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第二章 中二病には罹りません ー中学校ー
第137話 中央都に行って来ました。
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「はい、皆さん席について下さい。朝のHRを始めます。先ずは出欠席から、朝霧葉子さん。」
「はい」
「浅田菫さん」
「はい」
皆さん、おはようございます。俺です。
最近、精神的に辛い事があり漸く立ち直った所です。えっ、嘘つけ?お前がそんなに繊細なわけあるか?
そ、そんな事ないよ、僕のピュアなハートはブレイク寸前よ?
豚玉もんじゃ食べ終わる頃にはけろっとしてただろうが、だと?
畜生何で分かったし、俺の事なんてバレバレじゃないか。そんなに分かり易いってのかよ~!
「はい、佐々木君。朝から一人百面相何かしない!ちゃんと先生の話しは聞いて下さいね。
それでは校外学習の班決めについてお話しします。今日の一時間目の授業は校外学習の準備とします。
一年生の行き先は、例年通り中央都見学です。各班に別れての自由見学が予定されてますから、男子一人を含む計五つの班を作って貰います。班員の選定は自由とします。皆さんよく話し合って決めて下さい。
では今朝のHRを終わりとします。」
で、皆どうする?男子は基本バラバラなのは決定だろう?
「「私たちは西山君と組むわ♪」」
あ、はい。みっちゃんとくみちゃんは了解です。
絵実はどうす「あんたの監視は私がしないでどうするのよ。」ですよね~。よろしくお願いします。
木村君は?
「うむ、なるべく背の高い人員が良いのだが…。」
あ、やっぱりそうなりますか。
背の高い人材となるとバスケ部の二人とバレー部の二人かな?
ちょっといい?班の組合わせなんだけど、木村君と組んで欲しいんだけとダメかな?
西山君と組みたい?普段厳ついチームメイトばかりだから可愛い男子が良い?そ、そうですか、はい、分かりました。
木村君ダメっぽい。
「まぁ、折角の校外学習だ。皆も楽しみたいだろうから無理強いするつもりはない。俺も大分ましにはなって来ている。少しは頑張ってみるさ。」
何か力に成れなくてごめんね。
さて、どうしたもんかね~。
「はい、席に着いて下さい。もう、班決めが出来た所はあるかしら?
西山君と岡田君の所は組めたのね。
ではそれ以外の男子は前に来て下さい。
女子の皆さんは組みたい男子の所に集まってくれるかしら。」
先生~、一ついいですか?
単純な疑問なんですけど、何で男子一人に残り女子って組合わせ何ですか?
「あぁ、それですか。中央都に行くにあたり、男子生徒を守るためと言う表向きの理由もありますが、ぶっちゃけ政府の方針です。
佐々木君は"結婚したくない系男子"って言葉を聞いた事があるかしら。一時期国会でも取り立たされた問題でね、"女性何かいらない"と引き籠りになる男性って君の想像以上に多いのよ。
そこで政府は男性が女性を意識し始める思春期の男子とある程度の自制心が出始める女子を一つのグループにし、交流を持たせる事で、少しでも現状を打破出来ればと考えたわけ。
男子同士でグループを組んでも良いとすると、ほとんどの男子生徒は同性を選ぶわ。
分かって無い様だから敢えて言うわね。桜町小学校とこの中学校が特殊、いえ異常なのよ。
こんな学校、全国探してもまず無いですからね。」
何か思っていた以上に厄介な話しでした。ビックジョードン引きしてます。木村君は…
「俺は姉さんたちから聞いていたから知っていたぞ。私立桜泉学園のやり方がまかり通るのもこの政府の方針が後押しになっていると聞いている。」
さいですか、流石は物知りでいらっしゃる。
そんではそれぞれで班を決めるとして、俺の所に来てくれるのは、「佐々木君、お願いがあるんだけど。」ん、アニ研三人衆じゃん。どうしたの?
「私たち、どうしても行きたい所があるんだけど、それでも大丈夫?」
絵実、どうする?OK?ウチらは問題ないぞ。
木村君の所は…、あ、ちっこい子がいるじゃん。木村君引き攣り笑顔じゃん。大丈夫かね?
ビックジョーの所は、あちゃー、狩人女子じゃん。掌で転がす気満々の顔じゃん。最近のビックジョー、すっかり女子の玩具でやんの(笑)
そんで残った二名様いらっしゃい~っと。そんなに引き攣った顔をしなさんな、どうしたん?
佐々木君は得体が知れないから怖い?
そんな事ないよね、皆。
えっ、そこ頷く?
先生?
何故目線を反らす?
