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第二章 中二病には罹りません ー中学校ー
第200話 スター来訪
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”Sin”の春夏新作コレクションは無事終了、本当に良かったです。
これが普通なんですよこれが、毎回事件が起きてた今までがおかしかったんですよ、本当に。
加藤をはじめとしたプロのモデルの方々、凄い人が変わっててビックリした。
ザ・プロフェッショナルって感じ。めちゃくちゃストイック、格好良かった。
後藤には「ユーロッパのショー見させていただきました。今回同じ舞台に立てて光栄です。」とか言われるし。
夏の合宿でも思ったけど、人間って変われるんだな~って本気で感動しました。
”Saki”さんのランウェイはイイですよ~、変な幻覚見えませんし、誰も洗脳されませんし!(遠い目)
ジェシー先生からもお褒めの言葉をいただいて、好評のうちに幕を閉じる事が出来ました。
”Sin”の関係者の方もユーロッパの騒ぎは耳にしていた様で、”Noir”の件には一切触れず”Saki”さんに次回もぜひお願いしますって言ってくれたし。
モデル”Saki”、順調な滑り出しでございます。
時は流れてある日の放課後、久々に校長室へとお呼び出し。俺最近悪さしてないんですけど?
帰り道も俺様締めたりしてないし、品行方正佐々木君です。
”コンコンコン”
「失礼します。二年C組のっぺり佐々木、御呼びにより参上しました。」
”はい、入ってください。”
扉を開けて中に入ると見知らぬ女性と見知った男性。
石川先輩お久しぶりです、こんな所でどうしたんですか?最近はご活躍なようで何よりです。皆も喜びますんで、この後お時間があるようなら鬼ごっこ同好会にも顔を出していってください。
「よう、佐々木、久しぶり。相変わらずよく口の回る奴だな。今日はお前に相談と言うか、お願いがあって来たんだ。」
「はじめまして。私スタジオCherry所属石川洋一のマネージャーをしております斉藤由美と申します。どうぞよろしくお願いします。」
差し出された名刺に目を遣る。うん分からない。流石にスタジオCherryの事はノータッチ、現状どうなってるのかさっぱりです。美穂先生、元気かな~。
そんで多忙な洋一君がわざわざ会いに来るって一体どうしたん?卒業した学校に表敬訪問って訳じゃないっしょ?
「あぁ、それなんだがな。」
話を聞くとこれがまた馬鹿馬鹿しい話であった。
今石川先輩出演の大人気学園ドラマ、「学園探偵ゼット・あぶない二人」で出演予定だった敵役の芸能人事務所からクレームがついたんだと。
”もっとカッコいい役柄は無いのか、悪者って俺たちを舐めてるのか?”って、あんたら敵役で出演オファー受けたんじゃないんかい!?
でもこう言ういちゃもんってこの業界だとよくあるんだって、特に男性芸能人の場合頻発するらしい。それでたいていの場合多少の役柄変更を行って何とか辻褄を合わせるんだけど、今回は敵方のボスクラスの役。これをいじっちゃうと物語全体がちぐはぐになってドラマが成り立たない。
監督と脚本家が相手の事務所で交渉したんだけど上手く行かずに決裂、いきなり代役が必要になっちゃったんだってさ。
「はぁ~、それはたいへんでしたね~。”ズズズズズッ”あ、校長先生、茶葉替えました?これさっぱりしていて美味しいですね、あとで銘柄教えてくださいよ。
それで、先輩は何でまたここに?」
「佐々木、お前って奴は、本当に自由人だな。
監督と脚本家の要望が、身長があり、アクションの出来る男性って奴でな。それこそしらみつぶしに探したんだが、そんなタレントごく僅かだ。しかも皆人気がありスケジュールが合わない。で、思いついたのがココの鬼ごっこ同好会って訳だ。
申し訳ないが協力してくれないか、この通りだ。」
え~~~~~~、
洋一君には散々世話になったから協力はしたいけど、芸能界でしょ~。
まったく興味が湧かない。
どうしたもんかな~。
これが普通なんですよこれが、毎回事件が起きてた今までがおかしかったんですよ、本当に。
加藤をはじめとしたプロのモデルの方々、凄い人が変わっててビックリした。
ザ・プロフェッショナルって感じ。めちゃくちゃストイック、格好良かった。
後藤には「ユーロッパのショー見させていただきました。今回同じ舞台に立てて光栄です。」とか言われるし。
夏の合宿でも思ったけど、人間って変われるんだな~って本気で感動しました。
”Saki”さんのランウェイはイイですよ~、変な幻覚見えませんし、誰も洗脳されませんし!(遠い目)
ジェシー先生からもお褒めの言葉をいただいて、好評のうちに幕を閉じる事が出来ました。
”Sin”の関係者の方もユーロッパの騒ぎは耳にしていた様で、”Noir”の件には一切触れず”Saki”さんに次回もぜひお願いしますって言ってくれたし。
モデル”Saki”、順調な滑り出しでございます。
時は流れてある日の放課後、久々に校長室へとお呼び出し。俺最近悪さしてないんですけど?
