転生勇者の三軒隣んちの俺

@aozora

文字の大きさ
上 下
6 / 48
こんにちは、転生勇者様

第6話 転生勇者、修行する

しおりを挟む
「おはようございます!」
村の朝は早い。朝飯前と言う言葉があるが、村人は早朝そうちょう日が昇る前には起き出して薄明かりの中畑に出掛け、草むしりや農作物の手入れ、畑周辺の状態管理等を行う。田舎暮らしは街の人間が考えるよりも遥かにやることが多いのだ。
だがそれはある程度の村での話し、ここ辺境では更に魔物や野生動物への警戒が加わる。忙しい、危険、娯楽がない。村の若者が刺激を求め都会に出て行ってしまうのは致し方がない事なのだろう。
そんな若者達が都会に出て行ってもやって行ける様に、道中魔物に襲われて儚く散る事がないように。その祈りにも似た思いは、“村の安全の為”と言う大義名分を付け加える形でとある事業へと昇華した。
元冒険者の招聘である。怪我や加齢等様々な理由で第一線を退いた元冒険者達は、冒険者ギルドの斡旋や現役時代のつてによりこうした辺境などで指導者として余生を送る者も少なくないのだ。そしてこの辺境の村でも一人の元冒険者が長年村の若者達の行く末を応援し続けて来ていた。

「おぉ、トーマスさんにジェイク君ではないか。こんなに朝早くからどうしたのかな?」
朝の畑仕事を終え、日課の鍛練を行う筋骨隆々の老人、村の守護神元冒険者のボビー師匠。そのまま現役でも通用しそうな覇気を纏う彼であるが、それでも歳には勝てないと言うのだから冒険者と言う仕事がどれ程過酷なものなのかが伺い知れるだろう。

「やぁボビーさん、昨日はお疲れ様でした。今日伺ったのはうちのジェイクの事でして。さ、ジェイク。自分から話してご覧。」
トーマスはボビー師匠に軽く挨拶をすると、後ろに控えていた息子ジェイクに話しを促した。
ジェイクは手に貰ったばかりの宝剣(木刀)を携え、ボビー老人の目を真っ直ぐに見詰めハッキリと宣言した。

「ボビーお爺さん、いえ、ボビー師匠!僕に剣を教えてください!僕は最強の勇者になるんです!」
力強い声音、その言葉にボビー老人は少年の父トーマスの顔を見やる。“もしかしてジェイク君はアレなのか?”と。視線を向けられたトーマスはゆっくりと頷いた。そして生暖かい視線を息子ジェイクに向けるのだった。

「ワシの修行は厳しいぞ、決して投げ出さないと誓えるかな?」

「はい、決して投げ出しません!」

「修行内容は地味な作業の繰り返し、必殺技の様な派手なものはないが、それでも良いのか?」

「元より覚悟の上、この身に宿ってこその剣技、生き抜いてこその武術、そこに虚栄は必要ありません!」
ボビー老人は思った、“こやつ、真性だ”と。
子供の頃に罹る勇者病には大まかに分けて二種類の症状があると言われている。物語や噂話しの冒険譚に憧れ、派手な技を出し大活躍する全能の自分を夢想する“お花畑思考”と、強い自分を夢見て日夜鍛練を行う事でいずれ至るであろう最強の姿を幻視する“俺様最強思考”。
前者は挫折しやすく飽きやすい。ちょっとした訓練でもすぐに弱音を吐くが、変に自尊心ばかりが高く扱いが難しい。
後者はひたすらに自分を追い込みやすく、痛みや苦しみを自身が強くなっている証拠と勘違いし誤った鍛練により成長を阻害してしまう危険性がある。ただし弱音は吐かず言われた事は黙々とこなすため、指導者の導き次第では大きく化ける可能性がある。
それらの特徴から、前者を“仮性”、後者を“真性”と呼んだりする。
ジェイク君の症状は紛れもなく真性のそれ。スライムを強敵と呼んだり“敵と書いて友と読む”的発言を行うのはその典型的症状である。因みにケビン君の父ヘンリーは完全な真性であった事をここに明記しておこう。トーマス曰く、“奴の黒歴史は最高だ”だそうである。

「うむ、良い目だ。決意は本物の様だな。では今日より鍛練に加わりなさい。だがまだまだ身体が出来上がっていない内からその木刀を振っていては変な癖がついてしまうな。その剣は今は封印だ。今は雌伏の時、いずれその力を発揮する時が来る、その時まではワシが用意する鍛練用の木刀を使う様に、よいな?」

「はい、ありがとうございます、ボビー師匠!」
元気よく返事を返すジェイク君。“勇者病”の子供にはいかにもな台詞を使う必要がある為、師匠役はかなり恥ずかしい。二人の様子を伺うトーマスは肩をプルプル震わせ崩壊しそうな腹筋を必死に堪えていた。
ボビー老人はトーマスの奴に後で絶対酒を奢らさせると固く決心するのだった。

