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第二章 中二病には罹りません ー中学校ー
第192話 今度は海ですか・・・ (4)
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海は良い。
寄せては返す波の音が俺の心を優しく包んでくれる。
大いなる海、母なる揺り籠。
その優しさに満たされながら、俺は一人糸を垂れる。
”ツン、ツン、クッ”
「フィッシュ!来た~!」
”クリクリクリクリ、バサッ”
「アジの大物ゲットだぜ!」
いや~、このポイントの魚、本当にスレてない。
喰い付く喰い付く、クーラーボックス一杯。今夜は宴会だね、これは。
本当に貰ってよかった初心者用釣りセット、これが無かったらこの島の時間どうなってたか。海姫さんには感謝だわ~。
「そんなに喜んでもらえるとは、あげた甲斐があったわね~。」
そうそう本当に感謝してってうゎ、海姫さんじゃないですか、何でこんな所にいるんですか。
「いや、それってこっちのセリフだからね、何で少年がこんな離島にいるの?こんな偶然あるの?意味解んない。
ちなみに私は仕事、出張です。」
胸張って宣言してますけど、海姫さん完全に釣り人の格好じゃないですか、仕事に来てるのにいいんですか釣りしてて。
「いいのよ、仕事はどうせ夜だから。それまでは釣りに走る、仕事と釣りの両立、それが真のアングラー。」
おぉ、カッコイイ、流石はさすらいのアングラー。発言に重みがあります。
「ふふん、そんなお姉さんから少年にアドバイス。”釣ったら食べる。”これを行動指針にすれば一流のアングラーに成れるわよ。意味は自分でよく考えてね。」
う~ん、深いですね。漁場を荒らさない、ゴミは持ち帰る、必要以上につらない、そのすべてが一言に集約されているんですね。海姫さん、やっぱかっこいいです。
「へ~、少年なかなか分かってるじゃない。突き詰めればみんな生きているって事なんだけど、本当に分かってない奴が多いのよね。なんでそんなに欲張るのか、お前のお腹はブラックホールかって言いたい。」
海姫さん哲学的、釣りが人生と言い切る人はやっぱ違いますね。
「褒めたまえ褒めたまえ。それじゃ、お姉さんが特別に君が釣った魚で刺し身をこしらえてあげよう。お皿と調味料は常に携帯してるから安心して任せるといい。」
マジっすか、よろしくお願いします。
海姫さん手さばきプロ級ですね。
「まぁな、釣っては捌くを繰り返してたら自然と身に着いた。それより少年はなんでこんな辺鄙な離島にいるんだ?観光ではあるまいに。」
いや~、ある意味観光みたいなもんなんですけどね、ここから見える山があるじゃないですか、あの山の奥で五日間程一人キャンプする羽目になりましてね。
同じようにキャンプするのが後四人。なんか修行の一環らしいんですけど、正直よく分からないんですよね。
一緒に来たおっちゃん曰く、偉い人の無茶振りらしいですよ。
そんで水も食料も現地調達しろって言うんで、宿のおばちゃんに頼んでこっそりポリタンクに大量の水を汲んで現地に運んでもらってるんですよね。知らない土地の山の水、しかも離島、絶対腹壊しますから。
現地で調達した水には違いありませんしね、誰にも文句は言わせませんての。
「ブハッ、あはははは、少年やるな~。お姉さんそういう屁理屈大好きだぞ。
ほら出来た、たんとお食べ。」
それじゃ、いただきま~す。
”もぐもぐごっくん・・・!?”
旨いぞーー----------!!
何これ!?
