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第二章 中二病には罹りません ー中学校ー
第302話 うちらの村に来て下さい (4)
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「「「本日はありがとうございました。」」」
朝日町役場前で街のお偉方に別れの言葉を継げるお見合い大作戦スタッフ一同。番組の収録は無事に終わり、これから逢坂経由で中央都方面に帰る所だ。
「桜庭アナウンサー、本当にお世話になりました。お陰で無事収録を終える事が出来ました。」
「こちらこそありがとうございました。のっぺりさんとのお仕事、とても楽しかったです。こっちの男性タレントさんってみんななんか裏表が激しくって。中央都の男性タレントさんはのっぺりさんみたいな方ばかりなんですか?」
「う~ん、どうだろうか?hiroshi君の登場でかなり淘汰が進んでるから変わりつつあるけど旧態依然とした所はまだまだ多いからなんとも。でも少しずつ変わってるのは本当だよ、いつかもっと風通しのいい業界になるといいね。」
「「いずれどこかの現場で。」」
俺たちは固い握手を交わし、互いの健闘を祈るのだった。
「のっぺりくん、凄い番組になっちゃったのでありますね。」
帰りのリニア新幹線の中で、植松さんがぼそりと呟いた。
うん、俺もまさかこんな結果になるとは思わなかった。でもあの男性参加者の人選、絶対わざとだったんじゃありません?のっぺりファンが二人もってあり得ないでしょう。
「いやいやいや、わざとじゃないんでありますよこれが。今回のお見合いの募集に応募してきたのが総勢七名。内冷やかし三名、本番四日前に怖気づいて辞退されたのが一名。最後まで残って実際に来てくれたのがあの三名だけだったんであります、はい。」
う、何という事実、よく撮影に踏み切ったもんだ、敏腕ディレクター恐るべし。
「しかし蓋を開ければなんというドラマの詰め合わせ、これだけでスペシャル番組何本作れるか、それぞれの生活に密着取材したいくらいでありますが、ここは温かく見守るくらいが吉でありますね。」
本当に人それぞれ背負ってる人生《ドラマ》があるんだって思い知らされたよな~。
「この植松、しっかりと編集をして見せますので、放送を楽しみにしていて欲しいのであります。」
そこは信用してます、ミカンを食べながら視聴させてもらいますよ。
互いの拳を小さく打ち合わせる。またまた植松伝説が増えちゃうかもね~。
(番組放送後、駄菓子屋にて)
「おばちゃん、若のツケで豚玉もんじゃとエビ豚ミックス追加で~。」
「はいよ~、しかしアンタが若ね~。あたしもこれから若って呼ぼうか?」
やめてよおばちゃん、せめてのっぺりって呼んで。初め冗談で付けた芸名だけど結構気に入ってるの、これ。
「はいよ、あんたも豚玉だったね、つくねちゃんも食べるのかい?イタチなのにもんじゃが好きって変わってるね~。まぁ、存在自体が普通じゃないからこれ以上は聞かないけどね。ちゃんと他所じゃ誤魔化すんだよ、騒ぎになるからね。」
了解、つくねもここ以外じゃ姿現さないから大丈夫だって。
「やぁ親友、今日は賑やかだね。」
やぁ、康太君。そっちこそお元気そうで何より。目がつくねを追ってるのは正常反応だから恥ずかしがらなくってもいいよ、こんなに可愛いモフモフがいるのに目で追わない方が異常だから。
つくねちゃん、最近姿を現す術《すべ》を身に着けました。賢いよね、偉いよね、これでいつでも皆に可愛がって貰えるよね。ウチの子は凄いんです。
凄いと言えば見た?国営放送のhiroshi君のお見合い番組。あそこ大胆だよね、お見合い番組の生放送って。絶対ただのイベントだと思ってんじゃん。結婚させる気ゼロでしょ、失敗前提で話進めてるよね。
でも流石ひろし様、格が違うわ。一人一人に話し掛けて、超やる気にさせちゃうんだもん。普通の女性がイケメンズにあんな情熱的に口説かれたらコロッといっちゃうっての。あれただのナンパじゃん。どんだけお持ち帰りするの、ちゃんと責任取ってよねって感じ。
あれって国営放送の電波に乗せていいのかね?お見合いとしては成功って言っていいのかな?今どきの引っ込み思案な男どもに比べれば全然いい事なの?