「ジェイク君、その調子。昨日より格段に振りが良くなっているよ。飲み込みが早いんだね。」
そう誉めてくれる兄弟子(ジミー君)に気を良くするジェイク。ジェイクは早速ボビー師匠から渡された木刀を振るいその握り心地を確めた際、あることに気が付いた。“昨日の得物(木の枝)よりも遥かに扱いやすい”と。そして何度か木刀で素振りをする中で、自分の中から振り方に違和感を感じる様になっていった。それはまるで剣術の指導をされているかの様な感覚。その違和感に気が付いたジェイクはあえて鍛練場の端に落ちている手頃な木の枝を拾い振ってみる。しかしてその振りは昨日のものと何ら変わらない。この違いは一体何なのか?
そこでハッと思い出す。昨日初めて見た自身のステータス、そのスキル欄に記載された自身のスキル、剣術の存在を。もしかして木の枝は剣術スキルの補正対象外って事?木刀は剣の扱いだからスキル補正が働いたとか?

「どうしたのジェイク君、大丈夫?」
“何てこったい”初めて気が付くスキルの真実に、両手両膝を地面に付いてガックリ項垂れるジェイクなのでありました。


――――――――――

昨夜のホーンラビット、最高でございました。しかもですよ、これからあのお肉様が定期的に頂ける、どう考えても天国でございます。マジでこの世界、いや、この村のお肉事情は悲惨だからな~。
世の中には冒険者が沢山おられる城壁都市と言う所がございまして、そこでは日々魔物退治に活躍される冒険者の方々のお陰でお肉様が潤沢に流通しているとか。そこでは魔物肉ばかりか豊富な魔物素材のお陰で経済が活性化、様々な商品が流通し珍しい香辛料や調味料の数々、多種多様な魔道具なるものも有るとか(元冒険者のお爺さん情報)。そこに比べたら我が村の食糧事情はねぇ。
でもそんな都市は魔物よりも人間の方が怖いとか何とか。うん、人酔いしそうだし田舎者丸出しの俺なんかその日の内に貧民街行きだね、絶対に行きたくありません。
そんな辺境の村生活においていかにたんぱく質を確保するのかは第一級課題であったんですが、それが解消されそうと言う事態は歓迎以外の何者でもありません。
一応自分なりに解決策は模索していたんですよ?この村でいかに安全にタンパク源を確保するのか。そのアイデアは元冒険者のお爺さんからもたらされたんですが、これがね~。
お爺さん曰く、“登録したての初級冒険者は基本貧乏である。その為干し肉の変わりに乾燥させたビッグワームを持ち歩いている”と。ビッグワーム、ようは蛇みたいな極太のミミズである。こいつらは森の落ち葉の下なんかにいる魔物、条件次第では大人の腕くらいに太く大きくなることもあるらしいが基本無害。スライムと同じ森のお掃除屋さんである。冒険者達が森で魔物退治をしても森が死体だらけにならないのはこのビッグワームとスライムのお陰、この世界の下支えをしてくれる有りがたい存在である。
で、こいつらの肉は基本臭い。耐えられない程ではないけどクサヤの干物と同等と言えば分かる人には分かるだろう。食材としてはあまり好まれるモノではない。元冒険者のお爺さんはたまに昔を懐かしんで酒の肴に食べているらしいけど。
まぁこいつらがなんで臭いのかはその食性に原因がありそうなんだけどね。スライムと一緒で本当に何でも食べるから。生きてるモノに襲い掛かることはないけど魔物の死体なんかはある程度腐り始めたら劇マズで知られるゴブリンであっても食べちゃうと言う優秀さ。このゴブリンと言う魔物も自らの身体を劇マズにすることで他の魔物に襲われない様に進化した不思議生物である。使用用途は畑の周りに撒いて猪避けにするくらいしかないと言う臭い、不味い、利用価値がないと言う冒険者にとっては最悪の魔物である。
話しは逸れたがそんな悪食故の不味さなら餌を変えてみたら味が変わるんではないだろうかと思いましてね、色々試して見たんですよ。父親に頼んで桶をゲット、そこに土と餌となるものを投入して一週間ほど様子を見ると言うシンプルなもの。様々な簡単に手に入りやすいもので試した結果、今のところ薬草が一番ましかと。まだまだ臭みは残るものの、食べれるレベルにはなってきたかな?ってくらい。
ホーンラビットのお肉様が手に入る今、既に必要のない研究ではあるんですが、世の中何があるのか分かりませんからね。本日から始めるのは昨日手に入れましたスライムのご遺体でございます。発想はドジョウの泥抜き、あれも水を何度も替えて泥を吐かせるんだよな~。ミミズはそんなことをしたら死んじゃうのでほぼ水分のスライムさんを食して頂いて臭みを取れないものかと。
暫くビッグワーム(デカミミズ)から目が離せませんな~。

そんな未来の為の肉活をしているとシュンとした顔のエミリーちゃんを発見、お~い、エミリーちゃんどうしたの?

