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第二章 中二病には罹りません ー中学校ー
第67話 英雄君、部活どうする? (3)
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”ガラガラッ”
「先生、おはようございます。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。」
「あぁ、佐々木君は生徒会室に呼ばれていたんでしたね、聞いていますよ。
ではこれでHRを終わります。この後は体育館で全校集会、引き続き新入生歓迎会と部活動紹介があります。各自時間に遅れないように移動してください。」
”は~い”
何と部活動紹介ですか、小学校の頃は部活なんか無かったからな。しいて言えば”全学年男子鬼ごっこ部”って言った感じだったけど。
学生生活と言えば部活、先輩と後輩の淡い恋。うん、いいかもしれない。
英雄君は部活動するの、もう決めてる?
「いや、まだ決めてはいないが、しいて言えば運動系がいいと思っている。」
そっか、そうだよね~、俺たち桜町小男子は体力バカだもんね~。”取り敢えず走れ、難しい事はぶっ倒れてから考えろ!”がモットーだもんね。
みっちゃんとくみちゃんは何か考えてるの?
男子とお知り合いに成れる部活?流石野獣、ぶれないね~。
それじゃ、さっさと向かいますかね。
「新入生のみんな、改めて入学おめでとう。着慣れない制服で、まだ緊張しているかな?
この学校は大まかに佐久間東小学校、佐久間西小学校、桜町小学校の三校から集まった生徒で構成されている。初めて見る顔ぶれも多いんじゃないかな?
知らない人と仲良くなるのは難しいと思う。でもそこは勇気を出して声を掛けてほしい。クラスメートでもいい、部活の先輩でもいい。多くの新しい出会いを作って、中学校生活をより楽しいものにして欲しい。
これは生徒会長としてだけでなく、一人の先輩としてのお願いだ。
俺でよかったら石川先輩って気軽に声を掛けてくれ。
この後は部活動紹介になる。じっくり選んで悔いのない様、楽しんでくれ。」
洋一君ちゃんと生徒会長してるじゃん、凄い意外。もっとお茶らけてると思ったら、頼もしい先輩やってるじゃありませんか。立場が人を育てるって本当なんだな~。
「私たち文芸部は”ひろし様”を題材にした作品を数多く執筆しています。活動の主な内容は…」
「私たちダンス同好会は、”ひろし様”が歌われた魂の曲「君と二人で」をアレンジしたオリジナルダンスを…」
「私たち演劇部はかの伝説の舞台、”ひろし様”主演「幸福の王子様」を完全再現。今ここに蘇るあの感動…」
「軽音部だ、お前たちもあたしと一緒に「君と二人で」を熱唱しようぜ!うちらの活動場所は…」
ねえ、木村君。どこか入りたい部活とかってあった?
「うむ、まだこれと言ったピンと来るものは無いが、一つだけ決めた事がある。
”ひろし様”信者の巣窟は、嫌だ!!」
ですよね~。
「先生、おはようございます。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした。」
「あぁ、佐々木君は生徒会室に呼ばれていたんでしたね、聞いていますよ。
ではこれでHRを終わります。この後は体育館で全校集会、引き続き新入生歓迎会と部活動紹介があります。各自時間に遅れないように移動してください。」
”は~い”
何と部活動紹介ですか、小学校の頃は部活なんか無かったからな。しいて言えば”全学年男子鬼ごっこ部”って言った感じだったけど。
学生生活と言えば部活、先輩と後輩の淡い恋。うん、いいかもしれない。
英雄君は部活動するの、もう決めてる?
「いや、まだ決めてはいないが、しいて言えば運動系がいいと思っている。」
そっか、そうだよね~、俺たち桜町小男子は体力バカだもんね~。”取り敢えず走れ、難しい事はぶっ倒れてから考えろ!”がモットーだもんね。
みっちゃんとくみちゃんは何か考えてるの?
男子とお知り合いに成れる部活?流石野獣、ぶれないね~。
それじゃ、さっさと向かいますかね。
「新入生のみんな、改めて入学おめでとう。着慣れない制服で、まだ緊張しているかな?
この学校は大まかに佐久間東小学校、佐久間西小学校、桜町小学校の三校から集まった生徒で構成されている。初めて見る顔ぶれも多いんじゃないかな?
知らない人と仲良くなるのは難しいと思う。でもそこは勇気を出して声を掛けてほしい。クラスメートでもいい、部活の先輩でもいい。多くの新しい出会いを作って、中学校生活をより楽しいものにして欲しい。
これは生徒会長としてだけでなく、一人の先輩としてのお願いだ。
俺でよかったら石川先輩って気軽に声を掛けてくれ。
この後は部活動紹介になる。じっくり選んで悔いのない様、楽しんでくれ。」
洋一君ちゃんと生徒会長してるじゃん、凄い意外。もっとお茶らけてると思ったら、頼もしい先輩やってるじゃありませんか。立場が人を育てるって本当なんだな~。
「私たち文芸部は”ひろし様”を題材にした作品を数多く執筆しています。活動の主な内容は…」
「私たちダンス同好会は、”ひろし様”が歌われた魂の曲「君と二人で」をアレンジしたオリジナルダンスを…」
「私たち演劇部はかの伝説の舞台、”ひろし様”主演「幸福の王子様」を完全再現。今ここに蘇るあの感動…」
「軽音部だ、お前たちもあたしと一緒に「君と二人で」を熱唱しようぜ!うちらの活動場所は…」
ねえ、木村君。どこか入りたい部活とかってあった?
「うむ、まだこれと言ったピンと来るものは無いが、一つだけ決めた事がある。
”ひろし様”信者の巣窟は、嫌だ!!」
ですよね~。
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