天乃ジャック先生は放課後あやかしポリス

純鈍

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第3話 天邪鬼

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天邪鬼あまのじゃく

 先生の瞳が得意げにキラッと光った気がした。天邪鬼といえば、図書館の妖怪図鑑で読んだことがある。人の心を読んだり、人の心を惑わせたりするあやかしだ。

「天邪鬼、あ、それで天乃ジャックなんですか? え、ということは別に本当の名前があるんですか?」
「ああ、教えないがな」
「ですね」

 先生に合わせるようにそう言ったのは透キヨさんだ。

「もしかして、透キヨさんにも別の名前があるんですか?」

 そう尋ねたのに「ふふーん」という感じで流されてしまった。うらやましい。僕も二人に秘密に出来る何かが欲しいと思った。
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