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第二章 中二病には罹りません ー中学校ー
第124話 木村君と遊ぼう (3)
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長く厳しい旅路の果て
遂に我々は辿り着いた
長年の夢 伝説の黄金郷
荘厳な城門を潜り抜け
今我々は
新たなる歴史となる
(「在りし日の思い出 ―夢に見た桃源郷―」 佐々木少年、心の日記より)
「って校門前で何バカやってんのさ、邪魔になるだろ?受付済んだからさっさと行くよ~。」
あ、康太君置いて行かないで、木村も無視すんな~!
まったく酷いよね、俺の事おいて先に行っちゃうなんて。俺がなにしたって言うのさ、ちょっと感慨にふけっていただけじゃないか。(ぷんすか)
でも今は凄いよね~、スマホのアプリダウンロードして校内の案内から催し物のスケジュール迄全部分かっちゃうんだもん。
紙媒体じゃないから邪魔にもならないしね。
こういった点が私立と公立の差なのかね、ウチの中学校じゃ考えられないわ。
そんで月子さんの教室は三年C組だったかな~、なになに目的地検索?
目的入力っとそんで案内開始ってまんま地図案内アプリじゃん。
スゲー、これなら迷いようがないわ。
この学校やるじゃん。
お、なんか騒がしいぞ。やっぱ女子高に男子生徒は刺激的なのかね~。
”ガラガラガラッ“
「「「いらっしゃいませ、3Cメイド喫茶へようこそ♪」」」
おお、メイド喫茶、一度は行きたいメイド喫茶、前世ではついに辿り着けずに終わったメイド喫茶。我歓喜!!
「お~い、そこの佐々木。邪魔になるから早く入ってこ~い。」
お、康太君お待たせ~。先に注文してたんだって、俺一人置いてくなんて酷くない?
まぁ、スマホアプリのお陰で迷いなくたどり着けましたけど、辿り着けましたけど!
「はいはい、分かったから。はいこれ注文票、早く何か頼みな。」
最近の康太君、俺の扱い更に雑になったんじゃね?まあいいけどさ、「すみませ~ん、注文お願いしま~す。」
「は~い、お待たせいたしました、ご主人様♪って”のっぺり”?」
へ?あの、注文を…。
「みんな来て~、”のっぺり”が来たわよ~!本当に超のっぺりだから、ビックリするから!」
”え、やだ、凄い。本当にのっぺりだわ。”
”えっ?マジ、本当だ。ツッキーの言う通りじゃん。ちょっと感動。”
えっと、これって歓迎されてるんですよね?ほら、俺ってば貴重な男子学生ですし、なんか行き成り馴れ馴れしくなったのも親愛の表れって奴ですよね?
西城さん、さっきから肩ポンポンって、首を横に振っちゃってどうしたのかな?
「おいっ佐々木、強く生きろ。」
って木村君!?
はぁ~、私の桃源郷が~。(涙)
って肝心の月子さんは?さっきから見えないんだけど。
「ツッキーならあそこの隅でいじけてるよ。なんか弟君たちにバリバリ働く所を見せるんだって張り切っていたんだけど、ご覧のありさまだからね。格好がつかなくなっちゃったんじゃない?」
あぁ~、まぁ、客の入りは良くはなさそうだけどね~。
あの~、メイク道具って持ってます?よかったら見せてほしいんですけど。
「えぇ、あるけど?チョッと持ってきて~。こんな感じだけど。」
これだけ有ればなんとかなるか。木村君、西城さん、ちょっと手を貸して。
あとこの催し物のカラオケバトルって飛び込みOKって本当ですか?
「えぇ、毎年やってる人気の奴だから、ルールは一緒のはずよ。」
俺はスマホを取り出し月子さんに声を掛けた。
「せっかくのお祭りなんです、楽しまないと。
ちょっとやっちゃいません?」
遂に我々は辿り着いた
長年の夢 伝説の黄金郷
荘厳な城門を潜り抜け
今我々は
新たなる歴史となる
(「在りし日の思い出 ―夢に見た桃源郷―」 佐々木少年、心の日記より)
「って校門前で何バカやってんのさ、邪魔になるだろ?受付済んだからさっさと行くよ~。」
あ、康太君置いて行かないで、木村も無視すんな~!
まったく酷いよね、俺の事おいて先に行っちゃうなんて。俺がなにしたって言うのさ、ちょっと感慨にふけっていただけじゃないか。(ぷんすか)
でも今は凄いよね~、スマホのアプリダウンロードして校内の案内から催し物のスケジュール迄全部分かっちゃうんだもん。
紙媒体じゃないから邪魔にもならないしね。
こういった点が私立と公立の差なのかね、ウチの中学校じゃ考えられないわ。
そんで月子さんの教室は三年C組だったかな~、なになに目的地検索?
目的入力っとそんで案内開始ってまんま地図案内アプリじゃん。
スゲー、これなら迷いようがないわ。
この学校やるじゃん。
お、なんか騒がしいぞ。やっぱ女子高に男子生徒は刺激的なのかね~。
”ガラガラガラッ“
「「「いらっしゃいませ、3Cメイド喫茶へようこそ♪」」」
おお、メイド喫茶、一度は行きたいメイド喫茶、前世ではついに辿り着けずに終わったメイド喫茶。我歓喜!!
「お~い、そこの佐々木。邪魔になるから早く入ってこ~い。」
お、康太君お待たせ~。先に注文してたんだって、俺一人置いてくなんて酷くない?
まぁ、スマホアプリのお陰で迷いなくたどり着けましたけど、辿り着けましたけど!
「はいはい、分かったから。はいこれ注文票、早く何か頼みな。」
最近の康太君、俺の扱い更に雑になったんじゃね?まあいいけどさ、「すみませ~ん、注文お願いしま~す。」
「は~い、お待たせいたしました、ご主人様♪って”のっぺり”?」
へ?あの、注文を…。
「みんな来て~、”のっぺり”が来たわよ~!本当に超のっぺりだから、ビックリするから!」
”え、やだ、凄い。本当にのっぺりだわ。”
”えっ?マジ、本当だ。ツッキーの言う通りじゃん。ちょっと感動。”
えっと、これって歓迎されてるんですよね?ほら、俺ってば貴重な男子学生ですし、なんか行き成り馴れ馴れしくなったのも親愛の表れって奴ですよね?
西城さん、さっきから肩ポンポンって、首を横に振っちゃってどうしたのかな?
「おいっ佐々木、強く生きろ。」
って木村君!?
はぁ~、私の桃源郷が~。(涙)
って肝心の月子さんは?さっきから見えないんだけど。
「ツッキーならあそこの隅でいじけてるよ。なんか弟君たちにバリバリ働く所を見せるんだって張り切っていたんだけど、ご覧のありさまだからね。格好がつかなくなっちゃったんじゃない?」
あぁ~、まぁ、客の入りは良くはなさそうだけどね~。
あの~、メイク道具って持ってます?よかったら見せてほしいんですけど。
「えぇ、あるけど?チョッと持ってきて~。こんな感じだけど。」
これだけ有ればなんとかなるか。木村君、西城さん、ちょっと手を貸して。
あとこの催し物のカラオケバトルって飛び込みOKって本当ですか?
「えぇ、毎年やってる人気の奴だから、ルールは一緒のはずよ。」
俺はスマホを取り出し月子さんに声を掛けた。
「せっかくのお祭りなんです、楽しまないと。
ちょっとやっちゃいません?」
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