俺あの番組見てよく分からなくなっちゃった。
康太君はどう思った?
「うん、あれは何と言うか、今までの概念を根底からひっくり返したよね。男性が女性を積極的に口説いて行くところなんて、フィクション映画でも見た事なかったよ。hiroshi君はある種女性の夢を叶えちゃったんだろうね。流石は遍く照らす希望の光、僕の様な庶民には全く理解出来なかったよ。」
ウンウンと頷く二人、国営放送のお偉方の考える事は庶民の俺らには分らんとですよ。
「お見合いと言えば見たよ、関東テレビのお見合い番組。メイン司会が人気俳優の西城英雄さんでコメント芸能人が何人かでやいのやいの言うやつ。
現場司会者が親友なんだもん、ビックリしたのなんの。」
え~、こないだ仕事で愛媛に行ったって言ったじゃん。箱ミカン持ってったじゃん。あれもう食べた?ウチにまだまだあるから欲しかったら言って。如月さんも遠慮しないでいいから、向こうの町役場から感謝状と共に大量に送られてきたんだよね。売るほどあるから。
放送終了後の反響が凄かったらしくって、若い移住者が増えたんだって。番組に出てた小林さんと武田さん、向こうに引っ越したそうだよ。町で移住者向け住宅ってのやってたらしくて、そこに住むことになったんだってさ。
後肝心の山田さん、山田さん良いよね、あの俺様からの脱却劇、あれだけでご飯三杯は行ける。何度見ても泣けるってあれ。
あの後も何回か朝日町に行ってるみたい。今向こうでの仕事探してるんだって、いずれ移住する様な事を手紙で教えてくれた。
康太君、この国まだまだ大丈夫だよ、あんな男性もいるんだもん。
小林さんと武田さんが言ってたよ、”のっぺり”が切っ掛けになったって。山田さんが別れ際に言ってたんだ、”のっぺりさんに会えてよかった”って。
俺、のっぺりに生まれて来て良かったわ。
彼らのお陰でこれからも堂々と”のっぺり”して行けるわ。
朗らかな笑みを浮かべる佐々木。膝の上で気持ちよさげに撫でられるつくね。
そんな彼らを見て康太君と如月さんは思った。
”嬉しいのは分かった、頼むから大人しくしておいてください。”と。
朝日町役場前で街のお偉方に別れの言葉を継げるお見合い大作戦スタッフ一同。番組の収録は無事に終わり、これから逢坂経由で中央都方面に帰る所だ。
「桜庭アナウンサー、本当にお世話になりました。お陰で無事収録を終える事が出来ました。」
「こちらこそありがとうございました。のっぺりさんとのお仕事、とても楽しかったです。こっちの男性タレントさんってみんななんか裏表が激しくって。中央都の男性タレントさんはのっぺりさんみたいな方ばかりなんですか?」
「う~ん、どうだろうか?hiroshi君の登場でかなり淘汰が進んでるから変わりつつあるけど旧態依然とした所はまだまだ多いからなんとも。でも少しずつ変わってるのは本当だよ、いつかもっと風通しのいい業界になるといいね。」
「「いずれどこかの現場で。」」
俺たちは固い握手を交わし、互いの健闘を祈るのだった。
「のっぺりくん、凄い番組になっちゃったのでありますね。」
帰りのリニア新幹線の中で、植松さんがぼそりと呟いた。
うん、俺もまさかこんな結果になるとは思わなかった。でもあの男性参加者の人選、絶対わざとだったんじゃありません?のっぺりファンが二人もってあり得ないでしょう。
「いやいやいや、わざとじゃないんでありますよこれが。今回のお見合いの募集に応募してきたのが総勢七名。内冷やかし三名、本番四日前に怖気づいて辞退されたのが一名。最後まで残って実際に来てくれたのがあの三名だけだったんであります、はい。」
う、何という事実、よく撮影に踏み切ったもんだ、敏腕ディレクター恐るべし。
「しかし蓋を開ければなんというドラマの詰め合わせ、これだけでスペシャル番組何本作れるか、それぞれの生活に密着取材したいくらいでありますが、ここは温かく見守るくらいが吉でありますね。」
本当に人それぞれ背負ってる人生《ドラマ》があるんだって思い知らされたよな~。
「この植松、しっかりと編集をして見せますので、放送を楽しみにしていて欲しいのであります。」
