革命解戦

オワタりゅうのすけ

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呪の発言で料理をしていた手が止まる。

『…それって本当?』
「もちろん!他のことでもいいよ?大金持ちになりたいとか~、一生モテていたいとか、な~~~んでもいいよ☆」
『………………いや、あの夢を見ないようになりたい。』
「あれでいいの?」
『いい。もう二度とあんな思いはしたく無い。』

今の会話でも過去の光景がフラッシュバックして震えと汗が止まらない。それほどトラウマになっていることを改めて実感する。

「オッケ~~~☆願いも聞いたことだし朝食が終わったらあるもの渡すからね~。あ、焦げてる。」
『……え!あわわ………!』

すこし焦げてしまったが朝食を完成させ食べている間、呪に横からご飯を少しつまみ食いされる妨害されながらもご飯を完食させ、使った食器た料理道具を洗ってから外に出る準備をする。

「あれ?どっか出かけるの??」
『明日は高校の入学式だし。それに入学式の後にテストもあるみたいだからいろいろと揃えておきたいなって。後暇だから』

準備を終えて家を出る。行先は最寄りのショッピングモールへ向かう。その途中でふと思いつき呪に声をかける。

『そういえば渡したいものがあるって言ってたけど…もしかして忘れてる?』
「あ!確かんのんなことあったね~~わっすれてた☆」
『だったら今渡してよ。まだ目的の場所までは遠いし、それに”夢”のことについてもいろいろと気になるところとかあるし………………』
「そのことについては分かったけど~…………あんまり外でボクちゃんと話さない方がいいよ~☆」
『どうして?』
「よ~~~~く周りを見てごらん☆」

言われた通りに辺りを見ると近所のおばさんたちが何やらこそこそと話している。

「ボクちゃんは君以外の人間からは見えていないから今無罪ちゃんは虚無に向かって話しているクレイジーな人って思われてるだろうねー☆」
『ちょっと!!もっと早く言ってよ!!!』
「いや~~ゴメンゴメン☆このこと知ったらどんな反応するかなーって思ってさ☆案の定いい反応するね!」
『………………………( #^ω^)』

後で家に帰ったら殴ってやろうかと思ったけどさすがにこんなことしたら名前のこともあって呪われそうだから、怒りは心の中にしまっておくっことにした。なにも会話をしないまま歩いてきて何事もなく目的の場所まで来ることが出来た。中に入ると休日なこともあって賑わっており特に子連れが多いように見て感じた。

「こっからどこに行って何買うの?」
『高校は言ってから塾に行かなくなるから勉強が置いて行かれないように参考書とか後文房具、それに荷物がいろいろと増えるから整理できそうな簡易的な棚と仕切りが欲しいから。まずは本屋からかな。』

本屋は二階の一番左奥にある。エスカレーターに乗って二階へ行きいろんな店を眺めながら本屋にたどり着く。これから通うところはいわゆる難関校でもあり、地位の高い人が通う高等教育機関でもある。そのため一度でも勉強でおいてかれると即退学までとはいかないが一定基準の成績をとらないとすぐに切り捨てられてしまう。今まで努力して行きたかったところに通えることになったのだから最後まで頑張りたい。ある程度買う参考書を選べたのでレジへ向かい会計を済ませる。

『欲しいものは買えた。でも昼にするには早い気もするけど………………』
「ねぇねぇ!ボクちゃんあそこ行きたい!」

そういって指をさした方向にはゲームセンターがあった。個人的には早く用事を終わらせてからすぐに家に帰って勉強がしたい。復習をしっかりとして明日のテストに臨みたいからだ。

『えーっと………遊ぶのはちょっと………………。』
「いいじゃんいいじゃん!ほら行くよ~~」

あのままほっといて昼までの時間をどうしようと思いながら呪とは反対方向に歩いていこうとすると体が勝手にゲームセンターの方へ引っ張られていく。

『?!え!!ちょっとちょっと!』
「少しぐらいなら大丈夫☆」

そう言われて強制的にゲームセンターに連れていかれた。
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