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第二章 中二病には罹りません ー中学校ー
第63話 これが本物の『俺様系わがまま男子』か (2)
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「大体だ、教師も教師だ!
クラス全体を見てみろ、男子が何人いる、僅か五名だぞ、五名!
だったらそちらを優先するのが当然の配慮だろ。
他の女どもの自己紹介?
そんなものは後でプリントを配っておけば十分だろう!
それをいちいち全員の自己紹介?非効率にもほどがある。
教育実習生からやり直した方がいいんじゃないか?
もっと実績のある教師は呼べなかったのか!
おい他の男ども、校長に直談判に行くぞ、俺に続け!」
えっと、何あいつ?
いや俺の自己紹介は?
もういいの?俺、席座っちゃうよ?
う~ん、良いみたいだから座るね。
それでさっきの不審者は、”ガラッ、バンッ“って本当に出て行っちゃったよ~。
え、先生あれどうするの、さっきから頭抱えているところ悪いんだけど?
あ~、黙っちゃったよ~。先生涙目だよ~。
木村君木村君、この状況どうしたらいいと思う?
って木村君どうした、いきなり頭抱えて。
え、小学校の頃の自分を思い出して恥ずかしくて居た堪れない?
あの頃は今のアレより酷かった!?嘘でしょう!
さっきのちゃんと見てた?完全におかしい人よ、悪質クレーマーのソレよ、人間として終わっているレベルよ。
え、それ以上言わないでくれ、死にたくなってきたって大丈夫?
あぁ、うん、理解した。
いわゆる黒歴史って奴ね、自分の超絶恥ずかしい過去を目の前で再現されたと。
それはきついね、うん。
ねえねえ、ちょっと聞きたいんだけどさ?
あ、俺佐々木ね、隣の席のよしみで今後ともよろしく。
んでさ、さっきの”あいつ”ってば何?
そう、あのマフィアの幹部みたいな奴。
”ブホッ”
ん?なんか周りの奴、肩震わせてるんだけど?まあいいや、であれって何?
ほうほう、佐久間西小の通称”ビック・ジョー”。
何その阿保みたいな呼び名。
大塚丈一郎だからビック・ジョーだと。しかも自称、本人が気に入ってそう呼べと言っている?
は~?
阿保なの?頭おかしいの?いやおかしいからこんな行動に出れるのか。
え、佐久間東にはもっとすごいのがいた?嘘でしょう?
世の中の”俺様系わがまま男子”ならこんなもの?むしろ当たり前?
いやいやいやいやいや、ありえないって。
え~、何でみんな頷いてるの?
う~ん気になる。
「先生すみません、ちょっとよろしいでしょうか?」
「あ、えっと佐々木君ね、どうしたのかしら?」
「あの、クラスのみんなに聞いてみたいことが有ってですね、どうしても気になるんです。自己紹介も中途半端でしたし、申し訳ないんですけど、質問してもいいですか?」
「えっと、まあそうね。一つだけならいいかしら?」
「ありがとうございます。
ではクラスの皆さんに質問です。
”俺様系わがまま男子”的に”アレ”って普通なの?」
俺はさっきビック・ジョー(笑)が出て行った扉を指差して聞いた。
クラス全体を見てみろ、男子が何人いる、僅か五名だぞ、五名!
だったらそちらを優先するのが当然の配慮だろ。
他の女どもの自己紹介?
そんなものは後でプリントを配っておけば十分だろう!
それをいちいち全員の自己紹介?非効率にもほどがある。
教育実習生からやり直した方がいいんじゃないか?
もっと実績のある教師は呼べなかったのか!
おい他の男ども、校長に直談判に行くぞ、俺に続け!」
えっと、何あいつ?
いや俺の自己紹介は?
もういいの?俺、席座っちゃうよ?
う~ん、良いみたいだから座るね。
それでさっきの不審者は、”ガラッ、バンッ“って本当に出て行っちゃったよ~。
え、先生あれどうするの、さっきから頭抱えているところ悪いんだけど?
あ~、黙っちゃったよ~。先生涙目だよ~。
木村君木村君、この状況どうしたらいいと思う?
って木村君どうした、いきなり頭抱えて。
え、小学校の頃の自分を思い出して恥ずかしくて居た堪れない?
あの頃は今のアレより酷かった!?嘘でしょう!
さっきのちゃんと見てた?完全におかしい人よ、悪質クレーマーのソレよ、人間として終わっているレベルよ。
え、それ以上言わないでくれ、死にたくなってきたって大丈夫?
あぁ、うん、理解した。
いわゆる黒歴史って奴ね、自分の超絶恥ずかしい過去を目の前で再現されたと。
それはきついね、うん。
ねえねえ、ちょっと聞きたいんだけどさ?
あ、俺佐々木ね、隣の席のよしみで今後ともよろしく。
んでさ、さっきの”あいつ”ってば何?
そう、あのマフィアの幹部みたいな奴。
”ブホッ”
ん?なんか周りの奴、肩震わせてるんだけど?まあいいや、であれって何?
ほうほう、佐久間西小の通称”ビック・ジョー”。
何その阿保みたいな呼び名。
大塚丈一郎だからビック・ジョーだと。しかも自称、本人が気に入ってそう呼べと言っている?
は~?
阿保なの?頭おかしいの?いやおかしいからこんな行動に出れるのか。
え、佐久間東にはもっとすごいのがいた?嘘でしょう?
世の中の”俺様系わがまま男子”ならこんなもの?むしろ当たり前?
いやいやいやいやいや、ありえないって。
え~、何でみんな頷いてるの?
う~ん気になる。
「先生すみません、ちょっとよろしいでしょうか?」
「あ、えっと佐々木君ね、どうしたのかしら?」
「あの、クラスのみんなに聞いてみたいことが有ってですね、どうしても気になるんです。自己紹介も中途半端でしたし、申し訳ないんですけど、質問してもいいですか?」
「えっと、まあそうね。一つだけならいいかしら?」
「ありがとうございます。
ではクラスの皆さんに質問です。
”俺様系わがまま男子”的に”アレ”って普通なの?」
俺はさっきビック・ジョー(笑)が出て行った扉を指差して聞いた。
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