そこは信用してます、ミカンを食べながら視聴させてもらいますよ。
互いの拳を小さく打ち合わせる。またまた植松伝説が増えちゃうかもね~。
(番組放送後、駄菓子屋にて)
「おばちゃん、若のツケで豚玉もんじゃとエビ豚ミックス追加で~。」
「はいよ~、しかしアンタが若ね~。あたしもこれから若って呼ぼうか?」
やめてよおばちゃん、せめてのっぺりって呼んで。初め冗談で付けた芸名だけど結構気に入ってるの、これ。
「はいよ、あんたも豚玉だったね、つくねちゃんも食べるのかい?イタチなのにもんじゃが好きって変わってるね~。まぁ、存在自体が普通じゃないからこれ以上は聞かないけどね。ちゃんと他所じゃ誤魔化すんだよ、騒ぎになるからね。」
了解、つくねもここ以外じゃ姿現さないから大丈夫だって。
「やぁ親友、今日は賑やかだね。」
やぁ、康太君。そっちこそお元気そうで何より。目がつくねを追ってるのは正常反応だから恥ずかしがらなくってもいいよ、こんなに可愛いモフモフがいるのに目で追わない方が異常だから。
つくねちゃん、最近姿を現す術《すべ》を身に着けました。賢いよね、偉いよね、これでいつでも皆に可愛がって貰えるよね。ウチの子は凄いんです。
凄いと言えば見た?国営放送のhiroshi君のお見合い番組。あそこ大胆だよね、お見合い番組の生放送って。絶対ただのイベントだと思ってんじゃん。結婚させる気ゼロでしょ、失敗前提で話進めてるよね。
でも流石ひろし様、格が違うわ。一人一人に話し掛けて、超やる気にさせちゃうんだもん。普通の女性がイケメンズにあんな情熱的に口説かれたらコロッといっちゃうっての。あれただのナンパじゃん。どんだけお持ち帰りするの、ちゃんと責任取ってよねって感じ。
あれって国営放送の電波に乗せていいのかね?お見合いとしては成功って言っていいのかな?今どきの引っ込み思案な男どもに比べれば全然いい事なの?
俺あの番組見てよく分からなくなっちゃった。
康太君はどう思った?
「うん、あれは何と言うか、今までの概念を根底からひっくり返したよね。男性が女性を積極的に口説いて行くところなんて、フィクション映画でも見た事なかったよ。hiroshi君はある種女性の夢を叶えちゃったんだろうね。流石は遍く照らす希望の光、僕の様な庶民には全く理解出来なかったよ。」
ウンウンと頷く二人、国営放送のお偉方の考える事は庶民の俺らには分らんとですよ。
「お見合いと言えば見たよ、関東テレビのお見合い番組。メイン司会が人気俳優の西城英雄さんでコメント芸能人が何人かでやいのやいの言うやつ。
現場司会者が親友なんだもん、ビックリしたのなんの。」
え~、こないだ仕事で愛媛に行ったって言ったじゃん。箱ミカン持ってったじゃん。あれもう食べた?ウチにまだまだあるから欲しかったら言って。如月さんも遠慮しないでいいから、向こうの町役場から感謝状と共に大量に送られてきたんだよね。売るほどあるから。
放送終了後の反響が凄かったらしくって、若い移住者が増えたんだって。番組に出てた小林さんと武田さん、向こうに引っ越したそうだよ。町で移住者向け住宅ってのやってたらしくて、そこに住むことになったんだってさ。
後肝心の山田さん、山田さん良いよね、あの俺様からの脱却劇、あれだけでご飯三杯は行ける。何度見ても泣けるってあれ。
あの後も何回か朝日町に行ってるみたい。今向こうでの仕事探してるんだって、いずれ移住する様な事を手紙で教えてくれた。
康太君、この国まだまだ大丈夫だよ、あんな男性もいるんだもん。
小林さんと武田さんが言ってたよ、”のっぺり”が切っ掛けになったって。山田さんが別れ際に言ってたんだ、”のっぺりさんに会えてよかった”って。
俺、のっぺりに生まれて来て良かったわ。
彼らのお陰でこれからも堂々と”のっぺり”して行けるわ。
朗らかな笑みを浮かべる佐々木。膝の上で気持ちよさげに撫でられるつくね。
そんな彼らを見て康太君と如月さんは思った。
”嬉しいのは分かった、頼むから大人しくしておいてください。”と。
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