「う、ケビンお兄ちゃん、ウエエエエン。」
俺の顔を見るなり行き成り泣き出す幼女、俺何も悪さしてませんからね?ミミズを弄ってるだろう?彼らは桶の中で大人しくしてますから、姿は見えませんから!
なんとか宥めて話しを聞くと、どうやら一昨日の件でジェイク君に謝りたい事があったらしい。あの木登りジェイク君、実は木の上に引っ掛かっていたエミリーちゃんのハンカチを取るために頑張ったらしい。

「あのね、干してあったエミリーのハンカチを鳥さんが持っていっちゃって、ジェイク君が追い掛けて石を投げたんだけどその時鳥さんが木の枝に落としちゃって、ジェイク君が俺に任せろって。そうしたらあんな事になっちゃって、エミリーすぐに謝ろうと思ったんだけど昨日ジェイク君が来た時にどうしていいのか分からなくなっちゃって、顔が見れなくて謝れなかったの。だから今日こそは謝ろうとしたんだけどジェイク君いなくって。」
そう言いまたシュンとした顔になるエミリーちゃん。うーん、多分ジェイク君、ボビーお爺さんの所にいると思うんだけど、剣術の修行中とか言って話しを聞かないと思うんだよね。どうしたもんか。

「えっ、ジェイク君ボビーお爺さんの所で剣術の練習を始めたの?それじゃこれから遊んで貰えないの?」
再び目に涙を溜め泣きそうになるエミリーちゃん。落ち着いて、冷静になろう。はい息を吸って~、吐いて~、吸って~、吐いて~。
で、エミリーちゃんはジェイク君と一緒に居たいんだよね?それは別にエミリーちゃんのやりたい事じゃなくても大丈夫かな?
俺の問いにコクリと頷くエミリーちゃん。
だったらミランダお母さんにお願いしてエミリーちゃんもボビーお爺さんの所で剣術の練習をしたらどうかな?どのみち十歳になったらやるんだから、みんなと一緒にいたいって理由でも教えてくれると思うよ?
そう言うとパッと笑顔を浮かべるエミリーちゃん。
「ケビンお兄ちゃんありがとー!」
そう言葉を残し元気に走り出すエミリーちゃんなのでありました。
六歳にして剣術にのめり込む児童が三人、果たして彼らの未来はいかに。そんな事より今はお肉様の未来の為に研究だ~。
自分の欲望に一直線、常に我が道を行くケビン君なのでありました。
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

S級騎士の俺が精鋭部隊の隊長に任命されたが、部下がみんな年上のS級女騎士だった

ミズノみすぎ
ファンタジー
「黒騎士ゼクード・フォルス。君を竜狩り精鋭部隊【ドラゴンキラー隊】の隊長に任命する」  15歳の春。  念願のS級騎士になった俺は、いきなり国王様からそんな命令を下された。 「隊長とか面倒くさいんですけど」  S級騎士はモテるって聞いたからなったけど、隊長とかそんな重いポジションは…… 「部下は美女揃いだぞ?」 「やらせていただきます!」  こうして俺は仕方なく隊長となった。  渡された部隊名簿を見ると隊員は俺を含めた女騎士3人の計4人構成となっていた。  女騎士二人は17歳。  もう一人の女騎士は19歳(俺の担任の先生)。   「あの……みんな年上なんですが」 「だが美人揃いだぞ?」 「がんばります!」  とは言ったものの。  俺のような若輩者の部下にされて、彼女たちに文句はないのだろうか?  と思っていた翌日の朝。  実家の玄関を部下となる女騎士が叩いてきた! ★のマークがついた話数にはイラストや4コマなどが後書きに記載されています。 ※2023年11月25日に書籍が発売!  イラストレーターはiltusa先生です! ※コミカライズも進行中!

勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス

R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。 そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。 最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。 そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。 ※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない

亮亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。 不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。 そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。 帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。 そして邂逅する謎の組織。 萌の物語が始まる。

性的に襲われそうだったので、男であることを隠していたのに、女性の本能か男であることがバレたんですが。

狼狼3
ファンタジー
男女比1:1000という男が極端に少ない魔物や魔法のある異世界に、彼は転生してしまう。 街中を歩くのは女性、女性、女性、女性。街中を歩く男は滅多に居ない。森へ冒険に行こうとしても、襲われるのは魔物ではなく女性。女性は男が居ないか、いつも目を光らせている。 彼はそんな世界な為、男であることを隠して女として生きる。(フラグ)

テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】

永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。 転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。 こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり 授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。 ◇ ◇ ◇ 本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。 序盤は1話あたりの文字数が少なめですが 全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

処理中です...