"ポンポン"
「日頃の行いの結果だ。諦めろ。」
そんな木村君?
嘘でしょー!
「はい」
「浅田菫さん」
「はい」
皆さん、おはようございます。俺です。
最近、精神的に辛い事があり漸く立ち直った所です。えっ、嘘つけ?お前がそんなに繊細なわけあるか?
そ、そんな事ないよ、僕のピュアなハートはブレイク寸前よ?
豚玉もんじゃ食べ終わる頃にはけろっとしてただろうが、だと?
畜生何で分かったし、俺の事なんてバレバレじゃないか。そんなに分かり易いってのかよ~!
「はい、佐々木君。朝から一人百面相何かしない!ちゃんと先生の話しは聞いて下さいね。
それでは校外学習の班決めについてお話しします。今日の一時間目の授業は校外学習の準備とします。
一年生の行き先は、例年通り中央都見学です。各班に別れての自由見学が予定されてますから、男子一人を含む計五つの班を作って貰います。班員の選定は自由とします。皆さんよく話し合って決めて下さい。
では今朝のHRを終わりとします。」
で、皆どうする?男子は基本バラバラなのは決定だろう?
「「私たちは西山君と組むわ♪」」
あ、はい。みっちゃんとくみちゃんは了解です。
絵実はどうす「あんたの監視は私がしないでどうするのよ。」ですよね~。よろしくお願いします。
木村君は?
「うむ、なるべく背の高い人員が良いのだが…。」
あ、やっぱりそうなりますか。
背の高い人材となるとバスケ部の二人とバレー部の二人かな?
ちょっといい?班の組合わせなんだけど、木村君と組んで欲しいんだけとダメかな?
西山君と組みたい?普段厳ついチームメイトばかりだから可愛い男子が良い?そ、そうですか、はい、分かりました。
木村君ダメっぽい。
「まぁ、折角の校外学習だ。皆も楽しみたいだろうから無理強いするつもりはない。俺も大分ましにはなって来ている。少しは頑張ってみるさ。」
何か力に成れなくてごめんね。
さて、どうしたもんかね~。
「はい、席に着いて下さい。もう、班決めが出来た所はあるかしら?
西山君と岡田君の所は組めたのね。
ではそれ以外の男子は前に来て下さい。
女子の皆さんは組みたい男子の所に集まってくれるかしら。」
先生~、一ついいですか?
単純な疑問なんですけど、何で男子一人に残り女子って組合わせ何ですか?
「あぁ、それですか。中央都に行くにあたり、男子生徒を守るためと言う表向きの理由もありますが、ぶっちゃけ政府の方針です。
佐々木君は"結婚したくない系男子"って言葉を聞いた事があるかしら。一時期国会でも取り立たされた問題でね、"女性何かいらない"と引き籠りになる男性って君の想像以上に多いのよ。
そこで政府は男性が女性を意識し始める思春期の男子とある程度の自制心が出始める女子を一つのグループにし、交流を持たせる事で、少しでも現状を打破出来ればと考えたわけ。
男子同士でグループを組んでも良いとすると、ほとんどの男子生徒は同性を選ぶわ。
分かって無い様だから敢えて言うわね。桜町小学校とこの中学校が特殊、いえ異常なのよ。
こんな学校、全国探してもまず無いですからね。」
何か思っていた以上に厄介な話しでした。ビックジョードン引きしてます。木村君は…
「俺は姉さんたちから聞いていたから知っていたぞ。私立桜泉学園のやり方がまかり通るのもこの政府の方針が後押しになっていると聞いている。」
さいですか、流石は物知りでいらっしゃる。
そんではそれぞれで班を決めるとして、俺の所に来てくれるのは、「佐々木君、お願いがあるんだけど。」ん、アニ研三人衆じゃん。どうしたの?
「私たち、どうしても行きたい所があるんだけど、それでも大丈夫?」
絵実、どうする?OK?ウチらは問題ないぞ。
木村君の所は…、あ、ちっこい子がいるじゃん。木村君引き攣り笑顔じゃん。大丈夫かね?
ビックジョーの所は、あちゃー、狩人女子じゃん。掌で転がす気満々の顔じゃん。最近のビックジョー、すっかり女子の玩具でやんの(笑)
そんで残った二名様いらっしゃい~っと。そんなに引き攣った顔をしなさんな、どうしたん?
佐々木君は得体が知れないから怖い?
そんな事ないよね、皆。
えっ、そこ頷く?
先生?
何故目線を反らす?
"ポンポン"
「日頃の行いの結果だ。諦めろ。」
そんな木村君?
嘘でしょー!
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