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第二章 中二病には罹りません ー中学校ー

第148話 駄菓子屋で駄弁る (14)

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康太君ちょいっす。如月さんもお元気なようで何よりです。
あ、これ旅行のお土産。いや~、今の高速道路サービスエリアって凄いわ。
グルメに温泉、マッサージ、ドックランまで完備ってどこの総合リゾートって感じ。
宿泊は出来ないけど一時仮眠室ならあったりするから、当たらずとも遠からずだよね。
これなんかメロンパンで有名な所だったんで、日持ちするようにメロンパンラスク買ってきた。味見してないんで味の保証までは出来ないけど売り上げNO1ってうたってたから、そんなに外れって事も無いんじゃない?
今回は修業はしなかったのかって?
もうそれ、今回本当に何もなかったの。びっくりでしょ、俺も驚いたもん。旅館なんか最高なのよ、家族経営かなんかだと思うけど娘さんもしっかり仲居さんしてたし、露天風呂がまたいいの。康太君にも紹介したいわ~。
あ、みんなで撮った写真があったんだわ、これこれ。
一軒宿だから森のコテージみたいで静かで落ち着くよ。

ん?仲居さんが分からない?何言ってんの、この後ろに立ってる人。よく見てみなって。どうしたの如月さん、顔青いよ?
そうそう、仲居さんにストラップ貰ったんだよね~♪
帰りのサービスエリアでいい感じのがま口があったから買って付けてみました。
どう、似合ってるでしょ?
如月さんどうした?いきなり目を見開いて、今日は表情豊かだね~。

”流石は佐々木様でございます。”って行き成り意味解らないんだけど。
まあいいや、所で私立桜泉学園って二月末に生徒会選挙?人気投票?があるって聞いたけど、それってどうなったの?
まぁ、ひろし様の圧勝は聞かなくても分かるけど。

「あぁ、あれか。まぁ、親友の言う通り、ひろし様の圧勝だったね。問題は副生徒会長決めだったよ。まさか全得票数を持っていくとは思わないでしょ。
焦ったのは学園側、投票が終わった後本来なら大モニターで結果を発表するんだけど、急遽副生徒会長選挙を始めるんだもん。笑いを堪えるのが必死だったよ。
結果、二年生の鏑木先輩に決まったよ。彼、去年から皇先輩にくっ付いて、色んなメディアで活動してたからね。社会で揉まれたお陰で俺様にしてはまともそうな物言いをするし、ウチの学園もしばらくは安定するんじゃないかな?
問題は新しく入ってくる新入生だよね、もう嫌な予感しかしない。」

あ~、そっちの学園去年崩壊してたんだっけ?男子生徒の選定も、かなりグズグズだったんじゃないの。新生徒会役員は大変だ~。
それじゃ、なんか俺の責任もあるようで罪悪感があるし、ちょっとだけ手を貸してあげるね。
俺様男子なんて所詮女性の支持なしでは成り立たないって事を分からせてあげよう。

「ねえ親友、いったい何するつもりなの?僕にだけ教えてごらん、怒らないから。」

ん?そんなに難しい事じゃないよ。こちらに取り出したるこれをですね~

「「やっぱりこいつ放し飼いにしちゃだめだ!」」

え~、なんか理不尽。
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