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第二章 中二病には罹りません ー中学校ー
第278話 夏の合宿は女の戦場 (4)
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よし、ゴ~~~~~ルッ、お疲れ様~。
これで今回の夏合宿、全練習メニューを終了とする。みんなよく頑張った!
”ウォー----!”
本当によく頑張ってくれた、特に一年生。今回日程の関係で途中に休養日を入れてないからな、最後までよくついて来てくれた、ありがとう。
二年生は流石だな、もうお前たちに教える事は何もない。これからはお前たちの時代だ、同好会の事は全てお前たちに任せる、自由にやって行くといい。
林一真、お前は次の部長だ。お前なら出来る、しっかりやれ。吉田茂、お前は副部長だ、林に足りない狡猾さはお前が補ってやれ。
これからの鬼ごっこ同好会は二人に託す。相談には乗るからどこまでも走り抜けろ。
そんで三年生のお歴々、終わっちったな。
どうよ、それなりに楽しめたっしょ?西山君、少しは世界変わった?木村君は変わり過ぎ、めちゃくちゃいい男になったじゃん。桜町っ子諸君、良い顔してるね~。木島、後藤、学校来てよかったべ?もう誰もお前らの事を元引き籠りだなんて思わないよ、お前らは立派ななまはげだ。
そんで今まで俺たちを陰から支えてくれた映像研究会のみんな、本当にありがとう。ここまでこれたのは全て君たちのお陰だ。
佐藤先生、今まで無茶振りばかりしてごめんなさい、本当にありがとうございました。これからも後輩たちをよろしくお願いします。
西城さん、あなたには本当に感謝の言葉しかありません。私たちの事を見守って下さってありがとうございました。
そして俺から、鬼ごっこ同好会のみんなに心からの感謝を。
どうもありがとうございました。
「「「ありがとうございました。」」」
お互いが深々と頭を下げ、これまでの日々の感謝を伝える。
今ここに俺たちの青春の一幕が終わりを迎えた。
はい、しんみりした話はここまで、明日は目一杯遊ぶぞ~~~!
夕方からは地元の豊漁祭りがあるからな、花火大会も予定されてる、羽目を外して無茶するなよ、特に女子!!
全員返事は!
「「「はい!」」」
よろしい。
では道具を片して撤収、宿に帰ったら良く身体を解して明日に備える事。
お疲れ様でした。
「「「お疲れ様でした。」」」
(side:野口絵実)
「絵実ちゃん、明日なんだけど私たち決めに行こうと思うの。」
宿で同室のみっちゃんが、私たちに高らかと宣言をした。決め行くって恋人宣言とかそう言う事よね、いくら何でも大人の階段とかは止めようね、流石に佐藤先生に多大なご迷惑が掛かるから。
「う、そ、そうよね。ちょっと先走り過ぎたかもしれない。まずは恋人関係からスタートよね、くみちゃんもそれでいい?」
「う、うん。折角勝負下着を用意してきたけど、やっぱり合宿先ってのはまずいよね。夏はまだ終わった訳じゃないし、プライベートでいくらでも時間は取れるんだもん。焦っちゃダメよね。」
危なかった、本当に危なかった。佐々木君私頑張ったよ、これはお褒めの言葉を貰ってもいい大金星だよ。
映像研究会の子はどうするつもりなんだろう。ねぇさっちゃん、なにか聞いてる?
「うちらの方は去年肝試しで一緒になった男子にアタックするって言ってたよ。こんなほぼ一対一で告白できる機会なんて一生に一度だってないくらいの奇跡だからね。佐久間中を卒業したら絶対訪れないんじゃないかな。すでにカップルになってる所は婚約まで持って行くんだって息巻いてる子もいたしね。」
そっか~、みんな真剣なんだ。私も明日の海で佐々木君にしっかりアピールしないと。
魚の鱗のキーホルダーを見詰めながら、決意を強くする絵実なのでした。
これで今回の夏合宿、全練習メニューを終了とする。みんなよく頑張った!
”ウォー----!”
本当によく頑張ってくれた、特に一年生。今回日程の関係で途中に休養日を入れてないからな、最後までよくついて来てくれた、ありがとう。
二年生は流石だな、もうお前たちに教える事は何もない。これからはお前たちの時代だ、同好会の事は全てお前たちに任せる、自由にやって行くといい。
林一真、お前は次の部長だ。お前なら出来る、しっかりやれ。吉田茂、お前は副部長だ、林に足りない狡猾さはお前が補ってやれ。
これからの鬼ごっこ同好会は二人に託す。相談には乗るからどこまでも走り抜けろ。
そんで三年生のお歴々、終わっちったな。
どうよ、それなりに楽しめたっしょ?西山君、少しは世界変わった?木村君は変わり過ぎ、めちゃくちゃいい男になったじゃん。桜町っ子諸君、良い顔してるね~。木島、後藤、学校来てよかったべ?もう誰もお前らの事を元引き籠りだなんて思わないよ、お前らは立派ななまはげだ。
そんで今まで俺たちを陰から支えてくれた映像研究会のみんな、本当にありがとう。ここまでこれたのは全て君たちのお陰だ。
佐藤先生、今まで無茶振りばかりしてごめんなさい、本当にありがとうございました。これからも後輩たちをよろしくお願いします。
西城さん、あなたには本当に感謝の言葉しかありません。私たちの事を見守って下さってありがとうございました。
そして俺から、鬼ごっこ同好会のみんなに心からの感謝を。
どうもありがとうございました。
「「「ありがとうございました。」」」
お互いが深々と頭を下げ、これまでの日々の感謝を伝える。
今ここに俺たちの青春の一幕が終わりを迎えた。
はい、しんみりした話はここまで、明日は目一杯遊ぶぞ~~~!
夕方からは地元の豊漁祭りがあるからな、花火大会も予定されてる、羽目を外して無茶するなよ、特に女子!!
全員返事は!
「「「はい!」」」
よろしい。
では道具を片して撤収、宿に帰ったら良く身体を解して明日に備える事。
お疲れ様でした。
「「「お疲れ様でした。」」」
(side:野口絵実)
「絵実ちゃん、明日なんだけど私たち決めに行こうと思うの。」
宿で同室のみっちゃんが、私たちに高らかと宣言をした。決め行くって恋人宣言とかそう言う事よね、いくら何でも大人の階段とかは止めようね、流石に佐藤先生に多大なご迷惑が掛かるから。
「う、そ、そうよね。ちょっと先走り過ぎたかもしれない。まずは恋人関係からスタートよね、くみちゃんもそれでいい?」
「う、うん。折角勝負下着を用意してきたけど、やっぱり合宿先ってのはまずいよね。夏はまだ終わった訳じゃないし、プライベートでいくらでも時間は取れるんだもん。焦っちゃダメよね。」
危なかった、本当に危なかった。佐々木君私頑張ったよ、これはお褒めの言葉を貰ってもいい大金星だよ。
映像研究会の子はどうするつもりなんだろう。ねぇさっちゃん、なにか聞いてる?
「うちらの方は去年肝試しで一緒になった男子にアタックするって言ってたよ。こんなほぼ一対一で告白できる機会なんて一生に一度だってないくらいの奇跡だからね。佐久間中を卒業したら絶対訪れないんじゃないかな。すでにカップルになってる所は婚約まで持って行くんだって息巻いてる子もいたしね。」
そっか~、みんな真剣なんだ。私も明日の海で佐々木君にしっかりアピールしないと。
魚の鱗のキーホルダーを見詰めながら、決意を強くする絵実なのでした。
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