帰り道も俺様締めたりしてないし、品行方正佐々木君です。
”コンコンコン”
「失礼します。二年C組のっぺり佐々木、御呼びにより参上しました。」
”はい、入ってください。”
扉を開けて中に入ると見知らぬ女性と見知った男性。
石川先輩お久しぶりです、こんな所でどうしたんですか?最近はご活躍なようで何よりです。皆も喜びますんで、この後お時間があるようなら鬼ごっこ同好会にも顔を出していってください。
「よう、佐々木、久しぶり。相変わらずよく口の回る奴だな。今日はお前に相談と言うか、お願いがあって来たんだ。」
「はじめまして。私スタジオCherry所属石川洋一のマネージャーをしております斉藤由美と申します。どうぞよろしくお願いします。」
差し出された名刺に目を遣る。うん分からない。流石にスタジオCherryの事はノータッチ、現状どうなってるのかさっぱりです。美穂先生、元気かな~。
そんで多忙な洋一君がわざわざ会いに来るって一体どうしたん?卒業した学校に表敬訪問って訳じゃないっしょ?
「あぁ、それなんだがな。」
話を聞くとこれがまた馬鹿馬鹿しい話であった。
今石川先輩出演の大人気学園ドラマ、「学園探偵ゼット・あぶない二人」で出演予定だった敵役の芸能人事務所からクレームがついたんだと。
”もっとカッコいい役柄は無いのか、悪者って俺たちを舐めてるのか?”って、あんたら敵役で出演オファー受けたんじゃないんかい!?
でもこう言ういちゃもんってこの業界だとよくあるんだって、特に男性芸能人の場合頻発するらしい。それでたいていの場合多少の役柄変更を行って何とか辻褄を合わせるんだけど、今回は敵方のボスクラスの役。これをいじっちゃうと物語全体がちぐはぐになってドラマが成り立たない。
監督と脚本家が相手の事務所で交渉したんだけど上手く行かずに決裂、いきなり代役が必要になっちゃったんだってさ。
「はぁ~、それはたいへんでしたね~。”ズズズズズッ”あ、校長先生、茶葉替えました?これさっぱりしていて美味しいですね、あとで銘柄教えてくださいよ。
それで、先輩は何でまたここに?」
「佐々木、お前って奴は、本当に自由人だな。
監督と脚本家の要望が、身長があり、アクションの出来る男性って奴でな。それこそしらみつぶしに探したんだが、そんなタレントごく僅かだ。しかも皆人気がありスケジュールが合わない。で、思いついたのがココの鬼ごっこ同好会って訳だ。
申し訳ないが協力してくれないか、この通りだ。」
え~~~~~~、
洋一君には散々世話になったから協力はしたいけど、芸能界でしょ~。
まったく興味が湧かない。
どうしたもんかな~。
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