俺こんなにうまい刺し身人生で初めてなんですけど、調味料もさることながら、弾力のあるぷりぷりの刺し身が堪らない。高級料亭でも絶対食べれませんよ、海姫さん料理上手すぎ、これだけでご飯何杯でも行けちゃう。
「あはははは、褒めろ褒めろ。今日の記念にそのお皿と箸のセットは差し上げよう。折り畳み収納が出来るセットって意外に便利だぞ。
お姉さんは仕事の準備があるから先に帰るけど、釣り過ぎには注意するんだぞ?」
了解です、お仕事頑張ってください。
それじゃ、またいつかどこかで。
「うむ、何時かの出会いに。」
颯爽と帰って行く海姫さん。また一人目標とすべき大人が見つかったな。
この世界の女性はかっこいい。
おばちゃん、今日の煮つけ最高だったよ。自分が釣った魚が夕飯に出るって嬉しいもんだね、これじゃ釣りは止められないっての。明日の朝もよろしくです。
あと例の小細工ありがとうね。
これホンのお礼。おばちゃんが欲しがっていた"hiroshi"の写真集とスペシャルDVD。お金貰ってるからいいって、謙虚だねおばちゃん。でも本とDVD抱え込んでたら説得力ないよ。
これは俺からの気持ちだから気にしないで。
鬼ごっこ同好会の視聴者様だからって色々便宜図って貰ったんだから、こっちの方が感謝だよ。明日から五日間山籠もりだけど終わったらまた泊まりに来るから。
その際はよろしくお願いします。
そんじゃ、おやすみ~。
(side:??)
”ポイントB到着、いろは部隊、応答せよ。”
”い部隊、只今怪異と交戦中。至急応援求む、至急応援うゎー----ザザッ”
「隊長、い部隊との交信が途絶えました。ろ部隊、は部隊、交信開きません!」
「隊長、これまで反応があった多重式結界の反応が一切関知できません。エネルギーの供給が途絶えています。」
そんな馬鹿な、各地神域からの呪術交信を使った多重結界だぞ、わが国最高術式の結晶だぞ!?
「た、隊長・・・。さ、猿が、我々はすでに取り囲まれているようです!」
な、なんだと。ここは特殊領域結界が張り巡らされているはずじゃ「みーつけた。」!?
なんだなんだなんだなんだ、なんでこんなに怖いんだ、なんでなんでなんでなんで。
「悪戯っ子はこんな所にいたんだね、お姉さん捜しちゃった♪
偉そうなのは・・・、貴女ね。
そう、教主ってのがいるの。あら貴女、他の組織にも繋がりがあるじゃない。そっちも噛んでたのね。
結構な大仕事になりそう、腕がなるわ~♪
あ、お猿さんたちお待たせ~。あとはお任せするわ、好きにして。
それじゃ、悪戯っ子さんたち、バイバイ。」
周囲を囲む巨大な腕、複数の目、振るわれる豪腕。
我々は、触れてはイケないモノに触れてシマッタノカモシレナイ・・・・・
寄せては返す波の音が俺の心を優しく包んでくれる。
大いなる海、母なる揺り籠。
その優しさに満たされながら、俺は一人糸を垂れる。
”ツン、ツン、クッ”
「フィッシュ!来た~!」
”クリクリクリクリ、バサッ”
「アジの大物ゲットだぜ!」
いや~、このポイントの魚、本当にスレてない。
喰い付く喰い付く、クーラーボックス一杯。今夜は宴会だね、これは。
本当に貰ってよかった初心者用釣りセット、これが無かったらこの島の時間どうなってたか。海姫さんには感謝だわ~。
「そんなに喜んでもらえるとは、あげた甲斐があったわね~。」
そうそう本当に感謝してってうゎ、海姫さんじゃないですか、何でこんな所にいるんですか。
「いや、それってこっちのセリフだからね、何で少年がこんな離島にいるの?こんな偶然あるの?意味解んない。
ちなみに私は仕事、出張です。」
胸張って宣言してますけど、海姫さん完全に釣り人の格好じゃないですか、仕事に来てるのにいいんですか釣りしてて。
「いいのよ、仕事はどうせ夜だから。それまでは釣りに走る、仕事と釣りの両立、それが真のアングラー。」
おぉ、カッコイイ、流石はさすらいのアングラー。発言に重みがあります。
「ふふん、そんなお姉さんから少年にアドバイス。”釣ったら食べる。”これを行動指針にすれば一流のアングラーに成れるわよ。意味は自分でよく考えてね。」
う~ん、深いですね。漁場を荒らさない、ゴミは持ち帰る、必要以上につらない、そのすべてが一言に集約されているんですね。海姫さん、やっぱかっこいいです。
