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第二章 中二病には罹りません ー中学校ー
第113話 駄菓子屋で駄弁る (9)
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「おばちゃん、豚たまもんじゃ三つお願い~。後こないだはご馳走様でした。」
さぁ、座った座った。
康太君の顔色良くなって本当に良かったよ。
今日は復帰祝い、俺の奢り。
気にしなくて良いって、最近あぶく銭が入ったからウハウハだし。
えっ、気になる?
例の"hiroshi"の印税収入、えげつない事になってるらしいよ。
税やらが洒落にならないってんで、個人事務所作るってマミーが言ってた。康太君のお父さんそう言う方面詳しいのね、お母さんが凄く世話に成りましたって喜んでた。
帰ったら俺からも礼を言ってたって伝えておいて。本当にありがとうございました。
後竹田先生もそのうちお世話になるんで、よろしくお願いします。
あの人もそっち方面からっきしだからね。
「はいよ、豚たまもんじゃ三つお待ち。」
うゎ、だからいきなり背後に現れるなし美魔女、心臓に悪いっての。
「あっはははっ、こないだは結構頑張ってたのにすっかり腑抜けに戻っちまったね。ま、あんたらしいって言えばあんたらしいけどね。火傷しない様に気を付けて食べな。」
おばちゃんも今回は色々ありがとうございました。後、慰労会奢って貰って本当にご馳走様でした。
"ガキがそんな事気にしなくて良いってんだよ、しっかり食べな。"
やっぱりおばちゃん格好いいわ。
あの背中、憧れるよな~。
で康太君、何か軽度の鬱病って診察でしばらく学校休んでたんだって?
康太ママに月曜日から行き始めたって聞いたけど、大丈夫だった?
「あぁ、僕の方はすっかり良くなったから大丈夫。お医者さん曰く、働き詰めの会社員がよくなる症状らしいよ。親友の所に行った時は世話を掛けたね、ありがとう。
あの後、鬼龍院校長には学園の部屋の鍵を叩き返したし、もう何の柵しがらみもない只の生徒だからね。気楽にやってるよ。」
そっか、それは何より。
それじゃ、諸々が済んだって事で、乾杯~。
って如月さんどうしたの?
何かさっきから一人百面相みたいな事になってるけど。
「我が君、ご歓談の所申し訳ありません。佐々木様に文化祭でのファッションショー以降の学園の様子について、ご説明させて頂いても宜しいでしょうか?」
あの後の事?
まぁ、康太君は休んでいたから無論知らないし、そこまで言われると気になるかな?
康太君良いかな?
そんじゃ、聞かせてくれる?
「はい、話しは文化祭当日に遡ります。」
(side:如月志乃)
"王の歓談"
今私の前には二人の王がいる。
一方は我が君、"陰の王"高木康太様。
もう一方は至宝とも深淵とも呼ばれる御方、"漆黒の王"佐々木様。
一見何処にでもある何気ない日常。
何処にでもいる様な平凡な青年たち。
しかしながらここに居られるのは、名門桜泉学園をたった一人で混乱から救った英傑と、その学園を混乱の渦に叩き込んだ破壊神。
彼らの前では桜泉学園の思惑などくだらない些事に過ぎないのだろう。
さぁ、座った座った。
康太君の顔色良くなって本当に良かったよ。
今日は復帰祝い、俺の奢り。
気にしなくて良いって、最近あぶく銭が入ったからウハウハだし。
えっ、気になる?
例の"hiroshi"の印税収入、えげつない事になってるらしいよ。
税やらが洒落にならないってんで、個人事務所作るってマミーが言ってた。康太君のお父さんそう言う方面詳しいのね、お母さんが凄く世話に成りましたって喜んでた。
帰ったら俺からも礼を言ってたって伝えておいて。本当にありがとうございました。
後竹田先生もそのうちお世話になるんで、よろしくお願いします。
あの人もそっち方面からっきしだからね。
「はいよ、豚たまもんじゃ三つお待ち。」
うゎ、だからいきなり背後に現れるなし美魔女、心臓に悪いっての。
「あっはははっ、こないだは結構頑張ってたのにすっかり腑抜けに戻っちまったね。ま、あんたらしいって言えばあんたらしいけどね。火傷しない様に気を付けて食べな。」
おばちゃんも今回は色々ありがとうございました。後、慰労会奢って貰って本当にご馳走様でした。
"ガキがそんな事気にしなくて良いってんだよ、しっかり食べな。"
やっぱりおばちゃん格好いいわ。
あの背中、憧れるよな~。
で康太君、何か軽度の鬱病って診察でしばらく学校休んでたんだって?
康太ママに月曜日から行き始めたって聞いたけど、大丈夫だった?
「あぁ、僕の方はすっかり良くなったから大丈夫。お医者さん曰く、働き詰めの会社員がよくなる症状らしいよ。親友の所に行った時は世話を掛けたね、ありがとう。
あの後、鬼龍院校長には学園の部屋の鍵を叩き返したし、もう何の柵しがらみもない只の生徒だからね。気楽にやってるよ。」
そっか、それは何より。
それじゃ、諸々が済んだって事で、乾杯~。
って如月さんどうしたの?
何かさっきから一人百面相みたいな事になってるけど。
「我が君、ご歓談の所申し訳ありません。佐々木様に文化祭でのファッションショー以降の学園の様子について、ご説明させて頂いても宜しいでしょうか?」
あの後の事?
まぁ、康太君は休んでいたから無論知らないし、そこまで言われると気になるかな?
康太君良いかな?
そんじゃ、聞かせてくれる?
「はい、話しは文化祭当日に遡ります。」
(side:如月志乃)
"王の歓談"
今私の前には二人の王がいる。
一方は我が君、"陰の王"高木康太様。
もう一方は至宝とも深淵とも呼ばれる御方、"漆黒の王"佐々木様。
一見何処にでもある何気ない日常。
何処にでもいる様な平凡な青年たち。
しかしながらここに居られるのは、名門桜泉学園をたった一人で混乱から救った英傑と、その学園を混乱の渦に叩き込んだ破壊神。
彼らの前では桜泉学園の思惑などくだらない些事に過ぎないのだろう。
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