革命解戦

オワタりゅうのすけ

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会議の始まり

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「ま、会議っといっても時間も時間だし今回は顔合わせだけでいっか!もしかしたら呪からいろいろ聞いたかもしれないけど一応自己紹介してもらおっか、お願いできる?」
『う、うん。私の名前は夢廻無罪といいます。よろしくお願いします。』

私はそういって頭を下げる。すると会議室に入ってきたときにエルラドちゃんを抱っこしていたヒト(?)が手を挙げる。

「では、私から時計回りに自己紹介をしていきましょう。時間がないようなので手短に、私はキー・ロックといいます。どうぞよろしくお願い致します。」
『えぁ、こ…こちらこそ』

そこからどんどん自己紹介が続いていく。

「じゃあ次はあたし!あたしの名前はね、メープっていうんだよ。これからよろしくね♪」
「………………………………バナン」
「ぼくは、イなイいナい。異人さん!よろしくね!」
「おれは、バあ。異人さん。よろしくしない。」
「あたぢ、エルラド。お”姉ぢゃんざっきはごめ”んなざい。」
『謝らなくても大丈夫だよ。もう怒っていないから』
「天使ちゃん!もしかして楽しいことしていたの?いいな、次ばぼくもまぜてよ!」
「エルラド。もしかして悪いことしていたな?よくない、次は誘わないで。」

エルラドちゃんと同じくらいの双子の少年は少し不気味だ。どっちが弟か兄かわからないけど、性格が明るい方はとても友好的に見えるが、冷静でどこか残忍そうな性格をしていそうな方は敵対的だ。

「異人さん!こっちがおとうと!」
「異人さん。あっちがあにき。」
『??』
「えぇっとね、顔に装飾品がないのが弟くんの方であるのがお兄ちゃんの方だよ。」

表情に出ていたのか双子の見分け方がわからなかった私にメープさんは優しく教えてくれた。確かに双子には着ている服などが完全に一致しているが、唯一違う点がある。メープさんが教えてくれたように顔に人間の手を模したオブジェクトをつけているかどうかしか見分け方がない。

「そういえばそろそろ帰る時間だよ無罪ちゃん。」

と、りゅうのすけが声をかけてくる。帰るとはいってもどうやって帰るのだろう。

「帰り方についてはある程度見当がついてる。早速それを試してみてダメだったら………まぁ何とかする!!」

そうはいっても彼女と出会う前にいくつか試したことがあるが、どれもうまくいかなかった。

『何回かいろんな方法を試したことがあるけど、死ぬ以外では帰ることが出来なかったよ』
「あの場所ではできなかったとしても環境が変わればまた変わって来るんじゃない?だったら物は試し!さっそく無罪ちゃん用の部屋にいこ!あ、そうだ!僕の隣の空き部屋は無罪ちゃん用になったから覚えておいてね!」
「はい、わかりました。くれぐれも失礼の無いようにお願いします。」
「へいへい、わかってますよ。」

りゅうのすけに引っ張られて私たちは会議室を後にした。
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