「へ~、少年なかなか分かってるじゃない。突き詰めればみんな生きているって事なんだけど、本当に分かってない奴が多いのよね。なんでそんなに欲張るのか、お前のお腹はブラックホールかって言いたい。」
海姫さん哲学的、釣りが人生と言い切る人はやっぱ違いますね。
「褒めたまえ褒めたまえ。それじゃ、お姉さんが特別に君が釣った魚で刺し身をこしらえてあげよう。お皿と調味料は常に携帯してるから安心して任せるといい。」
マジっすか、よろしくお願いします。
海姫さん手さばきプロ級ですね。
「まぁな、釣っては捌くを繰り返してたら自然と身に着いた。それより少年はなんでこんな辺鄙な離島にいるんだ?観光ではあるまいに。」
いや~、ある意味観光みたいなもんなんですけどね、ここから見える山があるじゃないですか、あの山の奥で五日間程一人キャンプする羽目になりましてね。
同じようにキャンプするのが後四人。なんか修行の一環らしいんですけど、正直よく分からないんですよね。
一緒に来たおっちゃん曰く、偉い人の無茶振りらしいですよ。
そんで水も食料も現地調達しろって言うんで、宿のおばちゃんに頼んでこっそりポリタンクに大量の水を汲んで現地に運んでもらってるんですよね。知らない土地の山の水、しかも離島、絶対腹壊しますから。
現地で調達した水には違いありませんしね、誰にも文句は言わせませんての。
「ブハッ、あはははは、少年やるな~。お姉さんそういう屁理屈大好きだぞ。
ほら出来た、たんとお食べ。」
それじゃ、いただきま~す。
”もぐもぐごっくん・・・!?”
旨いぞーー----------!!
何これ!?
俺こんなにうまい刺し身人生で初めてなんですけど、調味料もさることながら、弾力のあるぷりぷりの刺し身が堪らない。高級料亭でも絶対食べれませんよ、海姫さん料理上手すぎ、これだけでご飯何杯でも行けちゃう。
「あはははは、褒めろ褒めろ。今日の記念にそのお皿と箸のセットは差し上げよう。折り畳み収納が出来るセットって意外に便利だぞ。
お姉さんは仕事の準備があるから先に帰るけど、釣り過ぎには注意するんだぞ?」
了解です、お仕事頑張ってください。
それじゃ、またいつかどこかで。
「うむ、何時かの出会いに。」
颯爽と帰って行く海姫さん。また一人目標とすべき大人が見つかったな。
この世界の女性はかっこいい。
おばちゃん、今日の煮つけ最高だったよ。自分が釣った魚が夕飯に出るって嬉しいもんだね、これじゃ釣りは止められないっての。明日の朝もよろしくです。
あと例の小細工ありがとうね。
これホンのお礼。おばちゃんが欲しがっていた"hiroshi"の写真集とスペシャルDVD。お金貰ってるからいいって、謙虚だねおばちゃん。でも本とDVD抱え込んでたら説得力ないよ。
これは俺からの気持ちだから気にしないで。
鬼ごっこ同好会の視聴者様だからって色々便宜図って貰ったんだから、こっちの方が感謝だよ。明日から五日間山籠もりだけど終わったらまた泊まりに来るから。
その際はよろしくお願いします。
そんじゃ、おやすみ~。
(side:??)
”ポイントB到着、いろは部隊、応答せよ。”
”い部隊、只今怪異と交戦中。至急応援求む、至急応援うゎー----ザザッ”
「隊長、い部隊との交信が途絶えました。ろ部隊、は部隊、交信開きません!」
「隊長、これまで反応があった多重式結界の反応が一切関知できません。エネルギーの供給が途絶えています。」
そんな馬鹿な、各地神域からの呪術交信を使った多重結界だぞ、わが国最高術式の結晶だぞ!?
「た、隊長・・・。さ、猿が、我々はすでに取り囲まれているようです!」
な、なんだと。ここは特殊領域結界が張り巡らされているはずじゃ「みーつけた。」!?
なんだなんだなんだなんだ、なんでこんなに怖いんだ、なんでなんでなんでなんで。
「悪戯っ子はこんな所にいたんだね、お姉さん捜しちゃった♪
偉そうなのは・・・、貴女ね。
そう、教主ってのがいるの。あら貴女、他の組織にも繋がりがあるじゃない。そっちも噛んでたのね。
結構な大仕事になりそう、腕がなるわ~♪
あ、お猿さんたちお待たせ~。あとはお任せするわ、好きにして。
それじゃ、悪戯っ子さんたち、バイバイ。」
周囲を囲む巨大な腕、複数の目、振るわれる豪腕。
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