。”」
何でこんな事になっちまったのかね~。
マザー佐々木はうきうきと黒丸と戯れる息子を見て思う、”こいつやっぱりおかしい”と。
おはようございま~す。増山のおっちゃん、今日はよろしくお願いします。結構な遠出になるけど運転大丈夫なん?あれだったら電車でも大丈夫だよ、黒丸最近新しい技覚えたから。そうなんだよね~、黒丸は凄いんだよね~。
「おはよう坊主。運転は大丈夫だが、黒丸の新しい技ってなんだ、変なこと教えてないだろうな?」
むむ、失敬な、黒丸にそんな事するわけないじゃん。じゃあ見ててね、黒丸、仔犬バージョン。
”グングングングン”
みるみる小さくなる黒丸。抱える事の出来る可愛い子犬になった辺りで変化は終わった。
どう、黒丸凄いでしょ。大きくなれるんだから小さくなれない筈がないって二人で研鑽しました。
胸を張って大威張りの佐々木と黒丸。
口を開けたままポカンとする増山五郎。
「す、凄いな黒丸、普通は出来ないと思うぞ、流石は黒丸。」
”いや、黒丸って鎮魂の祠の主だよな、こんな人間になついちゃってていいの?俺の常識がガラガラ崩れていくんだけど。”
「先輩諦めろ、相手は若だ。私らの常識なんかっ紙屑みたいなものだ。」
「まさか葛の葉に慰めてもらう日が来るとは。はぁ~、ほら坊主出発するぞ、早く車に乗り込め。」
「Yes、Boss。」
増山五郎とゆかいな仲間たちは、こうして御奉霊山へと向かうのでありました、まる。
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